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片付けやミニマルライフには直接関係のない、筆子に対するごく個人的な質問3つに回答します。
今回は海外生活に関する質問を集めました。
●過去:貧乏だったのに、なぜ働きに出なかったのか?
●現在:海外からブログを運営する方法
●将来:筆子さんは、将来日本に帰りますか?
以上3つです。
まず、Kさんから、働きに出なかった理由を教えて、という問いかけです。これは国内・海外、あまり関係ないかもしれません。
貧乏だったのに、なぜ働きに出なかったのですか?
件名:質問です
目下、モノに縛られない生き方をめざしている最中です。
不躾ながら長いこと疑問に思っていたことがあるので、思い切って質問させていただきます。もし、ご返答いただけたら嬉しいです。
今はブロガーをご職業として忙しくされていることと思いますが、以前は長いこと専業主婦をされていたようにお見受けしました。これは欧米では珍しいことかと存じます。
とても貧乏だったそうですが、何故働きに出られなかったのですか?
Kさん、ご質問ありがとうございます。
なぜ仕事に出なかったのか?
別にどうしても仕事に出たくない、という強い信念があったわけではありません。
いろいろな事情とタイミングがあり、結果的にそうなっていた、と言えます。しかし、もちろん私の選択ではあります。
大きな理由は2つあります。
子供をデイケア(託児所)に預けたくなかった、とういうのと、希望の仕事に採用されなかった、というものです。
カナダには親類縁者はいっさいいないため、子供の世話は1人でしていました。
もちろん夫はいますが、彼は平日はふつうに仕事をしています。
夫は長らく失業していましたが、娘が小学校に入るころ、フルタイムの仕事につきました。
私が仕事に出るためには、娘をデイケアに預けることになります。他人に子育てを委ねる、というのがあまり好きではなかったのです。
車がなかったので、移動も簡単ではありませんでした。
娘は小学生のとき、毎日お昼ごはんを食べに帰っていましたから、小学校が終わるまでは、自分は昼間は家にいたいと思いました。
お昼にいったん家に戻ると、午前中、嫌なことがあっても気分転換できますから。
娘が中学生になってからは、外の仕事を探しました。
派遣社員をやったこともあります。ただ、希望の仕事に採用されませんでした。
1度、通訳の仕事(会社から派遣される形態)に応募したことがあります。書類ではOKが出ましたが、車と携帯電話を持っていなかったので、できませんでした。
オフィスの仕事は履歴書の段階でことごとく落ち、面接に残ったのは1件だけです。サンドイッチ屋さんの求人に電話したら、日本人だということで断られました。
ほかにも仕事を探しましたが、結果的にどこも不採用だったので、在宅で稼ぐほうにシフトしました。
もちろん、探し方が甘かったという見方もあります。
もし採用されていたら、今ごろは、外で働いていたかもしれません。
振り返って考えてみると、結果論ですが、結局、タイミングの問題だったと思います。
再就職するために、学校に行ってトレーニングを受ける、という方法もあります。その場合も、やはり子供をみてくれる人を探さなければなりませんでした。
私は、それまで、専門職についていたわけではないし、どうしてもやりたい仕事があったわけでもありません。
結局、子供といる時間を優先したわけです。物質的に豊かになるより、時間を取った、とも言えます。
今、娘は19歳ですが、とてもしっかりした人間に育ったので、これでよかったと思っています。
確かに欧米では両親ともに働くほうが多いと思います。ですが、私は、人がやっているから自分もやろう、という考え方はあまりしないほうです。
まあ、また気が変わって、外で働きたいと思えば、そうするかもしれません。
いわゆる事務員は足かけ17年やりましたが、嫌いな仕事ではありません。ただ、どうしてもやりたい仕事でもないですね。
次はまくらめさんから、海外からのブログ運営に関するご質問です。
海外からブログを書く方法を教えて
その節は誠に有難うございました。
実は、まだテキストは持っています。移住前にデジタル化して、内容だけを持参します。
年末はバタバタするので、今月中に全て終わらせる予定で進めています。
テキストはかさばって邪魔に感じていたけれど、内容自体は時々読み返して参考にしているので、そうする事にしました。
デジタル化したら消える場合もあるし、機器がないと読めませんが、その時はあきらめます。
ところで、筆子さんは海外在住で日本の方向けに日本語で発信されていますが、どのようなサーバーシステムやツールをお使いですか?
PCも日本語入力対応のPCをカナダで購入されたのでしょうか。
そういえば、海外からブログ等で発信している方々はどうされているのかな?日本のサーバー会社と契約するのかな??等と思ったので、もし宜しければ、差し支えない範囲で教えていただけますでしょうか。
毎日更新していらっしゃるだけでもすごいのに、いつもためになったり励みになる記事を有難うございます。これからもご自愛されご活躍ください。
まくらめさん、メールありがとうございます。
デジタル化すると消える場合もありますが、そのリスクは、物理的な書類として持っている場合も生じると思います。
形あるものはなくなる危険性がいつもあるのではないでしょうか?
さて、ブログ運営に関してですが、レンタルサーバーもドメインの取得・契約も日本の会社を使っています。日本のクレジットカードがあれば、オンラインで手続きできます。
PCはカナダの店にふつうに売っているPCです。Staplesというところで買いました。いまのPCは外国製でも簡単に、入力言語を切り替えることができます。
昔(1990年代半ば)は、日本語入力できなかったですけど。
ただ、外国でWindows 10 を買うと、日本で買ったPCなら当たりまえに入っているフォントが入っていない可能性があります。
私のPCはリファービュッシュのせいか、必要最低限しか入っておらず、自分で「メイリオ」をダウンロードしてインストールしました。
ブログを書くぐらいだったら、外国製のパソコンだから困る、ということは別にないと思います。
日本には無料で利用できるブログサービスがたくさんあります。そのようなサービスを利用すれば、サーバーやドメインの心配もいりません。
ほかの人がどんなふうに運営しているかは、人それぞれだと思います。
最後は、海外在住者さんから、私の将来に関する質問です。
筆子さんは、もう日本に戻らないんですか?
件名:海外在住者の将来について
いつも拝見しています。
前回は質問の回答ありがとうございました。(その後、気にしていた事は自然に解消しました)
筆子さんには同じ海外在住者として色々な記事が身近に感じられます。
どうしても気になっていたことがあるのですが、筆子さんはもう日本には戻られないのでしょうか?
外国籍の家族がいらっしゃるので、直ぐにはないでしょうが、将来的にお子様が結婚などで完全に自立して、旦那さんを見送った後(女性の方が寿命が長いので可能性が大かと)、日本へ戻りたいと思いますか?
私も海外在住で家族が外国籍なので、将来について少し考えるのですが、何分デリケートな話ですので、身近な知り合いには聞きづらいです。
カナダは住みやすそうな国なので、この様な事はあまり考えないかもしれないですね。
失礼な質問になりましたらどうぞお許し下さい。
ますますのご活躍を楽しみにしております。
海外在住者さん、質問ありがとうございます。
先のことはわかりませんが、今のところ戻る予定はありません。
私、1996年の春にカナダに来て、今年で21年目です。その間、日本に帰ったのは4回だけです。2001年、2005年、2010年、2014年に里帰りしました。
あまり頻繁に帰っているほうではないと思います。
その理由の1つは、飛行機のチケットがバカ高いからですが、もう1つは、別に帰る必要がないからです。少なくともこれまではそうでした。
今後、一人暮らしの母(84歳)が病気になったりしたら、もっと頻繁に帰るかもしれません。
しかし、母が亡くなれば、ますます帰る理由がなくなります。
というわけでたぶんずっとカナダにいると思います。
私の仕事は、家の中でパソコンに向かって行うものなので、カナダにいようと、日本にいようと、あまり生活は変わりません。
まあ、日本のほうが、いろいろと便利な店が多いので、コンビニに行って、おやつのナッツを買ってきたり、お弁当屋さんで弁当を買ってくるなんてことはするかもしれません(カナダでは、コンビニエンスストアにはいっさい行きません)。
でも、それ以外にあまり違いを感じませんね。
カナダは自然が多いのがいいと思います。税金は高いですけど。ですが、日本には日本のよさがありますよね。ともに先進国なので、そこまで生活に大きな違いはないと思います。
帰りたくなったら帰ればいいし、帰りたくなかったら、帰らなければいいだけの話ではないでしょうか?
そういえば、以前お墓について聞かれたことがありましす。そちらの記事にも自分の将来について書いていますので、よろしければ読んでください⇒大がかりな葬式やお墓は必要でしょうか? シンプルな葬儀はこんな感じです。
子育ての話はこちらにも書いています⇒カナダでの子育て体験、英語の習得法、孤独死に関することなど読者の質問に答えます。
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今回は、個人的な質問にお答えしました。
読者のメール紹介ではなく、ふつうの記事を書いてほしい、という意見もいただいています。
しかし、質問の回答を1つひとつしていると、ブログの記事を書く時間がなくなるため、このようにブログ上で回答できるものはそうしています。メールアドレスが書いてあれば、本人にも直接メールで返信しています。
個人的な質問や人生相談に答えることが、特に好きなわけではないので、「これを聞かないと、どうしても気になって夜も眠れない」という時だけにしていただけると助かります。
まあ、どんな質問でも、まじめに書かれたものならば、最速で回答しています。
先日、「手相はますかけですか」という質問をいただきました。このメールもそのうち紹介するつもりですが、「そんなこときいてどうするんだろう?」と思いましたね。