物だらけのキッチンカウンター

断捨離テクニック

最終更新日: 2021.07.15

ガラクタの量に圧倒されて、片付けを始められない人に贈る現状打破のアイデア。

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汚部屋で現状維持に甘んじている人が、スッキリした部屋に近づくために今日できることを3つ紹介します。

何年も『筆子ジャーナル』を読んでいるし、ほかの片付けブログや断捨離本も愛読している。

しかし、部屋はずーっと汚いまま。

私の家は物がありすぎるので、どこから片づけたらいいのかわからない。忙しいし、明日(週末、暇になったらetc.)からやればいい。

こういう人は、思いのほかたくさんいます。



1.自分と向き合う

一番おすすめなのは、自分の心と向き合うことです。

心の中と部屋の様子は連動しているから、ある程度心の中の整理がつけば、誰にも何も言われなくても、流しを磨き始めたり1000個捨てを始めたりします。

「物がありすぎて大変そうだ」と思っている人は、実際は、そんなにたくさん物を持っていません。

物がたくさんあるからスタートできないのではなく、自信がないからスタートしないのです。

汚部屋を片付ける自信が。

人は自信がないと、やりたいことでもどんどん先延ばしします。

次から次へとうまくいかない理由や、始めない理由を思いつきます。

片付けに関する情報ばかりを取り入れて、それだけで、前に進んだ気になって止まっているのです。

自分の心としっかり向き合って、いまはまだ自信のない自分を受け入れてください。

特に考えたほうがいいことを、3つ紹介します。





1)恐怖

不用品を捨てることは、ただ単に物を捨てることではありません。

これまでの生活習慣、アイデンティティ、考え方、不安や恐怖も捨てる行為です。コンフォートゾーンから出ることなので、恐くて当然です。

コンフォートゾーンとは?⇒断捨離しているのにイライラします~断捨離に好転反応はあるか?

けれども、恐いからと言って、前に進まないとずっと汚部屋ですよ。

恐いのはあたりまえと思って、最初の一歩を踏み出してください。

2)ゴール

連日書いていますが、なぜ自分は部屋を片づけたいのか、その理由をしっかり考えてください。

その理由(ゴール)が、自分の求めているもので、大事だと思えることで、説得力のあることなら、前に進むことができます。

ゴールについて⇒成功の秘訣は正しいゴール設定にある(TED)

3)完璧主義

完璧主義にとらわれすぎないようにします。

不用品を捨てることは、スキルなので、これまでやったことがない人は、うまくできなくて当然です。

やっているうちにうまくなります。

捨てることが上手になるベストの方法は、それを何度もやることです。

ところが、完璧主義の人は、「いきなり、うまく、完璧にやりたい」と思います。

きのうまで、筋金入りのタメコミアンで、部屋がぐしゃぐしゃだったのに、「今朝、突然、ミニマリストになって、何もない部屋にしたい」と思うし、「そうでなきゃだめだ」と思い込んでいます。

だから、ちょっと障害があってつまづくと、がっかりしてやめてしまい、結果的に前に進みません。

完璧主義を克服する7つの具体的な方法。

2.これ以上、問題を大きくしない

片付けを始めることができないのなら、せめて、これ以上、問題を大きくしないでください。

汚部屋になるのは、外からいろいろな物をたくさん、家に持ち込むからです。

今、部屋にある物が、いつ、どのようにして、家の中に入ってきたのか考えて、今後、どのようにしたら、そういうことが起きる頻度を減らせるか考えてください。

もちろん、考えた対策は実践します。

物が増える最大の理由は、買い物です。

本当はいらないのに買ってしまう、必要以上に大量に買ってしまう。だから、部屋の中で物があふれるのです。

ためしに、過去1ヶ月、どんな物を買ったのか振り返って、今後、変えていきたいことを見つけてください。

買い物について考え直したい人におすすめの本⇒筆子の新刊『買わない暮らし。』(6月16日発売)著者による内容紹介。現在予約受付中です。

いくら不用品を捨てても、これまでと同じように物をどんどん買っていたら、部屋は片付きません。

そんなこと、誰でもわかることだし、汚部屋から抜け出したいと思っている人は、「買いすぎなんだよね」とうすうす気づいています。

しかし、「楽しい買い物や消費をやめたくない」という気持ちがあるから、入ってくるほうは止めずに、部屋を片付けようとします。

このブログでも買い物習慣の記事は、全部スルーします。 読んだとしても、読みものとして楽しんで、読者のメールも文字通り人ごとです。

「私は、こんなにひどくないわ」なんて思いながら、買い物を100%肯定している記事や雑誌を渡り歩き、大量消費生活を続けます。

本当に汚部屋を解消したいなら、一度、しっかり腹をくくって、買い物習慣を見直すべきです。

もらい物が多くても物は増えますよ。

特に、コンスタントに何かをもらっている場合は。

買い物やもらい物を見直すとき、「これは例外」と、アンタッチャブルのカテゴリーを作ることがあります。

すべての物を平等に見直してください。

3.すぐに終わる片付けプロジェクトを始める

自分の心に向き合う作業をし、入ってくるほうを止める方策をある程度したら、すぐにできる小規模な片付けプロジェクトを1つだけ選んで始めます。

心に向き合う作業も、買い物習慣の見直しも、1日や2日では終わりません。たぶん一生続きます。

ですから、1番と2番の最初の数ステップがすんだところで、片付けプロジェクトに入ってください。

どんなプロジェクトがあるかは、過去記事にたくさん書いていますし、これからも書きます。

忙しい日は1日5分の断捨離を~5分で片付けられる10の場所

10分で、散らかった部屋をふつうの部屋に見せる片付けのやり方。

これで捨てまくる。「プチ断捨離シリーズ」記事の目次。

何を捨てていいのかわからないときは、こんな物から捨ててみては?:プチ断捨離のまとめ、その2。

ポイントは、1つだけ選んで、それをやりきること。

それが終わったら、別の小さなプロジェクトに取り組みます。

これを3ヶ月ぐらい毎日続けてください。

たぶん、これだけで、あなたの部屋はかなりきれいになるでしょう。

毎日、いらない物を捨てているうちに、スキルがついて、捨てることがうまくなります。

自信や達成感も生まれるます。

何かを捨て始めて、壁にぶちあたったら、もう少し小さな作業にしてください。

1日でクローゼットの中を片付けようとするのではなく、小さな作業に分けて、何日かかけて片付けていきます。

現状と、到達したい状態のギャップを埋めることを意識して、作業を細分化するといいでしょう。

細分化について⇒これならさくさく片付けが進む。断捨離を先延ばししない10の方法 『3.難しそうな場所はタスクを細分化』の箇所をお読みください。

3ヶ月ぐらい毎日、小さな片付けプロジェクトをやっていると、うまくいかないときもあります。そんなときは、うまくできそうな方法を考えて、試行錯誤しながらすすめます。

ちょっとうまくいかないからといって、簡単にあきらめないように。

きょう始める・関連記事もどうぞ

汚部屋すぎて、どこから始めていいかわからない人に伝える片付けの始め方。

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なぜすぐに片付けを始められない?5つの理由とその対処法

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自分の心に向き合う作業は、片付けの基礎の基礎なので飛ばさないでください。

いったん片付けを始めて、停滞したときも、やってください。

「心に向き合え」なんて書いてある片付け本はないかもしれません。

ですが、物を捨てることや、自分の環境を整えることは、これまでの生き方を振り返り、これからどういう生き方をしたいか考えることです。

片付け本や片付けブログで、人がわーっと物を捨てているのを見て、やる気になったときだけ片付ける。

片付けのプロにたのんで、一気に片付けてもらう。

こんなやり方でも、部屋は片付きます。

しかし、外的刺激だけに頼って、不用品を捨てるのは、底の浅い片付けにすぎません。

ちょっと問題にぶつかると、いともあっさりやめてしまい、長続きしないのです。

自分の中に、確固たる炎(理念やポリシー)を燃やして、それをパワーにして片付けてください。

そういういものは、誰でももっています。今は、ガラクタの堆積におおい隠されているだけ。

ぜひ、心の中を整理して、魂の源泉のような、キラキラしたものを掘り起こしてください。

応援しています。





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