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なぜ私がお金をためられないのか、その理由を5つ考えてみました。理由がわかれば対策を立てることができます。
私がお金を貯められなかった理由
1.収入が低かった
2.お金を使いすぎた
3.お金をためようとしなかった
4.クレジットカードの使用(借金)
5.歯が悪い
50代の平均貯蓄額は1124万円とこのページに書いてあります。
⇒50代の平均貯蓄額は1124万円!年収別データ [マネープラン] All About
ですが、人と自分の貯蓄額を比べるのは意味のないことです。「人並み」にしようと、いろいろ物を買ったから、お金がたまらなかったという面もあるのではないでしょうか。
このさい人のことはどうでもいいです。自分の将来を考えましょう。
私がお金を貯められなかった理由を1つずつ説明します。
1.収入が低かった
短大を卒業してある小さな商事会社に就職しました。そこはあまり給料がよくありませんでした。
いくらいただいていたのか忘れましたが最初は8万円ぐらい。私が就職したのは1979年。その後7年ちょっと勤めていましたが、最終的に11万ぐらいだったような気がします。
同世代の方のブログを見ていると、1980年代はバブル景気で、みんな羽振りがよかった、とよく書いてあります。私は全くそんな記憶がありません。本当に同じ国に住んでいたのでしょうか?
カナダに来てからは専業主婦で自分の収入は低いというよりゼロでした。
もちろん、給料が少なくても、お金をためる人はいます。しかし、収入が少ないより、多いほうが、お金をためやすいのは事実です。
これからお金をためるためには、何らかの手を打って、収入をあげることです。動詞に、支出も減らします。
よく漠然と「お金がない」と人は言います。「お金がもっとあったらな」とも。しかし、そんなふうに思っているだけでは、お金はたまりません。何がどうしてどのぐらいお金がなくて、どのぐらい必要なのか、具体的な金額で算出することが大切だと思います。
貧乏な人ほど自分の収支に向き合うのはゆううつなものです。この私がそうです。去年まで、お金のことはできるだけ考えないようにしていました。
しかし、ここでがまんして数字に向き合わないと、老後貧乏は避けられません。まずは毎月の支出を把握するようにしましょう。
私はこんな方法です⇒家計簿がつけられないズボラ主婦が行き着いたお手軽な支出の記録法とは?
すると私は食費を使い過ぎていたことがわかりました⇒2015年5月の支出公開~恐怖のメタボ家計、小さな暮しなのに多すぎる食費
そこで今は週単位で、予算管理(のようなもの)をしています。毎週一定の額を財布に入れ、週ごとに赤字にならないように気をつけています。足りなくなったら翌週調節する練習中です。
収入より支出が少なければお金が残ります。
収入を多くする方法:収入の口を増やす。私はほそぼそと在宅ワークをしています。
支出を減らす方法:小さな暮らしをする。予算を管理する。
ミニマリストでも、3食外食したり、ホテル住まいしてお金をバンバン使う人もいるようです。
ですが、私のように節約系ミニマルライフを送ることも可能です。
物を買わなくなったので、その分お金が残るようになりました。
こんなからくりでお金が残ります⇒節約ではお金はたまらない。お金持ちになりたいなら、買わない暮らしが1番いい
2.お金を使いすぎた
私は若いとき、買い物旅行にばんばん行くとか、何かぜいたくな飲食をたくさんしていたとかそういうことはないのです。大きな買い物をした記憶もありません。
これまで私が買った高価な物はピアノです。20代なかばに小型のグランドピアノをローンで買いました。160万円ぐらいだったと思います。
それから中古車。これはそんなに高くなかったです。車の運転はやめたので、自分で買った車はこれだけです。
車を持たない生活をしています⇒車を持たない生活、その5つのメリットとは?
しかし、留学に大金を使っています。その前に3年ぐらい、英会話学校に通っていました。語学にお金をかけましたが、それで何か回収できたかというとできていないような気がします。
それから、給料をもらうと、洋服をたくさん買って、それでお金は残りませんでした。
こんなふうにお金を使っていました⇒私が断捨離してミニマリストになった理由(1)~物は私を幸せにしてくれなかった
ほかにも、フェリシモの頒布会で毎月コンスタントに浪費していました。毎月少額でも、貯金すれば次第にお金がたまっていくように、毎月少額でも、確実に浪費すれば、その穴は大きいのです。
今は、お金を使い過ぎないようにしています。ミニマリストになり「買わない暮らし」をしていますから、購買活動は減りました。
よく「物は買わずに、体験を買え」と言われますが、当面は「お金がない暮らし」「貧乏でミニマルな暮らし」を体験することを優先しています。
日々の暮らしだって、何かに意識的に目を向ければ、じゅうぶん豊かな体験になると思います。
3.お金をためようとしなかった
1と2を読めば、私に貯蓄計画が全くなかったことがおわかりだと思います。実は今もあまりないのですが、500円玉貯金ならぬ、5ドル札貯金をやっています。
少額の定期預金も2つあります。来年は月々、自動的に積み立てるので挑戦しようと思っているところです。
お金をためる計画が全くない人は、私のように、これまでなぜためることができなかったのか、紙やノートに書き、どうしたら貯められるか考えるといいと思います。
貯め方は人それぞれですが、まずは月々一定額を貯蓄に回すというオーソドックスな方法をおすすめします。
お金は自動的には貯まりません。何らかの「貯める」という行為が必要です。お金は貯まるものではなく、貯めるものなのです。
5ドル札貯金をしてると言うと、娘は鼻で笑うのですが、最初の一歩としては悪くないのではないでしょうか?
4.クレジットカードの使用(借金)
去年までは、クレジットカードのヘビーユーザーでした。何と言っても便利ですから。財布の中で小銭がじゃらじゃらしません。
若いころ洋服はすべてクレジットカードで買っていました。カードを使った買い物は、身銭を切っている実感のわかないものです。
必要ならば支払いを遅らすことができます。クレジットカードによる買い物は、自分以外の人のお金を使っている買い物、つまり借金なのですが、この実感が全くありませんでした。
カードを使いすぎたのもお金がたまらなかった要因の1つだと思います。
そこで私はクレジットカードを使うのやめました。本当は、はさみを入れたいところですが、インターネットでの買い物や、子供の学費を払うときにカードがないと困るので、日本のVisaと、カナダの銀行が発行しているVisaカードの2枚を所持しています。
クレジットカードを使わない話はこちらに詳しく書いています⇒『フランス人は10着しか服を持たない』から学んだ節約術
節約が得意な人のブログを読んでいると、クレジットカードはちゃんと管理すれば、ポイントも貯まるしお得だ。これを使わないなんてどうかしている、という意見を見ることがあります。
しかし、そんな管理能力が自分にあったら、そもそも50代貯金なし状態にはなっていなかったと思います。
節約系のブログは、同じ人間が書いてると想像できないことがあります。自分の中では未開発の能力を発揮しているとしか思えません。
現金で日々の食料品の買い物をし、家に帰ってレシートの中身をぼちぼちパソコンでつけています。すると、「、この食品は妙に高い」、とか、「やはりオーガニックはすごく高い」、といったことに気づくようになりました。
お金を使いすぎてしまう人は現金を使うことをおすすめします。
今、ミニマリストの間では、すごく薄い財布にほんのすこしの現金とデビットカードを入れて持ち歩くのが流行っているらしいです。これはすでにある程度お金のあるミニマリストの話です。
貯金なしミニマリストは真似しないほうがいいです。
デビットカードを使うと、ダイレクトに自分の貯金からお金が支払われます(預金口座から即時引き落とし)。その点借金ではないので、クレジットカードとは違うし、とても便利なカードです。しかし、やはり身銭を切っている感覚が少ないです。
その週の予算が足りなくなると、財布が空になるので、私もたまにデビットカードを使うことがあります。明らかに現金より使いすぎます。
買い物という作業が便利で簡単になればなるほど、人は使ってしまうのです。買い物をできるだけ困難にすることが、お金を残すコツだと思います。
私は利便性や効率のみを追求するミニマリストではなく、持たない不便も楽しみたいと思うほうです。
財布も大きいです⇒ミニマリストの財布の中身をすべて公開~50代節約系主婦の場合(写真あり)
5.歯が悪い
これまでどんなことにお金を使ったのか、2番の理由で書きましたが、私のお金が1番注ぎ込まれているのは歯の治療です。
この点については、こちらの記事の最後で述懐しております⇒歯茎に膿が出たらすぐに歯医者に行く理由。歯の健康を保つことは究極の節約です
歯が悪くなくても、何か持病があると、薬や治療にどんどんお金がでていきます。生きれば生きるほどお金が出て行くので、ガソリンタンクに穴のあいた車で走行しているようなものです。
英語のことわざに “Health is wealth” 「健康は富」というのがあります。この言葉を実感する日々です。
健康と富の出てくることわざでもっと有名なのに、”Health is better than wealth.” 「健康は富にまさる」というのがあります。ただ、これはすでに富のある人の話だと思います。
私の歯のように、詰め物だらけだと、改善するのは困難です。ただ、日常生活で野菜をたくさん食べるとか、運動をしっかりしてこれ以上悪くならないようにすることはできます。
私がこのブログで、睡眠はしっかりとろうとか、砂糖はなるべく食べないようにしよう、と書いているのは、これ以上、健康を害したくないからです。
老後が間近な人は、今後の自分の健康状態は経済状態に直結します。
ウォーキングなどはお金もかからないので、手軽にできる運動としておすすめできます。
友だちにこんな話をすると、「あなた、ひまでいいわ。私そんな時間ないし」という反応が少なからずあります。
私だって、そこそこ忙しいのです。心身の健康のために運動を優先しているだけ。やってみると気分が明るくなって楽しくなりますし。
健康的な食生活をするとか、運動をするというのは、効果がすぐに現れないので、軽視されがち。しかし長期的に見ると、お金をためることに絶大な威力を発揮すると信じています。
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50代に入ると、老後の心配が増えてきます。若いときから貯蓄に励んできた人と、私のように何も考えてこなかった人の貯蓄額に大きな差が出るのもこの頃。
ですが、どんなに貯金がなくても、ここでこの世を去るわけには行きません。生きている限り希望はあります。私のように50代でろくに貯金のない方。絶望しないでください。
少なくとも、あなたはきょうご飯を食べ、屋根の下で眠り、朝は太陽の光をおがんだことと思います。ホームレスの人は、こんなブログをのんびり読んでいないと思いますので。
繰り返します。
生きている限り希望はあります。ですが、同じことを繰り返していては、現状は変わりません。
私のように、なぜこれまでお金を貯めることができなかったのか、これからどうすればいいのか、考えてみてください。
私がお金をためられなかった理由はどれも明らかなことばかり。
あたりまえすぎることなのですが、こういうシンプルで本質的なことを、ます押さえるのが大切だと思います。
普通のことを普通にすればいいのです。ごくあたりまえのことをあたりまえにすることがなぜこんなに難しいのか?
自問自答する毎日です。