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いらない物をたくさん買ってしまう習慣を改めるには、買い物以外の活動で時間と心を満たすのが有効です。
今回は、長年、ショッピングに使っていた時間とエネルギーを使ってできる、もっと生産的で、収入に結びつきそうな活動を7つ紹介します。
0.すでに紹介した活動
去年の春、すでに買い物する代わりにするとよさそうなことを7つ紹介しています。
この記事で紹介した7つは
1)買いすぎたものをひたすら消費する
2)読書
3)こわれているものを修理する
4)語学
5)外出(自然とふれあう)
6)所持品の在庫しらべ
7)やりたいことを書き出す
以上ですが、このうちの、1)、3)、6)は、すでに自分が持っているものを使うことにつながる活動なので、地味に節約に役立ちます。
さらに、ほかの活動も、それをすることで、気持ちが整ったり、心が豊かになったりするので、衝動買い防止に役立ちます。
1.ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)を調べる
ニーズは、生きるためにどうしても必要なもので、ウォンツはそれ以外のものです。
無駄遣いは、ウォンツにお金を使いすぎていることですから、ニーズとウォンツを意識しながら買い物すると、節約できます。
詳しくは以下の2つの記事を読んでください。
ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること
ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)に敏感になる:知らないうちにお金が貯まる行動案(その6)
ニーズとウォンツをリストアップしたら、今、自分はどのぐらいウォンツを買っているか考えてください。
そして、今後の買い物プランを立てましょう。
2.予算をアップデート
すでに予算を作っている人は、現状に合わせて見直しをし、アップデートします。
予算など何も立てたことがない人は、簡単なものでいいので、1度立ててみてください。
予算の立て方をざっくり書くと、
ステップ1:収入を把握する
すべての収入源をリストアップして、入ってくるお金を計算。月ごとにだいたいいくら収入があるのか調べます。
ステップ2:支出の把握
毎月何にどのぐらい使っているか支出を調べます。このとき、ざっくりカテゴリー分けをします。
ステップ3:実際に予算を立てる
各カテゴリーごとに予算を立てるのが一般的なやり方ですが、はじめて予算を立てるときは、全カテゴリーについてきっちり立てようとしないほうがいいでしょう。
挫折します。
外食費、趣味費、洋服代など、特に無駄にお金を使っているカテゴリー1つだけについて、予算を作ることから始めてください。
参考記事⇒経済観念のない人がお金を貯められる人になる8つのステップ
ステップ4:予算にそってお金を使う
予算を意識しながらお金を使います。予算内に収めるための工夫もする必要があります。
ステップ5:トラッキングと調整
日々の買い物状況のデータをとり、予算と実際の支出を比較します。予算がすごく余ったり、逆に、ものすごくオーバーしたときは、その原因を考えて、必要なら予算を立て直します。
3.お金を貯めるゴールを考える
もし、貯金したいと思っているなら、何のために貯金するのか具体的なゴールを考えておくと、目標を達成しやすくなります。
具体的な目標金額は、予算を立てる動機づけにもなりますね。
目標は、短期、中期、長期で考えるといいでしょう。たとえば、
短期:緊急用のお金、長期休みに行く旅行、特定の家具や家電の購入。
緊急用のお金は、英語で、emergency fund (緊急時の資金)と呼ばれるもので、万が一の事態に備えて取り置いておくお金です。
失業したり、病気になって働けなくなったり、家の一部を修理するはめになったり、そういう予測できない災難に備えます。
エマージェンシーファンドは給料の6ヶ月分、または、現在の月の生活費の6ヶ月分ぐらいがいいでしょう。
中期:住宅ローンの頭金(家を買いたいなら)、車の購入、子供の教育資金(子供が小さい場合は、長期目標になります)。
長期:定年退職後の生活費
目標は人によって違うので、自分らしい目標を立ててください。
4.節約系のポッドキャストを聞く
お金に対する考え方や、節約法がテーマのポッドキャストを聞きます。
もちろんこういう情報はYouTubeやInstagramでも得られます。
しかし、YouTubeは、エンタメ性が強いので、見ているだけで、お金を貯める行動をしている気分になって、実際は、自分は何もせず、ただ毎日、だらだらと見続ける可能性があります。
Instagramは、お金を貯めることとは、関係のない写真や投稿(広告とか)も流れてくるので、逆にお金を使ってしまうかもしれません。
そのため、今回は、あえて、耳だけで情報を取得するポッドキャストをおすすめしました。
私も、毎日ポッドキャストを聞いていますが、移動中などちょっとしたすきま時間に聞くことができるし、視覚情報がないから、かえって集中できます。
視覚情報は、たいてい刺激が過剰で、時に、気が散ったり、ストレスを感じたりしますよね? 私だけでしょうか。
YouTubeで、節約やミニマルライフがテーマのチャンネルを見ると、たぶん、みんなすごく極端なことをやってみせていると思います。
見てわかりやすいものは、表面的なノウハウになりがちです。
無駄遣いをやめてお金を貯めていくためには、基本的なことを深く理解し、腑に落とす必要があるので、まずは、音だけのポッドキャストをおすすめします。
5.仕事して収入を得る
これまで買い物に費やしていた時間と体力を使って仕事をして収入を得ます。
方法は3つあります。副業(パート・アルバイト)、フルタイムの仕事、起業です。
フルタイムの仕事につくと、かえってお金が出ていくという人がいます。
たとえば、交通費、衣服代、子供の保育代、時間がないから外食や惣菜を買うお金、人付き合いに使うお金、税金・社会保険料、仕事のストレスの発散代など。
ですが、フルタイムの仕事についたら、ふつうは、入ってくるお金より出ていくお金のほうが少ないので、家計全体としてはプラスになると思います。
もちろん、副業でもかまいません。今は、自宅で、インターネットを使ってするアルバイトがたくさんあるので、気軽に始められるでしゅお。
好みや生活環境に合わせた働き方をしてください。
6.食品ロスを減らす
日々の食品のロスをできるだけ減らす活動をして、食費を節約します。
やり方は、以前紹介したTEDトークが参考になります。
食品の無駄を出さない取り組みは、節約のレシピである(TED)
食品ロス(捨ててしまう食べ物)を減らすためにできること(TED)
食品ロスの削減は、真剣にやってみると、けっこうエネルギーを要すると思います。
私たちは、毎日食事をしているから、日々食べるものや食べ方を見直すことから始めなければなりません。
何をどこで買うか考えたり、残りものをうまく消費できる献立を考えたり。
食品ロスを出さないようにすると、自炊の度合いがあがるので、この点でも節約できるでしょう。
食べることや、料理をすることが好きな人におすすめのプロジェクトです。
7.不用品を売る
最後は、今週いくつか記事でふれましたが、不用品を売るプロジェクトです。
不用品を売るのは、時間と手間がかかるので、こちらに注力すると、買い物するエネルギーが残らないと思います。
メルカリを使うときは、売上の換金をおすすめします。メルカリでの購入に使えるポイントという形でもつと、また物を買ってしまうからです。
7番のプロジェクトは、あくまでも不用品を売って、収入を得るのが目的で、さらなる無駄遣いにはつなげないでください。
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今日は、買い物に使っていたリソースを使ってする別の活動で、収入増や節約につながることを紹介しました。
どれも、やりがいがあると思います。
1度にたくさんのことに手を出すと失敗するので、何か1つ、興味のあることを早速始めてください。