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私が思う、「買わなくていい物」を3つ紹介します。
「お金がない」「節約したい」と言いながら、多くの人は、意外と買わなくていい物にお金を使っています。
長年ずっと買っていると、すっかりそれが普通になってしまい、何の疑問も持たないのです。
半年に1回ぐらいは、「これって、どうしても買わなきゃだめなの?」と振り返ったほうがいいのではないでしょうか?
1.ティッシュペーパー
「私は、花粉症(アレルギー)だから、どうしてもティッシュペーパーがいるんだ」という事情でもない限り、ティッシュペーパーはいりません。
少なくとも、もっと使用頻度を落とせます。
少し前までは、みんな布を使っていたのですから。
私が小学校にあがったころ(1960年代後半)は、ハンカチと鼻紙をセットで学校に持っていくよう、指導されました。この鼻紙は、いまのティッシュペーパーよりも、分厚かったと思いますが、ティッシュと同じようなものです。
しかし、鼻紙は、文字通り、鼻をかむための紙であり、その用途でしか使いませんでした(少なくとも我が家は)。
私は、たいして鼻をかむ必要がなかったので、ずっと同じ鼻紙を折りたたんだものを、ポケットに入れており、表面はすっかりぼろぼろになっていました。
今は、ちょっとテーブルにお茶をこぼしたから、口紅やマニュキュアがはみでたから、ボールペンのインクがだまになったから、窓のさんにほこりがたまっているから、なんてときに、箱からさっとティッシュを取り出して使う人が多いです。
そんなのは、ウエスやガーゼを使えば充分ではないでしょうか?
ウエスとは⇒ヘナにウエス、持たない暮らしを楽しむコツをお伝えします。
古いTシャツを小さくカットしてウエスにしておけば、ティッシュを使うのと同じぐらいのいきおいで使い捨てできます。何度も洗濯してくたくたになっているから、肌ざわりもいいでしょう。
ティッシュはたいして高くないかもしれません。私が行くドラッグストアでは、たまにティッシュペーパーの安売りをしていて、一箱99セントで売っていたりします。
ですが、たとえ、年間、ティッシュペーパーに500円ぐらいしか使っていなかったとしても、その500円、使わずに貯金しておけば、長い目でみると、ずいぶん違いがでます。
もちろん、ゴミを減らすこともできます⇒ゼロ・ウェイストな暮らしの始め方。ふつうの人向けの現実的なプラン。
ティッシュペーパーだけでなく、紙ナプキンやペーパータオルのような紙ものも、布を使えばすむ場面も多いですし、専用の紙を買わなくても、そのへんに転がっている紙で代用できます。
ペーパーレスをめざして、プリントアウトをしない人が増えていますが、ティッシュペーパーの使用量の削減も検討してはどうでしょうか?
2.女性むけと銘打たれた商品
同じ商品でも、女性むけのものは割高であると言われています。
CBC(カナダの国営放送)のニュースによれば、カナダでは、女性むけのパーソナルケア製品(シャンプー、かみそりやローションなど)は、男性用のものに比べて、43パーセントも高いそうです。
この記事⇒リンク切れになるのでリンクをはずしました(2024/09/11)https://www.cbc.ca/news/business/pink-tax-1.3553524″ target=”_blank” rel=”noopener noreferrer”>’Pink tax’ sees women pay 43% more than men for personal care products: report | CBC News
日本のデータはわかりませんが、事情は同じではないでしょうか?
女性が余分に払っているお金は、Pink Tax(ピンク・タックス、ピンク税)と呼ばれ、「これは差別だ、平等にせんかい」と訴える専門のサイトもあります⇒The Pink Tax – Gender Price Discrimination
差別かどうかは別にして、同じアイテムでも、女性向けのものとして、色がピンク色バージョンだったり、ちょっとかわいいパッケージに入っていたりするものは、値段が高いのです。
確かに男性と女性では、生物学的に、しっかり違うところもあります。しかし、髪や身体の洗浄剤や、制汗剤の成分は、どれもたいして変わらないので、違う製品を使う必要はありません。
買うなら、男女兼用(ユニセックス)のものか、男性用のものを選ぶといいでしょう。
それでなくても、女性は、男性にくらべて、生涯に渡って、物をたくさん買っています。
長期間、生理用品を買わなければならないし、化粧品やアクセサリーなど、男性はたいしてつけないものも買うし、衣料品や靴も、女性のほうがたくさんのアイテムを持ちます。
ニューヨーク消費者行政局の2015年のリサーチによれば、女性用のものが高いのは、パーソナルケア製品だけでなく、ドライクリーニングも女性のシャツは男性のシャツより数ドル高いそうです。
さらに、車のメンテナンスにかかる代金(ラジエーターの交換など)も、女性と男性では見積もりが違うとのこと。女性は車のことは知らない人が多いから、業者はちょっと高めに言うのでしょうね。
そもそも、生理用品に消費税(sales tax)をかけるのは(日本は知りませんが)どうかなあと思います。べつに贅沢品じゃないのに。
(☆オーストラリアでは2019年の1月から税金がかからなくなった、と読者からメールをいただきました)。
しかも、賃金は男性のほうが高いです。さらに、たいてい女性のほうが長生きします。
まあ、男性が生活費を出しているケースが多いだろうし、男性から女性にプレゼントするケースもあるだろうし、金銭的な損得は一概には言えません。
ですが、女性むけの商品は高いことが多いのは事実なのです。
節約したい人は、「見た目がかわいい物は高い」と脳にインプットし、できるだけニュートラルな商品を買うべきです。
パーソナルケア製品は、ご主人やパートナーと兼用で使うといいでしょうね。
私のように何も使わない、という手もありますが⇒私が湯シャンにいたるまで(1)~女性ミニマリストの場合
おもちゃも、女の子むけのほうが割高です⇒女の子はピンクで、男の子はブルーと誰が決めたのか?(TED)
3.香りつきの商品
匂いがついていると、よく売れるので、いろいろな商品が出回っています。基本的に、香りは余分なものですから、ここにお金を出す必要はないと思います。
ここで話題にしているのは、果物のように、自然に香りがするものではありません。人工的に、香りを加味した商品です。
代表的な香り製品:
香水
オーデコロン
アフターシェーブローション
制汗剤
石けん
シャンプー、リンス、コンディショナー
ボディソープ
ヘアスプレー
ボディスプレー
化粧品
タルク(パウダー)
ルームフレッシュナー(ファブリーズとか)
柔軟剤
各種洗剤(衣料品用も人間用も)
クリーナー(掃除用)
ティッシュペーパー
トイレットペーパー
生理用品
日焼け止め
キャンドル
香りつきボールペンなどの匂いのついている文具
合成のアロマオイル
香りで中身をごまかしているチープなお菓子
香水やオーデコロンは、香りそのものがその製品の本質ですから、そこが気に入って、消費したい人はやめる必要はないです。
けれども、付加価値として香りを加味しているものは、買わなくてもいいんじゃないでしょうか? 香りなんてなくても、充分用は足せるのですから。
しかも、人工的に合成された香料を吸引するのはあまり身体によくありません⇒私が香水やオーデコロンを使うのをやめた理由。その香料は本当に安全か?
私は、合成香料を避けて生活していますが、以前は、平気だった人工的な匂いがどんどん苦手になっていきました。
夫の買ってくる香りつきのゴミ袋を広げると、かえって気分が悪くなります。
香りつきキャンドルも、全く、受けつけなくなりました。
娘が好きな、バス&ボディ・ボディワークス(強烈な香りのついたボディローション、ボディソープ、ハンドソープ、キャンドルなどを売っている店)や、ラックスの店内では、鼻から呼吸しないようにしています。
日本は、北米ほど、強烈なフレグランス製品は、出回っていないと思いますが、香りつきマスクなんてのがありますね。
欧米では、香料アレルギーの人がどんどん増えています。結局のところ、人工的な香料(化学物質)を使いすぎているからだと思います。
鼻はばかになるので、その匂いになれるかもしれません。ですが、体内は確実にむしばまれていきます。
余分にお金を払って、体調をくずすなんてばかげています。
買わなくてもいい物、2年前にもリストアップしています⇒買わなくても大丈夫な5つの物。これ以上無駄な物にお金を使わないコツはこれ
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今回は書きませんでしたが、食品にも、買わなくていい物があります。
たとえば、最初からパッケージに入っている食品(袋入りのサラダなど)は、ものすごく割高であり、かつ、ゴミが増えます。
確かに便利な商品なので、たまに買うのはいいと思います。ですが、日常的に買うのは、やめたいものの一つです。
読者の皆さんも、「買わなくていい物だった」と気づいたものがありましたら、お気軽にお問い合わせフォームから教えてくださいね。