贈り物を手にしている女性

ミニマルな日常

ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その1)~暮らし方を見直せば、リバウンドしない。

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先日、部屋をしっかり片付けて、「断捨離は卒業した!」と思ったけど、またリバウンドしているという読者のメールを紹介しました。

勉強や仕事のせいで物が増えてしまう状況にどう対応するか?

リバウンドしてしまう理由はいろいろあるでしょうが、せっかく片付けても、ガラクタを増やすライフスタイルが全く改まっていないと、時間がたつうちに、以前と同じ状況になります。

そこで、このシリーズでは、知らず知らずのうちに、不用品が増えてしまうライフスタイルを改めるすすめを書きます。

できるところから見直せば、大々的なリバウンドは回避できるでしょう。

まず、ガラクタが増える理由からいきましょう。



ガラクタを増やす社会的要因

まず考えられるのが、大量消費や使い捨てをよしとする社会や文化の中で生活していることです。

技術はどんどん進歩し、新しい製品やサービスが次々と提供されるので、すでにいろいろ持っていても、新しいものが欲しくなるのはふつうのことです。

また、資本主義社会では、経済成長が必要なので、売る側は、1つでも多くの商品が売れるよう、さまざまな工夫を本気でこらすから、買い物の利便性がどんどんあがり、新しいものがひじょうに入手しやすいです。

今生きている社会から脱出しない限り、社会的影響を受けないわけにはいきませんが、記事後半で紹介する、意識的な消費によって、その影響を最小限に抑えられると思います。





本能のせいでものをいっぱい獲得する

そもそも、人間は新しいものを獲得するのが好きです。

人類がサバイバルをし、進化するためには、食べ物にしろ道具にしろ、新しいものを入手する必要がありましたし、これからもそうやって人は生きていくでしょう。

私たちは好奇心が旺盛で、常に新しい経験や学びを必要としています。だから1番に書いたように、どんどん新しいものが生まれます。

さらに、よく書いていますが、何かを得る喜びより、失う痛みのほうをより強く感じるので⇒物を捨てられないのは恐怖のせい~損失回避と、授かり効果の心理をさぐる

新しいものをどんどん手に入れる一方で、古いものも、なかなか捨てません。

失うことが嫌なので、「お金を得したい気持ち」がひじょうに強く、値引きやセールに弱いのも、人間の本能に根ざした部分だと言えます。

人間は、他人の行動を観察し、同じことをしたいと思うから、周囲の人が、新しいものをどんどん買っていたら、自分も欲しくなりますし、そういう行動をしない人には、社会的なプレッシャーがかかるかもしれません。

他人と比較や競争をしながら、ものやサービスを消費するゆえに、いらないものまで買ってしまうことも多いと思います。

このような、人の心理的傾向に対抗するためには、衝動的な部分とうまく付き合うしかありません。

衝動が起きても、理性的に考えて、消費を抑制するわけです。

参考記事:

心のパフォーマンスを最適化するには?~チンプパラドックス(TED)

ニューロマーケティングとは?:消費者の決断に関する新しい科学(TED)

買わせるテクニックにひっかからない人になる~認知バイアスを知っておこう。

個人的な事情があってものが増える

社会的影響や人間の本能のせいで、ガラクタが増えてしまうと説明しましたが、個人的な要因もあります。

同じ日本に暮らしていても、ものすごくガラクタをたくさん産出する人と、それほどでもない人がいます。

まあ、かつては私もたくさんガラクタを出しました。

私の場合は

・不用なおまけのもらいすぎ

・必要ないものの買いすぎ

・使わないものを捨てなさすぎ

この3つの行動によって、ガラクタをいっぱい作ってしまったと思います。

おまけをもらいすぎたことや、通販で細々とした雑貨を買ったことは、過去記事にたくさん書いていますので、興味がある方は読んでください。

ただで物をもらう生活習慣はこうしてできあがった:ミニマリストへの道、番外編1

ガラクタを作る行動や傾向は人によって違います。

私の夫もガラクタ(私の目から見ると)をたくさん持っています。

夫は、買い物もそれなりにしますが⇒安物買いの銭失いな夫の悩み:ミニマリストへの道(99))、

なんといっても「いらなくなったものをそのタイミングで手放さないこと」が、夫のガラクタ産出の一番の理由です。

夫のように、不用品を捨てない暮らし方のせいで、ガラクタをたくさんためこむ人はたくさんいるでしょう。

では、ここから、何も考えていないと、ものをどんどん買ってしまうライフスタイルを送ってしまう社会に生きている人間が、ガラクタを増やさないためにできることを考えていきましょう。

感情と消費を切り離そう

私が一番おすすめするのは、感情と消費を切り離すことです。

何かを手に入れるときは、できるだけ客観的に考えるのがおすすめです。

自分が大切だと思うものにお金を使う「意識的な消費」のススメ

何も考えず、本能や衝動、感情に突き動かされてものを手に入れていると、何度断捨離しても、またガラクタが増えます。

まあ、捨てるスキルはどんどん向上するかもしれません。しかし、最初から、すぐにガラクタになりそうなものを家に入れない暮らし方をしたほうが、効率がいいですよね?

特に、ものを捨てることが苦手な人は、おまけでもらったものを捨てるときですら、あれこれ考えていちいち疲れるし、買って捨てての繰り返しは、環境にもよくないので、ガラクタ予備軍の導入には慎重になったほうがいいです。

具体的には、まず、以下のことをするといいでしょう。

必要なものだけを買う・もらう

「そんなの、あたりまえだ」と思うかもしれませんが、私たちは、無意識のうちに、不用なものまで買ったり、もらったりしています。

たとえば、過剰なストック品の購入、おまけ、粗品、景品をもらうこと、送料をサービスしてもらうために余分にちょっと買うこと、もらっても困るものを断りきれずにもらうこと、値段が安いことに魅力を感じて買うこと、ポイント欲しさに買うことなど。

このような行動をしているとき、自分が余分なものを手に入れているとはあまり思いません。

たいてい、「私は節約上手」「得しちゃった」「備えあれば憂いなし」と、それらの行動を肯定的にとらえています。

いいことをしていると思っているわけです。

でもそうやって手に入れたものが、はたして、その後どんな運命をたどったのか、1度じっくり考えてください。

いったいいくら得をして、その得をしたお金は何に使われていったのか?

日本は贈答品を交換することがひじょうに多いので、いらいないものまでもらうことは多々あります。

私が実家で、母と片付けをしたとき、母がお金を出して買ったわけではない細々としたものがそれはもうたくさんありました(実際にお金を出して買ったものもたくさんありましたが)。

私は、贈り物を全面的に否定しているわけではありません。きのうドラマを見ていたら、息子が母に贈った、とても愛情のこもった感動的な贈り物が出てきました。

それは、マフラーだったのですが、お母さんは泣くほど喜んで(実は、この親子は実の親子ではない)、後日、買い物しているとき、店のおばさんに、マフラーを見せて自慢していました。

このように、もらった人が、泣くほどうれしい贈り物や、その話を聞いた人が、ほんわかと暖かい気持ちになるような贈り物ならあげたり、もらったりする価値があります。

でもそんな魂をゆさぶるような贈り物が、いったいどれほどあるでしょうか?

多くの贈り物は、もらったとき、「あ、得した!」とちょっとドーパミンが放出するだけではないでしょうか? だから、もらったあとは、全く顧みない、または、なんとか消費しようとします。

買い物で気分があがるのはドーパミンのせい。この仕組みを知って無駄遣いを防ぐ。

魂が揺さぶられるような(ドーパミンだけでなく、エンドルフィンやらセロトニン、オキシトシン、その他の神経伝達物質が複合的に分泌されるような)深い感動を与える贈り物をするためには、贈り物を交換する頻度は少ないほうがいいと思います。

****

ガラクタを増やすライフスタイルを見直すすすめを書きました。

この続きはまた来週書くつもりですが、それまで、「買う」選択をするたびに、ちょっと考えてください。

衝動的に買っているのか、ちゃんと納得して買っているのか?

衝動的に買って、あとで、「納得できる理由」を考えることが多いのですが、買う前に納得したほうが、ガラクタは増えません。





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