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部屋の片付けなんてやりたくないし、断捨離にもさして興味がない。
だけど、知らないあいだにあまりに物が増えてごちゃごちゃしているし、自宅待機になって、どこにも行けないので、断捨離するなら今しかないとも思う。
そんな人が、楽しく、断捨離に取り組む方法を5つ紹介します。ポイントはハードルを下げることです。
1.朝一番にやる
朝起きて、身支度したら、すぐに片付けに入ります。
先に朝ごはんを食べてもかまいませんが、できるだけ早いうちにやってください。
人によって、生活時間やバイオリズムが違うので、朝はどうにも力が入らない人もいるかもしれません。
しかし、部屋の片付けは、知的活動ではないし、さして体力も必要ありません。
むしろ、これからやるべき仕事のよいウォーミングアップになります。
私の経験では、以下のことは朝一番にやったほうが、はかどります。誰でも、起きてすぐのほうがエネルギーがありますから。
・やるべきことだが、やりたくなくて、ずっと先延ばししている作業
・やったほうがいいと思っているが、なかなか重い腰があがらない作業
最初は、しんどいと思うかもしれませんが、1ヶ月もやっているうちに習慣になり、やらないと気持ち悪くなります。
私は、50歳のとき、スロージョギングを始めて、今も続けています。
50歳の私がスロージョギングを始めたらみるみる健康に~そのメリットとは?
なぜこんなに続いたのか、その理由を考えてみると、やはり朝一番にやっているからだと思います。
「もっとビタミンDを生成したい」と思って、昼間走っていたこともありますが、結局、朝に戻りました。
今は、朝起きてすぐに外を走り(1時間ほど)、その後、30分、フランス語の勉強をしています。
フランス語の勉強を昼休みや夕方の休憩時間、夜にやってみたこともありますが、安定して続けられるのは朝だとわかりました。
きょう寝る前に、日記やノートに、「明日の朝、起きたらすぐ、ダイニングテーブルの上を15分片付けよう」と片付けプランを書くか、寝床に入ってから、明日の朝、片付ける場所や物を思い浮かべてから寝てください。
すると朝、さっと片付けを始められます。
2.時計かタイマーを使う
どうにもこうにもやりたくない仕事はタイマーを2分だけセットして、「とりあえず、2分だけはやってみよう。2分やったら終わっていいから」と自分に言い聞かせ、開始します。
何かをやるとき、もっともエネルギーを要するのは、始める時です。
始めることさえできれば、半分は終わったようなものです。
タイマーをかけて、片付けをすると、作業に集中できますし、「いる? いらない?」とうだうだ迷わなくなります。
迷っていたら、あっという間にタイムアップして試合終了です。
タイマーで設定する時間は任意です。2分、5分、7分、15分、23分など、好きな時間を選んでください。
タイマーを使って仕事や家事に一点集中~ミニマリストのタイマー活用法とは?
タイマーを使いたくないときは時計を見て、開始してください。
「ちょっと断捨離でもやるかな」と思っていきなり片付けに入らず、必ず、現在時間を確認します。
たとえば、いま、午後1時23分だとしましょう。その場合は、「1時45分までやろう」とか、「2時までやろう」と終了する時間を心づもりします。
こうすることでメリハリがつきます。
時間を決めず、だらだらやると疲れます。
断捨離をして疲れると、「断捨離って疲れる作業」というデータ(経験)が頭の中に蓄積され、「断捨離って楽しくない、疲れる」と思い込むようになります。
3.各種チャレンジを織り込む
30日間チャレンジや、1000個捨てチャレンジなどの捨てる挑戦や課題を盛り込むと励みになるし、達成感があるので、楽しくなります。
おすすめのチャレンジ:
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30日間チャレンジとは、1ヶ月間だけやってみることです。
マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
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ほかにも、1週間だけ、ダイニングテーブルに何も置かない(様子を見て、チャレンジ期間を1週間ずつ延ばす)とか、CDとDVDを5枚のうち、1枚を処分する(本なら5冊に1冊を処分)など、チャレンジは、いろいろ考えられるので、自分で目標を決めてください。
チャレンジを織り込むときの注意としては
・あまりにハードルの高いチャレンジを始めない(目標はゆるめに設定)
・一度にたくさんのチャレンジをスタートさせない(ベイビーステップ)
この2つがあります。
4.まめに写真に取る
ビフォー、アフターの写真に限らず、気づいたら、部屋の様子や物の様子を写真に撮っておき、時々眺めると、楽しいので、断捨離が続くと思います。
近年、インスタグラムが人気ですが、写真を見せるプラットフォームだから、あんなに人気があるのです。
文字や音声を理解するより、イメージ(絵や写真)を見て、情報を取るほうが楽だし、インパクトがあるし、楽しいですよね?
勉強する気がないとき、人が書いた勉強のノートや、勉強道具の写真を見ると、勉強する気になるし、コーヒーとお菓子の写真を見ると、コーヒーを飲みたくなったりしますよね?
自分の部屋の様子を毎朝、定点観測して、画像日記みたいなものを作っておくと、成果が目に見えるので、張り合いが出て続くかもしれません。
私も昔は、ブログに部屋や物(ガラクタ)の写真をよく載せていました。
5.音楽やラジオを聞きながら片付ける
もし、音がなっていても平気なら、好きな音楽を聞きながら片付けをするとはかどります。
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私は、音がなっているとうるさくて集中できないので、何も音がしない環境(生活音のみ)で片付けていますが、音がなっているほうが集中できる人もいるようです。
実際、YouTubeやSpotifyには、作業用のBGMがあります。
先日、マドンナ(歌手)の『ボーダーライン』という歌をYouTubeで聞いていて(見ていて)、コメント欄を読んでいたら、
自分のお母さんは、マドンナのファンで、いつも、日曜の朝、掃除をするとき、マドンナのグレイテスト・ヒッツをかけていた。今年、お母さんが亡くなったから、古い曲を聞いて、お母さんのことを思い出している
というコメントがあり、じーんとしました。
ラジオやオーディオブック、落語を聞きながらやってもいいかもしれません。
ジェニファー・L・スコットの2冊めの本には、オーディオブックを聞きながら掃除をすればいい、と書いてありました。
2冊めです「フランス人は10着しか服を持たない2」の感想。シックとは?
私は、オーディオブックも聞いていると他の作業をできないので、やりませんが、すごく好きなオーディオブックや続きが気になる朗読ドラマは、片付けをしているときだけ、聞く、というルールを決めてもいいかもしれません。
要するに、楽しい行動や環境と抱き合わせると、片付けも楽しくできるのです。
暗いじめじめしたところで、1人で片付けていると気持ちが落ち込みますが、太陽の光がさんさんと入る明るい部屋で、好きな音楽を聞きながら、片付けをすれば、楽しい気分になります。
何かと抱き合わせるときは、頭に負担のかかるマルチタスキングにならないように気をつけてください。
マルチタスクについて⇒マルチタスクが脳に負担をかけ仕事の効率を落とす理由。1つのことに集中しよう
その他のアイデア
人と一緒にやる、競いながらやる、というのも、自分の性格に合えば、楽しくできる方法の1つです。
私は、1人でマイペースでやるほうが好きですが、SNSで励まし合いながらやるほうがはかどる、という人もたくさんいます。
いま、ソーシャル・ディスタンスを取らないといけなので、できませんが、友達を呼んで一緒に片付けるとか、不用品を交換するパーティを開くのもいいかもしれません。
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片付けを楽しむ工夫を5つ紹介しました。
くれぐれも、自分の性格に合った方法を採用してください。
人が、「こうすると楽しい」と言ったからといって、自分も楽しくなるとは限りません。
ちょっとやってみて、「合わないな」と思ったら、それは、方法が合わないだけなので、やめて、他のやり方をためしてください。
「できない自分に問題がある」と考えてしまうと、ますます、片付けが苦痛になります。