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シンプルライフめざして、去年1年がんばったのに、意外にものは減っていないし、相変わらず部屋の中がごちゃごちゃだ。
だんだんやる気がなくなってきたよ。もうどうでもいいかも。
そんなあなたに、新たに断捨離に取り組む方法を5つ紹介します。
たぶん、ずっと同じことをやっているからマンネリになってしまっているだけです。
新しい年は、新機軸を打ち出して取り組んでみましょう。
1.とにかく家に入れないようにする
捨てることに疲れた人は、しばらく「捨て作業」を休んで、新しいものを家に入れないことを意識してください。
余計なものをたくさん家に入れなければ、次第に所持品が消費され、数が減っていきます。
家に入れないためにすべきことは以下の2つです。
・モニタリング
どんなものがどこからどのぐらいの頻度で、どれほど入ってくるか冷静に観察する。
必要なら記録も取る
・差し障りのないものから流入を止める
買わない、もらわない、拾わない。
これだけやれば、過剰にものが入ってくることはありません。
多くの場合、自分で買ってものを増やしているので、少し行動を変えるだけで、解決できます。
小規模な買わない挑戦をしてみるのもいいでしょう。
買わない生活で得られた7つのメリット:買わない挑戦12月の振り返り
家に入れすぎないスキルはけっこう重要で、いったん身につけてしまえば、一生、身軽に暮らすことができます。
2.インパクトのあるものを捨てる
捨てやすいものを、少しずつ捨てても、断捨離効果は得られます。
しかし、その方法で、停滞を感じているなら、もっと重要なものを捨てるといいでしょう。
「これを捨てると自分の人生が大きく変わる!」と感じるものを捨ててみてください。
たとえば、ずっと心にひっかかっているピアノ、物置きに入れっぱなしの節句人形など。
それは大きなもの、すごく高価なもの、かなり長いあいだキープしていたもの、とても大事な人からもらったものかもしれません。
きのうまで、捨てることなんて夢にも思わなかったものかもしれません。
捨てると人生が変わるアイテムがわからないときは、心の中でひっかかっているものを見つけてください。
ふだんは、忙しい日常の中で、あまり意識にのぼってこなくても、心の奥底でひっかかっているものがあります。
それはたいてい、やっかいな感情が結びついているものです。
たとえば
・解決していないことを思い出させるもの
・過去の失敗や後悔にかかわるもの
・叶えることができなかった夢や目標のあかし
・人間関係のトラブルの象徴
・見るだけで、自己嫌悪を感じるもの
そのアイテムと向き合うと重たい気持ちにならざるを得ず、そんな気持ちにはなりたくないので、とりあえず見ないことにしているもの。
しかし、見ないことにしていても、脳は、それがあることを忘れません。
ふだんは忘れていても、何かの拍子に思い出します。
どうしても、これだけは絶対捨てられないとか、捨てることにすごく苦手意識があるものをあえて捨ててもいいでしょう。
ラスボス(最強の敵)を先にやっつけてしまえば、残っているものを捨てるのはとても簡単です。
3.中継する
断捨離している様子を自分以外の人に伝えてください。
自分1人でコツコツ捨てるのも、もちろん効果的ですが、誰かに見てもらいながら進めるほうが、はかどることもあります。
私は語学歴が長く、独学派ですが、先生やチューターについたり、コミュニティに入ったり、仲間と勉強したりしたほうが、挫折しにくいことはよく知っています。
フィードバックが得られるし、仲間と切磋琢磨できるし、モチベーションも続きます。
そもそも言葉はコミュニケーションのツールだから、人とかかわりをもったほうが、上達しやすいのかもしれません。
しかし、断捨離も、自分が達成したいプロジェクトという意味では、語学と同じです。あえて、捨て活動の状況を、他の人に知らせてください。
週に1回、家族や友人に話してもいいし、ブログやSNSで発信してもいいです。
以前、ブログを書くことをおすすめしましたが⇒すべてをブログに記録した~シンプルな生活にするために役立ったこと(その3)
誰も読まないブログでも、自分は読みますよね?
最低でも1人は読者がいるわけです。
その読者に伝えるために、捨てたものや、これから捨てたいもの、捨て計画などを書いてみましょう。
発信が好きな人と嫌いな人がいるので、無理にする必要はありません。
しかし、季節ごとに、私に、「引用不可」で「返事はいらない」のメールを出すだけでも違いますよ。
とりあえず、家族や友人に、自分が部屋を片付けていることや、シンプルライフを目指していること、今年は汚部屋を脱出するつもりであることを話してみましょう。
4.聖域づくり
どんなに部屋がくしゃくしゃでも、ここだけはいつもきれい。そんな場所を作ってください。
たとえば流しとか。
流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
「流しをきれいにしたぐらいで、部屋が片付くのか、こんなにすごい汚部屋なのに」と懐疑的になるかもしれません。
でも、きれいな場所があると、そのまわりもだんだん片付けたくなるんです。
仮にそうならなくても、聖域をもつメリットはたくさんあります。
きれいな場所を見るだけで、ストレスが減るし、そこは自分の気持ちのよりどころになります。
聖域は安心感と前向きな気分を運んでくれます。
以前、こころの中に聖域をもつことをおすすめしたことがあります。
どんなできごとがあっても汚されない場所です。
家の中にも、どんなに人生が荒れても、きれいなままのスペース、きれいでいるしかないスペースを作ってください。
それはあなたが心から求めているスペースです。
それを忘れないために、早速、今日、聖域を作りましょう。
べつに大きな場所である必要はありません。
からっぽの引き出しのように、普段は目に見えない場所でもいいですよ。
5.最後に使った日を調べる
所持品それぞれについて、最後に使った日を思い出してください。
全部のものにつじてやろうとすると、とても大変なので、とりあえず、自分が特に整理したいもの、集中的に捨てたいと思っているものを調べてみましょう。
頭の中で考えるだけではなく、実際にスマホやパソコンで記録してください。たとえば、
黄色いミッキーマウスのついたTシャツ:令和3年8月ごろ
こんな感じです。
正確な日付は思い出せないでしょから、推定でいいです。
推定でいいですが、手持ちの情報を駆使して、できるだけ正確に近いものを推測します。
最後に使った日リストができたら、日付が一番古いものから捨てていきましょう。
最後に使った日時が現在から遠ければ遠いほど、今後使う可能性が低いですから。
詳しくはこの記事を読んでください⇒よりよい決断をする3つの方法、コンピュータのように考える(TED)
最後に使った日を調べるためには、ひとつひとつのアイテムと向き合わねばなりません。
改めて手にとると、もう自分の心から遠く離れていて、関係が終わっていることに気づきます。
まったく何も思い出せないときは、関係が始まってすらいないので、さっさと処分してください。
関連記事もどうぞ
⇒断捨離停滞中?見方を変えれば捨てられます~カレン・キングストンに学ぶ
⇒汚部屋の片付けに疲れた人へ~やる気を回復する方法教えます。
⇒日々の片付けルーティンをこなすのに疲れてきたらどうするか。
⇒いったん不用品の片付けをやめたほうがいい時~こんな時は、ほかのことをやってみよう。
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断捨離がうまくいかないとき、スパイスアップする方法をお伝えしました。
正攻法ですが、何がうまくいかなかったのか、分析するのも効果的です。
去年の捨て活動を思い出し、うまくいったことや、うまくいかなかったことを振り返ってください。
どこかに無理があるとたいてい失敗します。
負荷をかけすぎず、ちょっとがんばればできそうな目標や計画を立ててやってみましょう。