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すごくたくさんの物を断捨離して引っ越しにのぞんだ私。ですが、新しい家の収納スペースが予想以上になかったので、クローゼットの中身の捨てざるを得ませんでした。
そこで始まったのがクローゼットスッキリプロジェクト。引っ越しの事後処理と同時進行で、暇をみてはクローゼットの中から不用な物を間引いていきました。
今回はこのプロジェクトの3回目の記事です。
1ヶ月でここまで片付けた
引っ越したのが2014年の10月の終わり。クローゼットの中身の断捨離に本格的に取りかかったのは11月13日頃です。
最初の状態はこちら⇒引っ越してすぐはミニマルじゃなかったクローゼット:ミニマリストへの道(97)
ちょっと片付けたあと⇒地道にクローゼットの中を整理するプロジェクト開始:ミニマリストへの道(98)
雑貨や書類を中心に、自分なりに片付けをがんばりましたが、相変わらず、クローゼットの中はくしゃくしゃでした。
まあ、最初よりましにはなりましたが。
2014年12月8日頃のクローゼットの状態
この頃、クリスマスを前にして、別の捨てプロジェクトもやっていました⇒アドベントカレンダープロジェクトは物を捨てたいあなたにおすすめ。
まだ夫の引っ越し荷物が廊下にあったし、娘の部屋にも段ボール箱がそのままになっていたので、「このままでは汚部屋になってしまう」という危機感がありました。
クローゼットのくしゃくしゃを解消するには捨てるしかありません。
すでに私は自分をミニマリストだと思っていましたが、日本のほかのミニマリストの部屋を見て、その格差に疑念をいだいていました。
なぜみんな、あんなふうにみょうにきれいでおしゃれな部屋に住んでいられるのだろうか?
べつにおしゃれなミニマリスト路線にする気はありませんでしたが、「私はまだまだ物が多いのかもしれないなあ」とは思っていました。
いま、昔の写真を見て、「ああ、あの時はまだ、あんな物を持っていたんだ」と思います。やはり、まだ物が多かったのです。
箱を捨てる作戦
クローゼットのカオスを改善するために、この日は、積み重ねてある段ボール箱を1つ捨てることを目標にしました。
ターゲットの箱はこれ(ピンぼけ写真ですみません)
CQ5700Fと書かれた古いゆうパックの小さな箱。ずいぶん前に、母が送ってくれた荷物の箱です。
この箱の中には、パソコン関係の雑貨が入っていました。リカバリーディスク、パソコン用カメラ、マニュアル、コードなど。
CQ5700Fはこの時私が使っていたパソコンの品番です。
中身から捨てられるものは捨て、箱も断捨離し、残ったものは袋に入れて、全体の体積を減らす、というプランをたてました。
わざわざブログに書くほど、画期的な作戦でもありません。
この頃、すでに、「物を入れる物を捨てたほうが、中身もろともすべてが片付く」と気づいていました。
特に箱を狙うのは有効です。というのも、いったん箱に入れると、中身のことを忘れてしまうから。
細々としたものをとりあえず箱にしまいこみ、積み重ねておくと、なんとなく片付いたように見えます。しかし、私の場合は、単に捨てるのを先延ばしにした物を箱の中に押し込んでいただけでした。
1つひとつ箱の中のものを検討すると、思ったよりいらない物が出てくるのです。
これは中身の見えないどんな箱についても言えることです。久しぶりに箱の中身を見てみると、「こんな物、まだ持っていたのか」と思う物が必ず入っています。
この日は全部で8個、物を断捨離しました。捨てた物の写真は、上でリンクしたアドベントカレンダープロジェクトの記事にあります。
残った物をショップの袋に入れて、壁に最初からあった釘にかけてみました。袋は娘の汚部屋から拾ってきました。
あまり代わり映えしませんが、アフター画像です。
布団の収納問題で悩む
右奥で丸まっているのは布団です。この頃、ふとんを一番奥に押し込んでいました。
いつも、まずミニトランポリンを出してから、ふとんを取り出していました。そんなことをせずとも、さっとふとんにアクセスしたいものです。
さすがに掛け布団を断捨離するわけにもいかないし、わざわざ寝袋を買うのもいやです。
この掛け布団は日本時代から使っているもので、かれこれ25年以上使っています。ふとんの下にチラリと見えるのは、衣類圧縮袋です。
中身は引っ越し前に捨てましたが、服の一部を入れて、新居に持ち込んでいました。
圧縮袋の話⇒布団圧縮袋って本当に必要なの?:ミニマリストへの道(84)
この袋は、次のスッキリプロジェクトで断捨離されました。
箱を捨てれば、クローゼットはスッキリする
この日捨てた箱は1個にとどまりましたが、やってみて「箱を捨てると断捨離が進む」という確信が強くなりました。意外とこの点に気づいていない人が多いのではないでしょうか?
片付けようと思う人は、「まず収納ケースを買ってこよう」という発想をし、新たな「箱」を家に入れがちです。あるいは手持ちの靴箱などに物を入れるでしょう。
私は昔から入れ物が好きな傾向がありました。
お菓子の入っていた化粧箱、おせんべいが入っていた缶、チョコレートの空き箱、石鹸の箱、紅茶の缶などなど。
中身がなくなっても箱を後生大事に持っていました。ミスタードーナツでもらえる弁当箱なんかも好きでした。ランチボックスはすでにたくさんもっているのに、ドーナツを食べてもらい続けていました。
いま、思い出しましたが、フェリシモで箱や缶の会にも入っていました。外国のアンティークのブリキの缶の会です。
1500円ぐらいだったと思います。箱の置き場所や使いみちに困ったので数ヶ月でやめましたが。
箱好き気質は先天的なものか、後天的なものかはわかりません。たぶん後天的なものでしょう。
いまでも覚えていますが、子供のころ、雑誌「りぼん」で、巴里夫(ともえさとお)先生の漫画に、毎日のおやつを箱に集めている子供が出てきたことがあります。おやつはチョコレート、ビスケット、キャラメル、あめなどでした。
確か、「5年ひばり組」だったと思いますが、別の漫画だったかもしれません。
このシーンを見て、「わあ、いいなあ、私もこんなふうに箱におやつを集めたい」と強く願いました。
漫画の内容はいっさい忘れいましたが、おやつを入れた箱のことだけをしっかり覚えているのです。実際は、我が家のおやつは、ふかし芋とかりんごが多く、箱に入れると液体がしみてくるし、そのうちくさってくる代物だったので集めることはできませんでした。
私が子供の頃はジップロック容器なんてなかったですから。
おやつを集めることが叶わなかったせいか、その後、箱と中身を集めてしまったようです。
私がどうでもいい雑貨をためこみすぎた原因はいろいろありますが、この「箱集め気質」も大きな原因の1つではなかったか、と思います。昔の私は「箱の中に適切な中身を入れないともったいない」とやきもきしていました。
箱があれば、中身も増えていくのです。
これに気づいてからは、家に箱が入ってきたときは、できるだけ早く処分するようにしています。もちろんわざわざ箱を買うこともありません。
ときどき、自分の持っている箱の数を数えてみたりします。箱集めはしていないのに、部屋の中には意外とたくさんの箱があって、ぎょっとします。その驚きが断捨離のモチベーションアップにもつながっています。
☆このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった
☆次のミニマリストへの道はこちら⇒年の瀬は断捨離に拍車がかかる時:ミニマリストへの道(104)
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今回はクローゼットをきれいにするには箱を撤去することが効果的だ、という話をしました。実はこのクローゼット、先日まで娘のウインタータイヤが入っていました。
その間、全く片付けられなかったので、またぼちぼち片付けていこうと思っています。