ページに広告が含まれる場合があります。
不用品をたくさん持つしんどい暮らしから身軽なシンプルライフに変えるのに役立ったことを紹介しています。
10回目は、よい習慣を身につけるよう心がけた話です。
これは、今も継続しています。
もっとシンプルに暮らすために、役立つ習慣を身につけることを意識しました。
昔は特に考えていなかった
このブログを長く読んでいる人は、私が、習慣づけに関するTEDをしばしば紹介しているのをご存知でしょう。
たとえば、これ⇒ルーティン:習慣、練習、儀式の思いがけないパワー(TED)
一般の記事にも習慣を身につける重要性や、よい習慣の取り入れ方を書いています。
でも、昔の私は、ここまで習慣づけについてこだわってはいませんでした。
夜更かしはあまりよくない習慣だから、やめたほうがいいな、甘いものばかり食べるのも、悪い習慣だな、と思うぐらいです。
その結果、長い間、私の生活はあまり変わりませんでした。
年のはじめに、「今年こそ貯金だ!」「今年は料理をがんばる」「おやつの食べ過ぎをやめよう」「仕事をまじめにしよう」などなど、その年の努力目標を書いていましたが、何1つ、達成できなかったのです。
そして翌年、また同じようなことを日記に書いていました。
きっかけはフライレディ
ライフスタイルを変えるためには、習慣を変える必要があるらしい、と気づいたのは、フライレディ(flylady)のメールがきっかけです。
フライレディはアメリカにあるお片付け自助サイトです。
詳しくは過去記事をどうぞ⇒流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
フライレディには、月替りで、身につけることをめざす習慣がありました。
たとえば、6月の習慣は、私がフライレディのメールをとっていた2009年も今も水を飲むことです。
こんなに水はからだにいい~今すぐ水を飲むべき7つの理由~ミニマリストへの道(32)
水を飲むことと部屋の片付けは、直接関係はありません。
何リットル水を飲んでも、いらない物を捨てない限り、家の中はスッキリしない。
しかし、フライレディは、私たちの自分に対する扱いと、部屋の扱いは同じだと考えているので、自分を大事にして、もっと健康になり、セルフエスティームをあげるために、水を飲め、と言うのです。
セルフエスティームとは?⇒セルフエスティーム(自分を愛する気持ち)が高い人の12の特徴
毎月、フライレディの提示する習慣づけをやっているうちに、習慣が変わると生活が変わることを実感しました。
当時、ブログをよく読んでいた、アメリカのミニマリスト、レオ・バボータも、習慣を変える話をよくしていました。
意外に簡単、シンプルライフブログの第1人者、レオ・バボータに学ぶ、ガラクタをゼロにする方法
私が取り入れた習慣
これまで私が身につけてきた習慣はすべてブログに書いています。この「役立ったこと」シリーズに書いていることも、ほとんど習慣にしましたが、特にシンプルライフの構築に効果があった習慣を4つシェアします。
早起き
もともと朝型ですが、40代後半から、意識して早く起きて、さまざまな用事を片付けています。
モーニングページ
モーニングページについては、しつこいほど書いているので、もう聞きたくないでしょうが、2015年の8月から毎日書いています。
モーニングページを開始した時のこと⇒何かに挑戦したいなら30日間チャレンジがオススメ
30日間チャレンジ
上にリンクした記事にもありますが、30日間チャレンジも毎月行っています。これは何か挑戦したいことを1ヶ月だけ行うことです。
マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
1年、3年、5年という長期の目標を立ててがんばるのも悪くありませんが、1ヶ月で終わる30日間チャレンジは、もっと気軽に取り組めます。
「こういうのやってみるといいかもしれない」と思ったら、とりあえず、1ヶ月はやってみて、自分に合うかどうか、調べています。
人生を変えたいあなたに。30日間チャレンジのアイデア88選。
仕事・用事の前倒し
用事はできるだけ早めにすませる習慣を身につけました。
これは、シンプルライフ化にはとても役立ちます。
この記事に書いているように⇒片付かない理由は、収納という名の「決断の先延ばし」をするから
いろいろなことをタイムリーにやらないから、部屋がどんどん散らかります。
私はもともとは、何ごとも先延ばしにするタイプです。
高校の数学の夏休みの宿題を、9月になってからやったこともあります。
恐ろしいですね~。そんなに短期間にできるわけないのに。
当時、私の高校ではやたら宿題がたくさん出て(宿題さえ出しておけば、生徒のパフォーマンスがあがると思っていたのか?)、数学の宿題は、小型の問題集をまるまる1冊やれ、というものでした。
ギリギリに宿題をやるのは、高校のときに始まったわけではなく、小学生のときだったと思いますが、彫刻刀で板を掘る宿題を、提出する前の晩に、半泣きでやったこともあります。
このとき、お茶をもってきてくれた母が、「私はもう寝るけどね、あんたはやるしかないね。早めにやらないからだよ」と言いました。
・・・以上が暮らしをシンプルにしたい人におすすめの習慣です。
もちろん、物を出して使ったらすぐしまうとか、予算を決めて物を買うといった習慣も、シンプルライフ化に役立ちます。
しかし、このような細かいことよりも、自分がめざしている状況を把握して、そうなるためには、どんなことをしたらいいのか考え、実践する習慣を身につけるほうが重要です。
人がシンプルライフに求めていることも、生活環境も違うからです。
よい習慣を身につけるコツ
最後に、私の思う、よい習慣を身につける最大の秘訣を紹介します。
それは、悪い習慣をやめようとするのではなく、その習慣をよい習慣に置き換えることです。
たとえば、喫煙をやめたいなら、「たばこを吸うのをやめよう」と思うのではななく(思ってもいいですが、思っただけではやめられません)、いつも、昼休みに、喫煙仲間と、屋上にタバコを吸いに行くのが習慣なら、そうする代わりに、コーヒーを入れて、デスクでコーヒーを飲みながら、筆子ジャーナルを読む、という行動を毎日するのです。
洋服や靴を買いすぎてしまう習慣を改めたいなら、ふだんなら、ネットショップにアクセスするために、スマホを取り出している時間帯に、散歩に行くようにしてください。
おやつに甘いものばかりばくばく食べる習慣を改めたいなら、お菓子ではなくフルーツやチーズ、ナッツなどを食べるようにしましょう。
これまで、習慣化に関する本を読み、TEDトークを見て、自分でもいろいろ試してわかりましたが、悪い習慣を改めるのは、そんなに簡単ではありません。
と言うより、ひじょうにむずかしいです。
それは、知識、意志の力、計画などではどうにもならないと思ったほうがいいです。
もちろん、知識や意志の力、計画性などがあったほうが、何もないよりは、悪い習慣の撲滅に効果があるでしょう。
しかし、新しい、もっと好ましい習慣に置き換えようとしたほうがうまくいきます。
手放したい習慣があるときは、ぜひ試してください。
このシリーズを最初から読みたい方はこちらからどうぞ⇒シンプルな生活にするために役立ったこと(その1)~不用品を捨てる。
これまで、1.不用品を捨てる、2.ノイズを減らす、3.すべてをブログに記録、4.参考図書を読む、5.不用意に物を家に入れない、6.引っ越し、7.プロジェクトの実践、8.得をしようと思うのをやめた、9.デジタルツールを使いすぎない、の9つ書いています。
*****
持たない暮らしにシフトするのに役立ったこととして、よい習慣づけを紹介しました。
シンプルライフにしたいとか、したくないとかは関係なく、習慣づけについて敏感になることは、人生の質を向上させます。
主体的に、人生を生きることにつながるからです。