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仕事や育児、その他で忙しく、自分の時間がなくてイライラする。
この状態を改善するためにできる基本的な方法を5つ紹介します。
もっとシンプルライフにすれば、時間や心のゆとりが生まれるので、自分の時間も増えますよ。
詳しく説明しますね。
1.家を片付けておく
自分の部屋や職場をぐしゃぐしゃな状態にせず、そこそこきれいに片付けておいてください。
物がどこにあるのかすぐにわからないと、探す手間と時間を取られます。
片付けておけば、探しものに使う時間を大幅に削減できます。
部屋がカオスになっていて、探しものや、同じものの2度買いが多い人は、すっかりその状態がふつうになっており、自分はずっとそうやって生きていくんだ、と思っています。
もちろん、そんなことはなく、ある程度、物を減らして、身辺をすっきりさせれば、探しものも、無駄買いも格段に減ります。
ゼロにすることはできませんが(私の体験では)、かなり減ります。
「時間がない!」と思うなら、部屋を整えてください。
部屋を片付けるコツ
以下の3つを意識すると部屋が片付きます。
1.)物を減らす
部屋を片付ける最大のコツは、よけいな物をきれいさっぱり処分することです。
忙しい人におすすめの断捨離⇒仕事で忙しい人が断捨離をする7つのヒント。あきらめずにプロセスを楽しむ。
忙しい人がひまになる方法⇒忙しいからこそ家事のルーティンが必要。汚部屋掃除の手順はこうして身に付ける
2.)使い終わったらしまう
出しっぱなしにせず、使い終わったら、その都度しまいます。
書類はそのへんに積まないで、必要に応じて、ファイルする、紙ばさみにいれる、処分する、などします。
いちいちしまうのは面倒だと思うかもしれませんが、その都度しまわないと、あとでまとめて整理することになり、多大な時間と労力を取られます。
「時を得た一針は九針の手間を省く」ということわざは、本当です。
3.)物の定位置を作る
物をあちこち、気まぐれに突っ込んだりせず、だいたいのしまい場所を決めて、いつもそこにしまいます。
そうすれば、探さなくてすみます。
物がたくさんあると定位置を決めにくいので、大なたをふって減らしつつ、定位置を決めていくといいでしょう。
2.見なくていいものは見ない
見なくてもいいものは見ないようにしてください。
いま、情報やコンテンツがあふれているので、何かを見ているあいだに、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
まあ、見たければ多少は見てもいいですが、そこに時間を注ぎ込みないよう、制限をかけます。
見なくてもいいものは、人によって違いますが、ニュースはそんなに見なくていいと思います。
どんどん最新のものが流れるニュースは、どんなに見ても、切りがありません。
私は新聞もテレビも見ないから、ニュースはあまり見ないほうですが、それでも、インターネットで見すぎてしまうことがあります。
とくに、今年の3月半ばから、4月、5月あたりは、新型コロナウイルス関連のニュースを見るのにずいぶん時間を使いました。
実際は、毎日YouTubeで22分のニュースをチェックする分が増えただけですが、YouTubeは、ほかの動画のサムネイルも、表示されるから、そのニュースを見るついでにべつの動画を見たりしました。
さらに、インターネットで新聞のサイトをチェックすることもありました。
大事なことは、日本領事館がメールで教えてくれるから、べつに見なくてもよかったものがいっぱいあったな、と反省しています。
過去記事にも書いていますが、SNSのタイムラインも、そんなに見なくても、大丈夫なものの1つです。
むしろ、見すぎる弊害のほうが多いです。
ソーシャルメディアはやめなさい:カル・ニューポート(TED)
3.しなくていいやりとりを減らす
見なくていいものを見るのをやめたあとは、しなくていいやりとりを減らします。
いま、スマホで瞬時にテキストやメッセージを送ることができるので、便利ですが、あまりに簡単に送れるから、短い時間に送りすぎてしまうことがあります。
送ったり、受け取ったりするたびに、気が散るし、返事をしなければいけない気になるので、しなくていいやりとりは控えてください。
これで、かなり時間ができます。
たいして中身のないメッセージでも、テキストメッセージだと、なんだか、すぐに返事をしなければいけない気にさせられますよね?
だから、運転中にテキストメッセージを送る人が、多いのだと思います。
送らなければ先にすすめないメッセージだけ送る、急ぎの要件は電話する、などルールを決めると、送っても送らなくてもどうでもいいメッセージに費やす時間を減らすことができるでしょう。
現代人は、なにごともすぐに結果が出てほしいと思いがちです。
すぐに運んでほしい、すぐに部屋をきれいにしたい、すぐにやってほしい、本は読まずに1分で内容を理解したい、などなど。
しかし、このように、「とにかく、今すぐ」「できるだけ早く」を求めていると、だんだんこらえ性がなくなり、待つことができなくなります。
するとストレスが増えるので、待てる人になるためにも、テキストのやりとりを減らすといいでしょう。
短絡的でお手軽な満足(インスタント・グラティフィケーション)のワナから抜け出すすすめ。
4.余白の時間を埋めない
忙しい人は、すきま時間に、いろいろなタスクを入れ込もうとしますが、これがかえって気持ちの余裕を失わせ、「自分の時間がない」というあせりを生みます。
余白の時間は、あえて何もタスクをいれず、のんびりしてください。
ちょっとでも、ひまな時間があったら、何か生産的なことをしなければならない、と思いがちですが、脳には、ただぼんやり考えごとする時間も必要です。
私は、朝、起きる時間より、たいてい早く目がさめ、起きるまで、ふとんの中で、ぼーっと考えごとをしています(半分寝ながら)。
ちょっと前に、「この時間を有効に使ったほうがいいんじゃない?」 と思い、ポッドキャストや、オーディオブック、語学の音声などを聞いてみました。
1ヶ月ぐらいやったでしょうか。
こうすると、ぼんやり考える時間がなくなって、かえって疲れることに気づきました。
私には、ぼーっと考えごとをする時間が必要だとわかったのです。
20分~30分、ぼーっと考えごとをすると、スッキリ起きられます。
「自分の時間がない」と思ってしまうのは、あまりにたくさん刺激を受けすぎているせいかもしれません。
スキマ時間は、あえて、ぼーっとすることに使ってください。
自分1人の時間を持つ5つの方法。時には他人の声や視線を断捨離する。
余白の重要性について⇒シンプルに暮らすために余白を取ることを意識したい7つのもの。
5.迷う時間を減らす
どれにしようか迷っている時間は、思いのほか、長いので、迷う時間を減らします。
これについては、先日記事にしました⇒あれこれ迷う時間を減らして、シンプルライフをめざすススメ。
私はいつも同じ服装なので、服装に迷うことはなく、外出するときの身支度も、家族の中で一番速いです。
しかし、次に見る映画、次に読む/聞く本に迷うことがあり、さらに、ブログに何を書くか迷うこともあります。
次に見る映画に迷うと、迷っているあいだに休憩時間が終わり、ブログに書くことを迷うと、更新する時間がなくなり、その日は書かないで終わります。
そういうことが続いたので、迷わないですむ仕組みを作ることを意識しています。
私の場合は、以下のことをやるとあまり迷いません。
・次に消費するコンテンツについて、毎月、テーマを決める
・できるだけたくさん見よう/読もうと思わない(よくばらない)
・おもしろい作品を見よう/読もうと思わない(実際に、見たり読んだりしなければ、おもしろいかどうかはわからない)
・ブログに書くことは、書く直前ではなく、事前に考えて、ある程度心づもりしておく
結局、最良のものを消費したい、とか、最良の記事を書きたいという、完璧主義を捨てると迷いません。
その人が何に迷っているかは、人によって違います。「なぜ、自分は迷うのか」その理由がわかれば、迷わない仕組みを作ることができるでしょう。
その他の改善法
タイムマネジメントの定番である、やることリストを書く、というのも、もちろん効果があります。
To-doリストについて⇒毎日が楽しくなるミニマリスト的時間管理術
時間がないなあ、と思うときは、自分が1日をどんなふうに使っているか調べてみるといいでしょう。
表面的なことだけでなく、頭の中にあること(何を考えているか、何を意識しているか)をチェックすると、先の心配など、考えても仕方がないことに、むやみに時間を使っていることに気づきます。
先延ばしも、時間を無駄にする行為なので、できるだけ、さくさく行動したほうがいいです。
タスクを先延ばしすると、あとで、まとめてやることになって大変だし、そこまで大変じゃないタスクでも、先延ばししていると、それについて考えることに、毎日時間を費やします。
たとえば、歯医者に予約せねばならないとします。ずるずる先延ばししていると、きょう、「ああ、歯医者の予約しないとだめだよね」と思うことを、明日も、明後日も、明々後日も、予約が完了するまで、毎日繰り返さなければならないのです。
1回に考えるのは5秒ぐらいでも、1日、何回も考えたら、それなりの時間になるし、未完了のことをかかえていると、心のエネルギーがどんどん失われます。
今すぐやる人になる6つの秘訣。先延ばしグセを手放して今度こそ汚部屋を脱出
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自分の時間がないストレスを感じる状況を改善する方法をお伝えしました。
時間の使い方は自分が決めているから、考え方を変えればイライラしなくてすみます。