ガラクタの中にいる女性

断捨離テクニック

最終更新日: 2024.04.23

不用品を捨てる作業がとてもつらい。そんなときにやってみるといい7つのこと。

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「捨て活」がどうにもつらい人に、つらさを和らげる方法を7つ紹介します。

気づいたら、ものだらけの部屋に住んでおり、このままでは汚部屋になりそう。だから、最近、あれこれ捨てている。

だけど、捨てるのがいちいちつらい。もったいなさすぎる。お金をどぶに捨てている気がする。

そう感じることってよくあると思います。

まだ使えるものを捨てるのは、誰でも嫌ですよね?

しかし、ここで、「つらいからやめとこう。後回しにしよう」と思うと、部屋はいつまでたってもきれいになりません。

以下のどれかをやってみて、現状を打開しましょう。



1.エンドゴールを意識する

エンドゴールは最終目標のこと。自分は毎日、何のために部屋に転がっているものを1つずつ捨てているのか? 最終的な目標や捨てる理由を考えてみてください。

人に何か頼まれたとき、断ることが苦手な人がいます。

断るのは確かにつらい。でも、「ちゃんと断れる人になって、自分のリソースを(時間、意識、体力など)を自分の好きなように使うんだ」というエンドゴールが明確なら、断れますよね?

大事なものにイエスというために、ノーと言いなさい(TED)

断捨離もこれと同じで、自分にとって重要な最終目標を自覚していれば、捨てるつらさを乗り越えることができます。

-何のために捨てているのか?

-捨ててどうなりたいのか?

この2つが明確なら、着ない服を見ながら、「もったいないなあ」と悩む時間も減るでしょう。





2.捨てるメリットを意識する

ものを捨てるとき、私たちは、「失うもの」に意識を向けています。

しかし、失うものがあれば、得られるものもあります。

捨てることで自分が手に入れられるものやことをまめに意識するようになります。

このブログにもよく書いていますが、不用品を捨てると以下のようなメリットがあります。

-思考がクリアになる

-探しものをするストレスが減る

-掃除や整理整頓が楽になる

-視覚的ノイズが減って、心地いい環境になる。

-部屋が広くなる

視覚的ノイズがいっぱいある部屋に住んでいる人は、それが当たり前だと思っていますが、ノイズを取り去ってみると、とてもスッキリし、心が軽くなりますよ。

視覚的ノイズ(見た目のごちゃつき)を極力なくすコツ(その1)~飾り物を減らす。

3.無理をしない

無理をしてたくさん捨てようとすると当然のことながらつらいです。

自分のペースで少しずつ捨てればOK。

いきなりたくさん捨てなくてもまったく問題ありません。

「少しずつ捨てろ」と何度も記事に書いていますが、実はこれができない人が多い。

宿題でも競争でもないのに、不用品を一気に完璧に捨てようとします。

なぜか?

変なところで真面目で、完璧主義だからです。

「ゆるミニマリスト」「ゆる捨て」「ゆる断捨離」という言葉があります。

こういう言葉が生じるのは、ただの「ミニマリスト」「捨て」「断捨離」だと、勝手にまじめに異様にがんばってしまう人が多いからです。

そういう人は、たぶん他のこと(仕事や家事、勉強など)も、誰に強制されたわけでもないの、すごくがんばる傾向があります。

ストレスがたまって体によくないので、こういうやり方はやめましょう。

捨て活は、そもそもそんなにきついタスクではありません。

リラックスして取り組んでください。

4.気分転換・ストレス解消法として日常に組み込む

気分転換として、家事や仕事の合間に、捨て活をしてみてください。

気分転換だから、長時間がっつり取り組む必要はありません。

ずっとパソコンに向かっていて、疲れたら立ち上がり、そのへんにあるものを捨ててみる。デスクの引き出しを軽く整理してみる、食器棚を整理してみる。

こんなことをするといいでしょう。

ポイントは立ち上がって、少し動き回ることです。

趣味や楽しみがなくて、気持ちの切り替えが苦手な人は、捨て活を趣味にするといいでしょう。

5.適度に外的な刺激を得る

汚部屋の片付けを達成するために、一番重要なのは、内的動機づけ(本人のやる気)だと私は思っています。

ですが、適度なタイミングで、外的な刺激を受ければ、モチベーションを保ちやすいので、「自分をやる気にさせてくれる何か」を用意しておきましょう。

たとえば、

-YouTubeの片付け動画

-いつも読んでいる片付け本

-「筆子ジャーナル」みたいな片付けブログ

-捨て活状況を発信しているSNS

ただし、このような動機づけはたくさんはいらないし、長時間見る必要もありません。

だらだら見ていると、「なんとなく自分も片付けた気分」になって実践しないまま日が過ぎるし、何より、部屋を片付けている時間がなくなります。

もし、人と自分を比べて落ち込むなら見ないほうがいいです。

他人の発信をメモし、自分で「これだ!」と思う言葉も書いておき、時々読むのもいいですよ。

絶対知っておきたい。断捨離モチベーションをアップさせる6つの戦略。

6.小さな目標を作って1つずつクリア

「よし、リビングルームをきれいにするぞ!」といった大きくてぼんやりした目標ではなく、捨てることに関して、小さくて具体的な目標を作って、1つずつクリアしてください。

たとえば、

-衣類はこの洋服ダンスにおさまるだけの量にする

-帽子のコレクションは30個におさえる

-思い出品は、子ども1人につき、1箱にする

-タオルは家族の人数分x3にする

タオルは何枚必要か? : ミニマリズムのすすめ(TED)

-スマホにたまっている写真を今の半分にする

など。

ちょっとやってみて、その目標の達成がすごく難しいと感じるなら、たぶん、目標が大きすぎるか、あいまいすぎるか、非現実的すぎるからです。

今の自分がちょっとがんばれば達成できる目標を立てましょう。

目標を立てるときに私が心がけている9つのこと。

目標を立てたら、紙に書き出すか、メモ機能のあるアプリに、どの程度できたかトラッキングすると効果的です。

「そんなこと面倒でできない」と思うなら、カレンダーに印を書くだけでもいいです(ちゃんとできたら花丸を描いたり、捨てたものの数をメモしたりする)。

小さな目標の例

環境を整えるのに役立つ生活目標

-ダイニングテーブルの上をきれいにしてから寝る

-取り込んだ洗濯ものはすぐにタンスに戻す

-家に持ち込んだものを絶対床置きしない

-汚れた食器はその日のうちに洗う

-1週間に1度、郵便物を仕分けする

不用品を減らせる目標

-1日5個捨て

-朝、15分断捨離

-ゴミの日の前日の夜、15分捨て活動

-本を毎日を1冊ずつ処分 

-毎晩5分間、紙ゴミを処分

ものを増やさないことに効果がある目標

-100円均一ショップに行かない

-フリマアプリで買わない

-用もないのにネットショップを見ない

-毎日5個ずつメルマガ解除

-ワンインワンアウト

物を減らすのに、ワンインワンアウト(1つ買ったら1つ出す)は本当に効果があるか?

「行かない」「買わない」目標は期間を決めて取り組んでください(1週間、2週間、1ヶ月など)

マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)

7.捨てるルールを決めておく

不用品を捨てることが苦手な人は、何がガラクタで、何がそうではないのか、自分でもよくわかっていません。

最初に、「こういうものはガラクタだ」と自分の中で定義を決めましょう。

あなたが捨てるべき4つのガラクタとは?~カレン・キングストンに学ぶ

ガラクタ判別のための、わかりやすいルールを考えて、そういうものに遭遇したら、迷いなく捨てます。

ルールの例:以下のものはガラクタとみなします。

-賞味期限、使用期限が切れたもの

-箱に入れっぱなしで中身を思い出せないもの、実物を見ても何なのかわからないもの

-棚の上で、ほこりを集め続けているだけのもの(全く動きのないもの)

-ずっと積み重なっているもの(必要なものなら、その山はとっくの昔にくずれているはず)。

-ここ1年、さわった覚えがないもの

-過去1年着なかった服で、冠婚葬祭用ではないもの

このブログにもルールを書いているし⇒断捨離する物にやたらと迷う人向け、捨てる物チェックリスト。

片付け本にも、「こんなものはもう捨てよう。たとえば、3年以上前の年賀状」なんて書いてあると思うので、そうしたルールを参考に、自分のルールを考えてください。

これから本を断捨離したいなと思うなら、段階別に残す本を書いた記事があります⇒本の捨て方。1年で320冊捨てました。

「例外のないルールはない」という言葉がありますが、捨てるルールを決めていても、いざとなると、「うーん、やっぱりこれは、まだ使うかもだからぁ」と残してしまうものです。

でも、最初にルールを考えておくと、捨てているときあまり迷わないのでつらさも軽減されますよ。

■関連記事もどうぞ

片付けは修行ではない。つらい片付けをしない方法。

片付けってしんどい、大変、めんどくさい。そう思うから大変な作業になるんです。

しんどい片付けをもっと楽にするコツ(その1)~欲張りすぎない。

各種チャレンジを上手に組み込む~しんどい片付けをもっと楽にするコツ(その2)

もっと楽しく断捨離をするための5つのアイデア。片付けが嫌いな人へ。

*****

捨て作業につらさを感じる人に、あまりつらくならない捨て方をお伝えしました。

多くの場合、自分でハードルをあげて、まじめにがんばりすぎているからつらいんです。

眉間にシワを寄せてがんばるのではなく、鼻歌歌いながらリラックスして行いましょう。





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