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ガラクタを増やさないコツ、今回は、ペーパーレスのすすめです。
断捨離したことがある人はわかるでしょうが、紙ゴミってすごく多いですよね?
私も書籍を含めて紙類をかなり捨てました。
紙を増やさない生活をすれば、散らかりにくい家になります。
そして、紙を増やさない一番の秘訣はデジタル化です。
私の年代の人は、デジタル化に抵抗がある人が多いようです。紙の原本を持つことに異様にこだわっているというか。
しかし、今、紙のデジタル化はとても手軽にできます。
だまされたと思って、ペーパーレスを試してください。
この記事では、アナログの紙が大好きで、半ば紙類をあがめていて、どこまでもたくさんためこむ人に、ペーパーレスにするハードルの低いコツを紹介します。
1.新規で入ってくる紙に対応する
家の中にある紙類や写真を全部デジタル化しようとすると、人によっては、相当大変な作業になります。
まずは、新規で入ってくる紙に対して、ペーパーレスを意識してください。
そして、少しずつ、ペーパーレスに慣れるようしましょう。
きょう、家に入ってきた紙をそのまま玄関の下駄箱の上やキッチンのテーブルの上に無造作に置かず、必ず最後まで処理する癖をつけてください。
さっさと入ってきた紙を処理する
紙が家の敷居をまたいだら、すぐに中身を確認し、以下の作業をします。
1.)大事な紙⇒デジタル化、または、しかるべき場所に置くか、ファイリング。
大事な紙の扱いで重要なことは、ちゃんと置き場を作ることです。家のあちこちに散らばらせないように。
2.)どうでもいい紙⇒即捨て
どうでもいい紙の処理で重要なことは、できるだけ早く捨てることです。決断や「捨て」を後回しにしてはいけません。
その紙には何らかの情報が書いてあります。最初の数行を読んで、どうでもいいと思ったら、すぐに捨てましょう。
どうでもいい紙がたくさん入る場合は、元から断つと選別や捨てる作業が楽になります。
3.)1度読めば役目が終わる紙
読み終わったら捨ててください。読んだ内容の中に、覚えておくkべき情報があるときは、写真に撮って残し、紙は捨てます。
読みたいと思う紙がすごく多い場合、全部読もうとすると、紙ゴミがなくなりません。
情報はたくさん取り込めば取り込むほどいいわけではありません。取り込んだ情報を自分の生活にポジティブに活かせるかどうかが重要です。
情報ばかりためこむと、何一つ自分の生活に活かせません。
片付け本ばかり読んでいる人が、いつまでも、片付けられないのは、情報の取り込みばかりをしているからです。
いくら断捨離本や片づけ本を読んでも部屋が片付かない本当の理由
4.)よくわからない紙⇒一時置き場を作って1ヶ月後に判断する(置きっぱなしにしない)
紙がたくさん入ってくる人は、毎日、たまにしか入ってこない人は1ヶ月に1回、定期的に処理をして、紙ゴミをためないようにします。
※参考記事
⇒チラシ、フリーペーパーお断りのステッカーを貼っているのに投函される情報誌の対応は?
⇒紙ゴミ10キロ以上捨てて自分の溜め込みグセに涙した日:ミニマリストへの道(69)
2.一気にデジタル化しない
何もかも一気にデジタル化しようとせず、できるところから順番にやっていくほうが、ストレスが少ないし、挫折も回避できます。
ここ数年、私は、家の中にある紙を少しずつデジタル化していますが、その前の7年ぐらいは、ずっと新たに入ってくる紙を増やさない作業をしていました。
私がやってみたことを古い順に書くと
1.)キンドル本の導入
2010年の4月にアメリカのアマゾンでKindleを購入しました。
最初の数年は、紙本もけっこう買っていましたが、次第にKindle本の割合を増やし、今は、基本、Kindle本しか買いません。
2.)学校の通知は全部デジタルに切り替え
私の娘(1998年生)が、小学校に入学したのは、2000年代の半ばです。入学して、1,2年は、学校の通知は紙媒体だったと思います。
しかし、その後、デジタルでも読めるようになったので、紙媒体での通知は受け取らないようにしました。
子供のころ、娘はバレエスクールに通っていましたが⇒娘にバレエを習わせてよかったと思う理由
バレエスクールのお知らせの紙も、最初は紙でもらっていたのを、PDFを添付したメールで受け取る選択もできるようになったので、メールで受け取るようにしました。2010年になるちょっと前のことです。
成績表も、途中から、州の教育機関のサイトで見ることになったので、サイトで見ました。
3.) いらないカタログや通知を止める
紙で入る情報で不用なものは順番に止めました。
カナダに来た当時(1996年の今頃)、紙の新聞を取っていました。
自分で取っていたのか、シェアメイトが取っていたのを見ていたのか覚えていません。
カナダの新聞にはものすごくチラシが入るので(筆子の体感)、週末版など巨大なオムレツみたいで、邪魔で仕方がなかったので、フィジカルな新聞はそうそうに取るのをやめました。
子供が生まれてからしばらくは、カナダの雑誌や日本の雑誌を購読していましたが、こちらの記事に書いているように⇒「持たない暮し」をめざすとき絶対してはいけないこととは?~ミニマリストへの道(21)
定期購読していると雑誌がどんどんたまるので順番に止めました。
届いた雑誌をすぐに読んで、新しい号が届いたらさっさと捨てられる人は、定期購読をしてもいいかもしれません。
しかし、昔の私は、さっさと捨てるのは苦手でした。できれば、中身はしっかり読み、「これはあとで役立つかも?」と思うページは、切り取って残すタイプです。
家に入れたら、そのままそっくり死蔵品にしてしまうのがかつての私。だから、最初から入れないほうを選びました。
4.) 写真はデジタルのみでプリントはしない
子どもが生まれてしばらくは、フィルムカメラを使っていましたが、2003年の春にデジタルカメラを購入し、それ意向はこのデジタルカメラで撮影して、写真はプリントしませんでした。
それまでは、フィルムカメラで子供の写真を撮って、母に渡す用と、自分用に2セットプリントしていました。ネガも写真もすごくたまっており、整理してかなり減らしました。
その話はこちら⇒古い写真を整理するとき、残す写真を選ぶ基準。箱にまとめて入れてます。
写真の整理作業がけっこう大変だったので、以降、紙焼きの写真は、人がくれたものや、娘の卒業記念に学校でプロが撮影したものだけを見るようにしました(それぐらいで私にはちょうどいい)。
母は私が送った写真をとくに整理していませんでした。アルバムに貼ってあったものもありましたが、未整理のまま、棚にぐしゃっと突っ込んであるの見て、「やっぱりね、写真が多すぎるよね」と思いました。
母は、去年のはじめ頃、大々的な断捨離をしており、このときあらゆる写真をきれいさっぱり捨てました。
5.) 書類はできるだけデジタルで見る
銀行の明細など、参照する必要のあるものは、可能な限りデジタルで見るようにしました。
6.)自分の記録もできるだけデジタルにする
「ノートはデジタルとアナログとどちらが好きですか?」と聞かれたら、私は断然アナログ派です。
だから、長いこと、すべての記録を手書きしてきました。
ブログももう20年以上書いているので、ネット状にもたくさん記録はありますが。
アナログノートにはいいところがたくさんありますが、致命的なデメリットがあります。
それは
・たまる(ためないためには、コンスタントに捨てる必要あり)
・内容を検索できない、よって見たい情報にすぐにアクセスできない
この2つです。
以前、この記事を書いた時⇒朝のルーティン、50代ミニマリスト主婦の場合。書くことに時間を使っています。
ミニマリストなのに、「ノートありすぎじゃない?」と思ったのですが、その気持ちはずっと続いていました。ノートも多いけど、付箋も多い私の机。見るたびにうんざりしました。
去年のはじめ、紙を印刷するインク代があまりに高いので、「今度こそ、本当にペーパーレスにしよう」と決意し、自分の書くノートも順番にデジタル媒体に書くようにしました。
今、手書きをしているのはモーニングページと10年日記だけです。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています
モーニングページは、1冊書き終わったら、その瞬間、ばさっとゴミ箱に捨てるのでたまりません。
10年日記も10年に1冊増えるだけなので、100歳まで書き続けるとしても、全部で5冊です。
語学用のノートも手書きすることがありますが、情報を整理するために書きなぐっているだけなので、手元には残しません。
デジタル化を成功させるコツ
紙をデジタル化するとき、量が少なければ、スマホで写真をとって残すのが簡単です。
もし大量にあるときは、スキャンすることになるでしょう。
最初に紹介した紙の仕分け法とは別に、自分の持っている紙を以下の3種類に分けると、ペーパーレスがすすみます。
1.)捨ててもいい紙
写真撮影もスキャンも必要ない紙。大半の紙が、この「捨てていい紙」です。
2.)デジタルでもてばいい紙
カメラかスキャナーでデジタル化したデータだけがあればいい紙です。
3.)データも原本も必要な紙
パスポートなど、デジタルデータだけでは通用しない紙がこのカテゴリーに入ります。
実は、こういう紙は、そんなに多くありません。
デジタルデータでバックアップをとっておき、原本はフォルダーなどにわかりやすく収納しておけば、非常時はこのフォルダーとスマホだけ持って出ればOKです。
重要なのは、最初から完璧なシステムを作ろうとしないこと。
自分の紙をうまく整理できればいいのだから、完璧である必要はありません。自分さえ使いやすければそれでいいので、「ゆるペーパーレス」または「なんちゃってデジタル化」程度にとどめておきましょう。
紙がたくさんあると、デジタル化はすごく大変に思うかもしれませんが、まずは、これから入ってくる紙を、しっかり区別して必要なものだけデータに残す生活を始めてください。
そうすれば、テーブルや机の上に紙が山積みになったりはしません。
なお、データもたまると探すのが大変になるので、「本当にどうしても手元におきたい紙」だけをデジタル化しましょう。
■続きはこちら⇒使っていないものをできるだけなくす~ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その7)
■このシリーズを最初から読むなら⇒ガラクタを増やすライフスタイルをやめる(その1)~暮らし方を見直せば、リバウンドしない。
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本も新聞も紙媒体のほうが読みやすいし、目にやさしいです。
ノートも紙のほうが絶対書きやすいです。特に私は筆圧が強いせいか、アップルペンシルでうまく文字を書くことができません。
「かろうじて、判別できるかな」みたいな、みみずがのたくったような文字になります。
しかし、もともと、ノートは読み返さないし、デジタルならタイプで入力もできます。持たない暮らしをしたいならデジタル一択になるでしょう。