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6年前に脱シャンプーしてから、基本、お湯だけで洗髪をしている、ミニマリスト筆子の「お湯シャン物語」、とうとう最終回です。
きょうは湯シャンのメリット(よいところ)をお伝えします。
シャンプー不用の爽快感
湯シャンをやりつつ、時々は合成シャンプーを使っている人もたくさんいると思いますが、筆子は100%湯シャンで、たまにヘナで白髪染めをするぐらい。
湯シャンに切り替えてから、別に何の不都合もないし、髪も臭わないし、ごく普通なのでそのまま続行しています。
そのヘナも今は切れていますから、ヘアケア商品は何も持っていません。
「何もない」・・・いい響きです。
やはり何も使わなくていいというのはとても快適です。
「何もない爽快感」だけでなく、湯シャンにはさまざまなメリットがあります。正直、抜け毛防止になるとか、白髪が増えないとか、そういうことは筆子にはよくわかりません。
というのも、湯シャン生活5年と、ふつうのシャンプー生活5年を一緒にやって、比較対象することなんでできませんから。
1つ言えることは、強い薬品を使ってないわけですから、やはり湯シャンは頭皮や、肌、全身の健康にいいと思います。
それに、さまざまなものが節約でき、省エネルギーになります。たとえば以下のような節約効果を実感しています。
湯シャンはこんなふうに節約、省エネ生活に貢献する
1.お金の節約
シャンプー、リンス、コンディショナーを買わなくてもすむので当然その分のお金が浮きます。
湯シャンをするとたいてい髪がすこやかになりますから、ほかのヘアケア製品の使用量も減る可能性高し。
あなたが、1年間にいったいいくらヘアケア製品にお金を使っているのか知りませんが、ばかにならない金額だと思います。
いつものシャンプーを買うお金だけでなく、美容院ですすめられて、うっかり買ってしまうシャンプーのお金も節約できます。
「私、湯シャンですから必要ないです」と言えば、すごい説得力ありますから。街でシャンプーのサンプルのパウチをもらっても、「使いませんから」と返すことができるので、モノも増えません。
これがもし、自分の髪質にあう、今使っているシャンプーより、「もっといいシャンプー」を探しているとしたら、美容院でも、すすめられままに買ってしまうかもしれません(昔の筆子)。
2.シャンプーする時間と手間の節約
前回の洗い方のコツの記事で書いたように、湯シャンでも、一応シャンプーですから、洗う手間は必要です。でもすすぎがないので、手間も時間もぐーんと短縮。
湯シャンのコツ⇒湯シャンで髪がべたつく問題を解消する洗い方:私が湯シャンに至るまで(7)
湯シャンにすると髪を毎日洗う必要がなくなります。考えてみると髪はそんなに汚れません。以前は、頭皮がかゆくなったので、毎日洗っていましたが、それは薬剤のせいでした。
3.スペースの節約
シャンプー、リンス、コンディショナーなどを風呂場に置く必要がなくなります。とてもすっきりするはずです。
残念ながら、筆子の家のバスルームは家族3人で兼用しているから、娘や夫のシャンプーボトルが浴槽の縁に置いてあって、全然すっきりしていませんが。
シャンプーのボトルを置かなくてすむので、掃除も楽になります。掃除といえば、以前、浴槽の排水口が詰まる話を書きましたが、排水口には石けんかすがたまるので、石けんシャンプーよりは湯シャンのほうが掃除の手間が減るかも。
排水口が詰まる話⇒バスルームの排水口が詰まって流れないからいろいろ工夫してます
4.旅の省エネルギー
旅行するときシャンプーの分だけ荷物が少なくなるので、全体量が軽くなって体力を温存できます。つまり省エネルギー。
あなたは、旅行に行くとき、ふだん使っているシャンプーを持っていくほうでしょうか?シャンプーや化粧水を小分けできるボトルも売っているぐらいですから、そういう人は多いかもしれません。
筆子の娘なんて、ふつうのボトルをまるごと、スーツケースに入れます。シャンプーとコンディショナー、その他で1本だけではおさまりません。
荷物は1つでも少ないほうがいいですから、この省エネ効果はあなどれません。
5.シャンプーについて考える時間とそれを買う時間の節約
自分の定番は湯シャンだと決まれば、もうシャンプーのことなどいっさい考える必要がなくなります。
実際、筆子は全く考えていません。「どこかにいいシャンプーがないかしら」「いつも使ってる、〇〇シャンプー、セールになってないかしら」、なんて考えなくてもすむのです。これは相当時間の節約になります。
確かに今は敏感肌の人にも使えそうな低刺激性シャンプーも多数出ています。
去年美容院ではアミノ酸シャンプーをしてもらいました。100%天然由来のharuシャンプーというのも最近よく話題になっていますね。
でもそういうシャンプーを導入しようと思ったら、やはり、ボトルをあけて匂いをかいでみたり、成分をチェックしたり、という手間があります。
湯シャンなら、いちいち成分をチェックしなくてもすみます。
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まとめますと、湯シャンの1番いいところは、「もう一生シャンプーのことを考えなくてもすむ」ところでしょうか?
シャンプー関連のことで、あれこれ迷わなくてすむのです。
自分の生活からシャンプーを断捨離すると、シャンプーする時間とエネルギーはもちろんのこと、シャンプーを入手することにかける時間と労力が減り、余った時間と体力を、別のことに集中できるわけです。
これは、ミニマリスト的にはとてもうれしいことですよ。
・・・・私が湯シャンに至るまで・終わり・・・
☆「私が湯シャンに至るまで」を最初から読む方は、こちらからどうぞ⇒私が湯シャンにいたるまで(1)~序章
☆後書き
湯シャンを始めたばかりで、髪がベタついていたときは、美容院に行かないようにしていましたが、そのうちセルフカットを始めたので、どのみち美容院には行かなくなりました。
2014年の夏、7年ぶりに実家に里帰りしヘナで髪染めをしてくれる美容院に行ってみました。
その体験はこちら⇒湯シャンの私が美容院に行ってふつうのシャンプーをしてもらった体験談
髪の状態を見てもらいましたが、別に何の問題もなくきれいである、とのことでした。そこではアミノ酸シャンプーをしてもらいましたが、後日、特に髪の変化はありませんでした。
シャンプーしたては、髪がさらさらしていました。昔なつかしい、栗田ひろみのような髪になった気分でした。
そのうち、髪はいつもの状態に戻りました。これが私の今のデフォルトです。
考えてみれば、昔の人はシャンプーなんて使っていなかったのです。石油から作ったもので髪を洗い始めたのはわりと最近のことです。
私は湯シャンの仕上がりに満足しているので、これからも湯シャンを続けるつもりです。