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汚部屋改善シリーズ、今回は買い物の見直しの提案です。
便利すぎるせいで、無駄に物を増やしそうな買い物の仕方を9個紹介します。
買い物をしすぎるから、家の中に死蔵品がたくさんたまりますが、あまりに簡単に物を手に入れることができるから、余計な物を買ってしまう面があると思います。
買い物が便利すぎると、無駄な物が増えるので、「私は無駄遣いをしていない」「ちゃんと買い物リストを作って、理性的な買い物をしている」「なんだったら、予算も立てている」と言う人も、もし、部屋の中に物が多すぎるなら、日頃の買い物を振り返ってみては?
便利なことをやめる必要はありませんが、利用の仕方を少し見直すと、物の増殖を止めることができます。
1.車による買い物
物の運搬が簡単にできる車を使うと、必要以上に買いすぎます。
ふだん車で買い物に行っている人は、そんな自覚はないでしょう。
しかし、私のように、徒歩で買い物に行く人間にはわかります。歩き(または公共交通機関の利用)だと、持てる荷物に限界があるし、あまり重たい思いはしたくないので、必然的に家に入る物の量やかさを抑えるのです。
優先順位の高いものから順番に買い、順位の低い物(今、すぐはいらない物)は、買わずにすみます。
娘の買い物に付き合って、娘が運転する車で、イケアやショッピングモールに行くことがありますが、イケアのレジ待ちをしているとき、他の人が、大きなカートに大量に物を入れているのを見ると、「ああ、車だとこうやって無駄に物が増えるよね」と思います。
自宅用ではなく、業務に使う物を買っているのかもしれませんが。
2.宅配・ネット通販
自分の車ではなく、他人の車で運んでもらうのが宅配です。楽なので、不用品が入りやすい買い方です。
宅配は、ネットでの注文とセットになっています。
ずっと以前に、ネット通販で子供服を大量に買いすぎて、クレジットカードで500万円以上の借金を作った人の話を書きました。
この記事⇒50代主婦が無駄遣いをやめるのに、とても役立った7つのこと。
この人は実店舗でも買い物をしていましたが、もし、100%実店舗だけで買っていたら、借金がふくれ上がるまでに、もっと時間がかかったか、途中で誰かが止めてくれたと思います。
店で服を見てさわり、ちょっと考えて、両手に服をかかえて、レジで、たとえクレジットカードを使って支払ったとしても、ネットで買い物している時より、「私はお金を使って物を買っている」という実感が得られたはずです。
大量の服を家に持ち帰れば、家族に、「ママ、また買い物に行ったの?」とか、「ママ、昼間どこに行っていたの?」と言われるので、多少はショッピングにブレーキがかかったとも思います。
ネット通販では、こういうわずらわしいことが全部なくなるので、買いすぎてしまうのです。
3.クレジットカードによる買い物
手元にお金がなくても、物を買うパワーを与えてくれるクレジットカードの使用も、物を増やします。。
新型コロナウィルスが登場してから、私も現金よりカードを使うことが増えました。
日本も今後はキャッシュレス決済が増えていくでしょうから、今のうちに、無駄に物を増やさないカードとの付き合い方ができるようになるといいですね。
4.まとめ買い
必要なのは1つだけなのに、複数(2つ以上)買うことをまとめ買いといいます。
「必ず使う消耗品だから、まとめ買いのほうがお得だ」とか、「買いすぎちゃったけど、使う物だからいいよね」と思うことが多い人は、現実をよく見てください。
消耗品でも、たくさんありすぎると、使うことができません。人間の寿命はいつか尽きるからです。
自分で思ったように消費できないのです。
部屋で不用になっている物は、すべて、「使うつもりで買ったけど、今日まで使わずに来た物」です。
すでに同じ物があって、そちらを消費したか、もともと、使う必要性がなかったから使うことができなかったのです。
実家の片付けをすると、食品や石けん、タオル、衣料品など、ガラクタ化してしまった消耗品がたくさん出てきます。どれも、買ったときは使うつもりでいたのに、使いきれなかったから残っているのです。
まとめ買いが好きな人は、需要と供給のバランスを取ることを常に意識してください。
節約において、まとめ買いがデメリットになる話は以前、記事にしています⇒まとめ買いが節約にならない4つの理由。むしろガラクタを増やす危険な買い方。
5.定期購入
一度申し込めば、週に1度、1ヶ月に1度など、定期的に届けてくれるのが定期購入です。
私はこの買い方を継続したことにより、あとで、大量に物を捨てるはめになりました。
筆子の物を増やした3つの危険な習慣とは?~ミニマリストへの道(10)
最初に設定すれば、あとは自動的に商品を送ってくれる定期購入は、忙しい人にはとても便利なシステムです。
しかし、一定のタイミングでコンスタントに物が家に入るので、消費が間に合わないと、確実に物が増えます。
野球選手のイチローさんは、「小さなことを重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道」と言っていますが、たとえ少量でも、毎月、コンスタントに物が入って、部屋に積み重なって行くと、やがてとんでもない部屋になってしまうのです。
6.大型スーパーの利用
店舗が広く、いろいろな物が大量に置いてあり、買い物はこの店1つで間に合う。
そんな巨大スーパーを利用している人も多いでしょう。
コストコは日用品を安く買うことができるから、好きな人も多いかもしれません。
いろいろな物がたくさん視界に入れば入るほど、よけいに買ってしまうと私は思います。
それに、周囲で買い物している人も、「わ~、あれも、これも安い~~~」と、たいてい、商品をぼんぼんカートに入れているので、巨大スーパーで、必要な物(卵をワンパックとか)だけを買って帰るのは、よほどの決意がない限りできないでしょう。
私の行くスーパーは大きくありませんが、それでも、物がどっさりと景気よく並べられている様子や、別のお客さんが、カゴにあれこれ放り込んでいることに影響されて、余計な物を買ったことが、何度かあります。
7.24時間営業の店
年中無休で24時間営業、いついかなる時も開店しているコンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパーは忙しい人にとってはありがたい存在です。
急に必要になった子供の学用品やのし袋などを、買いに行くこともできます。
しかし、実はその学用品ものし袋も、部屋にある物の山の中や、わけのわからない物がぎっしり入った引き出しの中にあったりするのです。
「山を崩して、中身を確認するより、買ったほうが早いわ」と、24時間営業の店に駆け込むことが多いなら、この店に行くのは、最後の切り札にしてはどうでしょうか?
8.便利なアプリ
買い物を便利にしてくれるアプリは、自分の味方だと思うかもしれませんが、実際は強力に汚部屋作りに加担する敵である可能性があります。
たとえば、店舗のアプリやフリマアプリ。
お買い得品や値引き品を教えてくれるアプリ、底値を教えてくれるアプリ、アマゾンの値段の推移を教えてくれるアプリ。
SNSの影響で買い物をしてしまうことが多いなら、SNSのアプリも、「私の人生を楽しくしてくれるもの」と、単純に考えるわけにはいかなくなります。
9.ポイント集め
買い物によるポイント集めに熱心になりすぎると、物を増やすことがあります。
ポイントを増やしたいがために、余計な物を買ってしまうからです。
ポイ活の光と影~シンプルに暮らしたいなら、ポイント集めはおすすめしない。
断捨離やミニマルライフでも、生活の質を高めるためや、より自分らしく暮らすために、物を捨て始めたのに、いつのまにか、物を捨てることや、物を減らすことが至上目的になったりしますよね?
それと同じで、ポイント集めをやっていると、ポイントを集めることが1番重要になってしまい、所持品が増えることや、部屋に不用品が入り込むことを見過ごしてしまうのです。
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部屋に物がいっぱいある時、買い物の見直しは必ずすべきことです。
私たちは、食品や日用品を買いながら生きています。
買い物はやらざるを得ない家事の1つですよね。
だから、買い物をもっと便利に簡単にしたいと思う気持ちはよくわかります。
しかし、買い物の利便性を追求しすぎると、買わなくてもいい物まで買ってしまうので注意が必要なのです。