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ミニマリストの時短家事シリーズ。今回は、家事に追われない環境を作る方法をお伝えします。
なぜ家事に追われるのか?
家事に追われて、ストレスがいっぱいの人は、なぜ、自分は毎日こんなに忙しく、疲れ果てているのか、その原因をちょっと考えてみてください。
家事に追われる人は、問題が起きたときに、その都度対処している人です。だからいつも忙しいのです。
家事に追われないようにするためには、問題が起きないないようにすることが一番のポイント。
家の中の状況を変え、問題が起きにくい環境にすれば、誰が主婦/主夫をやっても家事に追われません。
この考え方は、私は家事が嫌いだ、苦手だ、整理整頓のやリ方がわからないといった、個体差を超越します。
忙しい主婦が、かけずり回っている家の中にあるものは何だと思いますか?
たくさんの「混乱」です。別の言葉で言うと、カオスです。
この混乱を1つひとつなくしていけば、
●より生産性があがる
●ストレスが減る
●より幸せになる
こんな状況を手に入れられるのです。
身の回りにある小さな混乱を見つけて、1つずつ解決するために、こんな方法を使ってみてください。
1.ミニマリストのように暮らしてみる
ミニマリストになったら、家事がずいぶん楽になりました。
ミニマルライフを送るために、具体的にこんなことをします。
●できるだけ物を持たない(所持品を減らす)。
●できるだけ物を買わない。
●ガラクタを減らす。
●時間を無駄にしない。
●何をやるにもシンプルにすることを心がける。
それぞれ、少し詳しく説明します。
まず、余分な物は持たず、必要なものを厳選して持つようにします。
そのために、買い物を減らします。特にバーゲンや安売りで買う頻度を減らしてください。「セールは、自分の生活に恩恵がある」と思っている人が多いと思います。
物が通常より安く買えますから。
ですが、家の中に物があふれている人にとっては、セールは、友達というより、敵です。
今、必要な物だけを買ってください。「これがあったら便利かもしれない」「この先必要になるかもしれない」という理由で買い物をしているから、家の中に使わない物が増えます。
買い物の減らし方⇒よけいな買い物をしないために身に着けたい4つの新しい習慣。
暮らしをミニマルにするために、ガラクタも捨ててください。断捨離のやり方は、過去記事をお読みください。たとえば、こちらの記事には、スキマ時間でできる断捨離の記事を集めています⇒これで捨てまくる。「プチ断捨離シリーズ」記事の目次。
時間を無駄にしない、とは、余計なことをしないということ。
時間を無駄にするものと距離を置いてください⇒今すぐ捨てたい。時間を奪う5つの悪しき習慣
さらに、何をするときにも、できるだけシンプルな道を選んでください。家事に追われている人は、わざわざ物事を複雑に考えてしまう傾向があります。
2.使ったらすぐにしまう、手にしたらすぐに処理する
何かを出して使ったら、すぐにしまいます。ものすごくシンプルなことですが、これができれば、部屋の中は散らかりません。
もちろん、使ってもいないし、使おうと思って出したわけでもない物が部屋に出ている場合もあるでしょう。
これは明らかに物が多すぎるのですから、1番に書いたガラクタを捨てることに励んでください。
ここで問題にしているのは、ふだんはしまってある物、どこかに置いてある物、または外からやってきた物の対応です。
たとえば、郵便ポストの中に入っているダイレクトメールや私信、定期購読している雑誌を家の中に入れたら、その場で開けて、すぐに所定の位置に置いてください。
私はダイレクトメールは家の中に入れることすらせず、そのままゴミ捨て場に持って行きます。
これをしないから、物がどんどんたまってしまうのです。
外で服を買って帰ってきたら、すぐにショップの袋や外装は捨て、服はタンスにしまいます。
Eメールを読んだらすぐに削除かアーカイブ。いつまでも受信箱に放置しないようにします。
用済みのものをその場、その場で処理するだけです。
習慣になれば、まったく苦になりません。
1つひとつの仕事をきっちり最後まで完了させておくと、あとになって、ずいぶん時間を節約することができます。
結局、ガラクタとは、これまでの先送りの集積です。小さなことを先送りせず、その都度最後までやってください。
すぐに片付けられない人はこちらをお読みください⇒なぜ物を出しっぱなしにするのか?その5つの理由と対策法。
3.定期的に断捨離する
一人暮らしなら、その都度片付ける癖をきっちりつけると、部屋は散らかりません。しかし、家族がいる場合は、定期的に部屋の中をリセットする時間をもうけてください。
たとえば
●毎晩寝る前
●日曜の朝、あるいは夜
●ごみ収集日の前日
●毎月の決まった日(給料日など)
頻度は自分の部屋の物の数や、家事の仕方、家族の人数など、それぞれのライフスタイルで決まります。
最初はこまめに片付けて、あまり散らからないようなら、頻度を落とすといいでしょう。
私は、寝る前に机の上をリセットし、週に1度、ゴミ捨ての前の日に、片付けをしています。
キッチンやリビングはあまり散らかりませんので、特にリセットタイムはもうけていません。
片付けのコツですが、整理整頓しようとするのではなく、不用な物や捨てられる物はないか探してそれらを捨ててください。
ぐしゃぐしゃになるのは、物が多すぎるからです。べつに自分が片付けが下手だとか、片付け方を知らないというわけではないのです。
ガラクタは整理整頓できません。部屋の中のぐしゃぐしゃは、ガラクタが多すぎる証拠です。
4.とにかくなんでもリストアップ
片付ける場所、捨てるべきもの、やるべき家事、これからの計画、とにかく何でもリストアップする習慣をつけるといいです。
ノートに書くことをおすすめします。
家の中の混乱は、脳内の混乱の象徴です。脳内によけいな情報が入っているから、家の中も混乱するのです。
脳内の情報を捨てる一番いい方法は、紙の上に出すこと。とてもすっきりしますので、まだやったことがない方は一度お試しください。
やり方はこちら⇒頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方
5.スケジュール帳を使う
スケジュール帳かカレンダーを使って予定を管理してください。まあ、日本人は手帳好きなので、みんな持ってるかもしれませんね。
この時期、やたらと「来年の手帳」に迷う人がいますが、2017年の日付が書いてあって、予定を書くところがあれば何でもいいと思います。
私はツイン手帳を使っています⇒ツイン手帳を愛用中~手書きにこだわる50代節約系主婦の手帳術
カレンダーの使い方はこちら⇒上手なカレンダーの使い方。スケジュール管理のコツを押さえて汚家を脱出
手帳を選ぶことや使い方を考えることにエネルギーを注ぐのではなく、実際に使うところに注力することをおすすめします。
特に完璧主義の人は気をつけてください。何のためにスケジュール帳を使うのかというと、予定を書くためです。そうすれば、もう自分の頭の中で覚えておく必要がなくなります。
それだけ、脳内がスッキリします。
フライレディのコントロールジャーナルのように、すべての情報を一元化すると、さらに暮らしやすくなるでしょう。
コントロールジャーナルの作り方⇒主婦の家事手帳(コントロールジャーナル)の作り方。情報の一元化で家事を効率化
6.時間を多めに見積もる
1つ1つのタスクにかかる時間を多めに見積もってください。つまりスケジュールに余裕をもたせます。
人生、先の予測がつかないので、物ごとが予定通りに進むことはあまりありません。予定より早く終わることはまれで、ほとんんどの場合、予定どおりか、予定より遅く終わります。
あらかじめ、スケジュールにゆとりを持たせておけば、ストレスも減ります。
スケジュールに予定を持たせるために、私は毎日最重要タスクを3つだけ決めて、それができればよし、としています。
やらなくてもいい家事は捨て、できるだけガラガラのスケジュールにしてください⇒家事嫌いなら試してほしい、4つの「やらない」で家事の負担を大幅に減らす。
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この記事に書いたことは、どれもわりと常識的なことです。実践は、そこまで難しくないでしょう。もし、何かうまくいかないことがあったら、どうしてうまくいかないのか、その理由を見つけて、うまくいくように調整してください。
完璧主義にとらわれるとうまくできません。
また、頭の中でいくら考えていても進まないので、とにかくやり始めてみることがひじょうに大きなポイントです。