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2回にわけて、部屋があなたについて語ることを、10個紹介します。
頭の中の状態が、部屋に投影される、とよく言われます。
実際、客観的に部屋を見回してみると、最近の自分の心理や暮らしぶりがわかります。
部屋が語っていることをキャッチして、本格的な汚部屋にならない前に手を打ちたいですね。
1.忙しい
散らかっている部屋の持ち主は忙しいことが多いです。
やることがたくさんあるので、掃除や片付けに手が回らないのです。
ただ、忙しいといってもいろいろな現象があります。
誰も強要していないのに、人の分まで働いたり、よけいなことをしたりして、自分から忙しくなる人がいます。
なぜそんなにいつも忙しいの?~忙しさを生む7つの理由と忙しくなくなる方法
自分がどんなに大変か、どんなに忙しいか、大変さをアピールするメールをいただくことがあります(書いている人は無意識です)、確かにその人は、いろいろな仕事をして大変なのです。
仕事をし、私なんかより、よほどしっかり家事をして、家族のサポートもし、趣味や友達づきあいもがんばっています。
しかし、本当に大変な人は、そもそも長いメールを書くことができないし、メールを書いている時間があったら、その時間を休息にあてて、心身ともに休むべきです。
つまり、うまく自己管理をすれば、たとえ忙しくても、「大変なのよアピール」をする必要がなくなるのです。
どんなに忙しくても、毎日24時間与えられ、その時間をどう使うかは、自分に任されています。
時間がないんじゃなくてやる気がないだけ。大事なことに時間を使う方法(TED)
「忙しいからぐしゃぐしゃもしょうがない」。そう、思うなら、主体的に時間を使っているかどうか、考えてみるとよいでしょう。
2.物が多すぎる
物が多すぎると、部屋がぐしゃぐしゃになる。
きわめてシンプルな事実であり、このブログでも、何回も書いています。
ところが、部屋がぐしゃぐしゃなのに、自分が物を持ちすぎていることに気づかない人がいます(本当です)。
物が多すぎるのではなく、収納スペースが少ない、と思っています。
または、自分は整理整頓や片付けが苦手だ、自分はずぼらちゃんだ、だらしない、几帳面じゃない、夫や義理母のせいだ、と思っています。
私、筆子は格別几帳面でも、掃除好きでもありません。むしろ、掃除はあまりやりたくない、と思うほうです。
ですが、寝る前に部屋はスッキリときれいになります(そうしないと毛布を敷くことができませんが)。インテリア的に素敵かどうかは別にして。
物の数が少ないから、散らかしても、数分あれば、片付くのです。
「いつ見ても、部屋がぐしゃぐしゃだ」と思うなら、物が多すぎるのではないか、と考えてみてください。
いま、ピンと来なくても、半分ぐらい減らしてみると、私の言っている意味がわかると思います。
減らし方⇒まとめのまとめ:捨てるコツをぎゅっと詰め込みました。
3.疲れている
心も体も疲れていて、部屋のことまで手がまわらない。
何にも興味がなく、もうどうでもいい。
疲れて、軽いうつになると、部屋が乱れます。食事のあとに、お皿を洗わない、買ってきたものは袋に入れっぱなし。抜いだ服は床に脱ぎっぱなし。
コーヒーを飲んだカップは、置きっぱなし。
やりっぱなし、出しっぱなしの世界に生きていませんか?
疲れている人におすすめなのは、とにかく休息すること。
睡眠を取ることです。
満たされない心をいやすために、オンラインで、安いものを探して、買い物したり、ドラマやYouTube、SNSをだらだらと、まるでゾンビのように、いつまでも見たりするのは逆効果です。
そのようなことはいっさいやめて寝てください。
私も、毎朝、ネットでプチプラの物を探していた時期が、短期間でしたが、ありました。
朝から頭がどんよりして、今思う、とあれほど非生産的で、こころが疲れることってないわさ、と思います。
ゾンビになるのはやめ、本当の意味で心を満たす行動をしてください。
心を満たすために読むといい記事:
⇒ストレスによる買い物をやめるために、心を満たす方法(その1)。
⇒自分の価値観に沿った暮らしをするには?:心を満たす方法(その2)
4.無視を決め込む
部屋がぐしゃぐしゃなのに、見て見ぬふりをしている。つまり、無視していると、部屋はますます汚くなります。
無視するとは、興味がないことであり、愛情を持たないことであり、ネグレクトすることです。
部屋は、人間の子供のように、衣食住の世話をしなくても、病気になったりはしません。
しかし、目に見えないところで、少しずつ劣化しています。
日当たりも、風通しも悪い部屋。食べ物の容器がそのままになっている部屋。古いマンガ本が押入れにびっしり入っている部屋。
そんな部屋は、ほこりがたまり、虫がわき、カビがはえます。
ベッド下に置いていた収納ケースの中身に虫がわいていた、というメールをいただいたことがあります⇒ベッド下にあった収納ケース10箱を一気に捨てたきっかけ。
この方は、べつに住環境を無視していたわけではありません。
収納ケースに入れてしまっていたのですから。
しかし、自分では、整理整頓しているつもりでも、簡単に虫はわくのです。無関心のせいでほったらかしにしていると、部屋も中にある物も、どんどん朽ちていくでしょう。
そして、その状況が自分の心をむしばみます。
無視している人におすすめなのは、ほんの少しでも自分の部屋に興味や愛情を持つこと。
自分の家を好きになる6つの方法:汚部屋にしてしまうのは愛情が足りないから
いろいろ気に食わないところがあるのかもしれませんが、部屋は、毎日、雨風をしのいでくれるありがたい存在です。
部屋との関係はこれからも続くでしょう。
部屋を大事にすれば、その結果は自分に返ってきます。
断捨離に行き詰まったら、風通しのよい部屋にすることを意識してみる。
5.気が散っている
あれやこれやに興味関心が向いていて、どれも中途半端な状態です。
そのような人の部屋には、趣味グッズが中途半端に集まります。
多趣味なのは悪くありませんが、ほかの要因(買い物好きなど)があり、汚部屋傾向が強いなら、少数の趣味にしぼってはどうでしょうか?
趣味グッズをたくさんスタンバイさせておいても、人間は1度に1つのことしかできません。
放置している趣味グッズがあったら、当面使わないものはすべてまとめて、箱詰めし、執行猶予箱として、邪魔にならない場所に置いておくのも1つの手です。
執行猶予箱とは? ⇒ 夏のあいだに新しい習慣を身につけるすすめ。自分の夏休みのテーマを決めよう。
人は、自分が好きなことは、たとえ止められてもやるので、使いたいものがあれば、箱から取り出して使います。
多方面に気が散って、肝心のことができない人は、今、目の前にあることに集中するマインドフルネスをおすすめします。
マインドフルネスとは? ⇒ 落ち着いて、注意を向けて、ありがとうと言う、その方法(TED)
意識して、シングルタスクをするようにすると、片付けを始めたのに、雑誌や手紙を読み始めたり、郷愁にふけったりすることを防げます。
シングルタスクとは? ⇒ 1つずつ仕事を片付けよう。シングルタスクをする7つのコツ。
汚部屋を片付けるのに役立つほかの記事
しないほうがいい言い訳をしていることに気づけば、汚部屋から抜けられる。
収納をがんばりすぎる人がよくやる6つの間違い。結局、汚部屋になります。
どうしていつもぐしゃぐしゃなのか?あなたの家が片付かない最大の理由はこれ
物をためこむ暮らしから抜け出す5つの具体的な方法(汚部屋改善)
もったいないから捨てられないという人へ。それは自分の人生で本当に大事なものなんですか?
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☆後編はこちら⇒部屋はこころの鏡。ぐしゃぐしゃの部屋が映し出すあなたの内面(後編)
部屋の様子が、そこに住んでいる人の考え方や生活を語っている、という内容をお届けしました。
たとえ、自分の部屋が嫌いでも、いま、ほとんどの人は、ステイホームせざるを得ません。
「家」という意味の、ハウス(house)と、ホーム(home)の違い、知っている人も多いでしょう。
ハウスは、単なる家という建物で、ホームは、家にある生活(家庭とか)を意味します。
自分が住んでいるところには、自分なりの生活が繰り広げられているのです。
ホームを大事にすることは、自分を大事にすることです。
ステイホームしながら、居心地のよい部屋を作ってください。