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新型コロナウイルスの感染拡大防止措置として、自宅にいる時間が増えた読者のメールを紹介します。
今回紹介する方は、ともに一人暮しです。メールが長めなので、2通シェアします。
まず100円均一ショップにお勤めのかいりさんのお便りです。
仕事のペースを落とし、本を捨てた
件名:愛読書を捨てて、TEDを聴き始めました。
こんにちは。お久し振りです、いかがお過ごしでしょうか。
勤務時間を減らした
緊急事態宣言が出てから、むしろ県独自の非常事態宣言が発令された辺りから、私は普段であれば週に5日勤務しているところ、有給休暇を使って週3日勤務にしてペースを落として仕事をしています。
というのも、職場はショッピングモールなので休業なのですが、店舗の本社の方針が「営業を継続する」というスタンスでして。
この状況で営業するということに気持ちがついていかなくて。
ショッピングモール内での諸々のイベントが中止になり、売り上げもよくなく、この際少し休みを入れつつ働くことにして生活しています。(イベントがない→客が来ない→売上落ちる)
そんな中ですと、当然一人暮らしのアパートに在宅しているわけでして。(そもそも花粉症なので出歩くのは必要な時のみですし。)
あっちこっち雑然としているなーって思いまして。
本を断捨離
捨てたんです、愛読書として実家に居た頃から持っていた小説と、好きで読んでいた漫画の単行本を。
小説は資源ごみで、漫画は宅配買取で二束三文で叩き売りました。
「いつか読むだろう」と思って、実家からせっせと梱包して持って来たんですけど、結局読まずに約2年。(今は2軒目のアパートなので累計ですが)
どうにかして本棚代わりのカラーボックスに収めていましたが、「これがなければ他のものを入れられるよね」と思い至り、手放したんです。
なんかちょっとすっきりしました。
もしかしたら、読むということよりも、モノに固執していただけだったのかもしれません。
今もカラーボックスの中には、すでに読んだ本たちが眠っています。
これらもいずれは私の目の前からは無くなると思います。
一人暮らしを始めたばかりの頃は、収めきれなかった漫画の本たちが枕元に置いてあったので、結構な進歩だと思います。
処分したものはどちらもkindleアプリで読めるので、これからは電子書籍で楽しもうと思います。
アプリも整理
それと前後して、使わなくなったいくつかのアカウントを削除して、TEDのアプリを見つけたので、スマホにインストールして仕事の休憩中に聴いています。
なんか面白そうだなーと思ったからなのですが、いろんな方のお話があって、個人的にはラジオを聴く感覚で活用しています。
字幕は見ていないのですが、気分転換になってちょうどいいです。
先月末に、実家の祖母が永眠して(数えで95歳と父は言ってました)、無事に見送ることができました。
5月8日現在で緊急事態宣言は延長になりました。日々刻々と変化していく情勢で、一寸先は闇ですが、自分の手の届く範囲くらいは少しでも楽にしておきたいところです。
カナダは今どんな状況でしょうか。
日本は緊急事態宣言が解除になったら、「解除だやったー!」って浮かれた人たちがわらわら出てきて、感染者がまた増えるんじゃないかなーと個人的には思ってしまいます。
どうかお体ご自愛くださいませ。
かいりさん、こんにちは。メールありがとうございます。
私は特に変わりありません。
おばあさんのこと、ご愁傷さまです。
ふつうにお葬式をあげることができたのでしょうか。
私の住んでいるところは、一度に集まってもいい人数が、厳密に決まっているので、今のところ、大人数集まる結婚式や葬式はできません。
本を捨ててすっきりしてよかったです。
漫画は、何巻も続くものが多く、かさばりますよね。
昔(40年前)は、私も、「サザエさんを全巻集めたい」と思ったこともありますが、数巻買ったところで、邪魔に感じて、集めるのはやめました。
どっちにしろ、私は、全巻コンプリートすることに意識が向いていて、1冊1冊をじっくり読むことは、あまり頭になかったと思います。
現在、持っている漫画に近いものは、1冊だけです⇒捨てずに持ってる本もある~『サザエさんうちあけ話』の光と影
カナダも、ほとんどの州や自治体でまだ、緊急事態宣言が出ていますが、5月から段階的に経済活動が再開されつつあります(リオープニング)。
私の近所でも、5月1日の朝7時から、止まっていた道路工事が始まり、とてもうるさいです。
歯医者、目医者なども、サービスを始めてもいい、という許可が出て、クリニーク等で延期されていた、緊急でない治療や手術をしてもよくなりました。
州によって、やり方や日程は違いますが、多くの州で、一般小売店も、5月の半ばか後半には、営業許可がおりると思います。
だからといって、いきなり、人がたくさん街に飛び出して、前と同じように買い物したり、飲食したりするとはとても思えません。
カフェやレストラン(現在は休業か、デリバリーやドライブスルーのみ)も、そのうち営業許可がおりるでしょう。
ですが、いろいろ制限があるので、3ヶ月前のような営業状態にはなりません。
たとえば、店内での飲食は、25パーセントや50パーセントのキャパシティで行い、客が座る間隔を2メートルあけ、客がカウンターまで飲み物を買いに行ってはいけない(店員がオーダーを聞いてテーブルまで運ぶ)、など。
夏場のフェスティバルは大半が中止されたし、中止されていないものも、状況に合わせていつまでも延期という対応をとっています。
ふだん、夏になると、子どもたちが、水遊びするような噴水のある場所も、今年の夏はオープンされません。
ふつうに戻ることがあったとしても、それまで、まだ1年ぐらい(ワクチン、抗体検査、薬などが開発され、COVID-19が季節性のインフルエンザや風邪になるまで)かかるんじゃないでしょうか?
それでは、かいりさんもお元気でお過ごしください。
次はTさんのお便りです。
散歩や読書を楽しむ日々
件名:私の過ごし方
すっかり世の中の雰囲気が変わりましたね。
今月から自宅で仕事をしています。
怖いですが気にしても仕方がないと思う今日この頃。
これを機に毎日有意義に、楽しく過ごす方法を見つけました。
仕事以外にしていることを3つお伝えします。
1.散歩
もともと歩くことが好きなので、休みの日は天気が悪くない限り散歩しています。
今月からは平日もすることにしました。
仕事はありますが、ずっと家にいると身体が鈍るので適度に動く時間を作ることは大切ですね。
その日の気分やスケジュールに合わせてコースを決めるのが楽しいです。
2.読書
読書も以前から楽しんでいる趣味の一つです。ただ、たいていの本は1回読んだらそれっきりでした。
しかし、筆子さんのブログの記事「できるだけ本を持たずに読書を楽しむ7つの方法~筆子の場合」を読んで、もう一度持っている本を読み始めました。
再読すると懐かしい気持ちになりました。
筆子さんの新作「書いて、捨てる!も読みました。
実際に書く作業もしています。
本当に頭の中がすっきりして気持ち良いです。
3.フランス語の勉強
こちらは先月末から始めたばかりです。
きっかけは断捨離がひと段落したので何か新しいことにチャレンジしたいと思ったからです。
フランス語は学生時代に第二外国語として専攻していましたが、最低限単位を取るための勉強しかしていませんでした。
もう一度学びなおしたいと思い、まいにちフランス語(入門編のみですが)を聴いています。
少し話せるようになったらカナダのケベック州に行きたいと思っています。
少し脱線しますが、実は私が高校生の時に一度家族でカナダを旅行したことがあります。
その時行った場所は英語圏のエリアでしたがとても素敵な国だと感じたのを今でも覚えています。
今度はフランス語圏で、実際に現地の人と会話できたらと思うとモチベーションが上がります。
筆子さんもフランス語を勉強されているとのことですが、ラジオを聴くほかに何か早く上達する方法ってありますか。あったら是非教えて下さい。
最初は慣れない生活に戸惑ってばかりでしたが、やりたいことが見つかったらすっかり前向きになりました。
もちろん早く安心して外出できる日に戻ってほしいと願っております。
筆子さんも気を付けてお過ごしください。
Tさん、こんにちは。メールありがとうございます。
毎日、充実しているようで、よかったです。
新刊、読んでいただき、ありがとうございます。役に立つことがあれば、幸いです。
「何か早く上達する方法ってありますか?」という質問ですが、これはちょっと質問があいまいですね。
「早く」も「上達」も、意味するところが具体的ではありません。
自分で、具体的に目標を決めて、必要な作業を積み重ねれば、ゴールを達成できるまでの時間は、そうしないときより短くなります。
物を捨てる記事によく書いていますが、単に、「早く部屋が片付いたらいいな」とか、「早く断捨離したい」と思っているだけだと、なかなか部屋は片付かないのと同じです。
参考記事⇒新年の誓いをより効果的に立てる7つのコツ。確実に実現に近づくために。
話すことは、練習すればしただけ、うまくなるので、1日のうちの使える時間をすべてトレーニングに注ぎ込めば(適度に休息をはさむ)、そうでないときより、少ない日数でしゃべるのがうまくなる、とは言えます。
ケベックの人と会話をしたいなら、ケベコワ(Québécois)に慣れておくといいでしょう。
NHKの「まいにちフランス語」は、基本、フランスのフランス語ですから、ケベックのYouTuberのチャンネル登録をして、毎日見るといいと思います。
実際にしゃべる練習をしたほうがいいので、ケベックの人としゃべることができるアプリやらサービス(いろいろあります)も利用してください。
それでは、Tさんも、お元気でお暮らしください。
COVID-19に関する過去記事
より安全に食品の買い物をする9つのコツ:新型コロナウイルス感染防止を意識した行動。
パンデミックで世の中が騒然としているときに、心の平安を保つ方法。私の7つの対策
31日間の片付けプラン(前半2週間分)。自宅待機でひまなら不用品を捨てよう。
外出できないときは不用品を捨てよう。:31日間片付けプラン(後半2週間分)
パニック買いをしない人になる3つの方法。すぐに冷静さを失う人へ。
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今週のはじめ、一人暮らしでさびしい、という方の相談に回答しました。
Makikoさんに、この記事の回答が役立ったかどうかはわかりませんが、補足として、ほかの一人暮しの方のメールを紹介しました。
あとで思ったのですが、私は、1人でもわりと平気というか、むしろ家でひとりで、好きなことをやっているほうが、エネルギーがあがるので、Makikoさんの心境によりそった回答ができなかったかもしれません。
家で1人でいるのがさびしい人は、オンラインを通じて受講できる習い事などを始めると、人としゃべる機会が増えます。
フェイスブックで共通の趣味のグループに参加するなど、つながる方法はいくらでもありますね。
それでは、あなたも、何か伝えたいことがありましたら、お気軽にお便りください。お待ちしています。