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忙しい毎日を送る中で、ふと『このままじゃいけない』と感じたことはありませんか? あわただしい毎日の中でストレスをためている人に、もっとゆっくりのんびり暮らすコツを紹介します。
ゆっくり暮らすために一番大事なことは、「スピードを落とすことが自分にとって重要だ」と自覚することです。
自分でこう思わない限り、いくらスローダウンするコツを読んだところで、それは人ごとにすぎないため、明日も今日と同じようにバタバタ過ごしてしまうでしょう。
そしてある日、病気になってから「忙しすぎたんだ」と気づきます。
0.ストレス社会
忙しさに追われる現代はストレス社会です。
技術が進化して生活は便利になりましたが、仕事とプライベートの境界があいまいになり、多くの人が常に仕事関係の人とつながっています。
24時間、いつでも仕事の連絡が取れるため、純粋なオフの時間の確保が難しくなりました。
技術の発達は、たくさんのセルフサービスも生み出しました。
カナダでは車の給油は自分でするのが普通です。日本でもセルフ給油のところが増えているのではないでしょうか? スーパーのレジも同じ状況だと思います。
私も銀行の窓口にはもう何年も行っていません。日常のバンキングはすべてスマホから行っています。
セルフサービスは便利ですが、自分で考えたりやったりすることが増えているのは事実です。
さらにメディアやSNSの影響で、他人と自分を比較する機会が増えたので、プレッシャーや劣等感を感じたり、完璧を求める気持ちに拍車がかかったりもしています。
このような状況では、ストレス管理が必要です。ストレスマネジメントをしないと身体的にも精神的にも、健康に悪影響が出ます。
意識してスピードを落とすことは、ストレスの軽減にとても役立ちます。しかも、たいしてお金がかかりません。
たとえばこんなことをしてみてはどうでしょう?
1.時間の使い方を変える
毎日、自分がいつ何をしているか振り返り、時間の使い方を変えましょう。
スケジュールに余裕を持たせる
用事を入れすぎず、あえてスケジュールに余裕をもたせます。
これから夏休みを取る人も多いでしょうが、せっかく取った休みに別の用事や仕事をするのはやめましょう。
私の娘は、メインの仕事で有給を取ったその日に、サブの仕事をしており、まったく休みがない状況です。
若いうちはこういう働き方もできますが、中年を過ぎたらやめたほうがいいです。
優先順位を意識する
あれもこれもやりたいと思う人は、やりたいことをすべて書き出して、今、このタイミングでやるべきことを選んで、重要なものから行ってください。
やりたいことを絞り込む方法~優先順位をつけられない人へ。
優先順位 リンク
マルチタスクをこなすスマホや、何でも高速で処理するAIが手元にあると、自分もマルチタスクをこなせると思うかもしれません。
しかし、何をどうあがいても、人間はアナログな存在です。
実際、今は昔に比べて、効率的に仕事をこなせるツールがあふれています。昔は電卓で計算して、手書きで決算書などを作っていました。
でも、今はパソコンで作れます。
でも、そのわりには人々の仕事は減ってませんよね?
たくさんのことを一気に処理しようとするよりも、シングルタスクに徹したほうが、結局は、仕事の効率があがります。
2.シンプルライフにする
シンプルに暮らしたほうがストレスが減るので、シンプルライフを試したことがない人は、夏休みにやってみてください。
シンプルライフは、簡単に言うと、不用なものを手放して、必要なものだけで暮らすことです。
物理的なものだけでなくタスクや人間関係もシンプルにします。
取っ掛かりとしておすすめなのは以下の作業です。
不用品を捨てる
部屋にたまっている不用なものを処分して、物理的に空間を整えます。
デジタルデトックス
デジタル機器やインターネット、SNSの使用を制限します。
さらっと一言で書きましたが、やってみるとけっこう難しいかもしれません。
いきなりすべてを撤廃せず、1日のうちの数時間だけモニターを見ない、仕事でどうしても必要なときだけスマホをさわる、バスや電車の中ではスマホをさわらない、テレビを見ない日を作るといった、ハードル低めのデジタルデトックスからやってみるといいでしょう。
スマホ疲れしてませんか?~簡単デジタルデトックスで心の余裕をとりもどす
3.リラクゼーションとセルフケア
何もしていないと進度が早い社会のスピードと勝手に足並みをそろえてしまうので、休息してリラックスできる時間をもうけます。
セルフケアは自分自身を大事にすること。いろいろなセルフケア法がありますが、もっとも簡単で効果的なのはよく寝ることです。
繰り返します。
よく寝ることです。
日本人は世界で一番睡眠時間が短いそうです。
ある記事では、この状況を Shut-Eye Deficit と呼んでいます。「睡眠負債」という訳せるでしょうか?
Shut-Eye Deficit: OECD Survey Reveals Japan Most Lacking in Sleep | Nippon.com
日本は豊かな国なので、家事や買い物に時間がかかっているとは思えません。
蛇口をひねれば水が出るから、遠くの井戸に水を汲みに行かなくてすむし、スマホでぽちっと注文したら、都会なら、翌日買ったものが玄関に届くし、離島であったとしても、2週間も待てば届くのではないでしょうか?
つまり生活のためにする作業には時間を取られません。労働時間と通勤時間、仕事のあとの付き合いに時間を取られていると思われます。
通勤時間を変えることは難しいでしょうが、労働時間と付き合いタイムは意識すれば削減できると思います。
最近は違うと思いますが、私が日本で会社員だった頃(40年以上前)は、「休む」イコール「サボる」と考える人がたくさんいました。
もし、この古い考え方をしているなら、この認識を変えることから始めましょう。人間は機械ではないので、適度に休息を入れないと文字通り心身が壊れます。
生活習慣病になってしまう前に睡眠ルーティンを改善することをおすすめします。
ほかのセルフケアとしては、ごくふつうに健康的な暮らしをするだけで十分です。たとえば
・バランスのいい食事をとる
・外にでて身体を動かす
・お風呂に入る
・自分が好きなことをする
・自分の気持ちを押し込めない
紙に書き出したり、家族や親しい友人、ときにはプロのカウンセラーに気持ちを話すことも大切。
きょうのまとめ
ストレス社会の今、あえて生活のスピードを落とすことが心身の健康に役立ちます。
のんびり暮らすために
・時間の使い方の見直し
・シンプルライフの導入
・ストレスマネジメントとセルフケア
この3つに取り組んでください。
一度にすべてをやる必要はなく、やりやすいものから、少しずつ変えていくのがコツです。
今回は書きませんでしたが、ブレインダンプやモーニングページもとてもおすすめです。
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きょうは少しスピードを落とすことをおすすめしました。
朝、あまり予定を入れないのものんびり過ごすコツの1つです。
モーニングルーティンにいろいろなことを盛り込みがちですが、朝からいきなりフルスロットルで活動せず、好きな飲物を飲んでリラックスしたほうがいいと思います。