ページに広告が含まれる場合があります。
そろそろゲームをするのはやめて、テレビも押入れの中に封印したい、という読者のお便りを紹介します。
暮らしをシンプルにしていくと、時間の使い方にも目がいきますね。
差出人は、たまにメールをくださりかいりさんです。
2月にもらったお便りなので、時候の挨拶が冬仕様ですが、そのまま引用しますね。小見出しは私が入れました。
テレビはもういらないかも?
件名:ゲームとTVと処分したもの
ゲームについて思うこと
こちらでは気候が三寒四温で、でも緊急事態宣言はまた続きそうな気配ですが、いかがお過ごしでしょうか。
昨年、ゲームの件でメールしたのですが、その後また復帰して始めてしまって、でも最近になって徐々にゲームの中の彼らとはお別れしようとしているところです。
どのゲームでもそうですが、ステージをクリアすれば何らかの報酬があって、場合によってはLVが上がる。
数字として目に見えるのでやり込めてしまうわけでして。
でもこれ、どう見たって突き詰めれば「ただのデータ」なんだよなあ、という事にようやっと気が付きまして。
それなりに楽しんでやっていたので、課金もしておりました。
けれども、イベントに追い立てられてやっても、疲れてしまって。
(まあ、PCでやるにせよスマホでやるにせよ、疲れるんですけれど)
件のゲームでは、既存の期間限定イベントをリニューアルしたものを開催中ですが、私は近距離の実家から現物支給される新聞や、読めずに棚に眠っていた本に手を伸ばしています。
筆子さんの「8割捨てて、すっきりする」も読みました。blogも読みますが、本は本でまとまってて読みやすいです。
テレビも封印する予定
その過程で、「TVってなくてもいいじゃないか」と思うようになりました。
実家の自室にはアンテナ工事がされておらず、見たい番組はもっぱら、居間のTVで、VHSに録画しておりました。
夜は夜で母が見るので、チャンネル権は私にはなく、「録画したものを見る」ことを長年してまして、ひとり暮らしの今も変わらないんですが。
(あと、今の部屋はTVの真上にエアコンがあって、掃除するときにはTVをどかさないといけなくて面倒)
と言うのも「録画してでも見たい番組」が、あらかた終わってしまいまして。
コロナウイルスで撮影が延期になった関係で、放送も年をまたいだ大河ドラマも、7日で無事完結。今は総集編の放送を待つのみです。
この総集編が終わったら、TV本体を、借りている部屋の押し入れに封印する予定です。
普段はバンダナを画面にかけて鎮座しているTV、しまったらすっきりするといいなあ……。
カラーボックスを捨てた
処分したのは、実家から持ってきたカラーボックスです。
30年はゆうに使ってきたので、板が凹んでいたりして、3段のものひとつだけですが、解体して、市役所に処分の仕方を聞いて捨てました。
回収してもらうのに予約券とやらが必要で、800円かかりましたが、民間業者だともっとかかると思うので、安い方でしょうね。
最近は、メルカリというフリマアプリも始めてみました。
梱包と発送は手間ですが、ゴミにするよりは誰かの手元で大事にされればいいという感じです。
こうして考えると、モノを捨てるということは、自分の人生を振り返ることでもあるのかなあって感じるようになりました。
これからはDVDなど娯楽系も、厳選して所有することになる気がします。
職場は緊急事態宣言中は、時間短縮で営業(時短って言います、内輪では)です。
それでも働けるので、まだいい方ではあると思っています。観光とかもっとしんどいので。
相変わらず先が見通せない状況ではありますが、ワクチン接種ができるようになれば少しは変わるかなーと気長に構えています。
筆子さんもお体に気をつけてお過ごしください。
かいりさん、こんにちは。いつもお便り、ありがとうございます。
ムックもブログも愛読していただき、本当にうれしいです。
筆子のムック⇒ムック本:『8割捨てて、すっきり暮らす』、著者による紹介。
カラーボックスを処分したのですね。
メルカリも始めて、部屋がどんどんすっきりしてきているようで、よかったです。
ゲームはほどほどに楽しむもの
私はゲームをいっさいしませんが、ほどほどにやるぶんには、ゲームはいい気分転換になるかもしれませんね。
私が塗り絵をするのと同じだと思います。
デジタルの世界で完結するので、ものが増えないですしね(増えませんよね?)
ただ、読書や塗り絵に比べて、スマホやPCでするゲームはとても目が疲れるから、合間に休息をしっかり取ってください。
かいりさんはまだ若いから、目が疲れたとか、肩がこったとか、そこまで痛切に感じないかもしれませんが、目の疲れをほっておくと、全身が不調になります。
目は、取替がきかないから、若いうちから大事にしたほうがいいですよ。
かいりさんも気づいているでしょうが、ゲームにしてもSNSにしても、オンラインのサービスを提供する側は、「利用者の心身の健康を守ろう」なんてことは、いっさい考えていません。
もちろん、わざとユーザーを不幸にしようとは思っていないでしょうが、自社のサイトに誘いこみ、できるだけ長く滞在してもらうことが優先順位の最上位にあるはずです。
そうすることによって、より多くの収益があがりますから。
人間の欲望、とくにお金に対する欲望はきりがないので、あの手この手で「楽しくていつまでもやってしまうサービス」を開発します。
ソーシャルメディアはやめなさい:カル・ニューポート(TED)
ジャンクフードを提供している食品メーカーも同じです。
消費者に、できるだけたくさん買って食べてもらいたいと思っています。その結果、肥満になろうと、生活習慣病になろうと、「それは、本人の責任」なのです。
これが野球やサッカー、バドミントンなど、肉体をつかってするアナログなゲームなら、やっているうちに疲れるから、皆、ほどほどのところでやめます。
ですが、デジタルなゲームやSNS、ストリーミングで見るドラマなどは、長時間、消費し続けることができますよね?
自分のサイトに依存させてしまえば、ユーザーがどんどんお金を落としてくれるし、広告費も稼げます。
読者から、毎晩SNSのタイムラインを見ていて、夜ふかししてしまうとか、YouTubeを見すぎてしまうというお便りをもらいます。
サービスを提供する側は、新しもの好きの脳の仕組みを利用して、えんえんとやり続けてしまうようにサイトを作っています。
どれだけユーザーが課金しても、「そろそろやめたほうがいいですよ」なんて表示はいっさい出ません。
こうしたサイトの利用が増えすぎると、もちろん、お金もなくなりますが、それよりも、時間を取られて、肝心なこと(自分が本当にしたいこと)ができなくなるのが問題です。
人生は一度しかありません。
ゲームにしろ、SNSにしろ、自分の生活にプラスになっている線で、とどめておいたほうがいいですよ。
テレビはなくてもいいと思う
テレビに関しては、かなり前に書いていますが⇒ミニマルライフを加速させる~テレビを断捨離すると手に入るもの
私は、25才すぎたあたりから、テレビを見なくなり、ずっとそれで生きてきましたが、特に困ることもありません。
なくてもいいと思います。
テレビがあると邪魔だし、スイッチをつけるとうるさいし、画面が明るすぎればまぶしいし、暗すぎれば見えません。
今はインターネットがあるから、テレビがないと、見られないものってないんじゃないですか?
仮に、テレビじゃないと見られないものがあったとしても、「どうしてもそれを見ないと困る、人生の質が著しく落ちてしまう」ということもないでしょう。
私の夫は、テレビが好きで、仕事から戻ると、居間にあるテレビのスイッチをつけて、寝るまで、ずっとテレビがつきっぱなしです。
さすがに、食事中は、テレビを見ていませんが、トイレに長々と入っているときや、自室にいるときもテレビがついていることがあります。
「見てないなら切るよ」と言うと、「だめ、音を聞いてるから」と言います(夫は、ヘッドホンでテレビの音を聞くことが多い)。
私も、Netflixなどでドラマや映画を見ることがありますが、見る時は、見ることだけに集中します。
「ダラダラ見て何がおもしろいんだろ」と思ってしまいますね。
まあ、テレビの重要度も、人それぞれではあります。
テレビもゲームと同じで、時間を奪うのが得意なので、こちらも、ほどほどに利用してください。
******
読者のお便りを紹介しました。
あなたも、伝えたいことなどありましたら、お気軽にメールください。
お待ちしています。