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物を処分するのに苦労している読者のお便りに返信します。
リサイクルショップやフリマに出しているけれど、なかなか減らないそうです。
まず、メールをシェアしますね。
ビバライフさんからいただきました。小見出しは私が入れました。
なかなか減らない
件名:またまた迷走中
ミニマリストという言葉が流行りはじめた頃になります。
ブログを拝読しています。
筆子さんが愛知出身とあり、現在愛知に住み、故郷を離れ文化の違う場所で生きているという部分と多分似た年齢では? と勝手に思って親近感を感じております。
昔はあまり物を持っていなかったが
昔の私はミニマリストだったと思います。
大学生の時は引越し魔で本が重いこと、服も重いことがイヤとなるくらい身に染みていました。
でも4年間という期限付きでしたので、カメラ、ウォークマンは必須。それとメモ、小さな筆記具を小さなカバンに入れて大学へ通っていました。
マキシマリストになったのは、婚家での立場、私と私の家族に対する扱いで心が壊れた事です。
愛知と言っても尾張の田舎。田んぼしかない、デパートも、コンビニもなんなら最近まで信号機すら少なく、人は歩いていない場所。
環境も私には合わず。
物をたくさん買ってしまった
ネットにハマり、オークションにもハマって。
気がついたら我が家の半分は私の荷物になっています。
全て大事に感じるのです。私のお金で買った物だから。
家族からは見放されています。しかたありません。
処分したほうがいいと思った体験をする
ですが、私の身内が亡くなり、もはや私は帰る場所もなくなりました。
その際ほとんど物を持っていなかった人でも処分が大変なこと、残してあった物から悲しいことを見つけてしまい、何も無い方か良かったと思ったのです。
唯一の孫の私の子供の写真を、もう10年くらい前から封も開けてなかったことです。
手に障害があり開けにくかったかも知れませんが、わざわざ私は2Lに焼いて見やすいようにして送っていました。
送ったまま紙袋に入れてありました。ショックで、、、
でも多分自分のことで手いっぱいだったんじゃないかと数年経った今なら思えます。
近くに姉がいるのですが私とは意見が合わなくて。それを知っていたから頼めなかったのかも。
いつ最後の日がくるか誰にもわかりません。
物が多すぎて危険な状態
じつは最近、荷物のせいで家の中で転倒しかけて、なんとか壁にぶつけて転びはしませんでしたが、脚と身体上部の向きが違う格好でぶつけたため、股関節が曲がってしまいました。
自分のせいなんです。
アメリカで暮らしたこともあるのでタイニーハウスやキャンピングカーの生活が希望ですが、理想と現実にギャップが。
少しでも元を取りたいとリサイクルショップやフリマアプリに出しますが、最近やりとりに疲れました。
元を取りたいといういやしい考えがダメなのでしょうか?
筆子さんもバザーとかしておられた事があったと記憶しております。
ゴミにするよりはマシか気がする一方で悩みます。いかがお考えになりますか?
ビバライフさん、こんにちは。メールありがとうございます。
私と同世代なんですね。プロフィールにはっきり書いていますが、私は1959年(昭和34年)生まれです。
有名な方で言えば、山口百恵さんと同じ年に生まれました。
ただ、百恵さんは1月生まれなので、私より学年は1つ上です。
古手川祐子さんや榊原郁恵さんと学年が同じです。
廃棄か寄付がおすすめ
ビバライフさんは、物の処分に苦労しているのですね。
先日も似たような質問に回答しましたが⇒不用品を手放す一番簡単な方法は?
処分のスピードをあげたいなら、売るより寄付や廃棄をおすすめします。
売るためには、1つひとつ売る相手を見つけなければならないので手間がかかります。
寄付ならば、1つの団体を見つけてしまえば、そこにどさっと寄付することができるので、スピードアップできますよ。
参考までに、私の不用品の捨て方を書いておきます。
・市場価値のありそうなもの⇒寄付センター(スリフトショップ)に持ち込む
詳しくは⇒不用品を処分するときはお金にすることを考えないとシンプルにできる
・こわれていてゴミに近いもの⇒1)外のゴミ捨て場に置く。すると誰かが持って行ってしまう(夫が回収して自分の部屋に置いたこともあった)。2)ゴミ捨て場に残っていたら、エコセンターに持っていく(とはいえ、こんなことはこれまで1度もない。いつも誰かが持っていく)。
・完全なゴミ⇒ゴミとしてゴミ箱に入れる
不用品を売ったことは一度もありません。
日本で、もういらない本や文具を友人にあげたことが何回かありますが、お金はもらっていません。
今は、娘が、とあるスリフトショップの店長をしているので、いらない物は、みな娘に渡しています。
この店には、売れ残りや売れそうにない物を、引き取る業者が出入りしており、リサイクル用の家電も回収してくれるので、こわれたキンドルなども、娘に渡しています。
元をとる必要はない
今、ものすごくお金に困っていて、日々の食費すらままならないなら、不用品を売って、生活費の足しにするのはいいアイデアだと思います。
しかし、そうでないならば、支払ったお金を回収しようとがんばりすぎるのはやめたほうがいいですよ。
お金は入って出ていくものなので、うまく循環させたほうが結果的にいい状態になる、と私は考えています。
ビバライフさんは、「自分のお金で買ったからどれも大事で捨てられない」とか、「元を取りたい」と思っているから、不用品の処分が進んでいません。
その結果、部屋が物だらけになり、つまづいて、関節を痛めたのですよね?
不用品が家や部屋の半分を埋めているなんて、ばかばかしいと思いませんか?
住宅費や時間、体力、意識の多くを、不用品に使っているわけですから。
私と同い年なら、まだ人生、20年ぐらいはありますよ。
不用品にかかずりあうのはこのへんでやめにして、もっと身軽で自由な暮らしにしたほうがいいんじゃないでしょうか?
高かったから断捨離できない? 埋没費用はどのみち回収できません
買い物でストレス解消をしない
もともとあまり物を持っていなかったビバライフさんが、たくさん物を抱え込んでしまったのはストレスによる買い物の結果のようです。
それがわかっているなら、もう買い物でストレス解消をするのはやめてください。
それとも、もうやめましたか?
どうしてもお金を使いたいなら、物が残らないサービスに使うといいかもしれませんね。
外食するとか、スポーツジムに年会費を払う、定期的にどこかにお金を寄付をするなど。
必要以上に食べてしまうと、体に負担がかかるので、食べることでストレス解消するのもあまりおすすめではありません。
もっといいストレス解消法を以下に書いているので、参考にしてください。
疲れたときはこれ。5分あればできる簡単なストレス解消法10選
心の整理をする
物を捨てながら、心の整理もしてください。
結婚により、あまり好きになれない環境で暮らすことになったから、買い物にはまってしまったそうですが、最初の1~2年はそういうことがあったとしても、いい加減、あきらめて、今の環境で前向きに生きていくことを選んではどうでしょうか?
田舎にも田舎のいいところがありますから。
信号機がないということは、車が少ないということなので、空気はきれいだと思います。都会は便利ですが、うるさいし、空気が汚いです。
「帰る場所がなくなった」とメールにありますが、ビバライフさんの帰る場所は今お住まいの、物だらけの家ですよ。
どうしてもその場所がいやなら、その環境から出る算段をするのもいいと思います。
そこで生きていくと腹をくくるか、外に出ていくか。どちらかをしてください。
日常の不満がいっぱい⇒ネットオークションで発散⇒物だらけになる。これは典型的な負のサイクルです。誰も幸せにしない生き方なので、やめましょう。
結婚後、住む場所は自分で選べなかったかもしれませんが、結婚することを決めたのは自分ですから、自分が好きでそこに住んでいるのです。
「今の生活は、自分の選択の結果だ」と思えば、もう少し前向きに暮らせるかもしれません。
もし、まだ書いてなかったらモーニングページを始めてください⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
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どうしても捨てられないあなたに伝えたい。効果的な物の捨て方4つはこれ。
失ったものを取り戻したいと思うな:部屋が物だらけになる理由(その7)
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読者の質問に回答しました。
自分のお金で買ったからといって、それが大事な物とは限りません。
特にストレス解消のためだけに買った物は。
物やお金にあまり執着しないほうがいいですよ。