ページに広告が含まれる場合があります。
新しい月になったので、今月おすすめの習慣の記事を書きます。
10月は、心穏やかに過ごす月にしました。
まあ、べつに10月じゃなくても、いつでも心穏やかに暮らせるといいのですが、10月は行事が多いから、気忙しいのではないかと思います。
「行楽の秋」「読書の秋」「芸術の秋」などと、「たくさんのことをやらないとだめよね」なんて雰囲気にはまる人も多いので、少しスローダウンしてのんびり過ごすといいでしょう。
1.完璧主義を捨てる
まずおすすめしたいのは、完璧主義を捨てることです。
たくさんのことを手がけ、いろいろなことに首を突っ込んで、どれもきちんとやろうとがんばらないでください。
これは、大きなストレスの元です。
大事なことだけちゃんとやればOKです。
1つでいいからタスクを減らす:夏休み片付けプロジェクト(2)
時間とエネルギーは有限なので、ネット上に話題になっているすべての議論に参加して、全員を言い負かそうとする態度は、非生産的です。
まじめでがんばりやさんの人ほど、完璧主義のわなにはまります。
失敗することが大嫌いな人は、「失敗するのは当然のことだ」というあたりまえの真理を受け入れましょう。
2.大目に見る(セルフコンパッション)
2つ目は、自分にやさしくすることです。
セルフコンパッション(自分にやさしくする)の実践で人生を変える(TED)
人間のデフォルトは、足りないマインドだと思います。
失敗したこと、自分が持っていないもの、できていないこと、うまくやれていないこと、向上の余地のある部分に意識が向きます。
全員、足りないマインドだから、ふつうに生きているだけで、他人にいろいろ批判されたり、文句を言われたりします。
家族にも、あなたのだめな部分を指摘されるはずです。
ジャッジや批判は、頼まなくても他の人が嫌というほどしてくれるので、自分で自分をジャッジする必要はありません。
自分を責めるのをやめる方法~自分を「ダメ人間」と思っても誰のためにもなりません。
3.質のいいものを消費する
日々、質の悪すぎるものや、ジャンクなものを消費していると、体調が悪くなるし、心も疲れます。
私たちはいろいろなものを消費しています。食べもの、着るもの、読むもの、見るもの、聞くもの、使うもの。
消費するものを注意深く選び、質ものいいものを自分の中に取り込んでください。
現代人はソーシャルメディアとは切っても切れない関係にありますが、情報が多い分、ジャンクなものもいっぱいあるんじゃないでしょうか?
1つひとつは良質なものでも、数が多すぎると価値が薄れて、ガラクタ度があがります。
それは、家の中に置くものと同じです。
4.感謝を口にする
感謝の気持ちをもつと、幸福度があがるので、感謝する習慣がまだ身についていない人は、今月、ぜひとも、そういう体質になってください。
今回は、一歩進んで、心の中だけで感謝するのではなく、実際に感謝を表明してはどうでしょうか?
口で言ったり、メールや手紙に書いたり。
先日、あるTEDトークを見ていたら、1日が終わったら、同僚3人で、その日について感謝できることをテキストメッセージで交換している人の話が出てきました。
スマホを手放せない人は、LINEなどを使って、感謝の気持ちを表すといいでしょう。
感謝の気持ちを表明するのは、全く難しくありません。ただ、「ありがとう」と言うだけです。
コンビニやスーパーのレジの人、喫茶店でコーヒーを運んできてくれた人、スタバでラテを作ってくれた人、郵便を届けてくれた郵便局員、荷物を配達してくれた宅配便の人。
こういう人たちに、しっかり「ありがとう」と言えばいいのです。
日本の人って、コンビニなんかで無言で買い物する人も少なからずいますよね? せっかくお互いに幸せになれるチャンスなのに、もったいないです。
5.先延ばししない
先延ばしをして仕事をためると、ストレスがたまります。
1)「あ~、やらなきゃいけないけど、まだやってないわあ」といういや~な気分。気がかりな気持ち
2)「あ~、いまからやって間に合うかな? でもやらなきゃ」という締め切りギリギリになって一気にやるときに感じる多大なストレス
後回しにすると、最低この2つは、心のガラクタをかかえることになります。
ほかにも、
3)「あ~、うまくできなかった」と、あわててやったせいで、不本意な結果になってしまったときに感じる残念な気持ちや後悔
4)「また先延ばししちゃったよ。なんで私ってこうなのかなあ」という自己嫌悪
こんな気持ちにもなるでしょう。
このうち、心穏やかに暮らしたいときに一番邪魔をする心のガラクタは、1番だと思います。
やるべきことに着手していないと、ほかのことをやっているときも、ずっと心の奥底で気になっています。そして、ちょっとした拍子に、「ああ、まだあれやってない」という気分になり、そのたびにプチなストレスを感じます。
日常的にストレスを感じると、体によくありません。
なぜストレスは身体によくないのか、どうやってストレスに強くなるか(TED)
本当に穏やかに暮らしたいなら、先延ばしはすべきではありません。
先延ばししていることが大きなプロジェクトなら、やることを細分化して、計画を立て、毎日15分でもやれば、ずっと心が軽くなります。
6.自然を取り入れる
自然の中にいると心がやすらぐので、生活に自然をたっぷり取り入れてください。
一番簡単なのは、実際に外に行くことです。散歩、ピクニック、庭園の中でたたずむ、庭いじりするなど。
外に行かなくても、自然と親しむことはできます。
– 花や植物、自然のものをそばに置く。最近、サボテンや多肉植物みたいな小さな植物を1つ置くだけで違います。水槽を置くのもいいですね。
– 風や太陽の光を入れる
新刊に書いていますが⇒新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。
気持ちのいい風や、おだやかな太陽の光が入る部屋にしてください。といっても、難しいことは何もなく、余計なもので、風や光をさえぎらないだけです。
デスクや椅子の位置を変えて、窓から空や植物が見えるようにするのもおすすめです。
– 自然の音を聞く
私は雨の音が好きなので、SpotifyでRain Soundというのをよく聞いています。波の音や森の音もいいですね。
– 自然を写した写真やビデオを見る
私はパソコンの壁紙(background)を Windows spotlight という設定にしています。風景や動物の写真が数日おきに勝手に変わるので飽きないし、どの写真も美しいので心がなごみます。
7.休息や睡眠をしっかり取る
体が休まっていないと、心も休まらないので、夜はしっかり寝てください。
知人の中に、「夜、寝るのがもったいない」という人がいます。
その人は、きっといろいろとやりたいことがあるのでしょう。
でも、睡眠不足のまま、その「やりたいこと」に取り組んでも、それが仕事なら効率が悪いし、それが遊びなら、しっかり楽しめないと思います。
だって、頭が疲れてますから。
睡眠はあなたのスーパーパワー~すべてのパフォーマンスが上がります(TED)
そのやりたいことが、本当に自分のしたい大事なことなら、万全のコンディションで望んだほうがいいんじゃないですか?
それに、慢性的な睡眠不足は、本当に体に悪いですよ。
私の娘は、夜も寝ずに仕事をしたり、ジムに行ったりするから、免疫機能が落ちていて、よく風邪をひきます。
娘は重量あげの記録を伸ばすことが趣味なので、プロテインや、クレアチンというサプリを飲み、プロテインが多く入っている特殊なパンケーキミックスを使っています。
サプリもパンケーキミックスもけっこう高いのですが、私に言わせれば、そこに投資したお金は睡眠不足で全部ちゃらになっています。
そういう人、他にもいるんじゃないでしょうか?
眠いから、コーヒーを飲んで頭を(不自然に)覚醒させ、風邪ぎみだ、頭痛がすると言っては薬を飲んで症状を抑える人。
しっかり寝ておけば、薬なんて飲まなくてすむのに。
いずれにしろ、心の平安を保つには、休息が必要です。積極的に休んでください。
関連記事もどうぞ
マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
30日間ミニマリストチャレンジのススメ。1ヶ月だけミニマル思考で暮してみよう
人生を変えたいあなたに。30日間チャレンジのアイデア88選。
****
心穏やかに過ごすコツを7つ紹介しました。
全部をいっぺんにやらないでください。失敗します。
どれか1つを、小規模に始めるのがうまくいくコツです。
穏やかに過ごしたいときは特にそうです。