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これまでに書いた本のレビュー記事のまとめです。シンプルライフ、片づけ、断捨離、ミニマリズム関連の本を取り上げています。
私は一応、読書が趣味ですが、レビュー記事はそんなに書いていません。
なぜなら、断捨離や片づけとはまったく関係のない本を読むことが多いからです。しかし、いったんレビュー記事を書こうと思ったら、かなり力を入れて書いています。
読んでいただけますと幸いです。
本のレビューを書いた記事
『フランス人は10着しか服を持たない』から学んだ節約術
ジェニファー・L・スコットの2015年の大ベストセラーのレビュー。この本では、なんといっても服を10着にする話が注目を浴びたわけですが、私は節約術に関してレビューしました。
そんなにガツガツした節約ではなく、ごく常識的な方法です。
『minimalism 〜30歳からはじめるミニマル・ライフ』の感想~50歳のおばさんにも使える方法
ものすごく高給(年収1千万以上)を得られる仕事をやめて、ミニマリストになったアメリカの若者2人が書いた本。
わりと好きな本です。よりよい人生を生きるために、自分の足かせになっているものを1つ1つ手放していく、という考え方に共感を持ちました。
こんなに若いうちからミニマリストになっておけば、私の人生も違ったことでしょう。
断捨離生活のモットーは『収納』するより『捨て』なさい:ミニマリストへの道(12)
私の断捨離バイブル1冊め。2004年に手に入れ、読みながらかなり物を捨てました。2000年の発行なので、今読むとPC関係は古すぎて役にたちません。それでも、まだ持っており、たまにパラパラと見ています。
表紙にまだ幼かった娘が落書きしているので、記事では、あえて表紙の画像はのせておりません。
何でも捨てる私が暮しの手帖社の『すてきなあなたに』は断捨離せずに持っているわけ
『すてきなあなたに』は捨てない、と書いていますが、実はこのあと、第1巻を残して、ほかは捨てました。一番よく読んでるのが第1巻なので。
なにせ、この本、大きいので、4冊も持っているとかさばるのです。文庫本で出ているらしいので、日本に行ったら、チェックするつもりです。
ただ、昔は『すてきなあなたに』にのっている生活っていいな、と思っていたのですが、ミニマリストになって、だいぶ嗜好が変わってしまったので、もう読まなくてもいいような気もします。
『モノが少ないと快適に働ける: 書類の山から解放されるミニマリズム的整理術 』を読んで、だいぶ書類を断捨離しました
この本を読んでかなり書類の断捨離がすすみました。著者は重要な書類はスキャンしていますが、私はやっていません。
「『奥さまは魔女』よ永遠に」は楽しすぎるから捨てられない~断捨離せずに持ってる本2冊め
『奥さまは魔女』は大好きな番組で、本も英語版と日本語翻訳版を持っていました。が、後日英語版を捨てました。
この本に関しては、翻訳版のほうが、きめ細かい編集がなされていると思います。
近藤麻理恵の「人生がときめく片づけの魔法」の英語版の感想~ベストセラーの秘密は東洋の神秘にある?
こんまり先生のお名前は、なんとなく知っていたのですが、2015年になるまで本は読んだことがありませんでした。
なぜなら、当時すでに私はかなり物を捨ててしまっており、とくにこんまり先生の「片づけの魔法」を学ぶ必要性は感じていなかったからです。
しかし、オーディオブックを聞いてみたら、意外におもしろかったので、後日日本語版をキンドルで読みました。
靴下を丸めてじゃがいものようにタンスにしまってるクライアントがいる、なんて表現はおもしろいですね。靴下のことをじゃがいもに見立てている本に出会ったのはこれが初めてです。
『ガラクタ捨てれば自分が見える』で衝撃のスペースクリアリングに出会う~ミニマリストへの道(20)
私の断捨離バイブル2冊めです。カレン・キングストンは独特のユーモアがあるから好きです。風水には全然興味がありませんが。
捨てずに持ってる本もある~『サザエさんうちあけ話』の光と影
『サザエさん』は子供のころからの愛読書。この本はまだ所持しております。老眼のせいで、長谷川町子先生が細々と描いている小物がよく見えなくなりました。
この記事には、私の子供のころの話をたくさん書いています。
村川協子の「アイデア家事の本」で学んだ家事の効率化の3つの柱~ミニマリストへの道(24)
村川協子さんのこの本からは、仕事の効率化について有益なことを学びました。家事のやり方が書かれていますが、そっくりそのまま仕事に応用できます。
「楽しい人生を送るために、家事を効率化する」という考え方が好きです。ただ、料理に関しては、全く、影響を受けませんでした。
「ガラクタ捨てれば自分が見える」から学んだ心の断捨離~ミニマリストへの道(25)
これもカレンの本のレビューです。この記事に書いている3つのお片づけ習慣は、今でも「なかなかいい方法だ」と思っています。
阿部絢子の「モノ・人・お金 自分整理のすすめ」の感想~50歳からはお金にシビアになるべし | 筆子ジャーナル
消費生活アドバイザーの阿部さんも、若いころは、どんぶり勘定で生きてきたそうです。ちょっと驚きですよね。だって、消費生活アドバイザーで、生活研究家ですよ?
現在は、ドラッグストアでパートをしながら、年金をもらい、著述業も続け、堅実に、かつ精力的に生きておられるようです。
アメリカで近藤麻理恵(こんまり)の本が大人気~その本当の理由とは?
この記事では、アメリカでこんまり先生の本がなぜ受けているのか、ウォール・ストリート・ジャーナルの記者が話している動画を紹介しています。
和訳もつけていますので、英語の勉強にも使えます。
さらに、私が思う、売れている理由も付け加えました。
マドモアゼルいくこの「秘密のケーキつくり」~断捨離せずにまだ持っている本
結局この本も捨てました。お菓子を作るのやめてしまいましたからね。一時期は、かなり愛読していました。
マドモアゼルいくこさんの描く動物は、あまりかわいくないと思うのですが、その独特さ加減(オリジナリティ)が気に入ってました。
あなたは若さにしがみついていませんか?~阿部絢子流自分整理のススメ
「モノ・人・お金 自分整理のすすめ」のレビュー。若さにしがみついていると、お金は出ていくし、不安は消えない、と阿部さんは書かれています。まったくその通りです。
吉本由美の「一人暮し」術が、シンプルライフの参考書として威力を発揮した
片づけや断捨離の本ではないのですが、シンプルライフをめざすきっかけになった本です。
吉本由美さんの雑貨やインテリアの記事が好きだったので、1986年に発売されたときすぐに買いました。
かなり長い間持っていましたが、結局捨てました。とはいえ、中身はしっかり体の中に取り込みました。今でも、いろんなページの写真が頭に思い浮かびます。
梅雨で気分がスッキリしないあなたに~毎日5つだけ捨てて暮しを変える
この記事では、本田健氏の「きっとよくなる!」という本を紹介しています。この本から、「5捨て3処理(ゴステサンショリ)」を学びました。
これは、私独自の呼び方ですが、毎日5つ捨てて、何か3つ処理をする、というルールです。
どんなに小さなことでもやらねばならないこと、気になっていることを完了すると、とても気分がスッキリして、日々が明るくなります。
阿部絢子『家事名人の生活整理術』の感想~時短家事の秘密はシンプルライフにある
掃除の仕方や家事の方法が書かれている本です。そのあたりは個人的には、あまり興味がありません。
ただ、「便利な物をたくさん持てば家事がシンプルになるわけではない」という考え方に賛成です。基本的に、モノを減らせば、家事は劇的に楽になります。
「これがあると、便利かな?」と考え、際限なく便利グッズを買ってしまうと、結局、暮しにくくなります。
ガラクタをためこむ7つの弊害:不用品があなたをむしばんでいる~カレン・キングストンに学ぶ
カレン・キングストンは「ガラクタ捨てれば自分が見える」という本に、ガラクタが人生に与える悪影響の事例を19個も書いています。その中から比較的納得できる7つを紹介しました。
この本を読むと、ガラクタさえクリアすれば、人生はうまく行くように思うかもしれません。ですが、そんなことはありません。まあ、何をガラクタとみなすかにもよりますが。
しかし、不用品を捨てると暮らしやすくなり、物ごとに対して前向きになれるのは確かです。
やましたひでこの『基本の断捨離21のルール』をミニマリストの視点で読んだ感想
実は、断捨離提唱者のやましたひでこさんの本は、この電子書籍しか読んでいません。
海外にいるので、あまり日本の時代の雰囲気を肌で感じることができないため、「断捨離」という言葉も、知らないまま生きてきました。
断捨離は自分と物との関係性を見直すこと、というのは共感できる考え方です。その物が大事かどうかは、結局人が決めているわけです。
金子由紀子「引き算する暮らし」の感想
金子由紀子さんの本もこれ1冊しか読んだことがありませんが、金子さんがガイドをしているAll aboutの「シンプルライフ」の記事は、数年前によく読んでいました。
金子さんは、中庸というか、そこまで過激じゃない、ふつうの人の視点でシンプルライフを提唱しているので、親しみやすいと思います。
それでも、ふだん全然捨てることをしてない人や、無頓着に買い物をしている人は、「え、これ捨てるの?」と思ってしまうかもしれません。
村川協子「簡素な暮らしの家事手帖」の感想。老いてからでは間に合わない
村川協子さんの本、2冊目です。70代なかば(だと思うけど、もう少し年がいってるかもしれません)に書かれた本。お元気なんですよね、村川さん。
簡素と書いてありますが、経済的にもわりと豊かではないですかね?ご主人の年金がけっこう多いんですよね。村川さんももらっているだろうし。
私たちが年をとったときは、こんなふうにいかないと思います。
ドミニック・ローホー「シンプルに生きる」でフランス語とミニマリズムを同時に学ぶ
ドミニックさんの本はこれが初めてです。ちょっと翻訳ひどいな~と思う部分もありますが、言いたいことはわかります。
原書も買いましたが、全然読めてません。スラスラとは行かないですね。まだまだフランス語の勉強が必要だと思いました。
ドミニックさんは、良質なシンプルライフを提唱しているので、貧乏人の私とは、相容れない部分があります。だからこそ、金持ちのOLや主婦に受けたのでしょう。上等なものを1つだけ持つ、という考え方です。
片付け本というより哲学の本?ドミニック・ローホーの「シンプルに生きる」の感想
ドミニックさんの本、やはりフランス人が書いているだけあって、あまり実用的ではありません。まあ、捨て方も書いてありますが、私のようにすでに捨てている人間は、そのあたり、スルーします。
日本人や中国人など、アジアの人は、リアリストというか、「御託(ごたく)はいいから、早くノウハウ教えろ」「どうやって暮していけばいいのか教えてくれ」「すぐに役立つこと書けよ」という態度が顕著だと思うのです。
フランスは哲学の国ですから、ドミニックさんは、シンプルライフの背景にある思想を語りたいと思っているようです。
だから、ハウツー書ではなく、哲学書として読むとおもしろいのではないでしょうか?
「宿の春 何もなきこそ 何もあれ」という山口 素堂(やまぐち そどう)の俳句をはじめ、先人の言葉や、本からの引用がのっているのも、いかにも西洋の本です。
こんまりの「人生がときめく片付けの魔法」の英訳本で英語の勉強
これは本のレビューというより英語の勉強系の記事です。「ときめき」とか、「たたむ」といったこんまりメソッドのキーワードの英語をリストアップしてみました。
片づけと英語が好きじゃないと楽しめない、きわめてマニアックな記事です。
1ヶ月文句を言わない挑戦中:1月の30日間チャレンジ
この記事では、デール・カーネギーの「人を動かす(How to win friends & influence people)」という本にふれています。
1月の月間図書というか、1月はこの本をよく読んでおりました。人相手に仕事してる人はたまにこの本を読むと、ストレスが軽減されると思います。
2冊めです「フランス人は10着しか服を持たない2」の感想。シックとは?
ジェニファー・L・スコットの2冊め。この本の原題は”At Home with MADAME CHIC”で、家事やインテリアなど、家の中のことが、たくさん取り上げられています。
アメリカの住宅事情を知らないとピンと来ないのではないか、と思う箇所がたくさんあります。だから、「日本で翻訳は出ないんじゃない?」と思っていましたが、前と全く同じタイトルで出ましたね。
ジェニファーが「最初、自分の家が狭くて不満だった」と書いているその家、筆子的にはとても広いです。
ジェニファーは、もっと大きな家に引っ越したいと思っていたのですが、ある時、インドの女性の夢の家は「2BHK」である、というのを友達から聞いて、考えを改めます。
2BHKは、ベッドルーム(寝室)が2つに、ホール(玄関に続く廊下だと思います)、キッチンのこと。
一口にベッドルームと言っても、広いのから狭いの、美しいのからボロボロのまでありますが、ジェニファーのはきれいなベッドルームだと思います。
ジェニファーのライフスタイルも、ローホーさんとは違った意味で「上質な暮らし」なのでそのへんが日本で受けている要因の1つではないでしょうか?
石黒智子さんの台所にあこがれたが:ミニマリストへの道(52)
6~7年前は、石黒智子さんの家っていいなあ、と思っておりました。全面的に真似する気はありませんでしたが。
「栗原はるみさんの食器っていいよね、高くて手が出んけど」と思っていた時期もありました。
今は、あまり人の家やライフスタイルにあこがれることはなくなりました。若いうちは(50歳が若いかどうかは別にして)、自分が本当に願っていることと、周囲(親や世間)が自分に期待していることの境界線があいまいだと思うのです。
私の場合、物をたくさん捨てたら、自分が願っていることがよりはっきりしてきました。かなり自分軸が定まってきたので、ジェニファーのライフスタイル指南書みたいな本も、客観的に読むことができるようになったのです。