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ミニマルな日常

最終更新日: 2019.10.17

家の中の物を少しずつ減らす暮らし方。7つのアイデア。

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ミニマリストになりたいわけでもないし、大々的に断捨離したいわけでもない。だけど、もう少し、少ない物を持って暮らしていきたい。

そういう方のために、だんだん物が減っていく暮らし方を7つ紹介します。

どれも簡単な方法なので試してください。



1.常備する物の種類を減らす

ふだん家にストックする物の種類を減らします。

いま洗剤を5種類使っているのなら、3種類にする。

各種調味料をたくさん持っているのだったら、基本的なものに絞る、など。

そのために、以下のことをするといいでしょう。

まずは在庫調べ

ふだん自分が何をストックしているのか調べます。

買い置きが多い人は、何がどれだけあるか把握できていなかったりします。

せめて、自分が常備している物の種類はすぐにわかるようにノートなどに書きだすといいでしょう。

たいていの人が常備しているものは、食材、洗剤(人間用、住宅用、衣料品用)、トイレタリー(トイレットペーパーや生理用品)。

これぐらいでしょうか? 自分があまり物を常備していないのでよくわかりませんが、ペットのいる方は、ペットの分もありますね。あと、下着や靴下、パンストなどの衣料品や、ボールペンや付せんなどの文具をストックしている人がいるかもしれません。

カテゴリーごとに、ふだん何をストックしているのか、書き出すだけでも、「持ちすぎている」ことに気づけますので、おすすめです。





常備しなくていいものを見つける

書き出して、もう常備しなくてもいいものを見つけたら、なくなっても買わないようにします。

参考⇒物を減らすコツはこんな発想の転換にあった~山本ふみこさんに学ぶ

何かがなくなったとき、すぐに買わずに様子を見る

いつも使っているものがなくなったとき、すぐに買いにいかず、そのまま様子を見ます。

もしかしたら、ほかのもので代用できるかもしれません。

2.ストックする量を減らす

予備やスペアとして置いておく分の量を減らします。

いま、1年分置いているなら、半年分にするとか、棚いっぱいにストック品を入れているなら、50%にするとか。

ストックする量を減らすコツは、以下のとおり

ストック品を入れる場所を決める

同じ種類のストック品が家のあちこちに散らばっていると、全容を把握することができません。

そのような人は、まず一箇所に集めることを目標にしてください。

定期的に内容をチェックする

たとえば、毎月1日と15日など、日にちを決めて、その日になったら、ストック品を目視して、確実に減っているかチェックしてください。

家に物がたくさんある人は、ストック品も過剰になりがちなので、使用が追いついているのかチェックするのです。

なかなか減らない物は、思い切って断捨離するのも1つの手です。

ストック品を把握できていれば、セールなどで買いすぎることを防げます。

使用量の目安を把握して買いすぎない

洗剤を1本かったら、3ヶ月持つ、など、自分の家での使用量の目安がわかっていると、スーパーやドラッグストアでお買い得になっているとき、やみくもに買わずにすみます。

私の夫はこれができないというか、「なくなってから買えばいい」という発想をしないため、我が家ではサランラップや洗剤がたまりがちで、それが原因で、もめごとになることがあります。

買ったら日付を記録しておいたり(私は購入ログもつけるし、ボトルに使用を開始した日付を書くこともします)、使い切ったときに、どれだけもったか確認しておくと、だんだん使用量の目安がつくようになります。

しまうスペースを限定する

ここに入る分だけストックを持つ、と決めてもいいかもしれません。

ですが、使い切るのにかかる時間を考えて、妥当な量を持つほうが理にかなっているとは思います。

ストックは持たない

私はストックは持たない主義で、なくなったら買いに行きます。

3.持ち物しらべ

自分が何をどれぐらい持っているのか、調べます。

けっこう大変なので、ターゲットを決めて、1つずつ気長にやるといいです。

ノートに書いたり、写真にとったりしてざっとつかんでおくといいでしょう。

私は、以前、ブログに持ち物を公開して把握していました。

ミニマリストの服全14着公開~非おしゃれ系50代主婦の場合(写真あり)

私のバッグ、ポータータンカー、ショルダーバッグ(L )のレビュー。

ミニマリストの食器の数は?~50代節約系かつ粗食系の主婦の場合

買わなくてよくなった調味料~食事をシンプルにすれば調味料も減らせます

本は本箱1つ、衣類はクローゼット1つ、文具は小引き出し3つなどと、入れる場所をしっかり決めておくと、書き出さなくてもその場所を目視するだけで把握できます。

参考⇒服の買い過ぎ防止に効果がある「洋服ノート」の作り方。

4.普段使いと特別な時用とに分けない

普段着とよそ行き、部屋着と外出着、家族用とお客さん用など、区別をつけて物を用意すると数が増えます。

私はどちらかというと服の数が少ないと思いますが、普段着とよそ行きの区別はありません。

すべての服を、どんなときにも着ています。

しかも、季節もあまり関係ありません。

寒くなったら、上に重ねる方式です。

仕事着がいる人は、そういうことはできないかもしれませんが、あれはあっち用、こっちはこれ用、それはそっち用と細かくわけないほうがいいです。

食器も家族用、来客用ときっちりわけないで、いつも使っている食器でおもてなしをすれば、しまうスペースもそんなにいりません。

食器の減らし方⇒なぜ日本人はこんなに食器を持っているの?~食器が増える理由と増やさない方法

5.満杯まで詰め込まない

物を入れるための物(財布、ポーチ、バッグ、収納グッズ、収納家具、冷蔵庫)やスペース(ガレージ、物置き、車)にぎちぎちまで詰め込まないようにします。

満杯にすると、取り出しにくいし、何が入っているかわからなくなるし、「まだ入るから大丈夫」と、物を増やすほうに意識が向きます。

収納スペースは、6割り程度、埋めることを目標にするといいでしょう。

物をギチギチに入れるか、ゆったり収納するかは、その人のクセ(生活習慣)です。

いついかなるときも、入れすぎない、持ちすぎない、取りすぎない、欲張らない。これを意識して暮らしているうちに、だんだんスペースの余裕ができます。

収納スペースを満杯にする人は、無意識のうちにこんなふうに思っています。

・何ごとも多ければ多いほどいい(モア・イズ・ベター)

・物が多ければ多いほど、自分の暮らしは充実する、よくなる、幸福度があがる

・お金があればあるほど人は幸せだ、なぜなら、物をたくさん買えるから

ですが、本当にそうでしょうか?

いつも、「もっとたくさん」を求める暮らしは弊害のほうが多いと私は考えます。

レス・イズ・モア(Less is more)の真の意味とは?何もない部屋に住むことがミニマリストの目的ではない

意識的に、詰め込まない生活をすると、物を持ちすぎない生活のよさに気づくものです。

関連⇒しまい込むな。なんでもかんでも収納するクセを直す5つのステップ。

6.思い出品や記念品は飾ってみる

思い出品や記念品を入れた箱は、大事な物ばかりが入っている神聖な箱だから、手をつけず、中身も見ず、ずっと静かに眠らせておく、アンタッチャブルだ。そういう方針の人が多いと思います。

引っ越しのたびに、思い出品を入れた箱を運搬している人もいるでしょう。

ですが、箱の中に入れて、ずっと眠らせておくなら、それは持っていないのと同じことです。

物置きの中で邪魔になっていたり、虫を引き寄せていたりすれば、かえって害になっています。

思い出品はしまいこまず、積極的に飾ってみてはどうでしょうか? まだ使えるものなら、実際に使ってみるのもおすすめです。

箱の中で眠らせておかず、いまの自分の生活の中で活用できないか考えてください。

使うアイデア⇒実例あり:今の生活の中で、もっと思い出の品を楽しむ5つのヒント

紙焼きの写真もアルバムに貼って、放置することが多いし、デジタルな写真も、ハードディスクの中で入れっぱなしになりがちです。

もっと身近で楽しめる工夫をしてください。 あとで見るために写真を撮ったのですよね?

重くて分厚いアルバムが重ねて置いたままにすると、取り出すのもおっくうで、あまりきれいでない風景の一部になるだけです。

思い出の品や記念品を、いまの自分に関係のあるものにするにはどうしたらいいのか? この点を考えると、何年もあとになって遺品整理のとき、がさっと捨てられることもないでしょう。

7.物じゃないものを贈る

日本は贈答品が多い社会ですから、粗品、景品、不用な贈り物がたまって、それが物の数を増やすことがあります。

私の母も、ちょっとした景品をたくさん持っています。べつに集めているわけではないし、積極的にもらってくるわけでもないのに、ふつうに暮らしているだけで、細々とした物が増えるです。

モノをもらわないのも一苦労~不用品を「もらわない」ためのミニマリストの努力と工夫

こうした物はもらわないことが重要ですが、こちらもやたらと物をあげない暮らし方を意識すると、入ってくる数が減っていくし、積極的にもらいたがう態度も改まっていきます。

やたらと物をばらまかない生活をすることで、物にたよりすぎない生活、物の価値を課題評価しない生き方、物じゃないものを大事にする暮らし方に近づきます。

誰かに好意を示したいとき、物を買って贈ることが一番簡単です。ネットで注文すれば手間もかかりません。

物じゃないもので好意を示そうと思ったらひと手間かかります。自分の時間や労力を提供することも必要かもしれません。

ですが、あえてそういう方法を取ると、コミュニケ=ションが深まります。

物だけに頼る生活は、人と人とをつなげているようで、実は、つながりを希薄にしています。

子供にお金と物だけをふんだんに与えていると、たいてい不幸な子供になり、大人になってから問題を起こします。

誕生日、記念日、クリスマスなど、これまで、大量の物を交換して満足していた機会に、物じゃないものをあげてみてはどうでしょうか?

より密なコミュニケーションが取れますし、入ってくる物も減りますし、お金の節約にもなりますし、ゴミも減ります。

物じゃないものをあげるアイデアいろいろ:

クリスマスプレゼント考:あげないことが最高の贈り物だと言いたい理由。

買わない人の贈り物。ミニマリストのクリスマスプレゼント選び

お金のかからない母の日のギフトアイデア。ミニマリストのお母さんにオススメ。

モノを増やさない「父の日」のプレゼント。ミニマリスト志望のお父さんにおすすめ。

*****

ふだんの暮らしで、少しずつ物を減らすコツを紹介しました。

もちろん断捨離をしてもいいのですが、生活習慣や、物に対する考え方を根本から変えないとリバウンドします。





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