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2年ぶりに、本の自炊好きさんからお便りが届きました。
3年かけてものをたくさん捨てたところ、もったいない、足りないという気持ちが、かえって強くなってしまったそうです。
もったいないという気持ちにどう対処すべきか質問いただいたので、この記事で回答しますね。
手放しても、もったいないが消えない
件名:3年で8割手放したのに、足りない気持ちが強くなった
筆子さん、お久しぶりです。
2年くらい振りにメールを出させて頂きます、本の自炊好きです。
今回相談させて頂きたいのは片づけをしてももったいないマインドが消えない問題についてです。
自分は3年ほど片づけをした甲斐あってようやく自分のものを8割ほど手放すことができました。
部屋を探しても要らないかも?と思うようなものを探す方が難しいくらいです。
でも期待していたような効果を得られていない感覚があります。
もったいないと言う感情や足りないマインドが、片づけたのにますます強化されてしまっているのです。
片づけの本や動画を見ると、片づけをするともったいないという感情や足りないマインドがなくなると良く見ます。
私もそれを期待して片づけをしたのですがむしろ悪化してしまいました。
根本的にお金が足りない、ものそのものが足りないと言うマインドが染みついているのだと思います。
2年ほど前に送ったメールにあった月の予算が1万円と言うのは小遣いの話なのですが正直物価高もあってかなり厳しいです。
ですがYouTubeや本で他の同じくらいの収入の人の家計簿を見ても大体そのくらいだし、何より一度生活水準を上げると下げるのに相当苦労すると言う話を聞くのでこのままにしようと思っています。
ただ正直欲しいものがあっても買えないと、足りないマインドは出てしまいます。
ものに関しても自分が欲しい本やゲームソフトに関しては、廃盤で増産されないものの方が多いので、数は減っていく一方だから捨てずに残さなければならないという思いがあります。
以前本に関して同じような手紙を送った方もいて色々な意見も読ませて頂いたのですが個人的には納得できず・・・
どんどん処分されたり壊れたりして数は減っていく一方だから、現存数を維持すべきだと言う考えが強いのです(あくまで自分の話で他人に押しつけたりはしませんが)
別に強制はしないのですが、他人が捨てているものにも何で捨てちゃうの? 私は欲しくても買えないのに捨てちゃうなんてもったいない!と感じてしまうのです。
今も買って読んだ本をメルカリで300円で売却していますが送料や梱包費などを引いた利益は30円程です。
よく見る意見で時間がもったいないと思えば手放せると見るのですが、自分は時間があっても、ものを減らしても、ものが買えない。ものが足りない足りない足りない~と足りないマインドに陥って時間を無駄にしてしまうので時間の大切さがよく分からず・・・
例えばお金が無くて餓死することはあっても、時間がなくて餓死することはない、時間は直接換金できないのでお金の方が大切なのではないかと思ってしまいます。
まとまりがない乱文になってしまいましたがもったいないマインドへの対処、筆子さんの考えをお聞かせ願いたいです。
本の自炊好きさん、こんにちは。お久しぶりです。お便りありがとうございます。
断捨離が進んで、かなりすっきりできましたね。
お便りにはいろいろ書いてくださいましたが、特にお伝えしたいことを返信します。
片づけと、もったいないマインドの解消は関係ない
片づけの本や動画で、片づければもったいないマインドが消えるとあるのを見て、本の自炊好きさんはそれを期待したのですよね。
この2つは連動していないので、どれだけものを捨ててもマインドはそのまま残ります。
片づけは物理的な作業です。
いらないものを見きわめて、部屋から出すだけです。
一方、もったいない、足りないというのは、思考や感情。
ものを減らしても、この思考が自動的に消えることはありません。
片づければこの気持ちは消えるはずだと期待していると、うまくいかないとき苦しくなります。
期待した効果が出ないと、自分のやり方が悪いのかと考えてしまいます。
そもそも、人はもともとものを失うのが嫌なんです。
これまでものをたくさん捨てていても、何かを手放すときには、やっぱりもったいないと感じます。
私も長年ミニマルな暮らしをしていますが、捨てるとき「これ、あとで使うかも」と考えることはごく普通にあります。
断捨離に対する期待に関する記事を過去に書いているので、あわせて読んでみてください。
⇒断捨離をしても、なんだか暮らしがよくならないと感じるのは、片づけに期待しすぎているから
捨てるものは、もう探さなくていい
断捨離作業をどんな気持ちでやっているか考えてください。
もっと減らさなきゃダメだ、と自分を追い込むように捨てると、捨てた達成感より、まだ足りないという感覚が強く残ると思います。
減らすことが目的になってしまうからです。
本の自炊好きさんは、捨てるものを探すほうが難しいと書いています。
それなら、減らす段階はもう終わっています。
ここから先は、今あるものに目を向けて、それで満たされる感覚を育てたほうがいいです。
それと、必要なものや大事なものを捨てる必要はありません。
私はあまりものを持っていませんが、足りないマインドはそこまで強くありません。
ふだん使うものを少しだけ持って、それで楽しく暮らせているからだと思います。
他人の捨て活が気になるのは、自分ががまんしているから
他人が捨てているものにまで、なぜ捨てるのか、もったいない、と感じてしまうとのこと。
たぶん、自分が欲しくても買えないと強く感じているため、何かを平気で手放す人を見ると、心がざわつくのではないでしょうか?
実は、断捨離ではないんですが、私も似たような経験があります。
痩せようと思って甘いものをやめたとき、カフェの前を通りかかって、誰かが美味しそうにケーキを食べているのを見ると、ものすごく恨めしく感じました。
「私はこんなにがんばっているのに、あの人はあんなものをたらふく食べて、全然太ってないし」
そんなふうに思ったことがあるんですよ。
でもよく考えてみたら、甘いものをやめたのは私の都合で、他の人には何も関係ありません。
他の人にはその人の人生があるから、好きなことをすればいいんです。
自分の生活に意識を向け充実させようと思ってからは、他人のやることは気にならなくなりました。
本の自炊好きさんも、自分の暮らしをよくすることに気持ちを使ってみてください。
時間とお金、どちらが大切か
最後に、お金と時間について。私は、時間のほうが大切だと思います。
お金がなければ餓死するかもしれないのはそのとおりです。
ですが、時間がないというのは、もう命がないということです。命そのものが、時間なので。
お金がないときは、国や自治体、家族や親戚、友達、ときには見ず知らずの人が助けてくれることがあります。
でも、時間は誰にも用意することはできません。
過ぎてしまえば、二度と取り戻せないのです。
そもそも、本の自炊好きさんは、飢え死にするほどお金がないわけではありませんよね。
本もゲームソフトも買えているのですから。この2つって、別に生きるのにどうしても必要なものではありません。
本を全く読まない生活は私には考えられませんが、図書館で借りることができます。
今手元に残っている好きなものを大事にしたり、味わったり、楽しんだりすることに時間を使ってみてください。
そうすれば、足りないと気持ちに傾きにくくなります。
今回の返信で取り上げなかったYouTubeのことなどは、また別の記事でお伝えしようと思っています。
◆関連記事もどうぞ
⇒断捨離が進まないのは、足りないマインドに傾きすぎているから
⇒捨てられないモヤモヤを解消~もったいないを手放す7つの心理と解決策
⇒私があせっていたのは、できていないことばかりを見ていたから
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本の自炊好きさん以外にも、なんでも持っている人がうらやましい、どうしても足りないと思ってしまう、というメールをいただくことがあります。
足りないという気持ちは、持っているものの多さとは、あまり関係がありません。
足りないマインドが強いと、どれだけ持っても欠乏感が続きます。
それでは、本の自炊好きさん、これからもお元気でお過ごしください。
感想などありましたら、お気軽にメールください。













































