食料品の買い物

ミニマルな日常

最終更新日: 2022.12.25

不用意に物を家に入れない~シンプルライフにするのに役立ったこと(その5)

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物をたくさん抱え込む生活から、シンプルライフにシフトするのに役立ったことを書いています。

今回は、できるだけ物を家に入れないようにした話です。

不用品を捨てていても、自宅に物どんどん入れていたら、所有品は減りません。

まあ、あたりまえのことです。

物の流入を止めるため、以下のことを心がけました。



1.家に入った物はすべて記録

何がどこから入ってくるか把握するため、家に物が入ったら、すべて記録しました。

記録に使ったのは、Googleのスプレッドシート、デジタル写真(初期はデジタルカメラ、今はスマホを使用)、ブログです。

買った物

自分で買った物は、スプレッドシートで一覧できるようにし、さらに写真も撮りました。

両方とも今もやっています。

やり方はこちらに⇒よくない買い物のクセを見つけて修正する:余計なものを買わないコツ(その3)

記録には、買った物の金額も書いていますが、家計管理のためではなく、よけいな物を家に入れないために書いています(家計を管理するノートは別にあります)。

スプレッドシートは1年ごとに作って、ときどき眺めています。

写真は、Googleフォトに自動的にアップロードされるようにして、こちらも時々眺めます。

眺めていると、買ったことをすっかり忘れている物を見つけたり、「あ、これ買ったけど、あまり使ってないな」とか、「結局捨てたよね」と気づいたりしますが、この気づきが、その後の行動を変えるきっかけになります。





もらった物

10年ぐらい前までは、母がよく荷物を送ってくれたので、荷物の中身を全部写真に撮って、時々眺めていました。

他のいただき物も写真に撮りました。

今はもう母から荷物が届かないし、もらい物も少ないので、ギフトの写真は撮っていません。

贈り物をもらったらできるだけ早く使うようにしています。

物をためないコツ。「買ったらすぐに使おうルール」のすすめ

いただき物は、その日から使い始めるか、乾物など、すぐに食べられない物も、目立つところに置いて、どんどん使うのです。

なお、夫や娘が家に入れたものは、私の物ではないので、何の記録も取りません。

ただ、大きな物や、「なぜ、こんな物を家に入れるのさ?」と思う物については、たいていブログに「夫がこんな物を買ってきました」と書いていたので、いつまでも記憶に残っています。

夫の迷惑な買い物の例:

・夫が「私のために」買ってきたのに、私はまったく使わなかったミシン⇒裁縫道具の整理と収納の仕方、ミニマリストの場合 このミシンは、現在は夫の物となっています。

・ブラックフライデーセールで夫が買った無用の洗濯機⇒安物買いの銭失いな夫の悩み:ミニマリストへの道(99)

2.家に物を入れない努力をする

物を家にたくさん入れて、これ以上自分の苦しみを増やさないように努力しました。

買い物を控える

物が増える最大の理由は買い物なので、余計な買い物をしない工夫をしました。具体的には、買わない挑戦です。

浪費癖を治すのに最適な「買わない挑戦」を成功させる5つのコツ

買わない挑戦は、もう15年近くやっています。

その時々によって、ルールやターゲット(特に買わないようにする物)は変わっています。

買わない挑戦は、本当に効果があるので、これ以上、物を増やしたくない人はぜひやってみてください。

やり方は、過去記事にたくさん書いていますし⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。

本にも書いていますし⇒筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付中です。

今週、発売されたムック本にも書いています⇒ムック本・第2弾『8割捨てれば、お金が貯まる』発売のお知らせ:11月15日です。

まあ、最近は、買わないチャレンジをする人はたくさんいるから、やり方がわからないことはないでしょう。

買わない挑戦をするとき、「何も買わないようにする」という、非現実的な目標を立てる人がいますが、このチャレンジは、「大事な物を手に入れることができるようにする」チャレンジです。

もらい物は断る

不用なプレゼントは断るようにしました。

とは言え、カナダに住んでいると、日本のように、あちこちから贈り物が襲いかかってくる、ということはありません。

私が正面切って断ったのは、夫と義理母に対してだけです。

娘は、私がミニマルライフを心がけていることをよく知っているし、私がいらないと思うものはくれないので(何もくれないか、くれるとしても事前に相談がある)、娘に対しては、対処は不用でした。

おまけをもらわない

かつての私は、無料でもらえるおまけ、粗品、景品、プレゼント、付録のたぐいに弱く、あれこれもらって、物を増やしました。

おまけにつられて物を増やす人:ミニマリストへの道、番外編4

この習慣を改めました。

何でもかんでももらっていた人が、全くもらわない人になるのは大変だと思うかもしれませんが、そこまで難しくありません。

というのも、おまけでもらう物は、「必要な物」ではないからです。

おまけは私の人生を複雑にするだけだ」とか、「人生は短い。大事な物だけにフォーカスしたまえ」などなど、ふだん私がブログに書いていることを肝に銘じ、本体(大事な物)だけ手に入れて、おまけとしてついてくるものは、全部シャットアウトしました。

買い物を減らすと、おまけがやってくる機会も減るので、買わない挑戦ともらわない挑戦は同時進行すると効果的です。

3.デジタル化

デジタルデータを確認すれば済むものは、できるだけデジタルデータを利用して、物のかさが増えないようにしました。

書籍、各種お知らせの紙、銀行の明細書などです。

そういえば、今年は、紙の本は1冊も買いませんでした。

4.物を増やさない趣味を楽しむ

趣味は人生を豊かにしてくれる大事なものですが、物が増える趣味には手を出しませんでした。

私の趣味は、もともと、ブログを書くこと、語学、読書、塗り絵ぐらいですから、そこまで物は増えません。

ブログや語学は、インターネットとパソコン(タブレット、スマホ)があれば完結するし、本も電子書籍を読めばいいし、塗り絵も、塗り絵本を買いすぎなければ大丈夫です(私は買いすぎたので、あとになってたくさん寄付しました)。デジタルの塗り絵を楽しむ人もいます。

だらに、何かを始めるときは、最初に道具を揃えすぎないようにしています。

「あれば便利かもね~」ぐらいでは手に入れず、「これがないとにっちもさっちもいかない」と差し迫った状態になってからようやく入手する、という感じです。

実際は、ギリギリまでがまんすると、他のリソース(時間や体力)を使うはめになるので、バランスを取るようにしています。

5.所有しない

所有しなくてもいいものは持たないことを心がけています。

たとえば、用途別にいろいろな洗剤を買うことはしません。

もう買わなくていい物3つ。ミニマリスト主婦、筆子の場合。

使わなくても大丈夫な日用品~50代節約系ミニマリストの場合

「いろいろな物をたくさん持っていると、バラエティがあって豊かな生活になる」と思いがちですが、この思考のせいで、似たような物が、家の中にあふれてしまうと考えています。

番外:むやみにプリントアウトしない

家に物を入れないようにしていても、自分でガラクタを作り出してしまうことがあります。

私の場合は紙ゴミをたくさん作ったので、今は、安易にプリントアウトしないよう心がけています。

初期の頃は、インターネットで見つけたレシピを印刷しすぎて、失敗しました。

料理本を断捨離(全捨て)した。いくらレシピがあっても料理上手にはなれない

10数年前は、お菓子作りが趣味だったので、ネットで、「お、これは作ってみたい」と思うレシピを見つけるたびに、印刷していました。

今は、便利なレシピサイトがたくさんあるし、YouTubeやインスタグラムで、料理が得意な人が、朝から晩まで何か作っているので、レシピを探すのは簡単です。

しかし、インターネットの黎明期は、今ほど情報が氾濫していなかったので、私にも作れそうなレシピは貴重でした(まあ、そう思っていただけです)。

そこで、ばりばり印刷してしまいましたが、使ったのはほんの一握りで、ほとんど紙ゴミになりました。

デジタル写真を整理するために、サムネイルを印刷してゴミを増やしたこともあります⇒デジタルなガラクタをためこむ恐ろしさとは?:ミニマリストへの道(61)

昔の私は、「シンプルに暮らそう」とは思ってはいたものの、今ほど、「リソースは有限だ」ということが身にしみていなかったので、使い切れないほど、レシピを印刷したり、読みきれないほど本を買ったり、何かをダウンロードしたり、チェックしきれないほどブックマークしたり、という失敗はよくしました。

この続きはこちら⇒引っ越しをした~シンプルライフにするのに役立ったこと(その6)

このシリーズを最初から読む方はこちらから⇒シンプルな生活にするために役立ったこと(その1)~不用品を捨てる。

関連記事もどうぞ⇒私が試してうまく行った物を増やさない方法~ミニマリストへの道(48)

*****

物が家に入ってこないようにやってみたことを紹介しました。

どれも効果がありますが、1つだけ選ぶとしたら、買わない挑戦です。人によっては大きく人生が変わります。

その次がもらわない挑戦。

自分で制限をかけてみると、拡大する一方の消費の実態に気づくでしょう。





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