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週に1本ずつTEDトークを紹介する記事を書いています。
TEDトークは、人生のさまざまなテーマについて新たな視点を提供してくれる素晴らしいリソースだと思います。
英語やプレゼンの仕方の勉強にもなります。
今回は、2021年7月から12月にかけて、私のブログで紹介した25本のTEDトークをまとめました。
ゴール設定、内向性の力、健康的な選択の難しさなど、幅広いテーマのトークを取り上げています。
どれも日常生活をよくするインスピレーションや学びを与えてくれます。ぜひ、気になるトークをチェックしてみてください。
2021年後半に書いたTEDの記事25本
目標の立て方を教えてくれる講演。
タイトルは、Why the secret to success is setting the right goals(成功の秘密は正しいゴールを設定すること)
講演者は、エンジニアで、投資家のJohn Doerr(ジョン・ドーア)さん
このトークではOKR(Objectives and Key Results)と呼ばれるフレームワークの説明があります。目標を決め、その目標を達成するための主要な結果を設定し、目標の達成度を評価する方法です。
タイトルは、The power of introverts(内向的な人のパワー)
Susann Cain(スーザン・ケイン)さんのとても有名なトーク。
内向的な人は、自分を無理やり変える必要はない。内向的な人にもよさがある、という内容です。
タイトルは、Why it’s so hard to make healthy decisions (健康にいい決断をするのは、なぜこんなに難しいのか?)
行動経済学者で、医療政策専門家の、David Asch(デイヴィッド・アッシュ)さんのトーク。
既存の医療を改善するために、人間の不合理な部分、つまり体によくないとわかっていることをしてしまうところを活用すべきだという内容。
アッシュさんは、知識があってもそのとおりに行動しない人間に、健康にいい選択をさせるために、行動経済学をベースにすることをすすめています
ユーモアのあるプレゼンです。
タイトルは、Success, failure and the drive to keep creating (成功、失敗、そして創り続ける力)。
作家の Elizabeth Gilbert(エリザベス・ギルバート)さんのトークです。
人は成功したらしたで別のプレッシャーを感じ迷ってしまう。そんなとき、前に進むためにどうしたらいいのか教えてくれます。
タイトルは、What role does luck play in your life? (運は人生にどんな役割を果たすのか?)
心理学者のBarry Schwartz(バリー・シュワルツ)さんの講演。
私たちの人生は、私たちが意識している以上に運に左右されているという内容です。
3 reasons you aren’t doing what you say you will do(やります、と言ったことをあなたがやれない3つの理由)。
スピーカーは、認知心理学者のAmanda Crowell(アマンダ・クロウエル)さん。
ジムに行くと言ったのに、実際は行かない。その背景には3つのマインドセットがあります。
Why we can’t stop eating unhealthy foods(なぜ私たちは身体に悪い食べ物を食べるのをやめることができないのか?)
砂糖の専門家で、健康政策を教えているLaura Schmidt(ローラ・シュミット)さんの講演です。
シュミットさんによれば、消費者は食事に関して、健康的な選択をするのが困難な状況にいます。
タイトルは、Chronic Stress, Anxiety? – You Are Your Best Doctor! (恒常的なストレスに不安? あなたがあなたの最良の医者です)。
医師のBal Pawa (バル・パワ)さんの講演です。
セルフケアのスキルを身に着けて、自分の健康を自分でコントロールしよう、という内容。ストレスの影響についても詳しく紹介されています。
タイトルは、The hidden power of smiling (ほほえみの隠されたパワー)。
講演者は、笑顔について詳しい起業家のRon Gutman(ロン・ガットマン)さんです。
彼によれば、ほほえみや笑顔が、自分の幸せや寿命に大きな影響を与えます。
タイトルは、The way we think about work is broken(私たちの仕事に対する考え方はこわれている)。
社会心理学者のBarry Schwartz(バリー・シュワルツ)さんのトーク。
仕事には給料を得ること以外にも、さまざまな目に見えない価値がありますが、お金だけを求めてしまうと、せっかくの価値を得られないという内容です。
タイトルは、What does it take to change a mind?(考えを変えるために必要なことは何か?)。
ニュースサイトのファクトチェックをしている Lucinda Beaman(ルシンダ・ビーマン)さんのトーク。
自分の信念とは違う事実を目の当たりにしても、人はそう簡単には信念を変えません。
そのような人たちとどう付き合っていったらいいのでしょうか。
How to disagree productively and find common ground(いかに、生産的に異議をとなえ、共通点を見つけるか)。
スピーカーはビジネス・ストラテジスト(ビジネスの戦略を考える人)で、ディベートのチャンピオンである Julia Dhar(ジュリア・ダール)さん。
TEDトークは、たまにタイトルと内容が合っていないことがありますが、このトークはタイトル通りの内容でうs.
ダールさんはディベーターなのでひじょうに説得力があります。
Why we choke under pressure — and how to avoid it (なぜ、私たちは、プレッシャーがあるとあがってしまうのか? それを防ぐにはどうしたらいいのか?)
認知科学者の、Sian Leah Beilock(シアン・リア・バイロック)さんのトーク。
プレッシャーがあると実力を発揮できない背景や、肝心要のとき実力を発揮するコツを教えてくれます。
私も極度のあがり性なので、若いころ、このトークを見たかったです。
Our dangerous obsession with perfectionism is getting worse (私たちの完璧であろうとすることへの危険なこだわりは、ますます悪くなっている)。
社会心理学者のThomas Curran(トマス・カラン)さんのトークです。
カランさんは、若い人の間で精神疾患が増えているのは、完璧であれ、というプレッシャーのせいだと言っています。
確かに、何をするにも素晴らしい結果を見せることが讃えられる社会に私たちは生きています。
タイトルは Overcoming Rejection, When People Hurt You & Life Isn’t Fair (拒絶を克服する、誰かに傷つけられ、人生は不公平だと思うときに。)
起業家の Darryll Stinson (ダリル・スタンソン)さんの講演。
拒絶されたときの痛みを健全な方法で処理して、痛みをよりより自分になるための力として使え、という内容です。
Healthy Digestion – Not What, But How? (健康な消化:何をではなく、どんなふうに)
自然療法医の Courtney Jackson(コートニー・ジャクソン)さんのスピーチです。
せっかくの消化機能を、日頃の生活習慣が台無しにしているので、正常に消化されることをめざそう、という内容。
これはこのとおりで、消化や代謝機能に不調があるとき、どんなに健康にいいものを食べても、恩恵を受けることができません。
タイトルは、How to live passionately—no matter your age(いかに情熱的に生きるか、何歳であろうとも)。
作家のIsabel Allende(イサベル・アジェンデ)さんが71歳のときに行った講演です。今、この方は82歳なのですが、とても若く見えます。
今年、こんな本も出版。この本は、高齢者向けの養護施設を舞台にした現代版「嵐が丘」だそうです。読んでみたいですね。
タイトルはThe Science of Habits (習慣の科学)。
ハーバード大学で認知神経科学のリサーチをしているMarco Badwal (マルコ・バドウォル)さんのスピーチです。
習慣を作り、実践していくと、毎日少しずつよくなっていくという内容。わりとあたりまえのことを言っています。
Boost Resilience: Take Charge of the Inner Critic & Inner Worrier (レジリアンスを上げる:内なる批判者と心配する者をうまく取り扱う)
心理療法士の Jane Shure(ジェーン・シュール)さんのトークです。
レジリアンスは訳しにくいのですが、何かが起きてへこんだとき、元に戻る力です。
ゴムボールをイメージするとわかりやすいと思います。
立ち直る力や元気を取り戻す力に自信がない方におすすめ。レジリアンスはいきなり強くはならず、少しずつ強くなるものだと思います。
小さいときから失敗や挫折は経験しておいたほうがいいでしょう。
タイトルは How to Be Happy Every Day: It Will Change the World (毎日幸せになるには? それは世界を変えます)。
365give (スリー・ハンドレッド・シックスティ・ファイヴ・ギヴ)というチャリティ団体を運営している Jacqueline Way (ジャクリーン・ウエイ)さんの講演。
365giveは、1年間、毎日、1つずつ、人や世界に何かをあげるプロジェクトです。人に与えることを意識して暮らしたほうが人は幸せになります。
タイトルは、Redefining Retirement(リタイヤメントを再定義すること)。
キャリアコーチでブロガーの、Dean Waggenspack(ディーン・ワゲンスパック)さんのトークです。
平均寿命が伸びているため、60代半ばで完全に退職して何もしないでいると退屈するでしょうね。
最近は、シニアのYouTuberもいますが、発信する仕事は高齢の方におすすめです。マイペースでできますから。
タイトルは、Why you don’t get what you want; it’s not what you expect (なぜ、欲しいものを手に入れないのか。それは予期しているものではないからだ)。
心理学者のJennice Vilhauer(ジェニス・ヴィルハウアー)さんの講演です。
人が求めていると思っているものと、心の中で期待しているものは違い、期待していなければ、求めているものは手に入らないという内容。
人は自分の予想をもとに生きているからです。
ダイエットでもそういうことがあるかもしれません。「やせたい」と思っている反面で、「やせっこない」と予期しているのです。
How To Trick Your Brain Into Falling Asleep(脳をだまして眠りにつく方法)。
ドラマーのJim Donovan (ジム・ドノヴァン)さんの講演。
不摂生をしていると、質のいい睡眠を取れません。
この方法をやってみて、効果があった人はいますか? 私は、布団に入るとすぐ寝てしまうため、なかなか試すことができません。
Dopamine: Driving Your Brain into the Future(ドーパミン:脳を未来に向かわせるもの)。
講演者は、心理学者のDaniel Z. Lieberman(ダニエル・Z・リーバーマン)さんです。
ドーパミンは、脳内にある神経伝達物質の1つで、「やる気」や「楽しさ」に関係があります。ドーパミンの分泌が少ないと、暗い毎日になりますが、お手軽に出しすぎるのもよくありません。
タイトルは、The Philosophy of Time Management(時間管理の哲学)。
タイムマネジメントのリサーチャー、Brad Aeon(ブラッド・イーオン)さんです。
時間は命そのもの。時間管理のコツやテクニックを追い求めるのではなく、いかに時間を使うべきか、どんなふうに時間を使ったら満足なのか、考えることが重要だと伝えます。
これまでに書いたまとめ記事
もっと充実した毎日をおくりたいあなたに:TEDの記事のまとめ、その(4)
シンプルに心軽やかに生きていきたい人のためのTEDの記事のまとめ(5)
過剰な思い込みをなくしたいあなたへ。TEDの記事のまとめ(7)
自分で問題を解決する力をつけたい人へ:TEDの記事のまとめ(8)
マインドセットを変えるヒントにどうぞ:TEDの記事のまとめ(10)
欲張るだけの人生をやめたいあなたへ:TEDの記事のまとめ(11)
脳の仕組みを知って、充実した人生を送る~TEDの記事のまとめ(13)
行動を変える秘訣を知りたいなら:TEDの記事のまとめ(15)
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TEDトークのまとめ記事をお待ちいただいている皆さん、なかなか書かなくてすみません。
今週から毎週1本はまとめ記事を書くようにします。
紹介するTEDトークを決めるまでに、たくさん見て、このブログにそぐわない内容や低品質だと思うものは避けています。
どれも、私たちが抱える問題や課題に対して、深い洞察や具体的な解決策を提供してくれるものばかりだと思います。
ぜひ、好きなトークは何度も見てください。