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生活を見直して、物を増やさないようにしている読者のお便り紹介コーナーです。
きょうは、7月にいただいた読者のお便りから3通紹介します。
内容:
・「送料無料のための買い物」をがまんできた話。
・人のせいにせず、自分の物をどんどん捨てていく決意をしたこと。
・1000個捨てチャレンジの途中経過。
まず、秀子さんのメールです。
送料無料の誘惑に負けなかった
昨年の夏、日本に里帰りした時に、母がますます不用品を買い込んでいたことにショックを受けました。
対策を練ろうと情報収集していた時に、「筆子ジャーナル」に出会いました。
筆子さんのお考えに共感できることが多く、毎朝ブログを楽しく拝見しております。
「筆子ジャーナル」を読むうちに、私自身が断捨離や片付けを楽しむようになったので、いつの間にか、母の衝動買いは気にならなくなりました。
電話で「今日、こんなカバンを買ったの♪」と嬉しそうに話す母に「良かったね~」と自然に言葉が出てきたときは我ながら驚きました。
以前なら「カバン、いっぱい持ってるのにまた買ったの?」と非難めいたことを言っていたと思いますが、今では「母が自分のお金で買ったんだし、母が嬉しかったらそれでいい」と思っています。
新型コロナウイルスで外出制限がかかった3月中旬以降からは断捨離も加速し、家の中がスッキリ、快適な暮らしに向かっております。
今、フランスはソルド期間中です。今ではソルドで気分が舞い上がることはないのですが、どうしてもシーツ2枚が必要で、インターネットで色々調べた中で、良さそうな商品を見つけました。
購入手続きを進めていくと、「配送料が4.9ユーロかかるけれど、あと12ユーロ分何かを買えば送料無料になる」とのこと。
それを読んで、「ついでに6ユーロのバスタオルを2枚買って、送料無料にしようかな?」という考えが一瞬頭をよぎったのですが、「バスタオルは、本当に必要となった時に、改めて色々調べてから気に入ったものを買おう!」と思い直し、今回は配送料を払うことにしました。
購入手続きをすると、「お得情報のお知らせメールを受け取りたいか」とか「無料のポイントカードを作りたいか」とか「購入者全員がもらえるプレゼントを受け取りたいか」といった項目が出てきて、全て”Non merci* !”と思いながら断りました。
この断る潔さは、筆子さんから学びましたので、お礼を述べたくてメッセージを送らせていただきました。ありがとうございます。
それではまた、ブログの更新を楽しみにいたしております。
*Non merci(ノン・メルシー)は、「ありがとう、でもいりません」ということ。ソルドはセールのことです。
秀子さん、はじめまして。メールありがとうございます。
毎朝、ブログを読んでいただき、うれしいです。
送料無料の誘惑に負けなくてよかったです。
バスタオルは買う予定ではなかったのから、後日に回したのは賢明でしたね。
というか、それが普通なのですが、生活が豊かになって、あまりにも簡単に買い物することがあたりまえになっています。だから、ガラクタが増えるんです。
きのうも記事に書きましたが、捨てるのは大変なので、不用品を家に入れないことが最重要事項です⇒ガラクタ予備軍を家に入れないための9つの心がけ。
玄関先まで届けてもらうのだから、配送料を払うのは当然ですね。いまは、新型ウィルスの感染を拡大させないために、配送する側のコストもあがっています。
送料に関する私の考え方はこちらに書いています⇒ネットショッピング(通販サイト)で衝動買いを防ぐ5つの方法
では、秀子さん、これからも、快適な暮らしを楽しんでください。
次は、fountainさんのお便りです。
人のせいにするのはやめます
件名:捨てるモチベーション
3日前ブログをお見受けし、いろいろ辿りながら拝読しています。
家の断捨離かつスッキリ暮らすための片付け術を模索しているのですが、やはり捨てない事には物事が動かないフェーズにいるんだなぁと思っていたところに、筆子さんのブログは考え方や気持ちの持ち方から書いてくださっていてとても共感します。
今もバイタリティあふれるブログを書かれていること、尊敬しています。
やましたひでこさんやカレンキンズストンさんの本も読んでいて、表面的な片付けでなく、今の人生を生きるための場作りが大切なんだなぁと痛感しています。
昔から雑誌が好きで、新しいもの、便利そうなもの、きれいなものがあれば買ってしまっていて、最近はネットからの情報もとても気になります。(でもそのおかげで筆子さんのブログにも到達できたのですが)。
今日も、断捨離テクニックを読んで『四の五の言わず捨てる』を実践していたわけですが、夕飯を作っていてふとキッチンのストッカー見ると母親が買ってストックしている調味料が複数出てきて今、モチベーションが下がってしまいました。
筆子さんもお母さまの記事に書かれていましたが、母親は81歳でその年代特有なのか、買い置き、とりあえず取っておく、捨てる事にものすごい抵抗がある、の特性があります。
そしてその多すぎるものを常に「片付けないと」と言っています。
私も見たら買っちゃう、買ったらとりあえず置いておく、の癖があります。
筆子さんのブログにあったように誰かのせいを言い訳にせず、まずは自分の物を捨てることで捨てるレッスンをしていきます。捨てたら片付けなくてすみますものね。
物を減らして、掃除をして、それでも時間に余裕がある健康な生活ができる家にするのが目標です!
取り止めのないメールで失礼しましたが、自分へのエールと思って書きました。お読みいただきありがとうございました。
fountainさん、はじめまして。
メールありがとうございます。
人のせいにするのはやめようと思ったこと、すばらしいですね。
fontainさんが、持たない暮らしをしているのを見て、そのうち、お母さんも考え方を変えますよ。
私の母も、物をあまり捨てないほうですが、私が捨てるのを見て、かなり影響を受けています。
2年前に実家に帰ったとき、茶の間にある本箱の引き出しの1つを整理しました。一筆せんやポチ袋などが入っている引き出しです。
引き出しを片付けた様子はこちらに書いています⇒なんでも入れてしまう場所を片付ける:プチ断捨離(35)
この引き出しは、昔、私がレターセットなどを入れていた場所で、その流れで、私の古い便箋(未開封)なども入っています。
母には特に何も言わず、勝手に片付けたのですが、数日後に「引き出し、片付けてくれてありがとう。私もこれから、毎日少しずつ捨てるわ」と母に言われました。
もし私が、物をためこむタイプで、いまもそういう生活をしていたら、母がこんなことを言う状況にはならなかったと思います。
さて、fontainさんが、メールに書かれているように、家の中がすっきり片付かないのは、物が多すぎるからです。
物を捨てない限り片付かないので、ジタバタせず、不用品はさっさと捨てたほうがいいですよ。
現状が硬直しているときは(それは、「安定」とも呼べますが)、何かを捨てたり、こわしたりすることは不可欠です。
物を家に入れないことも大切なので、見たら買っちゃうクセも改めてくださいね。
では、fontainさん、今後もお母さんと仲良くお暮らしください。
最後は1000個捨てチャレンジに挑戦している、Hさんのお便りです。
1000個捨てチャレンジをしたらいいことがあった
件名:良い影響が出てきました
毎日楽しみに読ませていただいています。
昨年末から1000個捨てるチャレンジに挑戦しています。
捨てた物は、20数年前にフェリシモのおまけでもらったミニノートです。
このチャレンジは夫にだけ話してありました。ひたすら自分の物を捨てています。
夫はバイクをいじったり、釣りをしたりが趣味の人で、多くの道具を持っています。 私から見ると もっと整理すればいいのに です。
ここ最近使いたい物が見つからず探してイライラする事が増えていました。
昨日「俺もおまえを見習って捨てて片付ける」と言い出しました。
そして、ポンポン気持ち良いくらいに捨てていきました。
筆子さんのおかげです。 特にうるさい事を言わなくても、自分がやっているだけで夫にも影響が出ました。
ありがとうございます。
以上、ご報告でした。
Hさん、こんにちは。メールありがとうございます。
Hさんは、以前、床にヨガマットを敷けるようになった、というメールを送ってくださった方ですね。
こちらで紹介⇒最近の私の部屋の状況:ヨガマットを敷けるまで床をきれいにした。
その後もチャレンジを続けていてすばらしいです。
ご主人も、不用品を手放したので、ますます家の中がスッキリしましたね。
20年以上前にフェリシモでもらったおまけのノートを持っていたなんて、Hさんは、かつての私のような人です。
私も、20年、30年と持ったまま使っていなかった物があります。
1冊目の本を書いたとき、編集者の方に、「そんなに長く、持ち続けることができるんですね」と、驚きをこめて言われたのですが、生きてる時間が長いと、そういうことふつうに起きるんじゃないでしょうか?
しまい込むと忘れるし、目の前にあっても、風景の一部になって、ガラクタだと気づくことができません。
では、Hさん、引き続き、1000個チャレンジに励んでください。
1000個捨てチャレンジとは?⇒持たない暮らしに近づく1000個捨てチャレンジの楽しみ方。
フェリシモのことは、『ミニマリストへの道』シリーズに、しつこいほど出てきます⇒なぜ私は断捨離をしてミニマリストになったのか?(1)~物がたくさんあっても幸せではなかった
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いつもいろいろなお便り、ありがとうございます。
はじめての方も、お気軽にメールくださいね。楽しみにしています。
8月もきょうを入れて2日となりました。
子供の頃、今頃は、宿題ができてなくて、暗澹(あんたん)たる気持ちで過ごしていましたが、いまは宿題がないので、気分爽快です。
それでは、あなたもよい日曜日をお過ごしください。