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長年、断捨離に取り組んでいるのに、いっこうに部屋が片付かない理由をチェックしています。
これまでに、以下の理由を検証しました。
1.いらない物の持ちすぎ
2.捨てずに物を移動させているだけ
3.必要のない物の買いすぎ
今回は、ガラクタの元を放置してしまう問題をお伝えします。
捨てなくてもいい、と思っている
家の中には、たくさん「ガラクタの元」があるのに、それに気づかず、あるいは、見て見ないふりをして放置していると、いつまでも部屋が片付きません。
あなたは、物をたくさん持っているでしょうが、すべてが、現在の生活や、これからの暮らしに必要なわけではないでしょう。
なくてもいい物がたくさんあると、気が向いたときに、ちょこちょこ片付けている程度では、なかなか部屋はスッキリしません。
一度、自分の家の中を客観的に見てください。
本当に、すべて、あなたの家にあるべきものでしょうか?
そこまで必要でもないけれど、わざわざ捨てることもないだろう。こんなふうに、思っているものがあるんじゃないですか?
こうした物がガラクタになります。
今住んでいる家が何もない空っぽの状態だったとして、そこにあるすべてを持ち込みたいと思いますか?
「別に今捨てなくてもいいよね」と思うものを、もっと積極的に捨ててください。
「今捨てなくてもいいよね」と思うものこそが、あなたの部屋をぐしゃぐしゃにしているのですから。
「今捨てなくてもいい」と思っているもの、そして、早晩、ガラクタになってしまうものの代表を3つ紹介します。
こうした物が増えすぎないように、いつも目を光らせていてください。
1年以上着ていない服はガラクタ予備軍
まずは、タンスやクローゼット、押入れの中にある服を少し減らします。
多くの人は、必要以上に衣料品を買っています。その理由はさまざまでしょう。
・買い物が趣味
・シーズンごとに買う習慣がついている
・1着あればいいのに、必ず複数買いする
同じ洋服を色違いで買ったり似たようなアイテムを複数買いする心理とは?
・気分転換に服を購入する
・イベントがあるごとに、新しい服を揃える
・収納スペースに余裕がある
たくさん服があれば、それぞれの服を万遍なく着ることができないので、ほとんどり着ない服が生じます。
このような服が、クローゼットやタンスからあふれると始末に困るので、別の収納家具や収納グッズを買って、中におさめます。すると、家の中がどんどん狭くなります。
「私は服を買うことが多い」という自覚があるなら、この1年着ていなかった服をすべて見直し、もう着ないと思った服を捨ててください。
私も、「もっとシンプルに暮らそう」と決めたとき、まず、衣料品の数を減らしました。
私、若い頃は、たくさん服を買っていましたが、30代後半でカナダに着てからは、なるべく服は買わないようにしていました。
そんな私でも、いらない服がたくさんあり、かなり捨てましたよ。
これで捨てたつもりになっていた(写真あり):ミニマリストへの道(50)
あとで見る/あとで使うつもりの紙類
家の中にはたくさん紙があります。
新聞、本、雑誌、フリーマガジン、マニュアル、教科書、ノート、プリント、カタログ、DM、手紙、写真、祝儀袋、広告、チラシ、領収書、何かの明細、学校からのお知らせ、地域からのお知らせ、正体のわからない紙。
1枚1枚は、軽くてかさばらない紙ですが、たくさんたまると、強力なガラクタとなります。
紙ほど、潜在的なガラクタ要素を持っているものはないかもしれません。
片付いた部屋に住みたいなら、紙をあなどってはいけないのです。
「あとで見る」「あとで使う」などと思わず、今すぐ見て、使ってください。もういらないならさっさと捨てましょう。
ダイニングテーブルや机の上、本箱、押入れの中。家中の紙をすべてチェックして、どれだけ紙を持っているか、冷静に考えてください。
「あとで見よう」と言っているけれど、本当にそんな時間があるのでしょうか?
人間の寿命には限界があるし、あなたは、ほかにもやりたいことがあるんじゃないですか?
紙類をためこまないコツは、家に入ったときに、さっさと見て、読んで、手放すことです。
紙類をためこまない7つの方法。まめな断捨離に増やさないシステムをプラスする
今、そこら中に、紙があるのは、これまで、そうしてこなかったから。そのツケを返していかなければなりません。
新品や使いかけのノートや手帳、スケッチブック、印刷用紙、レターセットなども調べてください。
このような紙は、べつに捨てなくても、どんどん使っていけば、かさが減ります。
現在、私は、ほとんど使っていなかったカードストック(厚紙)を、メモ用紙として使っています。今、枚数を数えたら、あと138枚ありました(数年前に250枚入りを購入しました)。
カードストックの画像はこちら⇒気分がめいる梅雨時こそ、心のガラクタを捨てるチャンス。うまく捨てる4つの工夫。
もうすぐ、モーニングページを書いているノートがなくなるので、なくなったら、新しいノートは買わず、この紙に書いていくつもりです。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
床の上にあるもの
床があまり見えていないと、片付けても、片付けてもスッキリしません。
床の上で散らばり、床面積を狭くしているものも、ガラクタの元です。
このさい、床の上にある物を徹底的に撤去してください。しまい込むのではなく、家から完全撤去します。
衣類、バッグ、紙、おもちゃ、雑貨、CD、DVD、段ボール箱、紙袋、いろいろあります。
そのまま転がっているものはもちろんのこと、なんとなく寄せられ、積み重ねられているものも、カゴやケースに入ってるものもすべてチェックします。
収納ケースの中にきれいに入っていると、「大事なもの」と思いがちですが、そうとは限りません。
本当はいらないのに、捨てられないものをしまっておくために、収納家具や収納ケースを買ってしまうことがよくあります。
押入れやクローゼットなど、本来の収納スペースに、いらない物を入れすぎていっぱいになったから、収納ケースを買い足して、「まあまあよく使うもの」を入れてることもあります。
そう。
あなたは、いらないものまで、きれいに収納しているのです。
収納家具やケースを置いてある場所は、本来は、床が見えているべきスペースではないでしょうか?
あとから、どんどん収納グッズを置いてしまったのではないですか?
そこに収納家具を置いてしまった経緯を思い出してください。
本当に必要なものをしまうために、そこに置いたのかどうかを。
その他のガラクタの元
ほかにも、「これはまだ捨てなくていいもの」「これは大事な物だ」と思っているけれど、ガラクタになりかけている物はたくさんあります。
・ダイニングテーブルやキッチンのカウンターの上にある、調味料や調理ツール、食品。
・食器棚の中に、うわっとある、皿や小鉢、マグカップ。
・何でも入れてしまう引き出しの中に入っている、こまごまとした雑貨。
・押入れの中にある、全く使わないギフトや引き出物。
・押入れの中にある、とっくに役目を終えたものたち。
・下駄箱の中でほこりをかぶっているほとんど履かない靴。
どれも大事なものに見えるかもしれません。「いつか使うもの」にも見えるでしょう。
でも実際は違います。もういらないものです。
部屋をきれいにするコツは、このようなガラクタの元をどんどん捨てることなのです。
このシリーズを最初から読む⇒片付けているつもりなのに片付かない? そもそも、いらない物を持ちすぎなんです:片付かない理由(1)
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本当はいらないものをそのへんにたくさん放置してしまう話をしました。
いるのかいらないのかよくわからない場合は、先にも書いていますが、
・この家が新築でからっぽの状態だったとして、今持っているこれを持ち込みたいか?
または、
・べつの家に引っ越すとき、これをを持ち込みたいか?
こう考えてみてください。
「もう所有してしまったから、手放す気になれないけれど、これから住む家に持ち込むのもいやだな」と思うものをどんどん捨てると、もっとシンプルに暮らせますよ。