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物を減らしてシンプルに暮らしている読者のお便り紹介コーナーです。今月(6月)にいただいたメールから3通選びました。
内容
・1000個捨てチャレンジをしてみた
・冷蔵庫のマグネットとスカーフの話
・リボンブームと家事について
まず1000個捨てチャレンジの様子を教えてくれたあづきさんのメールです。
ご本人は挫折したと言っていますが、筆子的には成功だと思います。
1000個捨てチャレンジはハードルが高かった
件名:久しぶりのメールです
昨年の今頃1000個捨てチャレンジを始めましたが、5か月ほどで挫折しました。
1日2個なので、300個ほど捨てた計算ですね。
1000個捨てチャレンジをする以前から、食品などの必要不可欠なもの以外は極力買わないようにしているし、
壊れたものはすぐ捨てる方なので、いまある不必要なものをどれだけ減らせるかがポイントでした。
チャレンジノートを見ると、3か月目までは衣類とか破れたタオルをぞうきんに回したり、昔いただいた時計や古いカバンやCDなどをリサイクルショップに売ったりと、まずまず順調に捨てていましたが
4か月目に入った頃から何となく捨てるものに困るようになったのが伺えます。
でもチャレンジ中にずっと捨てなきゃと思っていた自転車とノートパソコンは捨てることが出来ました。
自転車は購入先の自転車店が持って帰ってくれました。パソコンは家電量販店で引き取ってくれました。
捨てるのもタダじゃない時代なのに、どちらも無料で処分できて良かったです。
しかし筆子さん。
チャレンジを止めてから、ユニクロのレギンスが3本くらい増えて、Tシャツも何年振りかに購入してしまいました。
しかも一度に4枚。
もちろん、ほつれたり穴が開いたりして代替えで買ったのもありますが、それ以上の枚数を買ってしまいました。
いつも断捨離を頭に入れてるつもりですが、1000個捨てチャレンジをしてる時としてない時の差が出たように感じます。
断捨離生活はこれからも続きますが、私には1000個捨てはハードルが高かったですね。
タオル、なかなか捨てられません(笑)何ででしょうね??
では、これからもブログを楽しみにしています。
捨てたかった物を捨てられてよかったと思う
あづきさん、こんにちは。
自転車とパソコンを捨てることができてよかったですね。
1000個捨て、5ヶ月で挫折したそうですが、また始めればいいのではないですか? 301個目から。
手始めにタオルを捨てるのはどうでしょうか?
メールにも書かれていますが、毎日意識して断捨離や片付けをしていると、頭がシンプルライフモードになるので、買い物の失敗も少なくなると思います。
ただ、捨てることがストレスになりすぎると逆効果なので、バランスを取ることが必要ですね。
物を捨てることが最終的な目標ではありませんから。
ユニクロでTシャツを買いすぎたそうですが、1枚1500円だけど、2枚買うと2500円になる、といったプロモーションになびいてしまったのでしょうか?
昔の人は、服を買うとき1着ずつ買っていたと思います。
ブラウスがだめになったから新しいブラウスを1枚だけ買う、というように。その以前は、自分で作っていました。
ですが、いまは、複数買いが普通ですよね?
こうした買い方が、物が増える原因の1つだと思います。
読者の中には、「店でたった1枚買うのは気がひける」という人がいます。
人は、周囲の人間の行動に大きな影響を受けるため、みなが、当たり前のように、複数の物を買っていたら、自分もそうしなきゃいけない、それが普通なんだ、と思わされてしまうのです。
このあたり、買い物に対するメンタルを変えていく、1つのポイントではないでしょうか?
それではあづきさん、これからもお元気で、マイペースで断捨離を続けてください。
1000個捨てチャレンジとは?⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。
次はKさんのメールです。
冷蔵庫の表面、スッキリしました
件名:冷蔵庫のマグネット
冷蔵庫のマグネットの記事を読み、私のことかと思いました。
私、ついこの間、冷蔵庫のマグネットを大幅リストラしました。
少し前から目についた不要品をどんどん処分していて、ふと「冷蔵庫のマグネット、多すぎではないか?」と思いました。そして、改めて確認すると「なんで私、こんなものを貼り付けてあったんだろう?」と思いました。
今、26歳の息子が小学生のときに教室で使っていた名前磁石(ゴムシート磁石に名前を書いたもの。日直や忘れ物の確認に使っていたようです。学年の終わりに持ち帰りました)
時々ポストに入ってくる、水漏れ修理業者の電話番号が書いてあるマグネットシート大量(水漏れ修理は、市の水道局指定のところに頼みます)
福袋に入っていた、マグネットとしての機能が低いもの
今ならすぐに処分するのに、なんで貼ってあったんでしょうね。
しかも、冷蔵庫の表面に貼り付けておくべきメモなど、ほとんどなかったのです。
いらないメモ、いらないマグネットをすべて処分し、冷蔵庫に貼っておくのは、ゴミの収集カレンダーだけを残しました。
マグネットは磁石としての機能と美しいデザインを兼ね備えたと思うものを4つだけ残しました。
冷蔵庫の表面スッキリです。
別件です。
スカーフを一枚「失くし」ました。30年くらい前に手にいれて、ずーっと放ってあったのを、一昨年発掘して使っていたものです。
放ってあったのは、なくしたと思っていたのです。とても気に入って買ったスカーフでした。
20年くらい前に母に貸したまま、母の荷物に紛れていました。
発掘したとき、少し破れほつれがありましたが、なんとなく捨てるにしのびなく、「使おう」と思って使いました。処分したい、でも処分したくない、という一品でした。
それを、失くしました。高速バスの中に忘れて、問い合わせしましたが出てきませんでした。
残念ではありますが、どこかでスッキリ、ホッとしています。「失くす」という処分?もありかな、と思いました。
では、これからも筆子ジャーナルを楽しみにしています。
いったん所有すると手放すのはむずかしい
Kさん、お便りありがとうございます。
いつも、ブログを楽しみにしていただいているとお聞きし、とてもうれしいです。
冷蔵庫の扉、すっきりしてよかったですね。
業者の電話番号の書いてあるマグネットシート、実家の冷蔵庫にも貼ってあります。
こんなもの貼っておく必要なんてないのですが、マグネットをもらうと、どこかに貼り付けなきゃ、と自動的に思ってしまうのでしょう。
冷蔵庫の表面は、キッチンのカウンターやダイニングテーブルの上と同じで、キッチンにおける一等地です。
そういう場所を、どうでもいい物や文字で埋もれさせるなんてとんでもない、と思います。
さて、思い入れのあったスカーフ、なくしてしまったんですね。
スカーフの話を拝見し、昔、吉本由美さんが、不用な食器を捨てることができないけど、不用だから、割れてほしいと思い、わざと食卓のはじっこに置いていた話を思い出しました。
こちらで紹介している本に書いてあります⇒吉本由美の「一人暮し」術が、シンプルライフの参考書として威力を発揮した事情
人は、一度何かを所有ししてしまうと(物理的な物にかかわらず)、手放すのは本当に大変なのだなあ、と改めて思いました。
Kさん、これからもお元気でお暮らしください。
マグネットの話⇒意味もなくなんとなくマグネットを集める人:ミニマリストへの道、番外編10
所有すると物の価値があがる話⇒なぜ人は、物に執着してしまうのか? 物と健全な関係を持つには?
最後はやよいさんのお便りです。
家事は前倒しでやっておくとあとが楽
件名:ただの感想でごめんなさい
以前、人形供養の件等でメールを差し上げたやよいです。
5月25日のリボンのお話がとても懐かしくて、思わずメールを書いてしまいました。
本当にリボン!ブームでしたね。私もたくさん買ってハーフアップやら編み込みやらの髪に結んでおりましたよ。若かったですねぇ。
捨てるに忍びない、まっさらのリボンはクリスマスツリーの飾りを入れておく箱をしばるために使ったり、大切な手紙等をまとめるためや、プレゼントのラッピング用などに使い切りました。
どうしてあんなに流行ったのでしょうね?
それから、私は、春と秋、小学校の養護の先生のお手伝いのアルバイトをしているのですが、朝5時起きで、多い日は4人分のお弁当を作り、家事全般済ませて出勤する日々を送っております。
きっと働く母はみなさん、同じような毎日なんだろうなあと思います。
そういう時、筆子様もおっしゃっておられましたが、一つの家事をする時間を把握しておくととても役に立ちますね。
実際に測ってみると、お皿洗いも洗濯物をたたむのもさほどの時間はかからなくて、これなら今やってしまおう!と自分で心づもりができるので、とても助かっています。
早め早めにやっておくと後で助かるのは自分ですものね。
「昨日の私、ありがとう♪」と自分に呟くことがよくあります。
筆子様へまるでお友達に送るように些細な日々の感想を送ってしまった私をお許しください。つい、お話ししたくなってしまいました。
毎日の記事の更新をとても楽しみにしております。
こちらは梅雨入りで雨続きです。
筆子様もどうぞお健やかにお過ごしくださいませ。
返信はご遠慮申し上げますが、引用は構いませんよ。(拙い文章ですが…)
お便りには書きたいことを書けばよい
やよいさん、こんにちは。メールありがとうございます。
やよいさんもリボンをたくさん買ったのですね。でもちゃんと使い切っておられ、えらいなあと思います。
朝5時起きでお弁当つくり、そして出勤、お疲れ様です。
そうですね。家事は前倒しでやっておいたほうが楽ですね。どんなことでもためると作業量が倍増しますから。
働くお母さんたちは、大変ですね。それはほとんど闘いといえるのではないでしょうか。
日本では、夫はあまり家事や子育てに協力しません(協力できない)から。
学校の用事も多いし、雑巾とか体育祭の衣装とか、細かい物を作れと言われるし。社会的プレッシャーも多いですしね。
さて、「ただの感想でごめんなさい」なんてあやまる必要はありません。
感想を書いて出せないなら、いったい何を書けばいいのでしょうか? 学校の宿題のレポートじゃないので、好きなことを書けばいいのです。
読者にとっては、いろいろな人のいろいろなお便りを読めるほうが楽しいと思います。
それでは、やよいさんもどうぞお元気で、家事やお仕事がんばってください。
リボンブームについて⇒使わないリボンをいつまでも持ち続ける人:ミニマリストへの道、番外編8
人形供養の話⇒人形供養をして、大事な人形を手放して思ったこと。
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いつもたくさんのお便りありがとうございます。
タオルを捨てられない理由、来週のお便りコーナーで特集するつもりです。
ご意見、ありましたらお気軽にメールください。
タオルを捨てる話⇒タオルは何枚必要か? : ミニマリズムのすすめ(TED)
マグネットで思い出しましたが、実家の冷蔵庫の扉には、陶器でできた動物のマグネットも2つ貼ってあります。
これ、たぶん、私がフェリシモで買った物です。「動物マグネットの会」みたいなものに入っていたのでしょう。
物を買いすぎて、ずいぶん母にも迷惑をかけました。