貯金箱にお金を入れている女性

ミニマルな日常

最終更新日: 2022.08.14

洋服は買わないのが一番の節約だと痛感した話。

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読者のお便り紹介です。今回は、ニーズとウォンツの考え方を知り、お金の使い方が変わった方のメールを2通紹介します。

まずミニマリストのねこやまさんのメールです。



ニーズとウォンツの考え方に感動した

筆子さんへ

はじめまして。

いつも楽しくブログ拝見させていただいてます。

こんまり流、断捨離に乗っかり7年近くミニマリストをしています。

筆子さんの「ニーズとウォンツの考え方」(その他関連記事)が懐に落ちるように感動しました。

ミニマリストなのに節約ができなかった

長年ミニマリストなのにお金の流れが速いというか、家計簿もきちんとつけているのに、節約ができていないのはなぜだろう? と思いながら生活していました。

洋服もオールシーズンの総数は少ないのですが1シーズンで手放したりと、お気に入りの入れ替えを繰り返しして、服を着倒すこともできずに捨ててしまう事が多く…。

この時点では、本人は無駄だと思っておらずいたって普通なんですよね。

今年の1月頃に読み始めました、筆子さんのブログを読んでニーズとウォンツを意識してから、今シーズンはトップスが5点すでにあるし、洗い替えがない、お出かけ着がない等困っていないから、自分が服が欲しいと考えるのはウォンツだな。と客観視できるようになりました。

去年買ったTシャツもまだたくさん着られると思えていて、来シーズンも着倒して、クタクタになったらキッチンのウエスにしようと考えられるようになりました。

おかげで今年は服を買わずに過ごせています。買ったのは靴下と肌着のみ。

以前の私では、こんなこと考えられなくて感動してます。





完璧なクローゼットを目指していた

今まで1軍に囲まれた完璧なクローゼットを目指してどれだけ無駄な買い物をしていたことか…。

お財布にも優しいし、物も使い切れてサスティナブルに過ごせて心地がいいです。

洋服は買わないのが一番の節約なんだな…と実感しました。

沢山着れば着るほど、洋服のランニングコストも減りますし。

今は6~7割のお気に入りに囲まれて、回転率もよくとても生活しやすいです。

筆子さんのブログを読んで、ニーズとウォンツの意識と、必要なものを都度購入するようになり、お金に対する意識と生活が良い意味で変わりました。

TED関連や睡眠、幸せに関する記事も好きで何回も読み直してます。

いつも刺激を受けているのでブログ記事とても楽しみにしています。

筆子さんもお忙しいかと存じますが、くれぐれもご自愛ください。

ねこやまさん、はじめまして。お便り、ありがとうございます。

いつもブログを楽しみにしてくださってとてもうれしいです。

ニーズとウォンツの記事が役にたってよかったです。

ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)に敏感になる:知らないうちにお金が貯まる行動案(その6)

節約もでき、気分よく暮らせるようになったのですね。

ねこやまさんの理想の生活の要素に、物を使い切ることや、多少はお金を残すことがあるならば、服は1着ずつ、しっかり着倒したほうがいいですよね。

まあ、ミニマリストと言っても、「その時点で所有している物の数が少なければそれでいい」という考え方の人もいるでしょう。

だから、シーズンごとに服を総入れ替えし、流行に合わせて、インテリア用品をどんどん買い替えるという人もいると思います。

この人にとって大事なことは、サステイナブルであることより、時流に乗っていることや、お気に入りのワードローブに向けて、アップグレードし続けることです。

おそろいにこだわるとお金がかかる

以前、どこかのブログに書きましたが、もうずいぶん昔、20代のはじめ頃だったと思いますが、ワイドショーみたいな番組で、ある女性(一般人)が、自分のワードローブを視聴者に値段をつけてもらって手放すという企画がありました。

会場に来ている人が買うのか、テレビを見ている人が買うかは忘れましたが、とにかく「もういらない」とその人は言うのです。

その服がすごい量で、長いバーにたくさん吊るしてあって、足元に積み上げた服もいっぱいあって、その多さに私はたまげました。

「え、これだけ全部、いきなり捨てちゃうの?」と。もちろん、どの服もまだまだ着られるきれいな服ばかりです。

この人が服を手放す理由は、「これから、別のスタイルの服を着ることにするから、これまでの服はもういらない」だったのです。

たとえて言えば、コンサバからエスニックに変えるみたいな感じでしょうか? この人にとっては、きっと「統一されたファッション」が重要なのです。

こんな極端なことをする人は、少数派だと思いますが、まだ十分着られるのに、シーズンごとに服を入れ替えるのも、似たようなものですよね。

私、新刊に⇒新刊『本当に心地いい部屋』4月14日発売のお知らせ:現在予約受付中。

インテリアにおいて、大好きなものをそろえることや、統一感をもたせること(おそろいにすること)に強くこだわると、かえって物が増えると書いています。

ベストの状態にしようとがんばると、市場にはどんどん新しい物が出てくるので、常に「ベターな物」を見つけてしまい、買うことになります。

ワードローブやインテリアに強いこだわりがある人は、気をつけたほうがいいと思います。

妥協買いと完璧主義:~同じもの、似たようなものがどんどん増えてしまう理由(その2)

それでは、ねこやまさん、これからも自分らしいミニマルライフを楽しんでください。

次は、やはりニーズとウォンツの考え方を知って、考え方が変わったみのくんの後日談です。

ニーズとウォンツを考えて買い物した結果

筆子さん、こんにちは!

先日はわたしのメールを記事にしてくださってありがとうございます。

目からうろこの買い物術~貯金できなかった理由がわかった。

びっくりしましたよ〜。

選んでいただいたこと、とても光栄に思います。

さて、「買い物 needsとwants チャレンジ」 ひと月経ちました。

その結果お金が余りました!

そのお金でクリーニング出せました。

(ただ、そのクリーニング代もめちゃ高いだろうと思って渋っていたんですけど思いの外安かったのでこれならいつでも出せたな…と思いました)

そして筆子さんの著書「1週間で8割捨てる技術」も読みました。

ブログと合わせてチャレンジしたいことが色々とあったのでまた結果を報告できるようがんばります。

筆子さんのご主人と娘さんはミニマリストではない。というところがうちの家族と同じで、ご主人に関する記述とか「うちもそうそう!」と親近感をもちながら(時に笑ってしまうこともあります。あまりに似通っていて)楽しく読んでいます。

ではまた。

暑い日が続きます。どうぞお身体ご自愛ください。

みのくん、こんにちは。お便りありがとうございます。

お金が残ってよかったです。その調子で、がんばってください。

本も読んでいただいたのですね。こちらも参考になればうれしいです。

「1週間で8割捨てる技術」筆子著、本日発売です(写真あり)

はい、私の夫は、いったん所有したものをなかなか捨てないタメコミアンで、娘もミニマリストではありません。

夫よりは、娘のほうがいらないものをさっさと捨てますが、私ほどではないですね。娘は、衣類とスキンケア商品を、ものすごくたくさん持っています。

先週、娘の家の掃除に行き、改めてそう思いました。

あまりにたくさんあるので、「Netflixで、Marie Kondoのショーを見てみたら?」と娘に言ってみましたが、まるで相手にされませんでした。

本人は、何の危機感も持っていないようです。

詳しいことは、また別の機会に書くかもしれません。

それでは、みのくんも、毎日暑いでしょうが、どうぞお元気でお過ごしください。

最近更新されたエッセオンラインの記事

7月は全然アップされませんでしたが、8月にまとめて公開されたので、改めてリンクしておきます。

以下2つは新刊の紹介記事です(私ではなく、ライターさんが執筆)。

インテリア好きほど陥りやすい「3つのこだわり」。捨てたらむしろ部屋が片づく | ESSEonline(エッセ オンライン)

家の中で、ものを置きすぎてしまう場所5つ。邪魔なだけでなく意外な危険も | ESSEonline(エッセ オンライン)

以下2つは私が書いた記事です。

50代からシンプルに暮らすコツ7つ。「ものを捨てる」以外に大切なこと | ESSEonline(エッセ オンライン)

50代、片づけられない人が大事にしがちなもの4つ。それじつは「ガラクタ」かも | ESSEonline(エッセ オンライン)

これまで書いた記事はこのページに集まっています⇒筆子 | ESSEonline(エッセ オンライン)

*****

先ほど書いた、いらないものを買ってもらう番組ですが、番組の一番最後に、会場にいた中年のご婦人が(今の私よりずっと若い方)が、「ゆきちゃんのイヤリングに、〇〇円!」と、叫びました。

ゲストの岡崎友紀さんがつけていたイヤリングを買うというのです。

たぶん、売り物ではなかったと思いますが、岡崎さんは、イヤリングをはずしながら、「あ、でもこれ、耳に穴があいてないとつけることができませんけど」と言いました。

はじめに見た大量の洋服と、岡崎さんが、ピアスをはずす様子は、今も覚えています。

私は、この頃から、物が多すぎることになんとなく嫌悪感を抱いていたのかもしれません。





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