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なんとなく、大事な気がして、捨てずにもっているけれど、本当はさっさと捨てたほうがいいものを紹介しています。
今回は、情報を捨てるすすめです。アナログのものとデジタルのものがあります。
このブログを読んでいる人は、毎日のようにネットに接続する人なので、何らかのデータや情報をためこんでいるはずです。
たくさんためても、使い切れないから、いいかげん、あきらめて捨てましょう。
ふつうの人が情報をため込む時代
私(昭和34年生まれ)が子供のころ、つまり、会社員がそろばんで計算して、手書きで決算書を作っていたころは、ふつうの人は、そんなに情報をためこんでいなかったと思います。
情報は、会社のキャビネットに入っていて、会社で扱うものだったし、趣味や仕事で、何かを研究している人が集めるものだったでしょう。
ふつうの人が集める情報やデータと言えば、書籍、雑誌や新聞の切り抜き、手紙、日記、家計簿などの個人的な記録ぐらいだったのではないでしょうか?
ところが今は、小学生でも、高性能のスマホをポケットに入れて持ち歩く時代です。
インターネットに接続すれば、毎日、新しい情報が、入ってきます。
1日のうち、情報の消費にさくことができる時間は、限られているから、多くの人が、あとで読むためにブックマークしたり、お気に入りに入れたり、ダウンロードしたり、プリントアウトしたり、とりあえず、クラウドに入れたりします。
つまりため込みます。
新しい情報は、日々、止まることなく入ってくるから、「あとで読もう」と思っているものは、いつまでたっても読めません。
かくして、どんどん情報がたまります。
情報をためこみすぎると、管理に手間がかかるし、「読まなきゃ」という焦りが生まれるし、あちら、こちらと、大急ぎで読めば、頭が混乱して疲れる一方です。
どんなに情報をためこんでも、暮らしの質はあがりません。
今年も、もう3分の1すぎました。4月までに消費できなかったデータや情報はもう捨てましょう。
向学心のある人ほどあぶない
何かを知りたい気持ちが強い人や、勉強が好きな人ほど、データや情報をため込むわなにはまります。
私もその1人です。私は、自分が興味をもったことに対しては、わりと研究熱心です。
まあ、日本人は、みな勉強が好きだといえます。
たいていみな、小学校に行くし、識字率が高く、本や雑誌の出版も多いし、手帳やノート、スマホの使い方にこだわる人もたくさんいます。
試験を受けて大学に進学するシステムもあります。
そもそも、人間には新しいことを知りたいという欲求があるし、脳は、新しいものや新しい刺激が好きだから、新手の情報を積極的に探します。
ほかの人や世の中の流れから取り残されたくないという気持ちもあります。
ソーシャルメディアができてから、この気持ちが強化されたのではないでしょうか⇒SNS依存に注意。FOMO(フォーモー:取り残される不安)を捨てる方法
みな、「自分のためになるから」と思って、情報を追い求め、ためていますが、たくさんのデータや情報を手元におくことが、本当に自分のためになっているのか、一度は、振り返ったほうがいいでしょう。
情報がたくさんあっても混乱するだけ
情報をたくさん集めても、混乱やカオスしか生まれないと私は考えています。
情報をもとに判断し、どんな行動をとるか決めるのは自分ですが、こうした決断をするときに、情報が多すぎると、迷いも増えてうまく決められません。
個人が発信する情報はもちろんのこと、テレビや新聞、インターネットで大手のメディアが発信する情報にも、矛盾したメッセージがたくさんあります。
いま、カナダでは、各州で、新型コロナウイルスの予防接種をどんどん進めていますが、アストラゼネカのワクチンについて、人/団体によって言うことが違います。
このワクチンを打つと、ものすごく率は少ないけれど、血液凝固が起きる可能性があります。
大勢の人が摂取すると、ほんの少数だけど、血液が固まる人が必ずあらわれ、中には、死んでしまう人もいます。
しかし、それを恐れてワクチンの接種をしないと、新型コロナウイルスにかかって死ぬし、そちらの率のほうが高いから、アストラゼネカだろうとなんだろうと、自分が接種できる機会のあるものが、あなたが打つべき予防接種なのだ、とトルドー首相も、州のチーフメディカルオフィサーも、言っています。
トルドー首相は、自分も奥さんといっしょにアストラゼネカのワクチンを接種していました。
ですが、その後、ほかの会社のワクチンの供給が増えてきたせいか、この間ニュースを見ていたら、「今、アストラゼネカを予約できる人で、1週間後に、ほかのワクチンの予約をできるなら、そちらを選んだほうがいい」とわりと権威ある団体が言っていたのです。
「どっちやねん?」
と思ってしまいましたね。
アストラゼネカについては、何度もニュースになっており、専門家がいろいろなことを言うし、ちょっと前のことですが、アストラゼネカのワクチンの容器に、「血液凝固が起きる可能性もあります」みたいな文句も印刷されました、というニュースも聞きました。
容器に警告が印刷されようが、されまいが、危険があることに変わりはありません。
いつ、どんな予防接種を受けるか、はたまた受けないか決めるのは結局自分自身。
基本的なことさえわかっていたら、それ以外に、たくさん情報を集めても、判断しにくくなるだけだと思います。
どんどん削除する
私は、基本的に、ものを持たないほうが好きなので、情報類もまめに捨てています。
過去にこんな記事も書いています。
情報デブはもう卒業~書類を捨てるために必要なたった1つのこととは?
スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
なぜ本がたまってしまうのか?:捨ててわかった自分の生活パターン(その4)
それでも、先日Youtubeを見ていて、チャンネル登録をしているチャンネルが140ぐらいあるのに気づいて、びっくりしました。
まあ、そのうちのかなりのチャンネルが、もう動画を更新しなくなってしまったチャンネルなので、新しい動画は、そんなに流れてきません。
しかし、1年ぐらい前に、登録数をしぼって、23ぐらいにした記憶があるので、いつのまにか、その5倍になっていたので、驚いたのです。
チャンネル登録をするだけで、更新の通知はうるさいので、送ってもらわないようにしていますが、ふだん見ないチャンネルが、左側にだーっと並んでいるのを見て、「これは、捨てるべきなのでは?」と強く思いました。
今、毎日、5つずつ削除しています。
あなたにも、こんなふうに、いつのまにか増えてしまったデータや情報があるのではないでしょうか?
一気に捨てるのは大変なので、毎日、少しずつ捨てることをおすすめします。
情報の海でおぼれないコツ
最後に情報をためこまないコツを紹介します。
必要なものだけを入手する
データや情報をためこまない一番の索は、必要な情報をだけを入手することです。
物理的なものと考え方は同じです。
インターネットを介して得る情報は、メルマガにしても、Eメールにしても、ニュースにしても、無料のことが多いので、気軽にどんどん集めてしまいます。
無料のものは、おまけだろうと、情報だろうと要注意です。
お得大好き編 ~不用品をたくさん捨ててわかった自分の生活パターン(2)
自分がどんな情報を求めているのか確認し、優先順位の高い情報や、お金を払ってでもほしい情報だけを取るようにするといいでしょう。
まめに捨てる
先にも書きましたが、何も考えていないと、アナログにしても、デジタルデータにしても、どんどん情報がたまります。
気づいたらさっさと捨てる、定期的に捨てるなど、ルールを決めておくといいです。
よけいな情報が入ってこないようにする
定期購読している新聞、雑誌、カタログ、DM、メルマガなど、日々、自分の元に届けられる情報とそのソースに意識を向け、いらないものは、そもそも入ってこないようにします。
よけいな会員登録もみな削除します。
私は、もともとよけいなメルマガは受け取らないようにしていますが、メールの少ないゴールデンウィーク中に、ふだんならメールを読んでいるのに使っている時間を使って、さらにメールを止めました。
おかげで、ここ数日、余計なメールが格段に減って、スッキリしました。
使うことに意識を向ける
情報を集めることにフォーカスするのではなく、使うことに意識を向けます。
これは洋服や雑貨と同じです。
使うことに意識を向けると、それが本ならまず読むだろうし、ブックマークしている記事もちゃんと読むでしょう。
エンターテイメントとして読むのなら、読んで終わりですが、生活に役立たせるために取った情報なら、読んだあと、何らかの形で、自分の考えや行動が変わるべきです。
できるだけ早く使う
ものと同じで、情報もできるだけ早く消費します。
「あとで読む」のではなく、「すぐに読む」のが理想。
それがむずかしいなら、今週中/今月中に読みます。
☆この続きはこちら⇒使い終わったのに、ずっとしまっていませんか?:取っておきがちだけど捨てたほうがいいもの(6)
☆このシリーズを最初から読む方はこちらへどうぞ⇒その紙袋、今すぐ捨てましょう~つい取っておくものだけど、捨てたほうがいいもの(その1)
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データや情報を捨てることをおすすめしました。
アナログの情報はたいてい紙なので(CDなどの媒体のときもありますが)、情報を捨てれば、紙類の断捨離もできます。
「もったいない」と思うかもしれませんが、次の瞬間になれば、また新しい情報が入ってきます。