忙しいお母さん

断捨離テクニック

最終更新日: 2023.09.22

あとで考えよう、だって忙しいから~捨てない言い訳(その3)

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断捨離中に人がよくする「捨てない言い訳」を紹介しています。

今回は、最強の言い訳である、「忙しいからあとで考えよう」を取り上げます。11個めの言い訳です。

捨てるものをピックアップしたあとに、「今、考えている時間がないから」と、実際に捨てる(家の外に出す)ところまでたどりつけないことがあります。

捨てると決めても、処分方法(廃棄、譲渡、販売など)で迷ってしまって、先に進めないのです。

その結果、「捨てたほうがいいもの」が、なかなか家の外に出ていきません。

忙しさを言い訳に「捨て」が完了しないときは、以下のことを試してください。



1.先に処分方法を考えておく

捨てたものの行き先を、先に考えておくと迷いません。

できるだけ具体的に決めておきましょう。

洋服⇒資源ごみ

紙ゴミ⇒シュレッダーにかけて燃えるゴミ

粗大ゴミ⇒自分で指定場所に持ち込む

タオル⇒寄付

など。

何度も書いていますが、私は、全部寄付してしまいます。

不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる

寄付する先も、娘の勤務先、近所のスリフトショップ、ドネーションビン(古着を投げ込めるビン)と3種類ありますが、衣類はドネーションビン、市場価値の高そうなものは娘の店と、心づもりしています。

参考⇒不用品を手放す一番簡単な方法は?

捨てるものを選ぶ時間と、実際に処分する時間(たとえば、リサイクルショップに持っていくとか)は、分けて考えてください。

分けて考えるということは、それぞれ、時間をとってスケジュールに組み込むということです。

時間を割り当てておけば、忙しいから捨てるのを後回しにしたものが、いつまでも家の中に残ることはないでしょう。





2.早く決断できるようにしておく

もしあなたが優柔不断なタイプなら、早く意思決定するスキルを身につけてください。

迷わなければ、短時間に、どんどん行動できます。

早く決断する方法は、過去記事にたくさんあります。いくつかリンクしておきますね。

気持ちに余裕がないときは、決断疲れを防いでみよう。やり方を7つ紹介します。

片付けに苦戦してしまうのは考えすぎるから~さっさと行動しよう。

さっさと決める人になってガラクタだらけの部屋とおさらばしよう。

あれこれ迷う時間を減らして、シンプルライフをめざすススメ。

私の経験では何かを捨てる・捨てない、寄付する・売るなどについて、長々と迷っても、すぐに決めても、あまり体制に影響はありません。

もちろん、「あの時捨てずに、売ればよかった」と後悔する人もいますが、それは「たられば」の話です。そんな考えは、小説のネタにでもして、実生活では、どんどん先に進んだほうがいいですよ。

3.自分を信頼する

自分の判断力を信頼できない人は、なかなか決めることができないので、このさい、もっと自分の力を信じてください。

セルフエスティームを高めるともっと自分を信頼できるでしょう。

セルフエスティームを高めて自信を取り戻す10の方法

自分を信頼するコツ。自分を信じることができれば、もっと断捨離が進む。

自分を信用することができなかったら、いったい誰を信頼したらいいのか、という話になりますよね?

だから、無理にでも、「大丈夫、なんとかなる。私ならできる」と思ったほうがいいです。

自分を信頼するために、たっぷりあるマインドをもつことがとても重要です。

たっぷりあるマインドになるおすすめの練習法6つ~もう十分ある、と考える。

「メルカリで売れば、何百万になったものを、全部寄付してしまった私は馬鹿だ」と思うのではなく、「20年もしまいっぱなしだったものを、捨てることができたなんて、私、すごい成長したじゃん!」と思ってください。

長い目で見たら、たっぷりあるマインドでいたほうが、自分のためです。

4.意外と時間はある

「忙しいから、あとで考えよう」と思ったとしても、意外と時間はあります。

それは、そうです。「忙しいから」というのはただの言い訳ですから。

どんなに忙しい人でも、睡眠、お風呂、食事といった基本的な活動はしています。

通勤時間を入れて仕事に10時間あてて、睡眠が8時間で、お風呂と食事、身支度などをあわせて、全部で20時間使っているとしましょう。でも、まだ4時間も残っています。

この4時間にいったい何をしているのか、客観的に調べてください。

もしかしたら、家事と子育てをしているかもしれませんね。

そのときは、1日15分の捨て活タイムのうち、週に1度ぐらいを、捨てたものの行き先をリサーチしたり、実際に、不用品を自分が決めた行き先に送り込む時間にあててください。

こんなふうに、やりたい活動に、ちゃんと時間を割り振れば、「時間がない状態」は起きません。

死ぬまで、絶対、毎日24時間は、日付が変われば、手に入ります。人間の時間の数え方が変わらない限り。

だから時間はあります。

時間がないんじゃなくてやる気がないだけ。大事なことに時間を使う方法(TED)

「時間がない」というのは、その活動に時間を割り当てていないだけです。だから、割り振ってください。

どんなふうに時間を使っているか、細かくトラッキング(追跡)してみると、意外とやらなくてもいいことをやっています。

たとえば、SNSやテレビの視聴は、楽しいからもっとやりたいかもしれませんが、忙しいなら、まず、断捨離を優先したほうがいいですよ。

物が少ないほうが時間ができますから。

毎日テレビを見なくても死んだりしません。

貴重な時間をガラクタが奪っていることに気づこう。

5.オプションを絞る

選択肢が多いと、決めるのが大変になります。

そこで、最初に、オプションを3つあたりに絞ってください。

不用品を処分する前に、自分向きのものや、実現しやすい選択肢を3つ選びましょう。

ゴールを意識すると絞りやすくなります。

その断捨離のゴールや目的を考えれば、処分方法もおのずと決まるわけです。

私の処分方法は、限りなくゴミに近いものは廃棄で、その他のものはすべて寄付です。私は、捨て活にあまり時間や手間をかけたくないので、寄付します。

「お金にしたい」というゴールがあれば、違う選択肢になります。

頭が混乱したら、「あれ、私のゴールってなんだっけ?」と考えるくせをつけてください。

ふだんの生活でも、何かを決めるときは、まずオプションを3つにするというルールを作るといいかもしれません。

そうやって、大量の選択肢の前で、あれこれ迷ってしまうくせを手放しましょう。

6.少しずつコンスタントに

「今は時間がない」と思うとき、これからする作業にかかる時間をかなり長く見積もっていることがあります。

ですが、不用品の行き先を決めるのに、そこまで長い時間はかかりません。

捨てるものを選ぶことだって、やってみたら、そんなに時間がかからないですよね?

1日15分、コツコツ片づければ、意外とたくさんのものを処分できます。

「長時間かけて、一気に片をつけよう」と思わず、「とりあえず5分だけ、捨てる先を考えよう」と思ってやってください。

5分はけっこう長いです。

ためしに、5分間、ブレインダンプで、今捨てようとしているものの考えられる処分方法を全部出してみてください。

頭の中のガラクタを断捨離するブレインダンプのやり方

かなりたくさん案を出せると思います。5分たったら、その中から、よさそうなものを3つ選び、次にその3つの中から最終的に1つ選んで、その方法に従って処分してください。

もしかしたら、この日は、本当に時間がなくて、ブレインダンプだけで終わるかもしれません。

でも、こうやって頭の中から、案を出しておくと、別のことをしているときに、「あ、そういえば、通勤途中に前を通るあの店で、不用品の引取っぽいことをやっていたような気がする」と思い出したりします。

「時間がないから」と、何も考えないでいると、不用品を処分する方向に人生が展開しません。脳が意識を向けないのでアイデアが出ないし、目の前にチャンスが転がっていても気づきません。

少しの時間でいいので、次の行動につながることをしてください。

捨てない言い訳・これまでに書いた記事

いらないのに捨てない言い訳をしている自分に気づいたらすべきこと(その1)。

収納する場所があるから、捨てなくてもいいんじゃない?~捨てない言い訳(その2)

*****

捨てたものの行き先が決まらず、断捨離が難航するのは盲点です。

どこに捨てるか、先に決めておいたほうが、スムーズにいきますよ。





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