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当たり前の節約法を10個紹介します。
ずっと物価高なので、「節約したいな」と思っている人もたくさんいるでしょう。
「節約しよう!」と思ったとき、裏技を探す人が多いのですが、実は、当たり前の節約法をちゃんと押さえたほうが節約できます。
裏技を探す時間があったら、ごくふつうの節約法がちゃんとできているか、今一度、見直してください。
1.高い物を買わない
これは、「安物を買え」という意味ではありません。「もっと安く調達できる代替品があるときに、わざわざ高い物を買うな」という意味です。
たとえば、スターバックスのコーヒーって割高ですよね?
私はスターバックスでは、たまにハーブティを飲むぐらいでめったに利用しないし、コーヒーは飲まないから、味の良し悪しはわかりません。
でも、スタバで使っている豆をスーパーで買って、自分の家で淹れたほうが安いだろうことは想像がつきます。
ほかの銘柄でもっと安い豆があるかもしれません。
コーヒーは嗜好品だから、価格を落としても、コーヒーを消費する目的は十分達成できるのではないでしょうか?
「スタバのコーヒーは、私の毎日の楽しみだから、これだけは譲れない」。そう思うなら、コーヒー以外のところで、高い物を買うのをやめ、バランスを取ってください。
2.支出のトラッキング
日々、何にどのぐらいお金を使っているかを知らずして節約はできません。
節約したいと思っているのに、まだ支出の記録を取っていない人は、早速今日から始めてください。
手書きでそのへんの紙やノートに書いてもいいし、スプレッドシートに入力してもいいし、専用のアプリを使ってもいいです。
1年ほど毎月、記録を取っていると、無駄にお金を使っている部分がよくわかります。
3.外食、外飲みの頻度を減らす
よく外食に行っている人は、少し回数を減らしてください。
そのために、自分が何を求めて外食や外飲みをしているのか考えてください。
この記事によると⇒外食をする理由 2位「家族と一緒に楽しめるから」、1位は?:日清オイリオ調べ(1/2 ページ) – ITmedia ビジネスオンライン
外食する理由の第1位は、気分転換や息抜きです。
気分転換や息抜きは、外食しなくてもできます。
今やっていることと違うことをするだけで、気分が変わりますから。
2位:家族と一緒に楽しめる⇒自宅でも達成可能
3位:友人・知人と一緒に楽しめる⇒食事しなくても達成可能
4位以降の、手間がかかるものを手軽に食べられる/本格的な料理を楽しめるという状況は、外食しないと達成できないゴールです。
これが外食の目的なら、最近の外食についてを振り返ってください。いつもそんなに手のかかるものを食べていますか?
意外と、家で簡単に用意できるものを食べているんじゃないですか?
私は、おいしいもの、変わったもの、本格的な料理を食べたいとはあまり思わないので、外食しても、わりとふつうのものをオーダーしていました。
4.流行を追わない
どんな物にも流行がありますが、特にファッションにおいて、流行を追わないほうがいいです。
数年前の服を着ていても、何の問題もありません。
できれば、服は定番化をおすすめします⇒自分のユニフォームを決める12のヒント。おしゃれミニマリストになる道もある
5.むやみにお金をおろさない
キャッシュレスが進んでいるので、給料が振り込まれる口座から、必要に応じて現金を引き出して使っている人は、今はそんなにいないかもしれません。
でも、そういうやり方をしているなら、むやみやたらとお金を引き出さないでください。
手元にお金があるとどんどん使ってしまいます。
月々の生活費(小遣いも入れる)の予算、お金をおろすタイミング、金額など、ATMを使う基本的なルールをもうけましょう。
自分で決めるルールだから、いくらでも破ってしまえますが、ルールがあるとないとでは、おろす頻度や金額に違いが生まれます。
6.デジタルデトックス
デジタルデトックスは、一定期間、スマホなどのデジタル機器やインターネットを使うのをやめることです。
スマホの使いすぎ、特にソーシャルメディアの見すぎは、健康によくありません。
・セルフイメージが悪くなる、セルフエスティームが下がる(他人と自分を比べるから)
・睡眠不足になる
・時間管理がうまくできず、よけいなストレスが増える
・不安やうつがひどくなる
・運動不足になる
ちょっと考えただけでも、こんなデメリットがあります。
このうちの、セルフイメージの低下、睡眠不足、不安やストレスの増加は、そのまま余計な買い物に結びつきます。
睡眠不足だと、脳の機能が衰えて、自制心や判断力といった人間の「知性」の部分を働かせることが難しくなるからです。
よって、デジタルデトックスは節約にとても効果的なのです。
スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
7.必要な贈り物だけをする
日本は、贈り物をする習慣が盛んです。
昔、バレンタインデーは、女性が意中の人にチョコレートをあげる日でしたが、いつのまにか、あげる対象が広がりました。
最近は、不況だから、一時ほどチョコレートが飛び交うこともないでしょうが、義理や付き合いで、不本意ながらしている贈り物は、このさい撤廃しましょう。
「チョコレート1つぐらい、たいした額じゃないから」と思う人も多いかもしれません。
「バレンタインデーだから、あの人とあの人に、予算がこれぐらいのチョコレートを買おう」と思って店に行く人は、仕事でチョコレートを買う人(取引先に渡すためにチョコレートを買う大企業の社長秘書とか)ぐらいではないでしょうか?
プライベートで買う人は、そこまで明確な予算立てはせず、買い物ついでにチョコレート屋さんや、デパートのチョコレート売り場に行って、なんとなく買い、ついでに目についたお菓子も自分用に買ってしまったりするのです。
ギフトを買う回数が増えれば増えるほど、自分のためにする衝動買いが増えるので、贈り物を買いに行く頻度を落としましょう。
8.新しいストレス解消法を見つける
イライラを解消するために買い物する人がたくさんいます。
あなたがその1人なら、べつのストレス解消法を見つけてください。
新しい趣味を見つけるのもいいでしょう。
書くことは誰でも手軽にできるストレス解消法です。
とりあえず、節約のためにできそうなことを30個ぐらいリストアップするのはどうでしょうか?
9.不用なサブスクリプションを解約
サブスクリプションの解約については以前も書きましたが⇒サブスク貧乏から抜け出す具体的な方法~手順と考え方。
一度見直しても、半年ぐらいするとまた新しいサブスクリプションを開始したりしているので、定期的な見直しをおすすめします。
10.ニーズとウォンツの把握
しつこいですが、お金を使うとき、これはニーズ? それともウォンツ? と考えるくせをつけてください。
買う前に考えれば、衝動買いをしなくてすみます。
ニーズとウォンツについて⇒ニーズ(必要なもの)とウォンツ(欲しいもの)に敏感になる:知らないうちにお金が貯まる行動案(その6)
学習指導要領が改訂され、今の高校生は、学校で金融リテラシーを学ぶようです。
金融庁が指導教材をサイトにアップしていますが、第2章「使う」の冒頭に、ニーズとウォンツが出てきます。
最初にこんなクイズがあります。
「毎月残った金額を貯蓄していくと、貯蓄を増やしやすい。〇か☓か?」
ニーズとウォンツの説明は、
(1)「必要なもの」と「欲しいもの」を区別し、お金の使い方を考える時は、「それは必要なもの(ニーズ/needs)なのか、欲しいもの(ウォンツ/wants)なのか」、自問してみましょう。
(2)「必要なものを優先する」(欲しいものは余裕があるときに買う)ことを考えてみましょう。
この考え方をそのまま取り入れてください。
高校向け金融経済教育指導教材⇒高校向け 金融経済教育指導教材の公表について:金融庁
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今回はごくあたりまえの節約法を紹介しました。
ふつうの節約法は、目新しさも派手さもないので、話題にのぼらないかもしれませんが、結局、こういうふつうのことを確実に行うことが、お金を貯めるというゴールに最短で近づきます。