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読者からのお便り紹介コーナーです。今回はこの夏いただいたお便りの中から、「断捨離をしていたら、こんないいことがあった!」と断捨離の効果を教えてくださったものを4通集めました。
内容は以下のとおり。
●タメコミアンのお父さんが片付けをしたら起きたこと。
●デジタル断捨離をしてみた話
●何も置かないテーブルが実現した理由
●不用品を捨てたら入ってきたもの。
まずnさんのお便りです。
片付けをした父に舞い込んだ思わぬ幸運
件名:断捨離インフルエンサーとしての嬉しい出来事
初めまして。23歳女性のnと申します。いつも筆子ジャーナルを拝読しています。
ミニマリストとして生活する中で、嬉しい / 驚くことがあったのでメールさせて頂きました。
まずは簡単な自己紹介をします。
私は幼少期から、整理整頓や片付けが好きでした。物を捨てることに目覚めたのは、高校生の頃です。
大学進学による一人暮らしを機に、自他称ミニマリストとして生きています。今年の4月に筆子ジャーナルの存在を知り、私の断捨離がより論理的に進むようになりました。感謝しております。
ここから本題です。
私の父は、心配性かつ楽観的なタメコミアンです。
10年以上、単身赴任生活をしています。家の中は、死ぬまでに使い切れないであろう量の、様々な日用品であふれており、また、空のペットボトルや食品容器は全て洗って保管されています。
私が1年前に訪問した際は、「これはゴミではない。何も捨てないでくれ」と言われたので、大量の服をたたむことだけをして帰りました。
先日、再び父の家を訪れる機会がありました。
すると、真正ゴミの量が幾らか減っていました。また、「カーペットを捨てるのを手伝って欲しい」と言われ、カーペットをはがす作業を一緒に行いました。ついでに棚などを少しだけ拭き掃除してきました。
後日、父からこのようなメールが届きました。
「nが帰った後、寂しさを紛らわすために拭き掃除をしました。その過程で、10万円入りの封筒を発見しました。存在を私が忘れてしまっていたのですね。」
驚きました。
今まで、断捨離を通して良いことが起こったという体験を読んだことはありましたが、こんなに身近なところで、この様なことが起きるのは初めてでした。
また、父が「物を捨てること」に取り組み、良いフィードバックを受けていることが嬉しかったです。
これを機に、断捨離に目覚めてくれたらもっと嬉しいです。
父との会話で「生前整理」という言葉を使ったことは未だありませんが、ふんわりと促していけたら良いなと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございます。お返事は不要です。お身体ご自愛下さい。
nさん、メールありがとうございます。nさんは、断捨離インフルエンサーなのですね。
もしかしたら、インフルエンサーという言葉をご存知ない方がいるかもしれないので説明しておくと、インフルエンサーはべつにインフルエンザにかかっている人ではなく、世間に影響力(インフルエンス influence)のある人のことです。もとはマーケティング用語です。
まんなかの flu は「流れる」という意味です。インフルエンスは「中に流れ込むもの」なのです。
インフルエンザ(influenza 流行性感冒)も、インフルエンスも語源は同じです。流行の病は、星の「影響」によるという迷信からできた言葉である、と辞書にはのっています。
心配性かつ楽観的なタメコミアンはこちらで説明しています⇒衝動買いをやめられない7つのパターン。自分の精神状態がわかれば防げます。 「3.心配性だけど楽観的」のところです。
nさんのお父さんは、まじめでいい方のようです。10万円が発見できて本当によかったですね。
食品のパッケージをとっておく人は多いのですが、ペットボトルまでとっている人ってめずらしいですね。私の住んでいるところでは、ペットボトルやジュースの缶を集めて、しかるべき施設にもっていくと、1本、10セント~25セントに換金してもらえます(買うときその分のお金を払っています)。
日本にはこういうリサイクル運動、ないのでしょうか。
断捨離中に、忘れていたお金が出てきた、探していたものが出てきた、という報告はよくいただきます。
それは、運気があがったというよりも、単に、大事なものを大事にできる体制に近づいたのだと思います。
多くの人は、本当に大事な物も、別に大事でもない物も(その多くはガラクタ)、みんな家の中にしまっているので、大事な物がガラクタにまぎれてしまうだけなのです。
人一人が管理できる物や情報の量には限りがあります。しかし、みんなその限界は完全に無視して、物を溜め込んでいるんじゃないでしょうか。
何でも多ければ多いほどいいんだ、と信じて疑わない人がたくさんいます。
nさんのお父さんような几帳面な人でも、物が多すぎると、10万円の入った封筒のことを忘れてしまうのです。
人は物事を忘れる生き物なので、何かを置き忘れたり、紛失することは日常茶飯事です。物の少ない私ですら、失くしものがあります。
実は、数週間前から、アイマスクと耳栓を発見できません。
アイマスクの話⇒床に寝るミニマリストの必需品はこれ~ぐっすり眠るためのアイマスクと耳栓ご紹介
最初は、娘にもらった冬用の分厚いソックスを目にあてて寝たりしていましたが、顔が暑くなるし、いとも簡単にずれ落ちるので不都合です。とうとう、先日、カナダのアマゾンにて、アイマスクと耳栓のセットを購入しました。
「買えば出てくるかな?」と思っていたのですが、それでもまだ出てきません。いったいどこへ行ってしまったのか?
こんなことがありますので、ガラクタはできるだけ撤去しておいたほうがいいです。
nさんは、掃除や片付けを通して、お父さんとコミュニケーションを取れているのがいいですね。これからも仲良くお暮らしください。
次はデジタルなものを捨てたあきこさんからです。
メールアドレスと登録サイトを整理して得たもっといいもの
件名:デジタルダイエットしたらスッキリしました。
筆子さんのブログを読んで、見えないところの整理ということでデジタルダイエットをやってみました。
以前は毎朝、膨大な量のメールチェックから始まっていた私でした。整理するために、すべてのアドレスと登録してあるサイトをまず書き出してみました。
そうしたら、作ってあるメールアカウントは8個。登録してあるサイトは100近くありました。
1人の人間がメールアドレス8個なんて…と、自分でも驚きました。こんなの管理できるわけないと、徐々に削除しました。
現在は、どうしても必要なメールアドレス3個。登録サイトは15個まで減らしました。
数字だけ見るとこれでも多いと思いますが、必要なものだけにしたら、この数になりました。
パソコンの中がすっきりすると、無駄にネットサーフィンもすることがなくなり時間にも余裕ができました。さらに、必要のなかった宣伝メールなどが減ったので食品や洋服などの無駄買いも減りました。
部屋の中の荷物も増えずに済みます。
今後、メアド2個。登録サイトは10個以内に減らしていきたいです。
あきこさん、メールありがとうございます。
自分が持っている物を書き出して、見える化するのは、整理整頓にとても効果的ですね。メールアドレスや登録サイトを減らしたことで、時間ができて、しかも無駄遣いが減って本当によかったです。
これからもシンプル生活を楽しんでください。
デジタルなものは、どんどんコピーできるし、おまけに場所を取らないから、意識していないとパソコンやiPhoneの中で、増殖してしまいます。
いくら場所を取らないからといっても、何かを所有すれば、必ず管理の手間が発生します。
もし、デジタルなものを断捨離してみたい、と思ったら、下記の記事を参考にしてください。
情報の断捨離のススメ。頭の中も片付けないと、何もできないまま人生が終わる。
次は50代のMさんからです。
何も置いてないテーブルが実現。主人の態度まで変わった
件名:テーブルの上がやっと綺麗になりました。
今日の記事を読んでメールを書きたくなりました。3回目のメッセージです。
2016年5月に 筆子ジャーナル に出会ってからというもの、自分でもビックリするほど価値観が変わりゆっくりではありますが、細々と断捨離を続けています。
まだまだ判断が甘いため、「よーし、断捨離出来たぞー」と片付いたつもりが、「捨て」が足りずにリバウンドして一時中断。
なぜテーブルの上が片付かないのか、ぼんやり考えていた時、主人にも協力してもらう必要があることに気付き、テーブルの上は何も置きたくないという私の希望を伝え、協力してもらえないか聞いたところ、あっさりと承諾。
リビングに主人の物を置く場所を決めたら、自ら進んで片付け、あっという間にスッキリとした 何も置いてないテーブルが実現しました。
それ以来、毎晩、何も置いてない状態にリセットしてから寝ています。
少しずつでも綺麗になってくると、他も気になるようになり、さらに断捨離したくなってきました。
主人はマキシマリスト。
私もマキシマリストでしたが、無理せず、もう手離してもいいと思うことができた物から断捨離を進めています。こんなやり方なので とても時間がかかってしまうのですが、倉庫にある不要品を手離すことに、主人が賛成してくれたのです。
以前は また使うかもしれないからと反対したのに、驚くやら嬉しいやら…
ゆっくりでも途中で中断してしまっても、続ける事が大事だと改めて思った次第です。
毎晩のリセットも習慣になりつつあります。毎日のトイレ掃除は習慣になりました。
テーブルが片付いたらフローリングの床も気になるようになって、掃除機だけでなく時々雑巾がけまでするようになってきました。
良いことを習慣に出来るようになると、とても嬉しくなりますね。私のようなズボラな人こそミニマルがぴったりだと思います。
50代、生前整理も意識しながら これからもスロー断捨離頑張ります。
断捨離のきっかけを下さった筆子さんに感謝をこめて…
尚、このメールに返信は不要です。これからも楽しみにしています。
Mさん、メールありがとうございます。
はて、きょうの記事? メールをもらったタイミングからすると、こちらでしょうか?⇒「出したらしまう」ができなくて、部屋が片付かないときはこうしてみる。
いずれにしろ、だんだん暮らしやすくなり、心楽しい毎日になっているようでうれしいです。
ご主人も片付けに協力してくれるようになってよかったですね。たぶんMさんが変わったから、ご主人も変わってきたのだと思います。これからも、2人で、楽しくお暮らしください。
最後は、たびたびメールをくださるアガサさんからです。
捨てたらもっといい物が入ってくるのは本当だと思う
件名:不用品を出したら自転車をもらった
「捨てたらもっといい物が入ってきた」というお便りが時折紹介されていますが、これは本当にあると思います。
私の体験でも最初に気がついたのは書道セットでしたが、最近も再度見直して不要と判断したものをバザーに寄付したところ、必要なものが入ってきました。
それは自転車です。
腰痛のため書道の教室まで25分歩くのがつらい時があるので、自転車を買いたいと話したところ、ちょうど居合わせた義母が、家にあるので使ってほしいと言ってくれました。
姪がしばらくいた時に買い物用に購入したもので、もう使わないということです。
確認すると、あまり使っていないようで状態の良いものでした。
はっきりと2回「捨てると必要なものが入ってくる」が起こりましたので、偶然ではないと思います。
書道セットも自転車もあることを私は知らなかったのですから。
一度は捨てられないと思った物でも時間が経つと捨てられることがあるので、これからも家にあるものを見直しつつ暮らして行きたいです。
アガサさん、メールありがとうございます。自転車が手に入ってよかったですね。
書道セットの話はこちらで紹介しています⇒15年間、汚部屋で一人暮らしだった私が片付けを始められた理由。 「捨てたらもっといい物が入ってきた」のところです。
確かにいらない物を捨てると、もっと必要な何か、新しい何か、大事な何かが入ってくると思います。
それは物理的な物のときもあるし、目に見えないことのときもあるでしょう。
結局、使っていない物や、用済みの物を、いつまでも家の中に取っておくのは、現状維持を肯定している行為です。別に、このまま何も変わらなくてもいい、と。
けれども、そこを思い切って捨ててみると、どんどん新しい風が家の中に吹いてくるのです。
これは捨てた人にしかわからないでしょうね。
アガサさんには、これからもいいことがたくさん起こると思います。楽しみですね。
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いつもたくさんのメールありがとうございます。
あなたも、ブログの感想や、日々の気づきなどありましたら、お気軽にメールください。お待ちしています。