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お金を貯めるために今日からできる小さなアクションを4つ紹介します。まず、小さなことから始めるメリットをお伝えしますね。
スモールステップでお金を貯めるメリット
私は、どんぶり勘定主婦がいかにお金を貯められる人になるのか、個人的に研究しています。
およそ2年の試行錯誤でわかったことは、これまでと違う自分になるためには、小さなことから変えるのが効率がいいということ。
これは片付けも同じです。
心理学などではスモールステップと呼ばれるやり方です。
スモールステップとは、到達したい目標をものすごく細分化して少しずつ前に進む方法です。
最初は、今の自分に無理なくできるとても簡単なことをします。
これまで50年以上どんぶり勘定だった人は、たとえお金のブロックをはずすセミナーに出ても、いきなりお金がどんどん入ってくるなんて現象は起きないのです。
むしろ、セミナーに払った分のお金がしっかり出ていきます。
ちなみに、お金のブロックとは、お金が自分のところに入ってくることに対して心理的にブレーキをひくことです。
もちろん、セミナーにはセミナーのいいところがあります。
しかし、「お金が貯まる」とは、日々の生活習慣の結果なので、ふだんの暮らしを変えたほうがいいのです。
ふだんの生活を変えるためには、小さなことでいいので、お金をためるアクションを積み重ねるのが一番。
自分の人生を望みの方向に変えていくために、ほんの少しだけ行動を変えて、心(脳)をだんだん慣れさせていきます。
小さな行動なので、貯まる金額は少ないかもしれません。
しかし、ここで大事なのは貯まる金額ではなく、お金を大事にする生活習慣を身につけて、お金を貯められる人間に徐々に変身することなのです。
これまで流されて生きていた人は、自分の意志で、「よし、これからはお金を貯める人になるぞ」と決め、そういう自分になることに慣れる必要があります。
断捨離の場合は1日15分の片付けで、捨てることに慣れていきます。お金を貯めることも、小さな行動で意識変換できると信じています。
節約できない人も片付けできない人も、一番ハードルが高いのは始めること。
まずはこんなことをやってみてはどうでしょうか?
1.1ヶ月使ったお金をすべて記録する
1ヶ月だけでいいので、お金を使ったらすべて記録します。家計簿のように項目を分けたりする必要はありません。
そういうことをするとハードルが高くなります。
何かにお金を使ったらただ記録するだけです。
支出の記録をするオンラインツールもたくさんありますが、紙と鉛筆(ボールペン)というアナログ方式をおすすめします。
アプリやオンラインで記録するのは面倒だからです。ズボラな人にはできません(経験者が語っています)。
パソコンやスマホはスイッチを入れる必要があるし、電源も必要です。スマホは充電しなければならないし、記録するまでの手順が多すぎます。
小ぶりのノートを買ってきて、常に携帯し、何かを買ったら、記録してください。
ノートを持ち歩きたくなかったら、必ずレシートをもらって、自宅で記録してください。
このノートに書くのは、お菓子や雑誌など小さな買物だけではありません。住宅ローン、ガソリン代、光熱費など、お金が出ていったら全部記録します。
クレジットカードで支払った分も書きます。
私は家計簿を使っていますが、印刷されている費目は無視して書いているので、お小遣い帳レベルの記録です。
私が書いている家計簿はこちら⇒5分でできる小さな節約4選。小さなことが大きな効果を生む。
毎日、いくらぐらい使ったのか足し算して、週に1度、さらに足し算して、1ヶ月後全部足し算して、自分の収入と比べれば、どうしていつも自分が貧乏なのか、ヒントが得られるでしょう。
支出の流れを把握する行動に出るのは、貧困生活から抜け出す第一歩です。
2.自動的にお金を積み立てる
次にやることは、自動的にお金がたまる仕組みを作ることです。
自動定期預金を始めてください。自動定期預金とは、毎月決まった日に、決まった額だけ、給料の振り込まれる口座(普通口座)から、お金を貯める口座に自動的にお金が移動する預金です。
給料の天引きのようなものです。
私もやっていますが、知らないうちに貯まるのでおすすめです。
どの銀行でもありますから、給料が振り込まれる銀行で設定するのが簡単です。
銀行に口座がない人は、オンラインの銀行に口座を作るといいでしょう。
金利が低いので、お金がどんどん増えることは期待しないでください。
ポイントは、お金を貯める行動に出る、ということです。
これまでは積み立てなどせず、入った分、すべて使っていたのですから、たとえ月に2000円でも、積立を続ければ、大きな進歩です。
ずっと続けると、知らないうちに、緊急用のお金ができます。
積み立てる額はあまり無理をせず、2000円~5000円ぐらいでいいでしょう(銀行によっては、最低預入金額が1万円というところもあります)。
私も毎月50ドル積み立てています。
3.お金が貯まる行動をしたら手帳に印をつける(達成度合いの視覚化)
街を歩いていたら、素敵な服が目に入りました。いつもなら、すぐに買っているところ。そこをぐっとがまんできたら、手帳にチェック印をつけてください。
節約やお金を貯めることにつながる行動をできたら、手帳に印をつけるのです。かわいいシールを貼ってもいいです。
無駄遣いをしなかったら、そのたびに印をつけて、自分が少しずつお金を貯める人間になっていることを視覚化します。
これは、子供がドリルをやったら先生がシールを貼ってくれたり、スタンプを押してくれるのと同じです。
自分の成長を目で確認できるようにするわけです。
チェック印が50個たまったら、自分にささやかなご褒美をあげるとさらに効果的です。
お金のかからないご褒美はこちらで紹介⇒節約疲れを回避して楽しくお金を貯める7つの方法。 「3.小さなゴールを達成したらお祝いをする」のところです。
夜、「きょうは何か、お金を貯めることにつながることしたかな」と考える癖をつけると、たとえ何もやってなくても、お金を貯める行動に意識が向きます。
この「意識する」ということがとても大事なのです。
「つもり貯金」というのをご存知ですか?
外食したつもりで、自炊したら、外食した分のお金を貯金箱に入れる、というものです。
美容院に行かずに、セルフカットしたら、「美容に行ったつもり」で3500円、貯金したり、とか。
こちらの記事で「つもり貯金」をおすすめしています⇒買い物が止まらない女子必見!服を買わない7つの方法
つもり貯金は、もともと貯金が得意な人がやることかもしれません。「どれだけ節約になっただろう」と金額を算出するなど、考えることがたくさんあって面倒です。
どんぶり勘定族には、つもり貯金はハードルが高いでしょう。もちろん、できるならやってもいいのですが。
それより、お金を貯めることにつながる行動をしたら、手帳にチェックマークをつけることをおすすめします。
「きょうは何もできなかったから、今から貯金箱に50円入れよう」と思うようになればしめたものです。
4.適度に忙しくする(できれば好きなことで)
やたらと買物する人は、ある意味、暇な人だと思います。
私は、買わない挑戦をしていますが、最近は、いろいろと忙しく、買物をする時間がないため、無理しなくても買わないまま時がすぎていきます。
夏場、ジョギングしているとき暑かったので、「ショーツがあったほうがいいな、せめて膝丈でも」と走りながらよく考えていました。
本当に暑いときは七分丈の裾をロールアップして走っていました。
しかし、さまざまな事情からなかなか買物をする時間と心の余裕がなく、季節は秋、晩秋、そして初冬に移ってしまいました。今さらショーツを買う気にはなれません。
日々の食材の買い出しはなんとかしていますが、自分の服、本、雑貨といった、今買わなくてもなんとか生活が回るものを買う時間はほとんどありません。
そこで、お金を貯めたいと思いながら、暇を持て余しているのなら、何か自分の好きなことをして、適度に忙しくすることをおすすめします。
睡眠時間の確保、運動、自炊する、といったことに時間を使ってもいいですし、何か新しいことに挑戦してもいいし、本を読むのもいいでしょう。
もちろん、もっと仕事をすれば、収入もアップしますね。
ポイントは、忙しくなりすぎてストレスになる手前でやめることです。
あまり無理はよくありませんが、適度に忙しくすることで、暇つぶしで買物をすることがなくなります。
逆に今、忙しすぎる人はそれがストレスになって買物をしてしまいます。適度な忙しさになるよう少しずつ調整してください⇒なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法
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4つ紹介した中でちょっとハードルが高いかな、と思うのは、1番と2番です。
記録するのが面倒、銀行に口座を開くのが面倒、という人もいるかもしれません。そんな人は、まずレシートを見る癖をつけてください。
コンビニで買物をしたら、ちゃんとレシートをもらって、夜しっかり見てください。そのうち、「このお菓子、高くない?」という考えが浮かんできます。
レシートを見るのに慣れてきたら、特定の商品だけノートに記録してください。お菓子代、洋服代、ガソリン代、なんでもいいです。
特に自分が無駄に買っている、と思うものを選んで記録すると、それだけで消費が減っていきます。
たまにさぼってもいいので、記録することを続けてください。
結局、自分で自分のお金を管理できるようにならなければ、お金を貯めることもできないのです。