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朝起きるのがつらくなくなる方法を7つ紹介します。
私は、「朝一番に15分、片付けをしてみたら?」「朝起きたらモーニングページを書くといいよ」、「朝、ウォーキングをすると健康になる」などと書いています。
ところが、「私は朝起きるのがつらい」というメールをいただきました。
朝起きるのがつらいから、とても片付けや運動なんてできない、というわけです。
そんな人は、以下の方法をためしてください。
1.前の晩にできる準備はすべてすませる
朝起きるのがつらいのはいろいろな要因があります。
生理的、心理的、物理的な理由など。
まず、心理的な苦手意識を取り払ってみましょう。
無意識のうちに、「朝って楽しくない」「朝、起きるとつらいことが待っている」と思っていると、朝起きるのが楽しくありません。
朝の時間をできるだけストレスフリーで、楽しいものにするために、前の晩にできる準備をとことんやってください。
朝を楽しくさせない理由が以下のようなものなら、先にやっておけば安心して起きられます。
・持ち物の準備
・着るものを決定すること
・朝ごはんのしたく
・弁当のしたく
・手のこんだ化粧と髪のセット
ほかにも、自分が朝を楽しめない理由があったら、すべて書き出して、前の晩にできることはないか考えてください。
着るものも、持ち物も、はいていく靴も、すべて、前夜にスタンバイすれば、翌朝、それを身につけるだけです。
朝ごはんや弁当も内容を決めて、8割方作ってしまえば、朝、もっとゆったりできます。
たくさんのことを朝の忙しい時間帯にやっている人は、少しずつ作業を前倒しにしてください。必ず、余裕が生まれ、朝の清浄な空気をもっと楽しめるようになります。
2.早く寝る努力をする
寝るのが遅いと、朝、起きるのがつらいです。まあ、こんなことは誰でも知っています。
前の晩、早く寝れば、もっとストレスなく起きられます。
「朝、起きるのがつらい」と思っている人も、もっと早く寝ればいいことはわかっているでしょう。
では、なぜもっと早く寝ないのか?
朝、起きるのがつらいとわかっているのに、なぜ自分は早く寝ないのか?
その理由を自分で認識してください。
夜、いろいろなことをやっていると思いますが、それは、どれもとても大事なことですか?
夜、その時間にやらないと、生活が成り立たないから、遅くまで起きてやっているのでしょうか?
「朝起きるのがつらい」という代償を払ってでも、夜やらなければならないことですか?
人生で大事なものはいろいろありますが、健康もその1つです。
朝、すっきり起きられないとしたら、健康を後回しにしている可能性があります。
自分が毎晩行っている、「健康より大事なもの」って、何なのだろう? と考えてみると、「夜やらなくても大丈夫」と思えるのではないでしょうか?
睡眠の重要性について⇒睡眠と日中の生産性の関係(TED)夜しっかり寝ることは昼間の生産性をあげること。
3.毎朝、同じ時間に起きる
週末は、遅く寝て、遅く起きる人が多いと思いますが、朝起きる時間はいつも同じ方が、リズムがくずれません。
今朝、読んだニュースによると、毎日の睡眠時間に、1時間半以上のずれがある人は、規則的な睡眠をキープしている人に比べて、心臓病になるリスクがぐんと増えてしまうそうです。
このニュース⇒If you’re not sticking to a regular sleep schedule you’re hurting your health, study says – CNN
規則的な睡眠とは、1週間7日間の睡眠時間のずれが30分未満の睡眠です。
これは1つのリサーチ結果に基づいたニュースですが、以前から、だいたい毎日規則的に睡眠をとったほうが体に負担がない、と言われています。
私は、最近、起きる時間も寝る時間(つまり、布団に入っている時間)も毎日、同じですが、週末、朝寝坊をするより、このほうがラクだと感じます。
ちなみに、今は、9時半就寝、5時半起床です。1月はじめから、2月半ばぐらいまでは、9時半就寝、6時起床にしていましたが、5時すぎに目が覚めることが多いから、5時半にしました。
人によっては、毎晩同じ時間に寝るのは難しいかもしれないので、まずは起床時間を統一することから取り組むといいでしょう。
そうすると、夜、だいたい同じ時間に眠くなります。
4.寝室を片付ける
寝室がぐしゃぐしゃだと睡眠の質が落ちる、と以前、記事に書いています⇒寝室にあるごちゃごちゃした物を捨てて快眠を得る:プチ断捨離22
睡眠の質がよくないと、目覚めもよくありません。
それに、朝、目を開けて、最初に視界に入るものが、ぐしゃぐしゃごちゃごちゃした汚いものだと、一気に、生気を抜かれ、ふとんをひっかぶって、また寝たくなるかもしれません(現実逃避)。
家のあちこちが、ごちゃごちゃしている人は、まずは寝室を徹底的にきれいにしてください。
ここだけは、旅館やホテルを目指してみては?
枕もとに物をごちゃごちゃ置かず、ベッド下の収納もしないほうがいいです⇒ベッド下にあった収納ケース10箱を一気に捨てたきっかけ。
5.朝一番の愉しみを見つける
朝が楽しい時間になるように、朝起きたら何か楽しいことをしてください。
たとえば、
・好きな本を読む
・温かい飲み物(白湯、お茶など)を飲む
・水を飲む
・運動する(散歩、ストレッチ)
・瞑想する⇒『必要なのは10分間の瞑想だけ』~物より心が大切です(TED)
・何か書く⇒ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
・イラストを描く
・庭にある植物に水をやる
・玄関を掃き掃除する
ペットの世話も楽しいかもしれません。
私の母は朝起きると、庭に出て、何ごとかをしています。自分の畑から、野菜を収穫して、これだけ採れたとか、これは形がおもしろい、と言っているので、楽しみになっているようです。
ほんの小さなことでいいので、自分だけの愉しみを見つけてください。
私は、朝起きて、身支度したら、スクワットをして、それから30分~45分ぐらい趣味の語学をやってから、スロージョギングをしています。
私の場合はべつにスクワットが楽しいからやっているわけではありません。習慣になっているからやっているだけです。
6.前の晩に翌日のTo-doリストを書いてみる
前の晩、To-doリストのようなものを書いてみるといいかもしれません。
朝起きたときに、その日やることがわかっていると、前向きにタスクに向かうことができます。
以前、To-doリストの話を書いたことがあります⇒効率よく家事をするために私が心がけている7つのこと(現在の私のTo-doリストはもっとシンプルになっています)。
このあと、お便りをいくつかもらってわかったことは、若い世代(30代あたり?)の兼業ママたちは、To-doリストになじみがあるが、私と同世代の主婦は、To-doリストを知らない人もたくさんいる、ということです。
たぶん、そんなリストを作らなくても、毎日つつがなく生活できているのでしょう。
ですが、もし、「朝起きるのがつらい」と思うなら、「明日やること」を3つぐらい書いてから寝てください。
ポイントは、「明日やらねばならないこと」ではなく、「明日やること」を書くことです。
「明日、あれもこれもやらなきゃいけないんだ」と思うと、気分が重くなります。しかし、「明日、これとあれをやるんだ、楽しみだわ」と思うと、翌日が来るのが楽しみになります。
たとえば、
・お雛様を片付ける
・粗大ごみの収集スケジュールを調べる
・洗面所の引き出し1つを断捨離
こんなふうに書いておきます。
いま、自分がやっていることは、たいてい自分でやろうと決めたこと。
「子どもの昼ごはんを作るのが面倒だ」と思ったとしても、子どもを生むことにしたのは自分自身です。
自分が子どもと暮らすことを決めたのだから、主体的に子どもの世話に取り組めるはずです。
こう考えると、子どもの世話も、翌朝の到来も、うれしいことになります。
「しなければならない」と思わないすすめ⇒50歳の私が「ガラクタ捨てれば自分が見える」から学んだ3つのこととは?ミニマリストへの道(25)「2.「should」という言葉は使わず、「could」を使う」を読んでください。
7.ふだんからシングルタスクにする
「朝起きるのがつらい」とか、「月曜の朝が嫌い」という人は、「朝が来ると、あれも、これもやらなきゃいけないんだ、どれもつらくて大変なタスクなんだ、わ~~~~っ!」という思いが心の奥底にあるのだと思います。
朝 イコール 仕事がたくさん イコール つらい、悲しい、むなしい、という気持ちがあるから、朝起きたくないのです。
「あれも、これもやらなきゃいけない、わ~~~っ!」とならないために、ふだんから、何をやるときも、シングルタスクを心がけてください。
人間、どのみち、一度(その瞬間)に、1つのことしかできません。
いま、パソコンやスマホが、たくさんの仕事を高速でこなすので、自分もすごくたくさん仕事ができると錯覚をしている人がいます。
しかし、人間はアナログの生体ですから、パソコンのような働き方はできません。
1つずつ、順番にやるしかないのです。
シングルタスクにすると、「あれもこれもやる状態」ではなく、「あれが終わったら、これをやる状態」になるので、もっと気持ちに余裕が生まれます。
シングルタスクについて⇒1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ。
朝の過ごし方に関する過去記事もどうぞ
モーニングページの書き方、やり方を教えてほしいという質問の回答。
もっと早く子供に寝てもらうにはどうしたらいいですか←質問の回答。
朝のルーティン、50代ミニマリスト主婦の場合。書くことに時間を使っています。
汚部屋改善につながる朝の過ごし方。この5つの習慣がおすすめ。
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朝起きるのがつらくなくなる方法を7つ紹介しました。
朝起きるのがしんどいときは、たいてい睡眠が足りていません。睡眠時間を長めに取る、やることを減らす、寝室の片付けする、こんなことをやってみると、数ヶ月ののちには、改善されると思います。
夜、ゆっくりお風呂に入るのもいいですね⇒しっかり寝るために、理想の寝支度を考えて実践するススメ。
以前は、朝の3時半とか4時に起きていたときもありましたが、あまりに早く起きると、睡眠時間を十分確保できないので、いまは、わりと遅めに起きています。
夜、たっぷり寝ると、昼間、仕事がはかどるし、気分も充実します。睡眠時間が少ないという自覚がある人は、だまされたと思って、もうすこし長めに寝てください。