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シンプルライフとキャッシュレス決済のバランスをどうやってとっていますか、という質問をいただきましたので、この記事で回答します。
質問メールの引用は不可なので、内容の概要を書きます。
・私は現金主義。なぜならお金の流れがわかりやすく管理がしやすいし、現金ならどの店でも使えるから
・キャッシュレス決済は複数種類があり、ポイントもあるので、複雑になり振り回されそうなのが嫌だ。
・しかし、世の中はキャッシュレス決済の方向に向かっており、友人から、「キャッシュレスの仕組みについて関心をもち、その上で現金主義を選択すべきだ」という助言をもらった
・キャッシュレス決済との付き合い方や取り入れた感想を教えてほしい
こんな内容でした。
メインで使うのはクレジットカードのみ
私が使うキャッシュレス決済は、クレジットカードだけです。
日本では「なんとかペイ」と言った名前のアプリをスマホにダウンロードして、そのアプリで決済するようですが(よく知りません)、カナダでは、そういうアプリはあまり一般的でなく、ないことはないでしょうが、知人で使っている人はいないし、店ではみんな、カードをリーダーにかざしたり、挿入したりして支払っています。
例外は、Apple Pay や Google Payですが、Aoole Payを使う人のほうが多い印象です(私の娘もApple Payをたまに使っているらしい)。
クレジットカードはビジネス用に1枚(店舗のある銀行発行のVISAカード)、プライベート用に1枚(ネット銀行発行のMASTERカード)持っていて、プライベートの買い物は、このマスターカードしか使わないので、管理が煩雑になることはありません。
仕事用に物を買う必要がないなら、クレジットカードは1枚あれば十分でしょう。
クレカのほかにデビットカードも持っていますが、ふだんの買い物には使いません。
カナダの銀行は、ATMからお金をおろすときに使うカード(キャッシュカード?)が、デビットカードになっているので、口座を開設すると、自動的にデビットカードを取得できます。
デビットカードは、支払いに使ったその瞬間、紐づけてある口座からお金が落ちるカードです。
デビットカードは、カナダのそれぞれの銀行発行のもの2枚と、日本の楽天銀行が発行しているもの1枚を持っています。
実は、以前は、日本のUFJが発行していたデビットカードも持っていたのですが、一度、勝手に使われたことがあり、そのとき再発行しなかったので、現在、日本のデビットカードは1枚だけです。
そのときの体験⇒デビットカードを不正利用されて気づいた被害を最小限に食い止める方法。
オンラインでの支払いで使うもの
クレジットカード以外で、オンラインでの支払いに使うものがもう2つあり、e-Transfer (eトランスファー)とPaypalです。
e-Transferは、カナダ国内の送金サービスで、相手のメールアドレスを入力すれば、送金できます。
家賃の支払いは、e-Transferを使っています。
オンラインショップの決済方法に Paypal があるときは、Paypal を使っています。Paypalには、クレジットカード2枚と銀行口座2つを登録してあるので、その都度、どこからお金を出すか選んでいます。
Paypalは送金もできるから、韓国のイラストレーターから直接塗り絵本を買ったときは、Paypalで支払いをしました。
光熱費の支払いなどは、銀行のアプリに、各種請求書の支払いをするところがあるので、そこからします。
これは私の使っている銀行の支払いをする画面です。
Pay bills というところをタップすると、
このように、どの口座から、どこへ、いくら送るか入力する画面が出るので、適宜入力して支払います。
税金も、このPay Bill から支払っています。
キャッシュレス決済を取り入れた時期
私がカナダに来た1996年から、カナダでは、支払いにクレジットカードを使うことが普通だったので、私は最近、キャッシュレス決済を取り入れたわけではありません。
カナダに来てすぐ、一番近くにあった銀行で口座を回折してクレジットカードも作りました。
ただ、以前、記事に書いたように、節約を心がけるようになってからは、食品や日用品の買い物は現金を使っていました。
カードだとお金を使いすぎるからです。
しかし、2020年に新型コロナウイルスが出現し、店で現金を使いにくくなったし、カードをリーダーにかざしただけで支払える金額の上限があがったので、以降は、現金を使うことはめったにありません。
私の夫は現金派らしく、私がカードでお金を立て替えたあと、お札でくれるので、財布に現金が余ってるときに現金を使うぐらいです。
そもそも、私は外であまり買い物をしません。
食料品はいつも利用しているオーガニック食品のスーパーに、オンラインで注文するし、日用品で買うものがあまりないのです。
このスーパーには、洗剤やコスメも売っているので、そういう物がほしければ一緒に注文できます。去年は歯磨き粉を買いました。
歯磨き粉の写真はこちらにあります⇒新型コロナウイルスの時代に、プラスチックのゴミをできるだけ出さない工夫。
デンタルフロスやリステリンは、ドラッグストアで買うこともありますが、アマゾンで買うことも多いです。
我が家はトイレットペーパーやゴミ袋みたいなものは、夫が買ってきます。
キャッシュレスの感想
キャッシュレスのほうが、お金の管理が簡単なので、どちらかというとシンプルライフになると思います。
ただ、いくらキャッシュレスがさかんだからといって、現金を全く持たない生活はできませんよね?
よって、これまで現金だけを使っていた人が、キャッシュレス決済の利用も始めると、管理するものが増えるのは事実です。
私の場合は、ほとんど現金を使わないので(そもそも買い物しない)、キャッシュレスしか使っていない、つまり、現金は管理していないと言えるかもしれません。
だから、管理はべつに大変ではありません。
クレジットカードやアプリを使った決済は、すべての取引明細がオンライン上に残るから、使うたびに、そこを見ておけば、事足ります。
私はノートにもつけていますが、これはできるだけ無駄遣いを防ぐためです。
使うサービスは絞り込めば、管理は煩雑になりません。
ポイントは気にしない
過去記事に何度も書いていますが、私はポイントは気にしていません。
ポイ活の光と影~シンプルに暮らしたいなら、ポイント集めはおすすめしない。
VISAカードは、使うとポイントがたまりますが、過去に1度、ギフト券か何かに替えて以来、ずっと貯めっぱなしです。このポイントはカードの支払いにも利用できます。
マスターカードは、ポイントではなく、使った金額の何%かが、お金となって、カードの支払いに使っている口座に振り込まれます。
いつも使っているオーガニック食品のスーパーでもポイントがつきますが、10ドル引きできる分まで、ポイントがたまったら、すぐに使っています。
ポイントに振り回されるのは、ポイントを集めようとするからです。追い求めなければストレスフリーです。
キャッシュレスに関する・過去記事もどうぞ
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クレジットカードの借金を返して、お金に振り回される人生から抜け出す。
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お金は名前を書くことができないから、落としたら、まず返ってきません。でも、オンラインネットワークで使うお金はトラッキングできるので、不正利用されにくいですよね。
いずれの場合も、買い物の頻度(取引)が多くなると管理が大変なので、無駄な物を買うのをいっさいやめてしまえば、管理に手間を取られることもないでしょう。