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断捨離を始めて、数ヶ月たち、かなり物を捨てたのに、なぜか、部屋のごちゃつきが解消されない。
そんなときは、ガラクタの発見にもれがあるのかもしれません。
本当はガラクタなのに、自分ではガラクタだと認識していないため、捨てていないものがたくさんあると、部屋はきれいにならないのです。
そんな、一見ガラクタに見えないガラクタを7つ紹介しますね。
ガラクタとは?
まず、ガラクタがなんであるのか再確認しておきましょう。
ガラクタとは、今の自分が活用していない不用品です。
もういらないもの、もう使わないもの、好きじゃないもの、家の中で、何の価値も発揮していないもの、ただ、そこにあるだけのもの。
こうしたものを持ちすぎていると、暮らしはシンプルになりません。
あなたは、こんなガラクタをスルーしていませんか?
1.ごちゃごちゃの元
部屋を見渡してみて、「なんだかごちゃごちゃしているなあ」と思う場所があるなら、たいていそこにガラクタがひそんでいます。
部屋のすみで積み重なっている新聞、読んだのに放置したままの雑誌、捨てていない段ボール箱、包装資材(空き箱、包装紙、ショップの袋など)、買ってきたままそのへんに置きっぱなしの何か。
もう用が済んでいるのに、処理していないものがごちゃごちゃの元です。
ごちゃついたエリアを発見したら、その実体を確かめ、不用品を捨ててください。
今後はごちゃごちゃになる前に、定期的に捨てるシステムを作っておくといいでしょう。
2.新品同様のもの
見た目はまだまだきれいで、新品同様のものは、一見ガラクタに見えないので、スルーしがちです。
しかし、「きれいだし、まだ使えるし、捨てるのはもったいない」と思うものでも、自分が使っていなかったら、そこにある意味はありません。
意味がないどころか、使っていなくても、管理の手間を要するし、場所をとるため、大事なものにさっとアクセスできなくなります。
探しものが多いとしたら、こうした、「まだ使えそうなものだけど、自分は全く使っていないもの」をたくさん持っているからです。
このまま、放置しても、それは何の価値も生み出しません。
使う人の手に渡ってはじめて、価値が生まれます。
欲しい人にゆずったり、寄付を募っている団体に寄付しましょう。
3.高価なもの
値段が高かったものや、かなり苦労して入手したものは、使っておらず、本当はいらないとわかっていても、手放しにくいものです。
100円均一ショップで買ってきたものがこわれたら、すぐに捨てられるけれど、1万円以上したものは捨てられない。
こんな人は、ガラクタの定義をもう一度読んでください。
入手したときの値段に関係なく、今の自分が使っていないもの、その価値を引き出すことができないものは、不用品です。
高かったものを捨てるとき、お金を捨てるような気になるという人がたくさんいます⇒高かった服を捨てるのはお金を捨てるような罪悪感があり、捨てられません。
ですが、捨てずに、そのままそこに置いていても、
お金を出して、それを買い、使わないまま(または、多少は使って)、半年(1年、3年、10年etc.)、そこに置いたままにしている
という事実は何も変わりません。
不用品をずっと放置している現実を変えたかったら、きのうとは違うことをするべきなのです。
私は、不用なものは寄付センターに持っていきます。
不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
ですが、「寄付をすることすら、もったいない。1円でもいいからお金にしないと気がすまない」と思うのなら、フリマやバザーで売ればいいでしょう。
損切り精神が断捨離を加速する。さっさと損を確定して次へ行きたい。
4.贈り物
「人からいただいたものは、全く使わなくても一生持っているべきだ」。
このようにはっきり自覚している人はいないかもしれません。しかし、「もらったものは捨ててはいけない」とか、「捨てるのは、くれた人に対して失礼だ」となんとなく思っていて、贈り物を断捨離候補に入れない人がいます。
使いみちのないギフトは、正真正銘のガラクタです。
あなたの家は小間物屋ではありません。自分が使わないギフトや引き出物まで、棚や押入れに、きれいにしまっておく必要はないのです。
もらった物は自分の物、つまり、自分が管理すべき物であり、贈り主は、もうそれをどうこうすることはできません。
自分が責任をもって対処を決めましょう。
ギフトを捨てることが苦手な人は、贈り主が、何のために、そのギフトをあなたにくれたのか、考えてみてください。
「何十年も押入れに入れたままにしてもらおう」と思ってくれる人なんていません。
皆、何かに役立ててほしい、と願って贈るのではないでしょうか?
自分で役立てることができないのなら、誰かほかの人に役立ててもらう手段を講じたほうが、物は無駄になりません。
5.過去のもの
以前は好きでよく使っていた、便利に使っていた、だけど、今は使っていない。
そうしたもの、あなたの家にないでしょうか?
たとえば、
新しいものを買ったから出番がなくなった携帯、スマホ、PC。
子供が小さいときに着ていた服や使っていた雑貨。
昔の趣味グッズ。
自分も生活環境も刻々と変わるため、昔すごく好きで、便利に使っていたが、今はまったく使わなくなってしまった、という品物は、当然出てきます。
不用になったときに、「でも、いつかそのうちまた使うときが来るかもしれない」と思って、手元に残すとガラクタになります。
そうなる前に処分しましょう。
「昔使っていたものはガラクタです。捨てましょう」と書くと、「古いものをすぐに捨ててしまうと、文化遺産が残らない」と反応する人がいます。
あなたの部屋にあるのは、皆、文化遺産になりそうな物でしょうか? それならば、民芸館や博物館に連絡をとって、引き取ってもらうといいでしょう。
自分の家に置いておくより、ずっといい環境で保存してくれます。
「そのうちコレクターズアイテムになります」と言いますか?
それなら、できるだけいい状態を保てるよう、わけのわからないあれやこれやとごっちゃにしたまま放置せず、任意の場所におき、どこに何があるのかわかるように、目録を作って、それなりの手間をかけて、保存してください。
さっさと捨てたほうがいい理由:古い作品を残すメリットとデメリット
6.野望ガラクタ
野望ガラクタとは、「それを使って、こんな自分になりたいな」と思って手に入れたものの、使わないままでいるアイテムです。
詳しくはこちらを⇒なかなか捨てられない「なりたい自分になるために買った物」を断捨離する方法
人が野望ガラクタを買うとき、必ずしも、「今すぐ使おう」とは思っていません。
いつか使うことを期待して買います。
たとえば、資格をとるための本や参考書など。
私は、編み物が上手になりたくて、子供のとき、学校でかぎ針編みをやっただけなのに、いきなり、棒針がいろいろ入ったセットを買いましたが、ほとんど使わず、ずいぶんたってから捨てました。
私が捨てやすかったもの、捨てにくかったもの~30年近い断捨離を振り返る
自分がそれを好きになることを期待して買ったものも、野望ガラクタです。
たとえば、ふだんは履かないようなヒールの靴。「こんな靴をはいてさっそうと歩いてみたい」と思って買うものの、今の自分のコンフォートゾーンの外にある靴なので、なかなか出番がありません。
コンフォートゾーンは、自分が居心地よくいられる場所です。
詳しくはこちら⇒いつまで続けるの?部屋がきたない人の3つの困った特徴。
コンフォートゾーンから出て、もっと成長しようと思うこと、つまり野望や野心を持つことは必ずしも悪いことではありません。
しかし、コンフォートゾーンから出るためには、勇気やコミットメントが必要であり、物を買っただけでは自分は変わらないのです。
こうしたことを認識しないまま、「やってみたいこと」「やれたらいいなと思うこと」を可能にしてくれそうな物を買ってしまうと、野望ガラクタになります。
現実的な視点を持ち、本当に使うものだけ残してください。
7.ためこみすぎたストック
靴下、パンスト、下着、化粧品、シャンプー、筆記具、トイレットペーパー、調味料。
こうした消耗品が、安くなっているのを見つけるたびに買っていると、ストックという名のガラクタになります。
「いつかは使うものだからガラクタではない」と思うかもしれませんが、それがいつなのか、検討がつかないなら、その「いつか」は来ません。
ストックをためこむ人は、店で手頃なのを見つけるたびに、どんどん買うため、いつまでたっても、ストックがなくなりません。
いくらセールで安く買えても、すぐに使わないのであれば、無駄な物にお金を払っていることになります。
そもそも場所ふさぎですよね。
それに、どんな物も時間がたてば劣化します。
実家の片付けをしていたら、古い天ぷら油が何本も出てきたとか、着ていない新品の下着だけど、変色したのが何枚も出てきた、収納ケースにタオルがびっしり入っていた、ということはよくあります。
ストックをためこむ人は、それを使うことより、ためこむことに意識が向いています。
使うことに意識を向けるためにも、多すぎるストックは捨てましょう。
「あればそのうち使うから」と言うのなら、一度、そのストックをほぼ使い切るまで、買うほう止めてください。
そうです。
ちゃんと使うのです。
すると、自分の家では、それだけ使い切るのに、何ヶ月かかるのかわかります。
理想は、使うものを使うタイミングで買うことですが、多少の備蓄は必要です。
しかし、使うのに何年もかかるほどのストックを持つと、かえって自分のリソースが奪われます。
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