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所持品を1500個捨てて、スッキリ、快適になったが、まだ残っている物がある。これらは捨てるべきなのか? 自分の適正量がわからない。
この質問に回答します。
まず、メールをシェアしますね。差出人はペヌラさんです。
適正量がわからない
件名:お礼とご相談
以前に「集中力がない」というご相談「集中力がない」というご相談をさせていただいたいペヌラです。
その節は、お世話になりました。
アドバイスをいただいた通りに、やってみたら少しずつ改善してきました。
本当にありがとうございます。
今回は片付けの事で、ご意見を聞きたくてメールしました。
私は3年前から片付けを始めて、おそらく1500点以上を処分しました。
かなり物は減り、すっきりした部屋で快適になったと思います。
ずっと片付けが苦手だったので、嬉しいです。
今まで、どれだけ溜め込んでいたんだろう…とビックリしました。
やはり物が少ないと管理は楽なので、これからも物を増やしすぎないように頑張りたいと思います。
さて、片付いたのは嬉しいんですが、当たり前ですが、まだ物はあります。
それらの物を処分すべきか悩んでいます。どこまでやれば自分の中で適正量なのかわからないのです。(もちろん、生活に必要な最低限の物まで処分するつもりはありません。それはとっておきます。)
持っている物を書いてみたりしましたが、解決にはなりませんでした。
こんな事を筆子さんに聞いても、最終的に決めるのは私ですが、迷ってしまい困っているので、何かアドバイスをいただけたら嬉しいなと思います。
宜しくお願い致します。
これからもブログ楽しみにしています。
世の中大変な時期ですが、どうかご自愛ください。
ペヌラさん、こんにちは。メールありがとうございます。
部屋が片付いてスッキリし、さらに、集中できるようになってよかったです。
メール拝見して感じたことを書きますね。
問題を特定する
今回の質問ですが、ペヌラさんが何を悩んでいるのか、今ひとつあいまいです。
便宜上、記事のタイトルは、「あと、どれだけ捨てたらいいのかわからない」としましたが、べつに、「あと、どれだけ捨てたらいいのかわかりたい」わけではないですよね?
そんなこと、誰にもわかりませんし、自分が、「よし、もうこのへんでいったん断捨離は終わりだ」と思えば、一段落つきます。
集中的な片付けはやめて、ほかのことをいろいろやっているうちに、物が増えてきたら、1000個捨てチャレンジなどをして、一時的に、片付けに注力すればいいだけです。
1000個捨てチャレンジとは⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。
それとも、「今、残っている物を処分すべきかどうか迷っている、捨てるべきか、残すべきか、教えてほしい」というご相談でしょうか。
しかし、これについても、「最終的に決めるのは私です」と書かれているので、問題ではないのかもしれません。
具体的にどんな物について、処分を迷っている、ということも書かれていませんし。
自分がもっとも解決したい問題が何なのか、その点がわからないから、あれこれ迷って、頭の中がぐるぐるするんじゃないでしょうか?
解決すべき問題(ゴール)を洗い出すことをおすすめします。
ある程度捨てると適正量が見えてくる
自分がもつ物の適正量は、ある程度捨てると、自然にわかってくる、と過去記事に書いています。
どこまでモノを減らすべきか~こんまりの言う「適正量カチッとポイント」とは?
「あとどれだけ捨てたらいいんだろう」と思うなら、まだまだ捨てる余地はあります。
思い切って所持品を減らすと、「ああ、このぐらいで充分だな」とか、「これでは、ちょっと足りないな」とわかります。
私は、服の枚数が少なめですが、Tシャツやスパッツの痛みが早いので、「もう少し、数を増やして、ローテーションさせたほうがいいかもなあ」と思うことがあります。
これも、数を減らしたからこそわかることです。
たくさん物があって、「活かしきれてないなあ」と思えば、捨ててください。
こんな記事もあります⇒どこまで捨てればいいの?断捨離お悩み相談の回答。
捨てる、捨てないで迷ったときは
1つひとつのアイテムを、捨てる・捨てないで迷っているのなら、自分なりにルールを作っておくとよいです。
私のルールは
・迷ったら捨てる
・1年使わなかったら捨てる
基本的にこの2つです。
これには例外もあって、たとえば、スーツケースは毎年は使わないけれど、次に日本に行くときはかならず使うし、数年後に日本に行く確率はかなり高いので、捨てていません。
つまり、次回使うときや機会が明確にイメージできるものは残しています。
捨てるルールに関しては、過去記事にたくさん書いているので参考にしてください。5つリンクしておきます。
これって、捨てていいのかな? 迷ったときのための5つの捨て基準。
捨てていいのかどうかわからない人へ。こんな物は捨てても大丈夫です。
捨てる物に迷ったら、数が多すぎる物を捨ててみる(プチ断捨離14)
なくてはならない物だけ残す
捨てる物を決められないときは、手元に残す物を先に決めて、あとはばっさり捨てるとうまくいきます。
お便りにも、「最低限必要な物はとっておく」とあるので、そういう必要な物以外は捨てることにしてはどうでしょうか?
スッキリ空間を実現するコツは、なくてはならない物だけを持つこと。
「なくてはならない物以外はばっさり削ぎ落とす」という方針にしたとしても、なかなか思いきれなくて、ある程度はグレーゾーンの物が残ります(私の経験では)。
まあ、これは誤差の範囲といえるので、いるのか、いらないのかわからない物が、多少残っていても、問題ではないでしょう。
そのうち捨てる気になるかもしれないので、「今後半年/1年以内に使わなかったら捨てよう」などと決めて、そのへんに置いておけばいいと思います(しまい込まないほうがいいです)。
ゆっくり使う物もある
今使っていなくても、出番を待っている物もあると思います。そういうのは、死蔵品ではなく、「スタンバイしている物」なので、残してもいいと思います。
私は、塗り絵用のカラーペンや色鉛筆の在庫がたくさんある、と自覚していますが、毎日使っているので(5年~10年計画で消費が終わる予定)、残しています。
自分がこれからどんな生活をしていきたいか、どんな暮らしが理想なのかが、この点が、ある程度明確だと、「今すぐには、使わないけれど、順番に使っていて、いずれは使う物」を見極めやすいのではないでしょうか?
趣味によっては、物がたくさんいるものもありますが、自分がその趣味を楽しんでいて、それで生活の質があがっているのなら、あえてたくさん持つのもありです。
大量に文房具を断捨離したあと、筆記具は手持ちのものを使い切る方針へ
居心地よく感じられればOK
服を何着にすればいいのか、お皿は何枚にすればいいのか、厳密に決めず、「自分が居心地よかったらそれでいい」と考えれば、そんなに悩まないでしょう。
これまで、物がいっぱいのまま、何年も暮らしてこれたのですから、いま、多少ガラクタがあっても、死んだりはしません。
いつも、「今の自分が居心地いいか」と考えて、「居心地悪い」と思ったら、居心地悪くさせている物を捨てればいいのです。
暮らしは、決して止まらず、少しずつ変化しながら、死ぬまでずっと続きます。
変化するから、「これが適正量だ」と思っても、3ヶ月後には変わります。
ですから、数や量を決めてしまうのではなく、居心地よさ加減を指針にしたほうがいいですよ。
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どこまで捨てたらいいのかわからない、という質問にお答えしました。
ペヌラさん、もし検討違いの回答をしていたら、またメールでご質問ください。
それでは、ペヌラさんも、どうぞお元気でお過ごしください。
あなたも、質問、感想、その他ありましたら、お気軽にメールください。お待ちしています。