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新型コロナウイルスの収束がまったく見えない今、暗い気持ちになることが多いと思います。
いったん暗くなると、なかなか、はいあがれない人のために、明るい気持ちになるちょっとしたコツを7つ紹介します。
最初に、お便りを紹介しますね。ステイホーム中、孤独ですという相談に回答したところ、相談者のMakikoさんから、フィードバックをいただきました。
少し落ち着きました
件名:お礼:1人でステイホームする孤独と不安を解消するには?
先日5/6は下記URLの記事にてご返信ありがとうございました。
本当に嬉しかったですし、救いになりました。
お問い合わせフォームから質問させていただいた後、ご返信いただくまでの間にも色々考え混んでおり、孤独や不安に関してネット、本、漫画を読み漁り、川沿いを散歩したり、断捨離をしたりしていました。
(連絡のつく少ない友達にも連絡しまくったのですが、誰も私のように不安等に駆られることなく、マイペースに過ごしており、何故こんなに私とのギャップがあるのか、何故私だけこんな追い詰められているのか、いまだ分かりません。)
ご返事いただいてからは、モーニングページも開始し、6日続いています。まだまだですが、少し落ち着きました。
この度の経験では(まだ続いていますが)、自分に発生した問題・悩みというのは、友人に相談して共感してもらえた場合は、とりあえず一旦気が楽になり、一時しのぎはできるようですが、
何ヶ月後・数年後に同じ悩みにぶち当たり、結局同じ目にあうのだと思いました。
おそらく過去にも何度か同じようなことで不安等を感じたこともありますが、仕事からのストレス等で気づかないフリができていたようです。
さらに今回の場合は、そばに、共感してくれる友人もおらず、一人で考え込んでしまう状況に陥ってしまい、人生で1、2を争うピンチでした。
まだまだコロナウィルス は落ち着きませんが、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。(私も、今を生きるように心がけ進みます。)
Makikoさん、こんにちは。フィードバック、ありがとうございます。
少しでもお役にたてばうれしいです。
今回のお便りを拝見して、さらにお伝えしたいことがでてきましたので、記事を書くことにしました。
以下のことをやってみると、もっと明るい気持ちになると思います。
1.与えることを心がける
他人のリソースやエネルギーを奪うのではなく、与えることを心がけると、もっと毎日が明るくなります。
Makikoさんは、「友達に相談して共感してもらえると気が楽になるが、ステイホームで、そういう機会がなかったので、考え込んでしまった」と書かれています。
このパターン、やめたほうがいいです。
つらいことや悲しいことがあったとき、人に話すと気が晴れるので、話すのはかまいません。私も、落ち込んだときは、信頼できる家族や友人と話をすることをおすすめしています。
気分転換になるし、言葉でアウトプットすると、文章を書くのと同じで、ものごとを客観的に見ることができるし、違う視点からのアドバイスも得られるし、お互いの関係も深まります。
ですが、「なぐさめてもらおう」とか、「共感してもらおう」と考えての行動は、明らかに、テイカー(taker 奪う人)のすることですから、奪いすぎないようにしてください。
与える人と奪う人⇒あなたは与える人、それとも奪う人?:アダム・グラント(TED)
私たちは、お互い、助け合って生きているので、テイクすべきとき(もらうとき)も当然あります。それに、世の中、奪う人、与える人、その中間の人がいてバランスが取れているのかもしれません。
けれども、今回のような事態、つまりピンチの状態のとき、こころに大きなダメージを受けることを回避して、ピンチをチャンスに変えられる人は、ギバー(与える人)だと私は思います。
ギバーになったほうが、毎日、楽しく暮らせるので、テイカーでいる度合いを減らすことをおすすめします。
いきなりギバーにはなれないでしょうから、日々の自分の思考や行動を振り返って、「あ、私、いまテイカーになってるかも? 人の時間やエネルギーをただただ奪っているかも、誰かになんとかしてもらうことばかり考えているかも」と気づいたら、1つひとつ、修正するようにしてください。
ギバーにならないまでも、テイクしすぎないことを心がけるといいでしょう。
2.やることを減らす
タスクを減らして、生活をシンプルにしてください。
先日も書きましたが⇒あれこれ迷う時間を減らして、シンプルライフをめざすススメ。あれこれ迷う時間を減らして、シンプルライフをめざすススメ。
やることが増えれば増えるほど、考えることや決めることが増えて、頭が疲れます。
睡眠不足もそうですが、脳が疲れると、ネガティブ思考になりやすいです(こころの余裕をなくした状態です)。
大きな不安にかられたり、うつうつしたりするのは、結局、脳という臓器の機能不全ですよね?
なんらかの事情で、脳内の神経回路がうまく動いていないから、メンタルが不調になるわけです。
だから、脳によけいな負担をかけない生活(ストレスの少ない生活)をしたほうがいいです。
そのために
1)無理しない(背伸びしすぎない)
2)スローダウン(ゆっくり動く)⇒スローライフを送る15の方法:ゆっくり心穏やかに暮らすためにできること
3)シングルタスク ⇒ 1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ。
4)バランスのとれた食事をとる(ジャンクフードをひかえる)
5)しっかり寝る
この5つを心がけてください。
3.気分転換する
うつうつと考えこまないで、気分転換をします。
心配したり、不安になったりする時間帯を決めて、その時間内だけは、力いっぱい心配して、あとは、ほかのことをするといいでしょう。
いろいろ考えすぎて不安がいっぱいの人へ。心配性を治す7つの習慣。
川べりを散歩するのはいいことなので、これからも続けてください。
それ以外にも
・ダンスや適度な運動(前の記事でも書きました)
・歌を歌う
・料理
・ガーデニング
・瞑想 ⇒ 『必要なのは10分間の瞑想だけ』~物より心が大切です(TED)
・15分の片付け ⇒ 「15分で27個捨てましょブギ」を続けて気づいた「捨てる」最大のコツとは?~ミニマリストへの道(30)
・読書
・絵を描く、ぬりえする
・シンクを磨く ⇒ 流しをピカピカに磨くことが家全体の片付けにつながる~ミニマリストへの道(26)
・物作り(マスクを作ったりとか)や創作
こんなふうに、自宅にいてもできることはいろいろあります。
4.コントロールしようとしない
自分でどうしようもできないことを、コントロールするのはやめ、「まあ、なるようにしかならない」と、いい意味で、開き直ってください。
どうにもならないことをどうにかしようとすると、不安や心配が生まれます。
前回のお便りを読む限り、Makikoさんの悩みは、将来に関する不安ですよね? 「この先、ずっと1人なのかなあ」とか。
この先、起きることをコントロールできる人なんて1人もいません。
なので、先のことは、天にまかせて、「こうなったらいいなあ」と思うぐらいにして、くよくよ思い悩む時間を、3番で書いた気分転換や、自分の好きなこと(6番で説明します)をすることにあててください。
平均的なイギリス人は1日2時間15分も心配している、とこの記事にあります⇒As a survey reveals we spend 6.5 years of our lives worrying, one self-confessed neurotic says – STOP WORRYING! | Daily Mail Online
そんなに長く心配しているだろうか、と思いますが、心配性の人が、1日のうちのあちこちでしている心配時間をあわせると、2時間ぐらいになってしまうのかもしれません。
人は、心配したり、不安になったりすることに、思ったより時間を使っています。コントロールする手をゆるめて、ほかのことに時間を使うと、もっと明るい毎日になります。
5.できることをする
コントロールできないことは、おいといて、自分ができることをします。
もし、将来1人でいるのが不安で、結婚願望があるなら、婚活してはどうですか?
結婚が、人生の幸せを決めるとは思いませんし、結婚したって寂しいときは寂しいし(なまじ周囲に家族がいるとよけい寂しい)、Makikoさんが本当に結婚したいかどうかもわかりません。
ですが、本心から結婚したいと強く望んでいるのなら、結婚することを優先順位のトップにもってきて、それに向けてできることを、細分化してやっていけば、今みたいに、ただ不安になっているだけの生活から抜け出せます。
目標に向かって、自分は少しずつ前に進んでいるのですから。
6.好きなことをする
自分が好きなこと、時間を忘れて楽しめることをしてください。
Makikoさんは、いま、断捨離やモーニングページ書きをしているそうですが、べつにこの2つをやるのが大好きというわけではないですよね?
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
断捨離する人って、それが好きだからやっているのではないと思います。
物が多すぎて、生活しにくいから、やらざるを得なくてやる人が多いのではないでしょうか?
まあ、中には、近藤麻理恵さんみたいに、片付けることが大好きで、人の家まで積極的に片付けようとする人もいますが。
もし、断捨離や、モーニングページが性に合わなかったら、やめて、もっと自分の好きなことをしてください。
私はブログを書くのが好きなので、毎日書いています。
人に頼まれて書いているのではなく、自分が好きだから書いております。
「やったほうがよさそうだから」という義務感から、何かをやるのではなく、誰かに「やるな」と言われてもやってしまう、そんな、自分が好きなことをするのに、時間を使ってください。
7.無理に明るくなろうとしない
前向きな姿勢でいたほうが、毎日は楽しくなると思いますが、だからといって、無理やり、明るくなろうとしなくてもいいです。
前回の記事でも書きましたが、「ちょっとしたことで、すぐにうじうじ悩んでしまう自分」を受け入れて、そういう自分も自分の一部、ととらえると、もっと楽になります。
人と比べて、「もっと明るくならなくちゃ」とがんばろうとすると、かえって心が苦しくなります。
自分をまるごと受け入れることについては、こちらの記事に詳しく書きました⇒物を減らすことにすごく執着する自分がいやです。
「こんな自分もあんな自分も、みんな自分だ、べつにこれでいいのだ」と思えば、「友人は、みな、不安になっておらず、マイペースで暮らしている。なぜ、私だけ、追い詰められるの?」なんて思わなくなります。
☆関連記事⇒明るい1年をすごすためにおすすめしたい5つの習慣。
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人生で1、2を争うピンチであり、まだ続いているとのことですが、そういう人、いま、いっぱいいると思います。
日本はそんなにきびしいロックダウンではないようですが、カナダは、1ヶ月半ほど、がっつりロックダウンしていたので、いま、経済的な苦境に立っている人がたくさんいます。
1ヶ月の収入が1000ドルに満たない人は、毎週500ドル、6月まで(今のところ)政府からお金をもらえますが、そのあとが心配ですよね。
ただ、Makikoさんの場合は、まだ35歳で、感染しても命を落とすリスクのない年齢だし、安心して自己隔離できる環境にいます。とりあえず、仕事もあるから、そんなに落ち込むことないと思います。
外出は制限されても、自分の思考(こころ)は自由です。
同じことが起きても
・ぐずぐず悩みつづける
・どーんと暗くなる
・イライラする
・ふてくされる
・人のせいにする
・自分をかわいそうがる
・機嫌よく暮らす
など、いろいろなこころの持ち方があります。どのパターンを選ぶかは、自分で決められます。