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断捨離後、スッキリとした環境を手にいれた、その状態を維持するにはどうしたらいいのか?
シンプル空間を維持するために、私が心がけていることを7つ紹介します。
私はミニマルライフや持たない暮らしが好きだから、特に苦労することなく、少ない持ち物で生きています。
けれども、「ミニマリストになるほどじゃない」「物はほどほどに持ちたい」と考える人のほうが多いですよね。そんな人でも、以下の習慣を身につければ、もう物は増殖しないと思います。
1.紙ゴミを溜めない
断捨離が終わったあとも、紙だけは増えすぎないように、自分なりに溜め込まないシステムを作ってください。
家の中で、もっとも増えやすいガラクタはたぶん紙です。とくに日本はダイレクトメールが多いし、過剰包装だし、おまけ・景品をたくさんくれる社会です。
ぼーっとしていると、いらない物がどんどん家に入ってきます。そのほとんどが紙製品なのです。
里帰りをしたとき、私は身をもって体験しました⇒モノをもらわないのも一苦労~不用品を「もらわない」ためのミニマリストの努力と工夫
テロ対策で、街中にゴミ箱が少ないので、さっさと捨てることもできません。
私が紙ゴミを増やさないためにやっていることはこんなことです。
●ダイレクトメールを1つひとつ止める
メールで頼むことが多いです。
●手紙やはがきが届いたらその場で処理する
数が少ないのでできますが、量が多い人は週に1度まとめてやるといいです。
●本箱チャレンジ⇒本や雑誌を捨てられないあなたに、本箱チャレンジのススメ。
本箱チャレンジは、積ん読本・未読本消化プロジェクトです。読み終わったら寄付しています。私の本箱には、本だけでなく書類も入っているので、本を処分するついでに書類も片付けています。
●裏紙消費プロジェクト
数年前インターネットから印刷してファイルしてある紙で、裏が白いものをメモ紙として使うプロジェクトです。ほぼ自己満足の世界ですが、1枚、1枚、紙が家から減っています。
もちろん、新たにノートを買ったりはしません
このほかにも、カタログ販売を利用しても、カタログはもらわないとか、街中でうっかりサンプルやフリーマガジンをもらわないなど、いろいろやれることはあります。
2.情報の断捨離を心がける
今の世の中情報がいっぱいですが、向こうから大量に無料で押し寄せてくる情報の中には、商品やサービスの宣伝が多いです。
広告にふれてしまうと、購買意欲を刺激されるので、受け取る情報は厳選したほうがいいです。
特に要注意なのはテレビの視聴です。
テレビがあると、買い物してしまう理由はこちら⇒テレビを見ると「買わない暮し」からどんどん遠ざかる理由
テレビには楽しいドラマ、わくわくするスポーツ、本当に自分が知りたい情報を流す番組もあると思いますが、広告の海にまみれているため、自分にとって本当に必要なものをガシッとつかみにくいのではないでしょうか?
私があまり買い物しないのも、テレビを見ないから、という理由が大きいと思います。
テレビは勝手に茶の間に流れ込んでくるのが問題です。
今、YouTubeの動画でも最初に宣伝が出ます。ですが、テレビで流されるときより、意識的に(あるいは完全に意識をオフにして)見ることができます。
日本語のCMなら、「ああ、懐かしいな」とか「今の日本の人はあんな感じなのか」と思いながら見たり、英語やフランス語の宣伝は、「表現の勉強になるかな」と思って見ることもあります。
けれどもほとんどの場合、CMが流れているときは、パソコンまわりに散っているゴミを掃除しています。
情報の断ち方はこちら⇒情報の断捨離のススメ。頭の中も片付けないと、何もできないまま人生が終わる。
3.毎日数分でいいので片付ける
どんなに持ち物が少なくても、生活すれば、物が散らかります。そこでその日のうちに、リセットするようにしています。
といっても、机の上もダイニングテーブルの上も、シンクもカウンターも片付いているのが普通になってしまったので、特にやることはありません。
私がやっているのは、もういらない物を意識して捨てることです。
最近は台所の物入れから、もう使わない食器や調理雑貨を出しています。廊下の指定エリアに出しておくと、時々夫が寄付センターに持っていってます。
夫が「捨てるのはもったいない」と判断したものは、いつまでも廊下にあるのがちょっと問題です。
4.増やしがちなものを意識して家に入れない
洋服、食品、コスメ、トイレットペーパーなど、自分が買いすぎるものがあったら、意識して、家に入れない工夫をします。
貰い物のお菓子など、勝手に増えていくものがあったら、ルートを断ちます。
私の夫はトイレタリー商品を買うのが好きで、古い歯磨きのストックがいつまでたっても減らないし、夫しか使わない住宅用洗剤のせいで、台所とバスルームのシンク下にはボトルがいっぱいです。
洗濯機の横には7つも洗剤のボトルが並んでおり、狭いユーティリティルームをますます狭くしています。夫は、セールになっていると「買わなきゃ損だ」と思うので、買い過ぎてしまうのです。
このように、自分が無意識のうちに増やしてしまうものを発見し、なぜ増えてしまうのかその原因を突き止め、増やさないシステムを作ってください。
私の場合、去年、電子書籍を買いすぎたので、今年は本箱チャレンジをしています。
本屋からの宣伝メールは全部停止しました。これは精神衛生にとてもよいので、おすすめです。
5.買い物を減らす
買い物を減らすのは片付いた部屋をキープするのにとても有効です。結局、物を買うから、家の中に物があふれるのですから。
先進国に住んでいる人は「買い物控えすぎかも?」ぐらいで丁度いいと思います。どこまでも減らしてください。
私もずっと買わない挑戦をしています⇒誰でもできる『買わない挑戦』の始め方。自分ルールで楽しく実践。
物を増やすのはほどほどにして、すでに持っている物を大事に使うことを心がけています。
買い物は思いのほか、時間とエネルギーのいる活動なので、ショッピングを控えると、時間の余裕ができます。もちろん、節約にも貢献します。
不用品を買わない癖をつけるのはとてもよいことだと思いますが、どうでしょうか?
6.定番を作る
私服を制服化すると服が増えないといいますが、どんな物にも定番を作り、それを簡単に変えないようにすると、家の中がスッキリします。
私も衣類は綿のトップスにレギンス、パーカー、5本指ソックスが定番です⇒ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)
服がだめになったら、買い替えますが、スタイルは買えません。流行も関係ないので、ひじょうに楽です。
考えてみると、私は若いころから、自宅ではこんな格好をしていました。会社に行く時はパンツスーツなど、違う傾向の服も使っていましたが、そういうのは全部切り捨てて、定番1つに絞ったのです。
日本でスパッツ(レギンスのこと)が街着として出始めたのは、1980年代半ば以降だと思います。
私はフェリシモのスパッツの会に入り、黒、グレー、紺色など色違いで揃え愛用していました。通勤にも使っていました。口の悪い同僚からは、「股引みたい」と言われましたが、完全無視。
その後、スパッツをスカートの下にはく着用法がひろがり、カルソン、レギンスなどとも呼ばれ、今はどこでも簡単に入手できます。
衣服だけでなく、日用雑貨も、自分の好きなスタイルで手に入りやすいものを定番にしておくと、いろいろ試す必要がなくなります。
定番に飽きたら、マイナーチェンジをすればいいだけです。
7.物以外でもシンプルライフを心がける
持ち物だけでなく、考え方や生活の仕方など、すべてにおいてシンプルライフを意識すると、物に埋もれにくくなります。
思考をシンプルにする代表的なやり方は、
●スケジュールに予定入れすぎない⇒忙しすぎて断捨離できない人が「忙しさ」を手放す方法
●欲張らない
●いやなことにはノーと言う⇒断る勇気を持とう。上手にNo(ノー)と言う方法
●人の生活と自分の生活を比べない⇒人と自分を比べるのをやめる方法。比較をやめれば物を減らせる。
●見栄をはらない⇒見栄っ張りをやめて身の丈に合った暮らしをする6つのヒント。
こんなところでしょうか?
特に、人と自分を比べるのをやめ、人真似もやめ、いろいろなことにいちいちこだわるのをやめると、心穏やかにシンプルに暮らせます。
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大々的に断捨離したあと、スッキリ空間を保つ心得を7つお伝えしました。
特に大事なのは7番だと思います。
私もメンツにこだわったり、自分の正しさにこだわったり、自分が正しいと家族に認めさせることにこだわることがあり、そのたびに消耗しています。
ここをクリアできれば、毎日笑顔で楽しく生きられそうです。