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急に風邪をひきやすくなってしまいました。風邪をひかない体にする方法を教えてください、という質問をもらいました。
この記事で回答します。
私が健康のために、日常生活で、よかれと思ってやっていることをお伝えします。
まず、メールを紹介します。Iさんからです。
出産後、風邪をひきやすくなりました
いつも筆子ジャーナル興味深く読ませて頂いてます。私が知りたい事が色々と書かれており、遡って読み進めているところです。
私は関東在住30歳の専業主婦です。2才の娘がおり、また、現在二人目妊娠中です。
2才の娘が産まれて半年たった頃、アパートから主人の実家近くの一軒家に引っ越しました。
それから毎月欠かさず風邪をひくようになりました。秋から冬にかけては特にひどく月2回ひくことも多いです。また一度引くと長引いてしまい、医者にかかっても、10日から2週間治りません。
二人目の妊娠がわかってすぐひどいつわりになり、3ヵ月程、病院以外は外出せず家でほぼ寝ている生活をしていました。
その間娘の世話は義理母や夫に助けてもらいました。
その間は風邪はひかなかったのですが、数日前から安定期に入りつわりがおさまり、以前のように娘と1日一緒の生活をすると、すぐに喉が痛くなり、体がだるく動けなくなり風邪を引きました。
義理母も夫も仕事があるのでそこまで頻繁には頼れず、自分が娘の世話をしなければいけないのに病弱で心底困っています。
出産前は仕事をしていて、忙しく残業の多い職場ではありましたが、年に1回風邪を引くか引かないかという健康体でした。
出産後、なぜここまで風邪を引きやすくなってしまったのか、本当にわかりません。
娘に合わせた生活をしているので、出産前より外食は減り、添加物にも気を使うようになり良い食事をし、睡眠もとれています。
筆子さんの免疫力をあげるための記事等を読み、体が冷えないようにしたり、水分をこまめにとる、栄養バランスに気を使う等実践しています。
毎日娘と遊びに出かけるようにしているので、運動量も確保できています。むしろ私の体力が娘に追い付かず、夜はへとへとです。
このような状態ですが、風邪引き体質を改善するためになにかアドバイス頂けないでしょうか。
最後に、長文にお付き合いいただきありがとうございました。これからも筆子ジャーナル応援しています。
Iさん、メールありがとうございます。
今、妊娠中なんですね。それならば、婦人科のお医者さんに相談してみてはどうでしょうか?
妊娠中は、ふだん健康な人も体調が悪くなることはよくあるので、そこまで心配しなくてもいいと思います。
1人目出産のあとに、風邪を引きやすくなったのは、単に疲労のせいで免疫が落ちたのではないでしょうか。あるいはホルモンのアンバランスかもしれません。
出産の疲れもあるし、その後の育児の疲れもあると思います。
初めての育児なので、心身ともにいろいろなストレスがかかっているのではないですか?今も、夜はへとへとなんですよね?
以下に書くことは、ふだんから健康体を保ち、風邪をひきにくくするコツです。特別なことはせず、体に悪いことはやめて健康の底上げをします。
ポイントは4つです。
1.食事
2.睡眠
3.運動
4.メンタルヘルス(心の健康)
番外:その他の注意
食事、睡眠、運動は大丈夫だそうですが、一応、簡単にアドバイスしますね。
1.食事に気をつける
新鮮な野菜をたくさん食べて、水を飲み、できれば甘いもの(砂糖)と加工食品(砂糖がたくさん入っています)を控えてください。
砂糖は免疫を下げるからです。詳しくはこちら⇒白砂糖はこんなに体に悪い~私が砂糖をやめた理由とは?
とは言え、妊娠中は人によっては、食べられない物が出てきたりしますよね。できるだけヘルシーなもので、食べられる物を普通に食べておけばいいでしょう。
妊娠していない時期は、腸内細菌のバランスを保つため、あまり食べ過ぎないほうがいいです。
2.睡眠の質をあげる
睡眠は取れているそうですが、質はどうでしょうか?
朝になって、「ああ、しっかり寝た」とスッキリしてますか? 眠りの質をあげることを心がけてください。
睡眠の質の上げ方⇒睡眠の質を改善する簡単な方法。より長く、ぐっすり眠る6つのコツ。
3.適度に運動する
運動量は確保できているそうですが、もしかして運動しすぎじゃないですか?
妊娠中は、激しい運動はできません。
妊婦さんがする運動はウォーキングと体操ぐらいですね。どんな運動がいいのかは、お医者さんに相談しながら決めてください。
私が妊娠していたときは、いつにもまして、歩いていました。
4.心の健康を保つ
食事、睡眠、運動に問題がないのなら、あとはメンタルヘルスです。現代は、心の健康を保てていない人がたくさんいます。
ストレスが多すぎないかチェックしてください。
心配ごとやストレスが多いと、免疫が落ち、体調が悪くなります。
ストレスが病気を引き起こすメカニズムはこちらで紹介⇒ストレスを感じると、腹痛が起きたり太ったりする理由。
1人でがんばらない
Iさんのメールには「義理のお母さんやご主人にそうそういつも頼れないので心底困っています」とあります。
ですが、別に頼ってもいいんじゃないですか? 妊娠して体調が悪いのですから。妊娠なんて生涯にそう何度もあることではありません。
もし、「頼っちゃだめだ、私がひとりでがんばらなきゃ」と考える傾向があるなら、そういう発想を捨てて、周りの人に、いろいろお願いしてください。家政婦さんなどプロに家事を頼むのもいいと思います。
このメールだけでは、Iさんが、何でも1人でがんばってしまうタイプなのか、どうかわかりませんが。
こんな記事を書いています⇒1人で仕事を抱え込むのをやめる7つのコツ。何もかもやろうとするから何もできない。
ネガティブ思考は捨てる
あまり「ああ、また風邪ひいちゃった」とか「なかなか治らない」と深刻に考えないほうがいいです。不眠症の人が、「眠れない、でも寝なければ」と無理やり眠ろうとがんばると、それがストレスになり、ますます眠れません。
もし風邪をひいたら、「体がデトックスしてくれている」とか「厄払いだ」ぐらいの気持ちで、大らかに受け止めたほうがいいです。
免疫をあげるためには、ネガティブなことを考えず、前向きに考えることがとても重要なのです。
こちらで詳しく説明しています⇒免疫力をあげる4つのシンプルな生活習慣。サプリより食べ物がいい。 「1.前向きに考える(ポジティブシンキング)」を読んでください。
日々、幸せで充実感を感じているのが理想です。とはいえ、妊娠中は、情緒が不安定になりがちなのなので、なかなかそうもいかないかもしれません。
不安がいっぱいで、ふさぎこんだり、人や状況を恨むようなことが多いと免疫は落ちます。
手っ取り早く明るい気分になる方法は何かに感謝すること。また、モーニングページを書くと、心の中のゴミを掃除できるので、おすすめです。
モーニングページの書き方⇒モーニングページの書き方、やり方を教えてほしいという質問の回答。
「やらなければならないけど、やれていない」と気になっていることを1つずつ片付けていくと、気分がよくなります。
番外:風邪をひかないちょっとした秘訣
日常的に、こんなことに気をつけると風邪をひきにくくなります。
顔をさわらない。特に目と鼻
公共の場所にある物(トイレのドアノブ、役所に置いてあるボールペン、エスカレーターの持ち手など)についてるウィルスが手に移って、目や鼻から体内に入り込んで感染する、ということがあります。
大勢の人が触るものをなるべく触らないというのも効果あり。
一般的な風邪の予防法はこちら⇒インフルエンザや風邪をできるだけ自然に予防する方法
肌にあたるものは天然繊維にする
皮膚は、汗をだして、デトックスをしています。化繊の服で締め付けていると、デトックスがうまくいきません。
天然繊維のメリットはこちらをどうぞ⇒私が天然繊維を選ぶ5つの理由~静電気が健康に及ぼす害はあなどれない
できるだけ化学物質を使わない
ホルモンバランスが狂ってしまう理由の1つは化学物質です。そこで、体調が悪いときは、人工的に合成された化学物質を避けてください。
食品添加物、シャンプー、日焼け止め、各種化粧品、香水、塗料、洗浄剤など、気をつけて見てみると、身の回りには、本来自然界になかった物質がたくさんあります。
可能なものから、使う量を減らしてください。長い目で見ると、より健康になります。妊娠中なら、これらのものを控えるのは、メリットこそあれ、デメリットはありません。
Iさんは、粘膜が弱くなっているようなので、効果があるんじゃないでしょうか。
最後に、風邪の治し方に関する記事へリンクしておきます。
風邪とインフルエンザの治し方。できるだけ早く、お金をかけず、薬も使わない
夏風邪の効果的な予防法、4つのポイント。かかるとなかなか治らない。
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こんなところでしょうか? 基本的に、ヘルシーなライフスタイルを維持して、ストレスをためないようにします。
とにかくあまり無理しないで、疲れすぎないようにしてください。元気な赤ちゃんが生まれることを祈っています。