歯医者

歯の健康

最終更新日: 2020.02.8

歯が悪くなったショックから立ち直る方法←質問の回答。

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虫歯が進んだことがショックです。筆子さんはどうやって乗り越えていますか、という質問をもらいました。

歯が原因で起こる精神的ショックから立ち直る方法(引きずらない方法)をお伝えします。

まず、メールをシェアしますね。のびっ子さんからいただきました。

長いお便りなので、部分的に削っています。



虫歯が進行しました

件名:歯の健康について

お久しぶりです。

歯の健康のことでやってしまいました。

大切にしていこう!が最初の山を超えて5年目にして崩れていたため、虫歯の進行を抑えることができず、昨日の3ヶ月検診にて進んでいると言われました。

治療してもだめになるから観察するで終わったのですけど。

再治療の資金準備をはじめることにしました。

心が落ち着きません。

虫歯は自己責任だから、しっかりしようと落ち込む心を叱咤しているのですが、なかなかうまくいきません。

歯磨きや歯周病については、担当の歯科助手さんにほめられていましたので、ここに油断が大きく出たようで。

甘いものを気にせずとる、だるくて動けないとき栄養ドリンクを飲む、生活のリズムをくずす日が多くなってきた…ものを増やしていた…などなど、

考えれば思い当たるフシが多すぎて落ち込んでしまいました。

「この奥歯は危ないので経過観察をするけど、少しずつ進行はしていくよ」と言われてましたが、実際になるとショックなもので。

この、気にしすぎる、とらわれるはバセドウの症状ということがわかり服薬しております。

現状としては、奥歯がインレー(筆子注:詰め物のこと)になりそう? 穴がかなり大きくなった、前歯のうらの虫歯に穴があきそうな程度なのですが…。

私の周りの皆さんそこまで落ち込むことはないらしく、私がおかしいのか? と戸惑う始末です。

甘いものは食べても、体重管理、歯磨きはきちんとしていたのに、どうして普通に食べるものだめなのか…と心が落ちている部分もあります。

「神経質になっても仕方ないから気にするな!」歯科医の先生にはそう言われ帰宅しまして、その時は仕方なし、進まないよう努力しようと、心はそこまでないでいなかったのに夜辺りからじわじわとこう…後悔やら不安があがってきました。

切り替えて行動にうつす、持続していくことは難しいです。

まずは甘いものを取らない生活リズムを戻すから始めたいのですが、心が追いつきません。筆子さんはどのように乗り越えてますか?

教えていただけるとうれしいです。





のびっ子さん、こんにちは。メールありがとうございます。

「虫歯が進行しています」「歯にひびがはいっているから、このままだと抜歯です(私のこと)」「もう抜くしかありません」と言われるとショックですよね?

その気持ちはよくわかります。

私も何度もショックを受けました。

しかし、2、3日たてば、あきらめるというか、ショックがやわらぐというか、「まあ、仕方ないか」と気持ちを切り替えています。

だって、現実問題として仕方ないでしょう?

子どものころにもどって、はじめて生えた永久歯の歯磨きからやり直すなんて不可能なのですから。

というわけで、私は最初のショックがやわらいだら、とくに苦労することなく、もとの自分に戻っています。

のびっ子さんには、以下のことをおすすめします。

1.おおげさに考えすぎない

のびっ子さん、1通目のメールに、私の歯の治療体験を読んで泣けてきた、と書いていましたよね?

こちらで紹介⇒捨てる捨てないでさんざん迷って捨てたあとの心境がこれ。

2通目はこちらで紹介⇒虫歯じゃないのに歯が痛い。歯の痛みに対する正しい心の持ち方とは?

しかし、実際は、のびっ子さんは、まだ虫歯があるだけです。

私は歯の根に炎症がありました(しかも複数の根に)。この2つ、大きく違います。

まだ、起きていないできごとや、始まってもいない治療に対して、恐怖心をもったり、心配したりする必要はありません。

極端に考えすぎるのは、認知のゆがみのひとつなので、もっと客観的に物ごとをみる練習をするといいですよ。

認知のゆがみを紹介した記事を全部読み、自分の考え方にあてはまるところはないか調べてください。

今すぐ捨てたい根拠のない思い込み:10の認知のゆがみ、その1

ネガティブな人が陥りやすい思考のワナ:10の認知のゆがみ、その2

誰もが無意識のうちにやっているマイナス思考:10の認知のゆがみ、その3(終)。

2.歯に執着しない

何かに執着すると悩みが生じます。

フェイスブックやインスタグラムのフォロワー数に執着する ⇒ フォロワーが減ると、気持ちが落ち込む

きれいな部屋に執着する ⇒ 散らかす家族にイライラする

お金に執着する ⇒ 失う恐怖がうまれる、お金が入ってこないと心配になる

若さに執着する ⇒ 日々、衰える自分の容貌に不満がつのる

子どもの学歴に執着する ⇒ 勉強しない子どもに腹が立つ

状況が思い通りになることに執着する ⇒ 思い通りにならないとものすごく腹がたつ、逆にひどく落ち込む、自分が被害者に感じる

洋服やバッグ、靴、タオル、パジャマ、ペンなどの持ち物に執着する人もいます。

人間の根源的な悩みは、生への執着(死にたくない、年をとりたくない)から生じると思います。

よって、歯に関するストレスを減らす一番の方法は歯に執着しないことです。

人は、何かを失うのが嫌いだから、歯も失いたくないんでしょうね。

失うことが嫌いな話⇒授かり効果のせいで捨てられない物を捨てられるようになる考え方

歯は、毎日、食事をするときに使う大事なパーツだし、不具合があれば、ものを食べるたびに、感じるし、鏡の前でにこっと笑ってみれば、詰め物をした無様な歯がよく見えます。

だから、歯を失うことを怖がる人は多いのですが、でも、たかが歯です。

考えてもみてください。たとえ歯が全部なくなって総入れ歯になったとしても、命には別状ありません。

世間には、もっと深刻な病気にかかっている人が何人もいるし、生まれたときから、悲惨な状況の中で生きている人もたくさんいます。

歯のことで悩めるなんて、私たち、幸せなんですよ。

3.歯が悪いのは自分のせいではない

「虫歯が進行したのは、自分のせいだ」と思いすぎないほうがいいです。

確かに、口腔内の清潔を保つ努力をしないと、歯が悪くなります。

しかし、歯が悪いことが、100%、自己責任かというと、それは違います。

生まれつきの歯並び、唾液の質、口の形、骨の状態、歯の根の形(私の歯の根は複雑な形をしていると言われました)、

好きな食べ物(親が食卓にのせていたもの)、子どもの頃受けた歯に関する教育、人生初期にかかった歯医者の治療方針とスキル、その他、さまざまな要因のせいで、いまの自分の歯があるわけです。

その中には自分でコントロールできたこともあったでしょうが、コントロールできなかったことのほうが多いんじゃないですか?

私の夫は甘党で、毎日欠かさず甘いものを食べています。

チョコレート(大好物)、ドーナツ、マカロン、パイ、キャンディバー(ねっとりしたキャラメルが入ったビスケットをチョコレートでコーティングし、たいかにも体に悪そうなお菓子)などを。

毎日です。

ハロウィン用に買ってきたチョコレート菓子(1キログラム以上)も、結局、夫が、数日のうちに1人で食べつくしました。

こちらにお菓子の外箱の写真あり⇒出費がかさむ冬場にお金を使いすぎないための4つの準備。

しかし、夫には歯のトラブルはありません。

きっと血圧があがって、内蔵に脂肪がたまっていると思いますが、歯は丈夫なのです。

これは、生まれつきの体質によるものと思われます。

のびっ子さんも、「自分が悪かった、全部自分のせいだ」と思って、自分を責めるのはやめたほうがいいです。

よくブログに書いていますが、自分にはコントロールできることとできないことがあります。コントロールできないことをどうにかしようがんばると、ストレスがたまる一方です。

4.もとの習慣にもどるコツ

最後に、歯の健康に貢献するよい習慣に戻るコツを書いておきます。

・小さなこと(ベイビーステップ)から始める

・日々の行動を振り返る時間をもうける

・できれば、モーニングページや日記をつける(自分の思考や行動を客観的に見ることができます)。

ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ

日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています

・もっとも改善したいポイント(虫歯が進んだ最大の理由だと思われるもの)から手をつける

・プラス思考(できないことではなく、できたことに意識を向ける)

・いつ、どうやるか具体的なプランをたてる

以下の記事も参考にしてください。

断捨離でリバウンドしたあと、捨てる生活に戻るコツ。

新生活を言い訳に買い物しすぎた私のざんげ。態勢の立て直しはこうする。

それでは、のびっ子さん、お大事に。

歯に関する記事を読みたい人は、まとめからどうぞ⇒歯に関する記事のまとめ:歯肉炎、根管治療、そしてインプラント体験。

以下の記事もどうぞ

ものすごくつらい体験をして悲しい時に立ち直る10の方法。

立ち直る力(レジリアンス)を養う方法(TED)

強い心を持つ3つの方法。考え方の悪習慣を手放せばメンタルを強くできる(TED)

******

去年の春、右下の奥歯の歯の根の治療をして、大金が飛んでいきましたが、それ以降は、私の歯は小康状態を保っています。

今年は、3ヶ月に1回のクリーニング(年4回)と、年に1回の歯茎のチェックと、年に1回の歯一般の検診だけで終わるといいなあと思っております。





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