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もっとシンプルに生きる簡単な方法を10個紹介しています。
今回は最終回の7番目~10番目です。
これまでに紹介した方法
シンプルに暮らす方法、1~6番目は
1.SNSの見直し
2.買い物リストの導入
3.人の話を聞く
4.自分から選択肢を減らす
5.夜の過ごし方を変える
6.複数買いをやめる
でした。
残りの4つは
7.シングルタスク
8.人にあげる
9.日記をつける
10.自分が好きか嫌いかで決める
です。1つずつ説明しますね。
7.シングルタスクを心がける
シングルタスクとは、ながら仕事をせず、何か1つだけに集中することです。
一度にたくさんのことをやろうと、手を広げすぎると、当然のことながら、意識もエネルギーも分散されます。
考えることが増えるし、気が散るので、脳が疲れますよね。
できるところから、1つずつやっていくようにすると、もっと暮らしはシンプルになります。
いつも、たくさんのことを同時進行で行うことが習慣になっている人は、なかなか、シングルタスクをできないものです。
そんなときは、いま、自分は、何をやろうとしているのか、とりかかる前に意識するといいでしょう。
時間をお金と同じように考えてみてはどうでしょうか?
お金が1000円あって、それを使ってパンを買ったら、ほかのものを買うことはできません。
時間も、いま、ここに30分あって、その時間を、たとえば、読書に使うとしたら、ほかのものには使えないのです。
去年、YouTubeで塗り絵の塗り方について語っている人たちの動画をよく見ていました。かなりの人が、テレビを見ながら塗り絵をしているらしいとわかり、とても驚きました。
まあ、YouTubeで塗り絵を紹介している人は、視聴者にしゃべりながら色を塗っているので、それ自体が、すでにマルチタスクです。が、テレビの視聴と塗り絵は、ともに目を使う行為なので、同時進行しようとすると、忙しくなりそうです。
短時間のうちに、フォーカス先(テレビと手元)を切り替えているのでしょうが、すごく疲れるんじゃないでしょうか?
どちらか1つだけにすると、ずっとリラックスして楽しめると思います。
シングルタスクをするには? ⇒1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ。
8.積極的に人にあげる
家に余っている物などありましたら、ほかの人にどんどんあげてください。
不用品はもちろんのこと、自分で食べようと思って買ったけど、食べきるのに手を焼いているものなども、あげるといいです。
これは、自分が、がしっとしがみついている物を開放する行為です。
何もかも、自分1人だけで消費しようとして、たくさんのものをかかえこみすぎると、暮らしが複雑になります。
物があると、考えるべきことが増えます⇒もったいないから捨てない。この決断のせいであなたが失っているたくさんのもの。
とりあえず、ふつうに生活できているのなら、あとはあまり物はないほうが、管理の手間もないし、失う心配や恐怖も感じないので、心が平穏になります。
何かに執着してしまうから、ストレスが増えるので、執着の元になりそうなものは、どんどん手放したほうがいいのです。
「そんなことすると損する」と思うかもしれませんが、私の経験では欲しいと言っている人にあげたほうが、自分は楽になります。
断捨離をしている人は、不用品を売ってお金にしたいと考えるものですが、そうすると、よけいな仕事が増えて、複雑な人生になります。
不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
物理的な物だけでなく、自分の時間や労働、よけいなお金なども、人にあげることや与えることを意識すると、生活はシンプルになりますよ。
ただし、欲しがっていない人に無理に押し付けるのは厳禁です。恨まれます。
9.日記をつける
日記をつけて、定期的に自分の考えていることを文字にしていくと、頭の中を整理できます。
日記の効用⇒日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています
私は日記だけでなく、モーニングページも毎朝書いていますが、書いていなかった頃に比べると、ずっとシンプルにものごとを考えられるようになりました。
モーニングページとは?⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
自分の考えていることを、文章にしていたら、人生がどんどん複雑になった、という人はいないと思います。
そのへんに転がっている使いかけのノートを使えば、たいしてお金はかからないので、ぜひやってみてください。
日記やモーニングページをおすすめすると、何を書いていいのかわからない、という人がいますが、別に何を書いてもいいのです。
自分しか読まない日記ですし(モーニングページは、私はいっさい読み返しません)、どこかに出品するわけでもありません。
うまく書こうとか、きれいな字で書こうとか思わないこと。
それでも、書くことが思いつかない、手が止まるという人は、以下のことを心がけるといいでしょう。
・べつに毎日書かなくてもいい
・すぐ書けるように、ノートとペンをそばに置いておく/つねに携帯する
・箇条書きやブレットジャーナルにしてみる⇒気持ちの整理をするために、紙に書き出そう:ライダー・キャロル(TED)
・感謝日記にしてみる⇒感謝ノートの書き方と女の子のよいところ(Q&A)
・タイマーを5分間にセットして、その時間、頭に浮かんだことを言葉遣いや文法などは気にせず、どんどん書く
・長々と書かない(一言、二言でOK)
・俳句(五・七・五)や短歌(五・七・五・七・七)にしてみる(もちろん、うまく詠もうとしてはいけません)
人に見られるのが心配な人は、以下の記事を参考にしてください。
人に見られるかもしれないと思うと怖くて日記が書けない(その1)。
恐怖心を手放すには? 日記を読まれるのが心配で書けないときの対処法(その2)。
10.自分が好きか嫌いかで決める
行動するとき、自分がそれを好きか嫌いかで決めます。ほかの人が、それを好きか嫌いかではなく。
人目を気にしたり、人と自分を比べたりするのはやめる、ということです。
いろいろな人の顔色をうかがいながら行動するより、自分の好きにしたほうが、シンプルだというのは、説明しなくてもわかるでしょう。
そうはいっても、人は絶対、他人の目を気にするので、「もう気にしない、自分の好きにする」と思って行動しても、100%そうはなりませんから、大きく人の道をはずれることはないので、心配無用です。
必要以上に人に好かれようとすると、シンプルに暮らせません。
いらないもらい物を断れないのも、いつまでも捨てないのも、人に好かれようと思っているからです⇒不用な贈り物を捨てられないのは、世の中の人全員に好かれたいと思っているから。
本当は欲しくない物をなんとなく買ってしまうのも、ほかの人と同じようにして、仲間でいたい、と思っているからです。
一口に、「ほかの人」と言っても、それは不特定多数で、大勢います。その場その場で、ほかの人と同じでいたい、みんなに好かれたいと思って行動していると、疲れますし、可もなく不可もないつまらない人間になってしまうでしょう。
すると、ますます自分に自信が持てず、人の基準に合わせて行動するようになります。
人目を気にしすぎる人はこちらの記事をどうぞ⇒世間体を気にするから物もストレスも増える。気にしない方法教えます。
見栄を張りすぎる人はこちら⇒見栄を張るのをやめたいなら、まっさきに読むべき記事がここにある。
人と自分を比べる傾向が強い人はこちら⇒オレンジ対バナナ:人と比べることで生じるダメージとその修復(TED)
■これまでの記事もどうぞ:
今日からやってみたい、人生をシンプルにする10の方法(その1)。
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もっとシンプルに暮らす方法を10個お伝えしました。
シングルタスクのよさは、なかなかわからないかもしれません。一度に複数のことをやったほうが、たくさんのことがやれる、と考えてしまうからです。
ですが、どうでもいいことをたくさんするより、本当に大事なことを1つだけするほうが、シンプルだし、気分もいいです。