人差し指

ミニマルな日常

過剰な消費をしないよう心がけていること:持続可能な社会にするための取り組み、その3。

アースデイにちなみ、過剰な消費をしないために、私が心がけていることを書きます。

この記事は、持続可能な社会にするための取り組み、7つを紹介するシリーズの1つです。

これまで、以下の取り組みを紹介しました。

1.ものを節約する

2.買った食品を食べきる

3.オーガニックフードを食べる

今回は、消費をおさえるために、私が行っていることを5つ紹介しますね。



1.自分が何を消費しているかチェックする

時々、自分が毎日、何を消費しているか、振り返っています。

紙に書き出します⇒筆子の新刊『書いて、捨てる! 』3月11日発売。著者による内容紹介。

私、物理的な物は、昔に比べて、消費が減りました。

きのう、湯シャンの話を書きましたが⇒砂糖断ちと湯シャンに関する質問への回答

ヘアケア製品はいっさい使わないし、化粧品も使わないし、美容院にも行きません。

セルフカットのすすめ。時間もお金も大幅に節約できる。

この3つをやめるだけで、ずいぶん、物を買ったり、使ったりすることが減りました。

洋服もそんなに持っていないし、物理的な物は少なめかなあ、と感じます。

しかし、食べ物はふつうに食べているし、コンテンツ(ネットで配信される情報や動画)はわりと消費しているので、まだまだ、気をつけたいポイントはいくつもあります。

そこで、折にふれ

・口に入れたもの

・時間を使ったもの

・お金を使ったもの

という項目で、いくつか書き出して、「これって、消費する必要あったのかな?」と考えたり、「これはニーズ、それともウォンツ?」と自問したりします。

ニーズとウォンツについて⇒ミニマリスト的節約術の極意は、「必要なもの」と「欲しいもの」をしっかり分けること

自分の消費状況をざっと書き出して、消費が多すぎていないか、無意識にどうでもいいことを消費していないか、調べると、過剰に消費しているものが見つかるので、少し消費を抑えるようにしています。





2.ギャップを調べる

買ったりもらったりして家に入れた物/コンテンツと、自分が実際に使っている物/コンテンツのギャップをチェックします。

私の場合、家に入れたもののほうが、使っているものより多く、すべてを消費尽くしているとは言えません。

このギャップを、ストック、備蓄、準備品、必要最低限持たせるべき余裕、という言葉で言い表せる人もいらっしゃるでしょう。

しかし、私のギャップを構成するものの多くは、「過剰な消費」です。つまり、買いすぎた物/コンテンツなのです。

洋服は数が少ないので、わりとまんべんなく、消費できています。

ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)

いま、半袖のTシャツが1枚しかないので、脇のところに穴があきました。まだ新しいのを買いたくないので、この穴はつくろって使うつもりです。

その一方で、2018年にたくさん買った塗り絵グッズ(色鉛筆など)は、明らかにだぶついており、こちらは10年計画ぐらいで使っていかないと、消費が追いつかないと思います。

このように、自分の持っている物が、どの程度使われているか、自分で調べて、ギャップを明らかにします。

ギャップが大きいときは、過剰に買ってしまった分について、

・使う⇒死蔵品を作らないために、すでに家にある物を使う4つの戦略。

・捨てる(寄付する)

このどちらかを行い、なるべく、ギャップが少なくなるよう生活しています。

理想は、使う分が100だとすると、持っている物は110~120あたりではないかと思います。

いつも読む本が10冊あるとしたら、11冊~12冊あたりの所有にとどめれば、過剰に消費することがなくなるんじゃないでしょうか?

これは、あくまで、「このぐらい」というイメージで、物やコンテンツによって、また、その人の暮らし方によって適正な量は変わるでしょう。

3.少ないもので満足できる暮らし方をする

少ない物やリソースをうまく使えるように、工夫しながら暮らしています。

たとえば、水道水を飲む、とか。

一時期、ペットボトルに入っているミネラルウォーターを買っていたのですが、高いし、ごみが増えるし、持って帰ってくるのが重いので、水道水に切り替えました。

自宅で水道水を使って、ハーブティを淹れ、それを水筒に入れて持ち歩いています。

水筒の話⇒節約したいなら水筒を持て~象印を愛用中

いま、茶葉から淹れたお茶をあまり飲まない人がいるようですが(私にはとても信じられないことです)、ペットボトルのお茶を買ってきて飲むより、自分でお茶を淹れたほうがおいしいし、健康にいいし、安上がりです。

そういう、ひと手間かかる暮らしを楽しむことを心がけています。

ミニマリストになることや、持たない暮らしをおすすめすると、それはとっても殺風景で殺伐とした暮らしだ、とか、多大なる犠牲を強いられる、文化度の低い生活だ、人間らしくない、と考える人がいます。

実際は、物が少ないほうが快適だし、いろいろ創意工夫する余地が生まれ、楽しい生活です。

現在、全国的にマスクが不足していますが、その場合、みな、自分で作りますよね?

それに、物を少なくするといっても、必要のある物まで捨てたりはしません。

「所持品が少ない人がミニマリスト」というイメージが根強いようですが、ミニマリストは、意識的に暮らす人であり、自分の行動が引き起こす結果まで、思いをはせることができる人です。

そういう暮らし方は、ただ流されて暮らすより満足度が高いです。

少ないもので暮らす5つのコツ。ポイントは心のゆとりを持つこと。

4.過剰な消費をしない生活情報にふれる

消費しすぎない暮らしの話、そういう生活のよさを発信している本、映画、動画、Podcastなどを、適宜読んだり、見たり、聞いたりしています。

すると、リマインダーになるし、新しい気付きが得られるし、これからやってみたいことを思いつきます。

このブログでもいくつか紹介しています。

ミニマリズム~何もしない時間、何もないスペースを作ってより充実した人生を

ミニマリズム(Minimalism)というドキュメンタリー映画の感想

映画『365日のシンプルライフ』の感想:「物を捨てる」映画ではなく、大切な物を選ぶ話

ガラクタ問題の解決法。「ぐしゃぐしゃ」から「スッキリ」へ変えるには?(TED)

タオルは何枚必要か? : ミニマリズムのすすめ(TED)

また、自分が使っているものの原材料、作った人、どうやってここまで来たかについて、調べることもあります。

ただ、こうしたコンテンツも消費しすぎると、過剰な消費になるので、取り込みすぎないように気をつけています。

5.消費しすぎない生活について人に伝える

「自分はあまり消費しすぎないようにしている」ということを他人に伝えるようにしています。

この記事もそうです。というより、このブログ全体がそうです。

そうすることで、消費しすぎない生活、意識的に消費をするライフスタイルが少しずつ広まると考えています。

家族にも、押し付けがましくない程度に、伝えています。

こうすることは私という人間を表すこと、つまり自己表現の1つです。

自分のことがわかっていないと、自己表現はできないので、環境に対する考え方に限らず、いろいろと自己表現したほうが、人生の質があがります。

たまに、「ミニマリストなんて、自分が勝手にやっていることだから、1人でやっていればいい、それを発信するのはおかしい(迷惑だ)」という人がいます。

私はそうは思いません。

人間は誰もが、自己表現したいと思っているし、自分がどんな人間なのか、何を考えているのか、自己表現しないと、生きていないようなものです。

生物学的には生きていますが、自分ではない、何か別のものを生きているわけです。

「1人でミニマリストをやってろ」とメールを送ってくる人も、自己表現しているわけですから、ほかの人にも自己表現する自由を与えるべきです。

持続可能な社会、関連記事もどうぞ

新年から始めたい、持続可能な社会にするための取り組み、7つのアイデア(その1)。

オーガニックフードのすすめ:持続可能な社会にする取り組み(その2)

シンプルライフを目指している人におすすめのアースデイの過ごし方。

すぐにできる環境にやさしい生活、5つのアイデア。

この春から始めたい。誰でも簡単にできる4つのエコな習慣。

ゼロ・ウェイストな暮らしの始め方。ふつうの人向けの現実的なプラン。

なぜ、今すぐプラスチックのごみを減らすべきなのか?

******

持続可能な社会をめざす取り組みとして、過剰な消費をしないことを紹介しました。

いま、多くの人が家に閉じこもっているので、空気がきれいになって、動物たちが街に出てきていますね。

時間ができた人も多いでしょうし、環境について考えるよいタイミングではないでしょうか?

それでは、この続きをお楽しみに。





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