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買い物が多いとものが増えるので、「片付ける時間がない」「置き場所がない」「すぐに散らかる」「捨てられない」「判断に迷う」といった問題は、買い物のしすぎを解決しておけば、発生しません。
だから、汚部屋に悩むなら、ものの買い方を変えてほしいのですが、そのさい、一番有効なのが、日々のストレスマネジメントだと思います。
ストレス解消のためにものを買ってしまうことはすごく多いんです。
買い物のしすぎをやめたい人はもちろんのこと、シンプルに暮らしたい、汚部屋から脱出したいと思うなら、ぜひ、ストレスマネジメントに真剣に取り組んでください。
ストレスマネジメントは、日々のストレスに適切に対処することですが、特に難しいことはしません。基本は、ストレスをためないように気を配るだけでOKです。
私が効果があると思うストレスの管理法を7つ紹介します。
1.可能な限りストレスの元を取り除く
人は何をしていてもストレスを感じますが、特にいや~な感じのしつこいストレスをもたらすものは、元から断ってください。
バイト先に意地悪な先輩がいる、いつもネガティブなことしか言わない友人とお茶をしている。
こうしたことがストレスになっているなら、自分の力で取り除くことができます。
バイト先を変わればいいし、ネガティブな友人と会わなければいいだけです。
昔、LINEでのやりとりがストレスのもとになっているという読者がいましたが⇒不満やぐちをLINEしてくる友人と距離をおきたい←質問の回答。
このような問題は、相手をブロックすれば簡単に解決できます。あるいはLINEそのものをやめてしまうとか。
いったんSNSを始めてしまうと、その世界から抜けることができないと思うかもしれません。ですが、仕事上どうしても必要というのでない限り、LINEやXをやっていなくても、友人とやりとりする方法はいくらでもあります。
2.悪習慣を改める
「ああ、この習慣はよくないなあ、やめるべきだなあ」と思う習慣があるなら、積極的にやめてください。
よくないと思っていることを続けていると罪悪感が増しますが、これが大きなストレスの元になります。
たまに甘いものを食べて、「てへへ、食べちゃった」ぐらいの罪悪感ならいいですが、ゲーム、飲酒、喫煙、買い物、夜更かしなど、「やるべきではない」と思ってずるずる続けていることがあるなら、きっぱり手を切りましょう。
悪い習慣を断ち切る簡単な方法(TED)マインドフルネストレーニングのすすめ。
完全にゼロにする必要はありませんが、手放す方向に動いてください。
貴重な時間を使って自分がすることは、すべて、「やる価値・意義がある」と思うものだけにしたほうがいいと思います。
習慣を改めるときおすすめなのは、30日間チャレンジです⇒マット・カッツに学ぶ30日間で人生を変える方法~30日間チャレンジのススメ(TED)
1ヶ月なんて長すぎると思うなら、2週間でも1週間でも、3日でも1日でもいいです。
ものによっては「6時間」でもいいでしょう。
3.体を動かす
心がざわざわしたときは、体を動かしてください。
散歩、ジョギング、縄跳び、ストレッチ。いろいろありますよね。
体を動かすと気分転換できるし、エンドルフィンという脳内神経伝達物質が分泌されるので、幸福感やリラックスした気分を感じることができます。
エンドルフィンは、別名脳内麻薬と呼ばれるものでお風呂に入っても出るらしいです。
今、まだ寒いので、私は家でよくミニトランポリンをしていますが⇒ミニトランポリン歴1年7ヶ月の私が伝える、7つの健康効果
ジャンプしていると、すぐに頭がからっぽになり、リラックスします。さきほど、無理やり何かネガティブなことを考えてみようとしましたが、考えが続かずうまくできませんでした。
ただジャンプしているだけなのに、不思議ですよね。
運動は軽いものでいいですが、ハードな運動をしたいときは、ボクシングなんかもいいかもしれません。
ボクシングは道具がいるから、手軽とは言えませんが、以前、若いころから筋金入りのアルコール中毒だった女性が、ボクシングで立ち直った動画を見たことがあります。
4.健康的な食事を心がける
健康的な食事と書くと地味で楽しくなさそうに感じるかもしれませんが、食事はとても重要です。
バランスよく栄養を取れば、身体の機能がアップするし、血糖値も安定するし、腸内環境も整うし、免疫もあがります。
もちろん、脳の機能もよくなるから、ネガティブな考えの沼に入り込むことも避けられます。
とりあえず、ジャンクなものの摂取を控えてみてはどうでしょうか?
今、色とりどりのおいしそうなスイーツやお菓子が、簡単に手に入りますが、こういうのは嗜好品ですから、たまに食べるものであって、日常的にぼんぼん口に放り込むべきものではありません。
健康生活の天敵。ジャンクフードをできるだけ食べない7つの方法。
5.瞑想に類したものする
瞑想は何か特定の対象に意識を向けること。よくあるのは、呼吸に意識を向ける方法です。
『必要なのは10分間の瞑想だけ』~物より心が大切です(TED)
瞑想をすると心が落ち着いてストレスを軽減できるので、いつも心がざわついている人は、瞑想を試してください。
瞑想と似たようなこと、たとえばヨガやタイチーでもいいし、ただの深呼吸でもいいです。
私は塗り絵や、思ったことをだーっと紙に書き出すことも、瞑想と似た効果が得られると思います。
塗り絵といっても、作品を仕上げる必要はなく、そのへんにある紙に、丸やら四角やらを書いて、好きな色で塗りつぶすだけでも、気分が落ち着きます。
6.静かな環境に身を置く
音はけっこうストレスになるので、よけいな音を取り去って静かな場所でじーっとするのを試してください。
自分1人の時間を持つ5つの方法。時には他人の声や視線を断捨離する。
ラジオやテレビをつけっぱなしにする習慣がある人は、試しに切ってみることをおすすめします。音を切っても死にません。
部屋にある音を取り除けないときは、耳栓やノイズキャンセリングヘッドホンを使用するといいでしょう。
音を取り除くことができないなら、心地いい音や音楽を流すのもいいかもしれません。
雨の音や波が打ち返す音など。
このときBGMとして流すのではなく、その音に意識を向けてください。
7.ネガティブ1にポジティブ3
私たちはどうしてもネガティブなこと(心配、不安、後悔など)を考えますよね?
人はネガティブ思考を引きずるようにできている話と、そこから抜け出す方法(TED)
そこで、ネガティブなことを1つ考えたら、ポジティブなことを3つ考える練習をしてください。
「老後のお金がなくてすごく不安」と思ったら、きょうあったよいできごとを3つ思い出す、会社であったことを、帰宅しても怒っているなら、昔あった楽しかったことを3つ思い出すなど。
地道に練習していると、ネガティブなことばかり考える沼に落ちないようになります。
ポジティブ思考は学習できる。前向きになる4つのポイント教えます。
何かに悩んでいるときは、その悩みがどこまで深刻なのか考えてください。
先日、命にかかわらなかったら後悔しなくてもいい話を書きましたが⇒今を生きるために捨てたほうがいいもの3つ。
自分が毎日、すごく真剣に心配しているからと言って、それが重要な心配事とは限りません。
意外と心配する必要のないことを心配していることも多いのです。
今、すごく心配かもしれませんが、3年、5年という長いスパンで見た時、それは心配するに値することでしょうか?
何かに(きょう出会った店員の態度とか)にすごく怒っていたとしても、70年後には、高い確率で2人ともいなかったりするので、自分の貴重な時間を割いてまで怒る必要はないでしょう。
■関連記事もどうぞ
⇒自分ひとりでできる簡単な気分転換の方法、10選。買い物する代わりにどうぞ。
⇒私のストレスマネジメント3つ:余計な物を買わないコツ(その2)
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簡単なストレスマネジメントの方法を7つお伝えしました。
いつも書いているので、あえて書きませんでしたが、気持ちを紙に書き出すのもストレス軽減に役立ちます。紙に書き出して、自分が何に対して、どんな反応をしているのか客観的に見てください。
きょう私が特に強調したいのは、ストレスを軽減することを真剣にやってみるというところです。
ストレスがあっても、ちょっとがまんすればいいとか、一晩寝ればいいとか(私は一晩寝れば忘れますが)、軽く考える人が多いのですが、買い物しすぎる現実があるなら、ストレスマネジメントは絶対やったほうがいいです。
多くの人は、買い物習慣を変えるために、すでに「(買い物を)30日間待つノート」や「買い物リスト」を書いたり、クレジットカードを財布から取り出したり、ショップのメールの登録を解除したりしているでしょう。
こうしたことに加えて、ストレスマネジメントをやれば、鬼に金棒です。