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8月の買わない挑戦の結果をお伝えします。先月も軌道をはずれることなく、必要な物だけを買うにとどまりました。
とはいえ、私もたまに何かを買いたくなるときがあります。そういう衝動とどう付き合っているか、合わせてお伝えします。
8月に買ったもの
娘とStaplesに行ったときに、封筒と付せんを買いました。
ともに、ふだん使っているものがなくなったので、補充です。
たまに、日本に手紙を出すことがあるし、食費を1週間分ずつ(1日10ドルX7=70ドル)入れたり、特別予算を入れたりするのに、封筒を使います。
付せんは、ふだんTo-doリストに使っているものです。サイズは、2インチ(約5センチ)X1.5インチ(約3センチ8ミリ)。写真だとわかりにくいですが、一応、付せんの中ではエコな商品です。
100%、リサイクルペーパーからできていて、粘着部分の67%は、植物ベースとあります。昔の糊(のり)は、にかわやでんぷんといった自然にあるものから作っていましたが、最近は、ふつう合成樹脂から作っています。
グリーン商品のせいか、やや値段が高く、100枚入りが12個(1200枚)で10ドルちょっとでした。これはヘルシンキコレクションというきれいな色のセットです。
アマゾンだと、マルセイユコレクションというのが8ドル70セントぐらいで購入できますが、そちらはグリーン商品ではなく、色もちょっとくすんでいます。
上記以外では、定期購読している、子供向けの雑誌(フランス語)が届いただけなので、無駄買いせずにすんだ月でした。
では、ここから、何かを買いたい衝動が起きたときの対処法を紹介します。といっても、わたしは、何かが欲しくて欲しくてどうしようもない、という気持ちにはまずなりません。
「あ、これ欲しいかも?(でも、べつに今買わなくてもいいよね)」と思うぐらいです。そんなとき、衝動とうまく付き合う方法を4つに分けて紹介しますね。
1.気をそらす
何かを「買いたい」と思って、ずっとそのことを考えていると、「買いたい神経回路」が強化されます。
他のことに気をそらせば、脳の別の神経回路が活性化されて、買いたい衝動を忘れることができるでしょう。
気をそらす方法は、たとえば
・深呼吸する
・散歩する(歩き回る)
・水を飲む、お茶を飲む
・仕事をする(私の場合はブログを書く)
・数を数える
・人に、きのうあったこと、最近読んだ本、見た映画などについて、順序だてて伝わるように話す
・手紙を書く
・自分にメールする
・新聞、本を読む
・料理する
・掃除、片付けをする
・絵を描く、目の前にあるものを写生(デッサン)する、塗り絵する
こんなふうにいろいろとあります。
暇だと買い物をしてしまうので、仕事や趣味に打ち込んだり、ボランティアしたりして、無為な時間を減らすといいと思います。
ぼーっとする時間も大事ですから、そういう時間は取っておいてください。
私の場合は、やりたいことがいくつかあり、買い物をするひまがないというか、買い物の優先順位がものすごく下のほうなので、結局、買わないままになっています。
買い物がくせになっている人は、何か打ち込める趣味を見つけるといいでしょう⇒自分に合った趣味の見つけ方、または有意義な暇つぶしの方法。
2.欲望を受け入れて観察する
物欲や、何かを買いたい衝動を無理に抑えつけるのは逆効果です。いつもいつも抑えつけていると、ちょっとしたきっかけで、その衝動が爆発して、どんどん無駄な物を買ってしまいます。
欲望を感じたら、抑えつけずに受け入れます。
自分は、いまどんな衝動を感じているのか、じっくり観察して、それを言語化するといいです。
いま、私は、雑誌で見た服を買いたいと思っていて、まさに、買い物かごに入れたところだけど、まだ決済はしていない。胸はどきどきして、手に汗も出ている。
こんなふうに口で言ってもいいですし、紙切れに、いまの自分の気持ちや、考えていること、肉体的な反応(こめかみが痛い。口の中が乾くとか)をできるだけ事細かに書くのも効果的です。
ペンや鉛筆を使って、物ごとを細かく描写しようとすると、脳の別の部分が活性化されるから、「買い物したい」という気持ちをそらすことができますし、自分の感情をしっかり観察することで、よりマインドフル(意識的)になれます。
マインドフルが初耳の人はこちらへ⇒マインドフルネスで実現する。今この瞬間を生きて幸せになる4つの方法。
自分の考えを観察せよ、と言われても、やり方がわからない方はこちらのプレゼンをどうぞ⇒本当はすごいのに、なぜ私たちは「だめだ」と思ってしまうのか?(TED)
このプレゼンもおすすめ⇒自分の気持ちをそのまま受け入れる勇気のパワーとその素晴らしさ(TED)
それと、以前、こちらの本で読んだのですが、
ものすごく爪をかむ女性が、爪をかみたくなったら、インデックスカード(情報カード)にチェック印を入れるよう指導され、そうしていたら、次第に、爪をかむことがなくなっていきました。
これを真似して、何かを「買いたい!」と思ったら、カードに印をつけるのもいいと思います。
私もナッツを食べたいと思ったときに、印をつけていたら、本当に食べる回数が減りました。
3.自問自答する
何かを買う前に、多少なりとも考えることができれば、衝動に突き動かされて買うことはありません。
7つの質問
買い物するまえに、自分にする質問を用意しておき(紙に書いておき)、買いたくなったら、毎回自問するといいでしょう。
たとえばこんな質問です。
1)それを買うと、自分の人生はどんなふうによくなるのか?
2)それは、自分の目的の達成にどんなふうに役立つのか?
3)それを買うと、自分はいい気分になれるのだろうか?
4)それを買うと、よりシンプルに暮らせるだろうか?
5)それは、どんなふうに私を助けてくれるだろうか?
6)私は本当にこれが好きで、人生を共にしたいと考えているのだろうか?
7)それはどんなふうに自分の暮らしに役立つのだろうか?
買う理由・買わない理由
何かが欲しくなったら、それを買うべき理由、買わなくてもいい理由を書き出して突き合わせます。
紙を2つに折って、左側に買う理由、右側に買わない理由を書いてください。
この作業をしてみると、私の場合、買う理由はあまり出てきません。
「たまたまネットで見て、便利そうに感じたから」というのが私のよくある理由です。対して、買わない理由は、たくさんあります。
・どうせすぐにまたゴミになる
・買ってもどうせ使わない
・歯医者にお金を使いすぎたから、これ以上お金を使いたくない
・置き場所ない
・きのうまでなくても平気だったものが、いきなりきょうから必要になるとは思えない
・断捨離するものがまた1つ増えるだけ
・クレジットカードの明細が増えるのがいや
・その分貯金したほうがいい
こんなふうに思いつくまま書いたら、その紙を1週間ぐらい寝かして、また、買う理由、買わない理由を検討します。
そのうち買いたい気持ちがおさまります。
4.ストレスをためない
ストレスがたまっていると、買い物や、やけ食いなどで発散してしまいがちなので、日頃からストレスをためすぎないようにします。
ストレスをためないために、私が効果的だと思うのは以下のことです。
・夜、ぐっすり眠る(睡眠不足にならないようにする)
・自分の気持ちを正直に人に言う(言いたいことをがまんしていると、ストレスがたまります)。
・自然にふれる
・楽しいと思うことをやる
・シンプルライフ(単純な生活をしているほうが、ストレスがたまりません)。
・紙に自分の気持ちを書き出すことを習慣にする(たとえばモーニングページ⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
・適度に運動する
・がまんしすぎない
節約のために、買い物をがまんしすぎるのは逆効果です⇒節約のやりすぎでかえって不幸になってしまう5つのケース。
私が参考にしているこの本には
週ごとに予算を立ててお金を使い、余ったら貯金箱に入れて、そのお金は、好きなように使えと書いてあります。
つまり、適度に、戦略的にガス抜きをすれば、ガチガチに節約するより、貯金というゴールの達成に近づくのです。
この場合、余った分を好きなように使うのだから、家計には響きません。
これまでの振り返り
買い物しなくてすむようになるには? 筆子の買わないチャレンジ、7月の振り返り。
買わない生活チャレンジ中、買わないことが平気になった主婦の6月の振り返り。
無駄な買い物をやめる7つのコツ(私の買わない挑戦、5月の結果)。
筆子の買わない挑戦、3月の振り返り。予定どおりの買い物をした月。
買わない挑戦のマイルールはこちら⇒買わない生活を継続するために私が心がけていること。 | 筆子ジャーナル
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先月の買わない挑戦の振り返りと、買いたい衝動との付き合い方を紹介しました。
早いもので、今年もあと4ヶ月ですね。日が短くなってきたので、今月こそはキャンドルを買おうと思っています。
それでは、次回の振り返りをお楽しみに。