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生活していると、知らないうちにさまざまな不用品がたまっていきます。
不用品は、暮らしやすさだけでなく、心や身体に悪影響を与えるので、早めに見つけて処理したいですね。
今日は自分が一番たくさんもっているガラクタ、もしくは、もっとも問題を感じているガラクタを見つけてみませんか?
よくあるガラクタを7つのカテゴリーに分けて紹介するので、自宅や自分の人生の中にないか考えてみてください。
「確かに、ガラクタがある!」と思ったら、少しずつ処分しましょう。
1.物理的なガラクタ
家の中にあふれている不用なものです。
たとえば、もう着ない衣類、そんなに使っていないのに置いたままになっている家具、読み終わって役割を終えた本、押入れにしまいっぱなしの引き出物など。
物理的なガラクタは目に見えるので、一番捨てやすいと思います。目の前にあるものから、どんどん捨てていきましょう。
おすすめは1日15分の捨て活です。15分だけ不用品を捨てる時間を決めて、カレンダーやスケジュール帳に予定を入れて捨ててください。
時間を測って捨てると集中できます。
キッチンタイマーやスマホのタイマーを使いましょう。
タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
毎日コンスタントに不用品を処理することを1年ぐらいやってみると、家の中は見違えるようになります。
2.デジタルなガラクタ
PC、スマホ、タブレットなど、デジタル機器の中にたまっている不用なデータやアプリです。
たとえば、ずっと受信箱に入れたままの未読メール、昔は使っていたけれど今は使わないアプリやソフトウエア。未整理のまま記憶容量を食っている大量の写真など。
デジタルなガラクタの処分はとても簡単です。
削除一択ですから。
不用品のように、分別する必要も、どこかに運搬する必要もありません。
ひたすら削除すれば終わります。
スキマ時間に捨てることができるので、暇を見て、せっせと捨てましょう。
3.時間を奪うガラクタ
時間という貴重なリソースを無駄に奪うガラクタです。このガラクタには2種類あります。
A.無駄に過ごしている時間
特に意味がないのにいつもの習慣でやっている無意味な行動、非生産的すぎる活動はガラクタと言えます。
たとえば、SNSの閲覧はやりすぎると楽しさよりつらさや、自己嫌悪のほうが増えます。
このようなガラクタは1日のスケジュールや日々のタスクを見直すことで減らすことができます。
B.頭の中にある不安
誰でも恐怖、不安、心配を感じます。こうした思考は脳の防御メカニズムの1つです。
このような思考があるから、身の危険を感じたときに逃げることができます。
ですが不安が大きくなりすぎると、自分を守るよりむしろ疲れさせ、ストレスを増やし、体調が悪くなります。
不安や心配は、書き出して気持ちを整理すると減らすことができます。
その他の減らし方は、次の「感情的なガラクタ」の処理法をそのまま使ってください。
4.感情的なガラクタ
心の整理がついていないため、ガラクタになっているものが感情的なガラクタです。
たとえば、過去のできごとに対する後悔や罪悪感など。
先日、家族の死に対して強い罪悪感を持っていた読者のお便りを紹介しました。
この人は罪悪感のせいで、浪費が増えたとメールに書いていましたが、感情のガラクタがあると物理的なガラクタとなって部屋の様子に反映されます。
このようなガラクタがたくさんあるときは、以下の方法をお試しください。
・出来事、感情、思考をノートに書き出す
・瞑想や深呼吸
・マインドフルネス(今、この瞬間に意識を向ける)
・自己受容(感情をそのまま受け入れる)
・セラピーやカウンセリング
・運動
・創作(クリエイティブな活動を通じて感情を表現する)
・人と話す
5.お金に関するガラクタ
お金に関するガラクタは、金銭管理における無駄のことです。
無駄遣いはその名のとおり、効率を度外視した支出です。
ほかには、ろくに使わないのに何かを買い続けること、利用しないサブスクリプションにお金を支払い続ける行為、不適切な金銭管理(予算を立てない、支出を把握しない、後先考えずお金を使う)など。
支払いの先延ばしや、クレジットカードの借金に多額の利子を払い続けること、休眠口座もお金に関するガラクタです。
こうしたガラクタは目に見えにくいので、捨てるためには現状の把握が必要です。
お金の流れや衝動買いの状況を記録し、手持ちのお金がどれだけあるか、現実としっかり直面すると、少しずつガラクタを減らすことができるでしょう。
6.社会的なガラクタ
社会生活における過剰な負担や無駄な活動です。
このガラクタが多いと、プライベートの時間とエネルギーが奪われ、疲労とストレスが増大します。
たとえば、付き合いたくないのに付き合うとか、残業したくないし、する必要もないのにするとか。
まったく価値を見いだせない活動や集まりに時間をさくとか。
SNSにおける過剰なやりとりもここに入ります。
このガラクタの特徴は、背後に社会的プレッシャーがあることです。
実際に、社会や職場にはルールがありますが、「私はこうしなければならない」と自分で勝手にルールを作ってガラクタを増やすケースも多く見受けられます。
自分で自分をしばってガラクタを生み出しているのですから、考え方を変えれば、社会的ガラクタは一気に減らすことができます。
社会的な活動のせいで精神的な疲労を感じたら、そのままにせず、「なぜ、私はこうするのだろう? こうすることにどんな価値があるのだろう? もしこの活動をやめたらどうなるだろう?」と考えてみてください。
7.健康にかかわるガラクタ
健康をおびやかす生活習慣もガラクタと言えます。
たとえば、不健康な食生活。
ジャンクフードや精製された砂糖を過剰に摂取すること、高度に加工された食品を食べること、薬物やアルコールの乱用など。
運動不足や睡眠の乱れも、健康に関係のあるガラクタです。
このガラクタを見直すときも、まず現状をチェックしてください。
自分の生活の中で、健康をおびやかしそうな習慣やもの、活動がないか冷静に調べてみましょう。
ガラクタ習慣を発見したら、少しずつ取り除いていきます。
日常生活の習慣を見直して、できるだけ健康的な選択をしていけば、健康にまつわるガラクタはかなり減らせると思います。
悪い習慣を断ち切る簡単な方法(TED)マインドフルネストレーニングのすすめ。
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一生懸命捨てているのに、いっこうに部屋がきれいにならないと思うときは、別のガラクタの処分を試みてください。
すべては連動しているので、物理的なガラクタも減っていきます。