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目に見えないガラクタの1つ、心の中にすくっているガラクタを片付ける方法を3つ紹介します。
ガラクタには目に見えるものだけでなく、目に見えないものがあります。
この2つは相関関係があって、どちらかを捨て始めると、片方も整ってきます。
まず、心のガラクタについて簡単に説明しますね。
心のガラクタって何?
心の中のガラクタとは、心の中にある、自分を毒す思いや感情、よくわからないイライラなど、心をスッキリさせないもののことです。
気分が重いときってありますよね? 心配ごとが、漬物石のようにどーんと心の中にある感じ。逆に、いろいろな考えが頭の中でとっちらかって、何1つまともに考えられないときもあります。
心のガラクタの例:
・極端なネガティブ思考
ものごとの悪いほうにばかり目を向ける考え方のクセです。
・完璧主義⇒完璧主義すぎるといつまでたっても部屋が片付かない理由
・強い後悔
・大きな罪悪感
・焦り
・イライラ、もやもや
・敵対心、嫉妬、ねたみ
・不満、恨み
・いきすぎた承認欲求⇒強すぎる承認欲求(人にほめられたい気持ち)を手放す方法。
このような気持ちが脳内で幅をきかせていると、いつも心が晴れず、もんもんとします。
すると、ストレスが増えて健康によくないし(ストレスが多いと、免疫系の機能が落ちます)、今やるべきことや、意識を向けるべきことに、気持ちがいかないし、毎日が楽しくないし、集中できないし、たいてい部屋の中も散らかります。
心の中にガラクタが多いなあ、と思ったら、以下のことをやってみてください。
1.頭の中にあるものをいったん外に出す
脳内がぐしゃぐしゃなのは、自分の部屋にガラクタがたくさんあって、散らかっているのと同じようなものです。
とりあえず、自分が考えていることを外に出してください。
それだけで、スッキリします。
外に出す方法:
紙に書く
気になっていることを紙に書き出すすすめは過去記事に何度も書いていますが、とても効果的なのでまた書きます。
やり方、書き方は問いません。
私がやっているのは以下の2つです。
ネガティブ思考改善にモーニングページがいい~今月の30日間チャレンジ
さらに、日記も書いています。
日記を書くことは心の断捨離に効果的。10年日記を使っています
それと、最近、いろいろなことをリストにするのもやっています。
たとえば、「この部屋にないほうがいいと思うもの5つ」、「自分のくせで直したいところ5つ」、「こんな寒い日に、最適だと思う簡単料理5つ」「娘にあげると喜ばれそうなもの3つ」「年をとってもやれそうな仕事5つ」など、自由にテーマを設定してリストを書いています。
モーニングページをおすすめすると、「朝の忙しいときに、そんなことやってられないわ。私は筆子みたいにひまじゃない!」という反応をする方がいます。
そのような人は、毎日好きなリストを書くといいかもしれません。けっこうおもしろいですよ。
人にしゃべる
家族や友達、場合によってはセラピストに、心の中にあることを正直に話します。
心配ごとなどは、信頼できる人にしゃべるとすっきりし、適切な助言をもらえれば、視界が開けます。
できるだけ、聞き上手な人、ある程度、だまって聞いてくれる人を選んでください。
独りでしゃべる
独り言を言う人は病気だ、と言われることが多いです。確かに、メンタルな病気のせいで、我知らず独り言をしゃべってしまう(制御できない)ことはあります。
しかし、意識的に独り言をしゃべるのは、頭の中のぐしゃぐしゃを整理するのに効果があります。
参考記事⇒ストレスに独り言のすすめ 考え整理、不安や怒り制御|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
人間はいつも、頭の中でしゃべっているようなものだし、それを声に出すか、出さないかだけの違いです。
私は子供のころから、独りでよくしゃべっていて(なりきり遊び)、いまも、家で、ひとりでいるときは、ぶつぶつ言いながらブログを書くことがあります。
あぶない人だと思うかもしれませんが、先に言葉を口にだしてから、ブログを書くと、早く文章を書けます(私の場合は)。
紙に書き出すのは面倒だし、話を聞いてくれる人もいない、なんてときは、独り言を試してください。
2.健康にいい暮らしをする
伝統的に、人は、「こころ」と「脳」を区別しますが、自分の考えていることは、すべて脳の機能が制御しています。
脳が健康であれば、自分で自分の人生をひどく邪魔するような行動には出ないものです。
脳の健康の底上げをすると、頭の中のガラクタも片付きます。
身体(特に心臓と胃腸)にいいことは、脳にもいいので、ヘルシーなライフスタイルを志向してください。
具体的には、以下のことをします。、
しっかり睡眠をとる
人が寝ているあいだに、脳は重要な仕事をしています。掃除したり、記憶を整理したり。
睡眠をないがしろにすると、文字通り、脳の中の掃除ができず、少しずつゴミがたまっていき、認知機能が衰えていきます。
運動する
運動が身体にいいことも過去記事に書いています。
運動をすると、すぐに気分がよくなるから、気分転換にもおすすめです。
明らかに身体に悪いものは摂取しない
健康にいい食べ物、悪い食べ物は、テレビの朝の番組の定番の話題ですが、「こんな場合のときはよくて、こんな場合は悪い」といった説明が多く、「いったい、どっちなんだ?」と悩むことも多いです。
明らかに身体に悪いものの摂取を控えるほうがいいと思います。
たとえば、タバコです。タバコは、心臓や肺によくないことは知られていますが、脳にもよくありません。
禁煙したい人が、なかなかタバコをやめられないのは、ニコチンに依存しているからです。この依存、もちろん脳の中で起こっています。
おおざっぱに書くと、タバコを吸うと、血液でニコチンが脳にはこばれ、ニコチンにぴったりはまる受容体が分泌されて合体し、ドーパミンが出て快感を感じます。
これがくせになっていると、ニコチンの摂取をやめると、気分が落ち込んだりイライラしたりします。
つまり、喫煙すると脳が変容するのです。
ちょっとタバコを吸わないと、イライラ、そわそわするなら、すでに依存しています。
たばこを吸うと気分がすっきりして自分のためにいいのだ、と喫煙者はいいますが、それはそういう状態の脳になっているからです。
ニコチンはもともと、タバコというナス科の植物の葉に含まれている成分(毒物)で、殺虫剤の原料として使われています。タバコ(植物)は、昆虫に食われないために、この毒物をそなえているのです。
そんなものを毎日、せっせと摂取していたら、からだにいいわけありません。
人と交わる
人間は、ほかの人と適度に交わったほうが、心の健康を保てます。
ふつうに社会生活をしていたら、いやでも、人と交流するので、ここはそんなに心配しなくてもいいかもしれませんが。
3.小さな目標を立ててクリアしていく
仏教では、人生とは苦しみだといいます。人の一生は苦しみの連続というわけです。
そう言われてみれば、そういうところもあります。
何かで安心しても、次々と困難が出てきて、心配したり不安になったりします。
きわめつけは、死ぬことで、死は突然やってきて、これまで培ったものはすべてチャラになります。しかも、死んだあとどうなるのかは誰にもわかりません。
そういう、先のよくわからない人生を、コントロールしようとすると苦しみが大きくなります。頭の中がネガティブな思考で占拠され、心のガラクタがたまるのです。
その状態を回避するため、自分がコントロールできる範囲の小さな目標を立てて、クリアしていくのがいいと思います。
現代はストレス社会と言われますが、自分にはできない課題や、自分が責任を追わなくてもいい問題を解決しようとするから、苦しくなるんじゃないでしょうか?
悪いのは自分ではない。自分を責めてもしかたがない4つのできごと。
それよりも、ちょっとがんばれば自分にもできることをやっていくと、満足感や達成感があるし、気分も上向きます。
人生のゴールが明確でない人も、こんな方角に向かっていけたらいいなあ、とか、こんな生活になったらいいなあ、という方向性を決め、そこへ到達するために、いまできそうな小さな目標を立てて、1つひとつクリアしていくといいでしょう。
考えても仕方がないことに思い煩う時間が減ると思います。
目標を持って、何かに取り組んだり、新しいことに挑戦するのは、脳にもいいです。
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心の中のガラクタを片付ける方法を3つお伝えしました。
自然に親しむ、瞑想する、デジタルデトックス、SNSをやめるといった方法もあります。
健康にいい暮らしをする(自分の身体を大事にする)というのは、いかにもありふれているし、地味だし、つまらないと思うかもしれません。
しかし、とても重要なことではないでしょうか?